2010年を迎えて
新しい一年が始まりました。友の会にとりまして、2009年はまさに記憶に残る署名活動を開始して、たくさんの方々と出会い、知り合い、励まされ、勇気づけられ、そして駆け足で走り抜いた気がいたします。なにより、表皮水疱症という名前が、社会に広く知られるようになったことは、患者である私自身にとりましても、計り知れない希望をもたらしてくれました。
多大なるご支援に支えられ、2010年は、患者と家族にとって、ひとつひとつの願いを、確実に叶えていけるような取り組みを目指したいと心新たに決意しております。
まずは、署名活動の報告です。
厚生労働省への医療ケア援助要望の2回目の陳情と署名の提出は、2月上旬の予定で日程調整を進めております。署名にご協力いただいている全国のみなさまには、1月末を目途に、事務局まで郵送、あるいはメールを送っていただきたく、よろしくお願いいたします。
12月末時点での署名総数は、45万筆を超えました。
直筆の郵送は、会員家族の職場や通学中の幼稚園や学校、同窓生、さらには看護学生、医療機関、企業、ボランティアグループ、新聞記事を見た地元の方々から多数寄せられております。また、ネットやブログでの紹介・回覧を通して署名に協力したいと、お名前を書き込みする方々は、毎日、絶えることなく事務局アドレスに届けられております。「ありがとうございます」、そして「がんばります」と、毎日、署名お一人お一人のご厚情に触れる幸せを実感させていただいております。
私たちの要望は、たいへん簡単です。
毎日全身交換するガーゼは、一生必要です。皮膚代わりとなるガーゼは医療費扱いとしてほしい。なぜなら、皮膚を覆うガーゼがなければ、また、そのガーゼも適切に使用されなければ、感染症や合併症にもなりやすく、治癒が遅れると栄養障害や機能障害も進行し、生命に維持さえ困難になるのです。表皮水疱症患者にとって、ガーゼや包帯等の被覆材(ドレッシング材)は医薬品であり、医療機器だと認識してほしいのです。
また、メーカーやタイプを問わずにさまざまなドレッシング材や包帯等を使えるようにしてほしい。一口にガーゼと言っても、皮膚や傷の症状には個人差があります。水疱、びらん(ただれ)、痒み、痛み、拘縮、出血、化膿、炎症、感染、さまざまな状態に合わせて使い分けることのできる、早期治癒・簡便・効率を実現する医療支援システムをつくってほしいのです。
2010年度の活動では、国の医療援助実現と同時に、病院・専門医・専門看護師・医療機器メーカーとのネットワークの構築を目指し、勉強会やセミナー、交流会、チャリティイベントの開催などを通して、社会への理解とご支援を深めてまいります。
今年も、たくさんの皆様方のご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします
表皮水疱症友の会DebRA Japan
代表宮本恵子