2001年10月

 

10/2(火)
満月。月は小さい。

10/4(木)
蒟蒻畑の、田んぼ道をマーチングバンドが歩いていくCMが気になる。あの下手さ加減はなんなのだろう。どうやってあの子達を集めたのだろうか。

10/5(金)
家のそばで、黒い仔猫を見かけた。隠れてしまったのだが、飼えないだろうか。その猫とは別に、ずっと家の回りに住んでいて、ちょくちょく見かける猫が、気まぐれに私の家の中に入ってきた。食べるものをやって、しばらく家の中にいたが、そのうち出て行った。

10/6(土)
お菓子を作るべく、生クリームを泡立てる。1人暮らしの悲しいところで、当然、電動泡立て器を持っていない。しかも、いつもは乳脂肪のものを買うのだが、安かったので植物性脂肪のを買ってしまった。当たり前だが、なかなか泡立たない。この泡立ての作業中、私はいつも殺気立つ。メレンゲを作る時など特に。泡立てながら、「女の子がお菓子を作るのは可憐なイメージ」というのは、幻想だといつも思う。きっと、可憐な女の子は、電動泡立て器を持っているのだろう。

10/8(月)
「おしまいの日」日記。例の猫と距離が縮まる。夕べなど、お腹が空いたら、窓をどんどんと叩いてやって来た。奴は、野良猫通い猫歴が長いらしく、人の家での過ごし方をやたらと心得てる。今日はずっと雨なので家の中にいたいらしく、私のベッドの上で寝ていた。猫に不慣れな私は、猫の寝顔、寝返り、いびきを初めて見た。しかし、たまに来る気まぐれな猫を、1人で相手にしていると、にゃおんのようで恐いではないか。誰か遊びに来ている時にも、猫に来て欲しいものだ。

10/13(土)
fumica.comのオフ会の日なのだった。1年振りに渋谷に行く。その前に、東京デザイナーズウィークの一環である椅子の展示会を見にアークヒルズに行く。サントリーホールはあんなところにあるのか。建物に囲まれていると、紛れてしまって、凄いホールがあることに全然気付かない。いや、入ったことないんだけどね。渋谷に行ったついでに、パルコ劇場に「バッド・ニュース★グッド・タイミング」は見ないのだが、「ヴァンプショウ」DVDだけを買いに行く。それからデパ地下でフラ印のポテトチップスと、やっと見つけたアマレットを買う。欲しかったのだアマレット。1200円て安いのだろうか。後でソーダ水を買ってこよう。オフ会メンバーとハチ公前で集合して、お茶しに行く。コーヒー屋なのに、ラーメンがある謎の喫茶店。高いコーヒーを久しぶりに飲んだ。途中合流の人を迎えに行って、居酒屋「九州」に行く。去年、勇気を出して初のオフ会に参加して早1年。ああもう、1年経ったのか。何か変。家が遠いので先に帰る。帰ったら、いつもの猫と、それとは別だけどこいつもずっと近所に住んでる白い猫が2匹でやって来た。食べ物をやる。白猫は警戒してとっとと出て行く。いつもの猫は泊まっていった。

10/14(日)
猫は箱が好きらしい、という情報を信じてスーパーでダンボールを貰って来た。別に入らない。

10/15(月)
実はもう1年ほど、ドラゴンクエスト7をやっている。詰まると1ヶ月放っておいたりするので、未だにdisc2に入って少しのところだったりする。それにしても7は、話が壮大な上にイベント毎に完全にストーリーが独立しているし、時間をかけてやっているので、以前の話をさっぱり忘れている。最近大分進んだけど、いつ終わるんだろう。熱中してやっていた頃が懐かしい。

10/16(火)
アマレットはおいしかった。とても。最近やっと気付いたのだが、「37℃−ぼくのいちばんすきなもの−」で、水結が櫂にあげるのは、桃のかんづめである。それに対して蓉子ちゃんが櫂にあげるのは水密桃だ。水密桃という名前にピンと来なかったのだけど、これは桃の種類なのね。2人とも、熱のおみまいにあげている。蓉子ちゃんは、水結が桃缶を買ってくる意味を知らないと思う。生の果物と、シロップ漬けの違い。なんなんだろう。これは。

10/17(水)
北村薫原作「ターン」の映画を見に行く。これは、小説でしか実現不可能なあるトリックがあり、それが一番のカタルシスとなるので、(間違って使ってそうな言葉だ)それを一体どうするのだろうと思っていたが、それを差し引いても、まあまあ良い仕上がりだと思う。映画でしか見られない見せ場もあったし。しかし!私の思っていた泉さんは、あんな人じゃな〜い!小僧じゃ駄目だ!

10/18(木)
テレビ東京で深夜にパトレイバーTV版のセレクションをやっていたことに気付く。テレビ欄に「パトL」とあるから、まさかな、と思っていたけど。全然チェックしてなかった。まあいいさ、セレクションだし。つーかDVDBOXが欲しいなあ。立木文彦がちょい役をやっていたので反応してしまう。声の変わらない人だ。

10/21(日)
クラリネットのみのオーケストラのコンサートに行く。会場の江戸川東部フレンドホールのホールは、とても可愛らしい造りをしていた。アンサンブルや室内楽用の小さなホールなのだけど、床や壁や座席が木目で、椅子のクッションが暖色系で、極めつけは、観客席の側壁の上の方にある反響板(?)が木の葉型でとてもラヴリィ。ソプラノとかコントラバスとか、いろいろあってファミリィみたいでいいね、クラリネットは。トランペットなんか30人もいたらうるさいだろうなあ。クラは楽器も黒いし、団員も黒いシャツに黒いパンツに黒い靴で、髪も黒い人が多かった。ちなみに私のクラ奏者に対するイメージは「真面目」。ちょっと羨ましい。

10/29(月)
実に、1年ぶりに風邪をひく。一日中寝ている。ところで、私は、風邪をひくと、小説・漫画の、風邪で寝込むシーンを読み返したくなる。寝ていて退屈なのと、自分と同じ境遇の人を確認して安心したいのだろうか。

10/31(水)
JAのしらせたいぞうさんがトランペットを吹いていた。なかなか上手い。

 

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