「日本国」という名の山があるのを御存知ですか。
それは山形県と新潟県の県境に位置しています。山の名前はそのものズバリ「日本国」です。名前の由来は諸説あるそうですが、聖徳太子に関わりがあるとの話もあります。
新潟県の日本海沿いにひたすら北上を続けた北端に山北町があり、そこからこの山に登ることができます。また、山形県温海町にも登山道が整備されています。標高は555.4mと手頃な高さであり、ハイキング気分で登ることができます。2時間弱もあればゆっくり登り切ることができます。
「日本国」の制服を目指して登ってきました。(04.06.20)
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山の名前はすごいものですが、山自体はそれほど高くもなく、手軽に登ることができますが、関東近辺にある低山と違うのは自然環境の状態です。登山口は杉などの植林が多いものの、中腹はブナの原生林が生い茂っており、登山途中にはクマゲラと思われるドラミングの音も聞こえてくるという豊富な自然の中にあります。
山の名前につられて登ってきましたが、なかなか味わいのある風景もあり、素敵な山でした。
日本の国の行く末を考えるのであれば、年金改革法案などでつまらない争いなどせずに、この山の頂上で素晴らしい日本海の眺望などを眺めながら国会などを開いてくれれば良いアイデアも浮かぶのではないか、などと、ふと感じた一日でした。(04.06.20)