けえき(はぁと)

素人くさいケーキだな…

 

ラブリー百科事典」2巻 その10
おキツネさまの憧れ
白くてふあふあのくりいむがのってていちごとかのってるあれ
ごくシンプルな、いちごのショートケーキです

 

 ■ 材料


◆直径18cmの丸型
卵……………………3個
グラニュー糖 ………80g
薄力粉 ……………80g
食塩不使用バター…20g
(デコレーション用)
生クリーム …………1パック
いちご………………1パック
グラニュー糖 ………15g
キルシュ ……………小さじ2

 ■ 作り方

  1. 下準備。小麦粉はふるい、バターは湯煎で溶かす。ケーキ型に油を塗り、紙を敷く。オーブンを180℃に温める。

  2. 生地を作る。ボールに卵を解きほぐし、グラニュー糖を加えて混ぜ合わせる。湯煎にかけて、卵液を温めながら泡立てる。

  3. 人肌ぐらいになったら、湯煎から外して、更に泡立てる。生地が白くもったりして、泡立て器を持ち上げて「の」の字が書けるまで、しっかりと泡立てる。

  4. ふるった小麦粉を一度に加え、ゴムベラでボウルの中心から「の」の字を書く要領でさっくり混ぜる。

  5. 粉が見えなくなったら、バターを全体に回しいれ、バターの筋が見えなくなるまで、ゴムベラでさっくり混ぜる。

  6. 生地を型に流し込み、180度のオーブンで25分焼く。

  7. 中央を軽く押して、弾力があれば焼き上がり。型から外し、紙もはがして冷ます。

  8. デコレーション。いちごは飾り用に7〜8個残し、あとはへたを除いて縦半分に切る。

  9. 生クリームは、グラニュー糖とキルシュを加えて八分立てにする。

  10. 完全に冷めたスポンジを、厚み半分に切り、いちごを並べ、生クリームの半分を塗ってサンド。

  11. 残りの生クリームを全体に塗り、上にいちごを飾る。

 ■ ポイント

  • さて、これを書くにあたって、以前からうすうす気になっていたので、何となく調べてしまった薀蓄を。

  • ショートケーキshortcakeのshortは、ホールケーキを切り分けたカットケーキのことではないんですね。じゃあ、何だ、となりますと、諸説ありまして、

    1. short=もろい、ほろほろした、口当たりが軽い、という意味で、スポンジがパウンドケーキなどと比べると軽いことからついた。

    2. お菓子をさくさくさせるのに使う、ショートニングという油をよく使っていたことからついた。(ショートニングのショートも、1と同じ意味です)

    3. 生クリームや生フルーツを使うので日持ちが悪いことからついた。(ということは「短い」という意味?それともすぐに駄目になる=もろい、ということ?)

    4. 短時間で出来るから。(イギリスには何と、8週間かけて作る、伝統的フルーツケーキがあるのだ)

  • まあ、見付かった説を並べただけので真偽の程は知りませんが、ともかくカットケーキのことではないんですね。ちなみに、日本では、ショートケーキというとスポンジ生地で「白くてふあふあのくりいむがのってていちごとかのってる」のがスタンダードですが、これは日本オリジナルだとか。イギリスのショートケーキはサクサクした感じに焼いたビスケット生地、イチゴ、生クリームを重ね合わせたもので、これを日本人の好みに改良したらしいです。不二家の創始者が最初に作ったとか何とか。

  • 電動泡立て器があるとめちゃめちゃ楽ですね〜。卵液を温めるのなんか省略だ。

  • こういうケーキだと、生クリームは植物性脂肪の方が軽くて美味いと思う。動物性だとちょっと重くてぼそぼそするしね。それに植物性のが安いし。

  • 最近慣れましたけど、「けーき」を変換して、「けえき(はぁと)」とか「白くてふあふあのくりいむがのってていちごとかのってるあれ」が出て来ると、驚くというか悔しいというか。あと、よく、「〜しましょう」のつもりで「しょう」を変換して「ショウ=キャンベル」になっちゃうのが面倒です(笑)。覚えてれば心の準備が出来るんだけど、たまに不意打ちに出て来ると、騙された気がしてくる。「It’s my special Juice!」にもよく遭遇して困ります。

トイズ・ヒル店