2001年11月

 

11/2(金)
日が暮れるのが早い。昨日から大掃除をしている。押入れや棚から、ものを引っ張り出してきて、現在、足の踏み場がない。昨日もこんな状態で寝た。いつ片付くんだろう。ものが増えている。5ヵ月後には引越しをするのかと思うとうんざりする。この部屋に来たときは、1m×1m×2mの単身パックで来たのに。

11/3(土)
本を買い集める癖がついて、集めてないと落ち着かなくなってしまった。最近、森下裕美「ここだけのふたり!!」を古本屋で、初版を100円で買うことに勢力を注いでいたのだが、全8巻が揃ってしまった。そうしたら、しばらくは買う予定の無かった一條裕子(格調高い装丁の本が多いので、勢い高いのだ)を集めることになってしまった。彼女の本は高い。古本でも高い。半額でも高い。半額でも600円する。いくらブックオフでも100円では売らないだろう。どないしよう。100円で買っていた日々は何だったんだ?

11/4(日)
やっと部屋が片付いた。

11/5(月)
今クールのドラマでは「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜」を見ています(急に丁寧語)。非常に私好みのドラマです。張り巡らされた伏線。理不尽なことが一つも無い話の作り。奇妙な間。とても計算が行き届いていて、安心して見ることが出来ます。まだ原作本は読んでないのですが、どうなることやら。そして今日初めて気が付いたのですが、エンディングで、その回のモチーフをさりげなく組み込んでいるのです。スタッフロールの後ろに、その回のシーンを抜粋して流している、というのはよくある手ですが、エンディング用のオリジナルの映像で、細かいところで回ごとの要素を付け加えているのです。編集が大変だろうな、と思います。

11/6(火)
映画「冷静と情熱のあいだ」のCMをやたらと見る。公開まであと4日とカウントダウンまでしている。まあ別にいいのだけど。角川映画だしさ。しかし、崇がユースケサンタマリアというのが解せない。何故そんな軽薄そうな人が。

11/7(水)
猫が、膝の上で寝てくれるようになった。

11/8(木)
猫は炬燵で丸くならずに、でろ〜んと手足を伸ばして寝る。
というわけで炬燵を出した。

11/10(土)
私の足はとても丈夫だ。幅広で甲高で土踏まずもちゃんとある。先が尖った華奢な靴など履けやしない。多分、骨が太いのだろう。顎も立派だし。健康的な感じがするのでそんな足だが割と気に入っている。そういう足の持ち主には、おのずと履ける靴が限られる。大塚製靴のハッシュパピーはそんな人向けで3年ほど気になっていたのだが、ようやく1足買った。とっとと買えよ、という感じだが。でも靴って傷み始めても取り敢えずは履けるし、生活に余裕無いと、あんまり積極的に買わないものだよね(同意を求める)。靴を買ったのは実に2年ぶりであった。実は現在よく履いているスニーカーの様なもの(スニーカーの定義を知らないので曖昧表現)は、その昔母親が登山(軽登山)に使っていたもので、中学生の時にお下がりに貰って、その後5年ほどはたまに履いているだけだったんだが、なんと10年も付き合っているのです。長いよ。よく考えたら、こんなに長い間使ってるもの他に無いよ。今日買った靴はそのスニーカーの後継となるものなので、ちょっと興奮してずらずら書きました。

11/12(月)
「アンティーク」再び。エンディングの曲が、回によって違うことに初めて気付く。いつも何かしながら見てたからな。凄い凝りよう。

11/14(水)
映画「冷静と情熱のあいだ」を見に行く。水曜なのに混んでいる。いつもあまりヒットしない映画を、小さな映画館に平日に行くので、席なんか選び放題なのだが、今日はそういう訳には行かなかった。そうか、話題なのか。設定が微妙に違うけど、上質な映画だった。何より、イタリアを映像で見られるところが良い。ただし、映画は順正メインなので、rossoは買ったけどbluは借りて読んだだけ、という人間にはやや淋しい。でも、原作順正より、竹野内豊の方が男っぷりが良くて好印象。原作は軟弱な感じがしてあんまり好きじゃなかった。で、細かいこと徒然。
○あおいから、ミラノで生まれ育った、という要素を抜いてしまうと、ミラノで暮らしてる必然性が無くなるよね。
○マーヴが、あんなおっさんだとは思ってなかった。何となく、ナイーブで、いつも笑顔の青年かと。でも、年を考えるとあれぐらいだよな。
○椎名桔平の高梨の意地悪さが良い。
○崇は、崇じゃなかったけど、楽しい存在でした。
○でもさー、約束の前に2人があんな風に会っちゃ駄目だよ。あおいは、いつ何時でも、順正に会ったら、たちまち「東京」に戻ってしまうはず。冷静なんか、保てないはず。
○チェロ弾いてる傍で、ああいう事されて思い出になってるってちょっと嫌だよね。俺は君たちの伴奏役か!?みたいな。

11/15(木)
森博嗣「有限と微小のパン」講談社文庫を買う。講談社文庫が15日発売で嬉しい。去年は「幻惑の死と使途」と「夏のレプリカ」を買った。来年は「人形式モナリザ」を買うだろう。

11/16(金)
コートを、しわ取りも兼ねて出す。そうしたら、直径5mmほどウールの部分が虫に食われていた。買った時に付いてきた余り布を切り抜いて、ボンドで貼って、アイロンをかける。そうか!こういう時のために付いてくるのね。初めて活用された。それにしても買ってから使うまで3年もかかるなんて、健気な。

11/17(土)
テレビをつけっぱなしにしていたら、「TRICK」の二人が出て来て、来年1月から「TRICK2」をやるらしい。まあ。

11/21(水)
大学には、大きな銀杏の並木がある。今は、少しの緑を残してほぼ黄色だ。

11/22(木)
CD「冷静と情熱のあいだ Rosso 〜ミラノに似た孤独〜」を買ってくる。江國香織が、Rossoをイメージした選曲集。作者プロデュースとあるが、この人ほどプロデュースという言葉が似合わない人はいないだろう。実際にどういう仕事をしたのか知らないが。イメージとして。ジャケットが割と安易。映画のサントラも買おうかなあ。ところで、サティのジムノペディ♯1が、馴染みのあのメロディだったことに気付く。クラシックだと、メロディとタイトルが一致してないのはよくあることだ。

11/23(金)
SUICAイオカードの発売記念限定バージョンは、宣伝に使われている、あのペンギンのイラスト入りだ、ということを、たまたま買った人に自慢されて知る。見せてもらったがとてもラブリイ。是非欲しい。そして、改札でSUICAの誘導をするJR職員には是非、あの着ぐるみを着て欲しい。ところで、あのお兄ちゃんは誰?

11/24(土)
初めてタコスを食べる。あ、ドンタコスって、タコスの味を上手く再現してるんだね!

11/27(火)
とても天気のいい日でした。すっかり寒くなって冬です。卒業研究の締め切りがそろそろ迫っているので、冬なんか来んなよ!とずっと思っていたのですが、いい加減諦めました。冬もいいですね。もともと、季節の移ろいが好きで、いつもは、花が咲いただの葉っぱの色が変わっただのを眺めているのですが、今年はすっかり見逃してしまいました。何しろ、冬になって欲しくなかったもので。

11/29(木)
最近、CMに当りが多いなあ。中でも、サランラップとジップロックのシリーズは、最初の「♪炊き立てを、ラップして〜ジップして〜フリージングして〜チンよ〜」からして飛ばしていてかなり良かったが、シリーズを重ねても、キレがある。最新の「冷蔵庫発掘編」なんか、凄すぎ。そうか、学会に発表できるのね。

 

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