コンデンサの比較実験

コンデンサ名称 数値 クリーンサウンド ゲインサウンド 感じたこと
マイラコンデンサ(ノーマル状態) 0.047μF ?VDC 696KB 696KB これが基準の音だば。
すぐに戻してやるから、しばらく休んでろ、だば。
オレンジドロップSBE715P 0.047μF 600VDC 806KB 665KB 自信を持って言うだば。
あまし変わらんだば。
オレンジドロップSBE716P 0.047μF 600VDC 754KB 786KB ほぼ同じだば。
TOICHI Vitamin-Q 0.047μF 1000VDC 746KB 737KB 健康そうな名前だば。
でも、咳き込んでしまっただば。
SPRAGUE Bumble-Bee 0.047μF 400VDC 761KB 768KB 弾くときアタックが強かっただば。
まぁ、あまし変わらんだば。
Cornell Dublier Black Cat 0.047μF 600VDC 776KB 813KB あまし変わらんだば。
SPRAGUE Vitamin-Q 0.047μF 400VDC 768KB 764KB トーン絞ってかなりコモる感じがしたものの、
ほとんど変わらんだば。
Marshall PAG-2 0.047μF 200VDC 742KB 726KB トーン絞ったとき、他のより音が前に出る感じがし
たものの、あまし変わらんだば。
オレンジドロップ20PS-S27 0.027μF 2000VDC 704KB 714KB トーンを絞ったとき、音質があまりコモらないだば。
もっとも違いがわかるコンデンサだば。
オレンジドロップ10PS-S39 0.039μF 1000VDC 771KB 750KB これも.047よりはトーン絞ったときの音が
分かり易いだば。でも.027ほどではないんだば。
SPRAGUE Vitamin-Q 0.068μF 200VDC 744KB 773KB 控えめな感じがするだば。
West-Cap CP09-A1 0.068μF 600VDC 717KB 757KB 控えめな感じがするだば。
MICAMOLD 355M-25 0.1μF  100VDC 724KB 745KB 強くピッキングしても、ほとんどクリッピングしない
んだば。
まず、実験用のコンデンサを用意するだば。
秋葉原に行くと、気分で買ってるだば。しかし、あの街も行くたびにミーハーな街へ
変貌してゆくだばなー。やっつけだし、全種類買わんでもええだば。
オイルコンデンサとフィルムコンデンサ混ぜ混ぜだば。
次に、ギターを用意するだば。ST-62-58だば。
実験用に一本買おうかと思ったんだば。でも、予算の都合で手持ちのストラトを
使うだば。ピック・アップは購入したときから交換せず、普通のUSAビンテージが付いてる
だば。思えばお前にはギターを始めた当初から世話になりっぱなしだば。
でも、きょうは日本の未来のために、死んでくれ。だば。
次に、ハンダとフラックスを用意するだば。
やっつけだから大したハンダは使わんだば。うちにある年代モノで十分だば。
巷じゃ40年代モノが高値で出回って、中には4、5万するやつまであるだば。
それで言えばウチのは60年代モノだから、そろそろビンテージの仲間入りだば。
フラックスちゅうのは簡単に言えば、キレイにして酸化を防いで、付きやすくする液体だば。
次に、取り付けられていた古いコンデンサをはずすんだば。
0.047μFのマイラコンデンサだば。オールドならセラコンやオイル、今時のギターは
こいつがくっついてる場合が多いだば。
ちなみに、このフェンジャパはシリアルナンバーがHから始まるから、88年か89年モノだば。
次に、コンデンサ交換を容易にするための、ソケットを取り付けるんだば。
オークスサプライの無抵抗ソケットだば。そういや、今週のオークスは本命が
来なかったみたいだばなー。無駄な配線やむき出しの配線はノイズを拾うとか、
細かいことは気にせんだば。ストラトにはノイズは付き物だば。
最後に、クリーンとゲインを切り替え、コンデンサの交換時はミュートできるように
フットスイッチを用意するだば。ライヴもすっかりご無沙汰で、エフェクターの組み合わせ
くらいしか出番のなかったPEC-1にお出まし願うんだば。おいこら、手伝うんだば!
トーンポッドのコンデンサを、色々変えてみたんだば。
全体的に言えば、ケーブルを換えたときや、ピックアップを換えたとき、アンプを替えたときほどに
違いは出ないと思うんだば。正直な話、同じピッキング・アタックを何度も続けようと気を使うプレイは、
ケーブルの比較でコリたんだば。0.047μFのコンデンサは8個比べたんだばが、個体の違いよりは、
その時その時のピッキングニュアンスによる違いが激しく、わかりにくい面もあると思うんだば。

容量値で0.027μFのコンデンサは、フロントピックアップのトーンを絞ったときの音が、けっこう
使えそうな感じがするんだば。もっとも、トーンを頻繁に使用する奇特なプレイヤーでもなければ、
あまし気にする必要もないと思うだば。つまりは使う人しだい、ということだば。
今回、いちばん他のコンデンサと「違うだば!」と感じたのは、0.027だば。

実際は、弾いてる虎澤はアンプのすぐ前で弾いてるんだば。だから、上の録音したヤツよりは
若干「何かが違う」感覚を受けたことは確かだば。でも、それは例えば、「次はMarshallじゃぁ。コイツは
期待できそうじゃぁ。」とか思いながら弾いてるから、ある先入観や期待感が大きく影響して、それが聴覚に
影響を及ぼしたと思えるんだば。録音したヤツを何度も聴きなおしてみたんだばが、数値が同じなら、
気に掛かるような違いは、贔屓目に見てもあましワカランかったんだば。と言うより、なまじ違いを見つけようと
躍起になって聴き込むと、深遠な迷宮へ落ち込んでゆくだば。こういう時は、パっと聴いてパっと違いが分かる
モノだけ心に留めておいて、残りは次回への宿題にしておくだば。

今回は、部屋で小音量で実験しただけだば。アンプにもアッテネーターをかませているんだば。
だから、次回はスタジオへ入り、フロントとセンターを重点的に、大音量+フルピッキングで比較する
必要があるだば。いつの話になるかは、サッパリわからんだばが。



なにゃらプロバイダの請求が最近高いと思ったら、ファイルサイズが大きく
なり過ぎのようだば。まぁ見るもんは見たちゅう感じで、聞き比べファイルは削除だば。
しかし不思議なもんだば。1年近く聞かなかった音を改めて聞くと、以前とかなり印象が
違うもんだば。人間の耳は不思議だば〜。











INDEX












困ったのは、はじめに取り付けられていたコンデンサをはずして、ソケットを取り付けるとき、どうしても
弦を交換せねばならんことだば。弦は同じアーニーボールで、なるべく太さの同じものを選んで交換したんだば。
5弦だけバラつきがはげしく、張っていた0.036inは実測0.0364inだったんだば。交換後は0.0361inだば。
まぁテンションの違いなんちゅうのは、聴く分にはどうせわからんだば。
あとはF50にケーブルを突っ込んで、飲まず喰わずで弾きまくるだけだば。ところが、ブルースに慣れてない虎澤が
同じペンタトニックを延々と弾き続けることは、これまた苦痛だば。まぁ実際は小1時間で終わったんだばよー。
ヴォリュームもトレブルなんかも、ぜんぶ同じ状況でやったから、比較にはなると思うんだば。
音出しは、フロント・ピックアップのEコード→フロント・トーンノブをグリグリやる→リヤでペンタ弾く。
あとで思ったんだばが、リヤで弾くより、センターも試さなにゃあまし意味ないんだば。でも、もう録音してパソに
入れる段階だば。緊張の糸が切れたから、また今度にするだば。
リペアショップに行ったら、店長に比較方法の良いアイディアがないか、聞いてみるだば。