【みっぴーの安曇野見聞録/一日目】
皆様お久しぶり。ごきげんいかが?みっぴーです。今回はここ、長野県南安曇郡穂高町にやって来ました。が・・・しかし・・・。
ご覧のとおり、雨降っちゃってるのよ。もう10月も末だっていうのに、台風23号が日本列島に上陸のおそれアリ、ですって。その上、だんだんこちらにも近づいて来ているらしいの。ついてないわぁ。
そういえば、ここに来る電車の中で尹ちゃんが言ってたわ。「私・・・普段の行いが悪かったのかなぁ・・・」って。そしたらね、それを聞いたEN-SHOW君が「ごめん・・・俺がオナニーしすぎたせいかも・・・!」って・・・ちょっと!何をこんなトコロでオナニスト宣言してるのよっ!乗客の人々みんなこっちみてギョっとしてるじゃないのよっ!あー恥ずかし・・・。
さて、そんなわけでねぇ、穂高駅に降り立ったはいいけれど、山が全然見えないのよ。非常にガッカリだわ。だってね、実は私、今までにも穂高には登山で何度も来ていてさ、その度に何と言うか、北アルプスの雄大な山々のパノラマを眺めては故郷に帰ってきたかのような感慨に浸っていたのよね。そう、帰るトコロを持たない孤独なさすらい人、みっぴーにとって「北アルプス銀座」の異名を持つここ安曇野は、第二の故郷みたいな存在なのよ。それなのに・・・雲で隠れて山が見えないなんて・・・。何のために帰ってきたのよ・・・って感じ。
ちょっと意気消沈しながら、とぼとぼと歩き出す私達。リュック背負って、傘さして。まぁ天気は悪いけどせっかく来たんだから、美味しいお蕎麦でも食べましょうよってワケで、贔屓のお蕎麦屋さんを訪ねると・・・なんてことなの!・・・そのお蕎麦屋さん、無くなっていたのです。あぁ・・・残念すぎて言葉もないわ。仕方ないので他のお蕎麦屋さんに入って、一先ずは腹ごしらえよ。外は寒いから、今日は温かいお蕎麦が食べたいわね、というわけで、みんなで山菜そばを注文しました。で、やがて運ばれてきたお蕎麦を食べはじめて気がついたんだけど・・・山菜に虫が付いてる・・・。なんかこう、ニョロっとした虫が。「加熱されてるから大丈夫だよ」ってEN-SHOW君は言ったけど、みっぴー、お残ししちゃった・・・。お蕎麦もコシがなくてちょっと残念。
というわけで、半泣き状態でお蕎麦屋さんを出た後、私達が向かったのは穂高駅から歩いて7〜8分くらいのところにある碌山美術館。
上の写真は本館の入り口です。ここに展示されているのは1879年に穂高に生まれた彫刻アーティスト・荻原守衛(碌山)さんのデッサンや彫刻作品が大部分です。ニューヨークやパリへの留学経験がある方だけあって、伸び伸びしていて斬新な作品が並んでいます。特に「女」という作品はどの角度から見ても生生しい情感に満ちていて、圧倒されますわよ。重要文化財にも指定され、日本近代彫刻の最高傑作と称されているとのこと。個人的には「坑夫」という作品が歌手の平井堅に似ていると言って内輪で盛り上がったのが楽しかったわ。
ところで・・・雨、ますます本降りになってきちゃった。どうする?ちょっと早いけどホテルにチェックインする?そういえば、その昔、「お前にチェックイン」という歌を歌っていたジュリーこと沢田研二はこの際、思い切ったシェイプアップが必要じゃないかって気がするんだけど、皆さんはどう思う?
ま、そんなこんなで送迎バスに乗って。ホテルの部屋に到着〜のみっぴー。お茶飲んでリュックの中のお菓子食べてダベリング。・・・ん?ちょっと待って!おやつは300円までだったハズよ!
2004-11-01
【回目録】 (C) 尹HM. 版権所有・不准転載.