のんちゃんオメデトー! このページは、野下俊哉氏の誕生日特別企画として作成したものです

 

のんちゃん、お誕生日おめでとう!
…って、見てないか。見てないよね (T_T)


写真に期待していた皆さん、ごめんなさい。
まだ使ってない写真、一枚しかありませんでした(笑)
というわけで、岩佐君特集に続き、今回も文章中心で参ります。
長いので覚悟して読んでくださいね。

 
 
Rabbitがデビューした当時の1989年、他のメンバーが20代前半なのに対し、“28”と言う野下さんの年齢は、いろんな意味で波紋(?)を呼んでいたように思います。
私も初めちょっとびっくりしました。

実際の年齢より若く見えたから…というのもあるんですが(笑)、それ以上に、気になったのはこれだけのテクニックとセンスを持ちながら、28歳まで、一体どこで何をしていたんだろう?”ということでした。
Rabbitというバンド自体、デビュー前から、初々しさを持ちながらも、どこかアマチュアらしからぬ雰囲気を持ったバンドでしたが…
中でも野下さんの存在は、突出して見えました。

当時、野下さんのプロフィールを見て、もうひとつ、「あ!」と思ったのが、長崎出身ということでした。
長崎と言えば…
ふと私の頭をよぎったのが、1985年10月21日にデビューしたAIR MAIL from NAGASAKIという3人組のグループのことでした。
彼等が主題歌を歌っていたTV番組は、多分、私にとっては“夢中になって見た最後のTVアニメ”だったと思います。
AIR MAILの デビュー曲「メロスのように―LONELY WAY―」 は、アニメのオープニング・テーマとしては、当時なかなか斬新で、放送時、かなり評判になっていました。
私もラジカセをテレビに繋いで録音し、繰り返し聴いたりしていました。
(当時お小遣いが少なくて、すぐにはレコードが買えなかった)


 
そんなある日のこと。当時、開局したばかりだった、FM横浜のとある番組に彼等が出ていたのです。
司会の人が、グループの名前の由来について尋ねた時のこと。
“AIR MAIL” なら外国からの手紙なのに、なぜ“from NAGASAKI”と続くのか?と言う問いに、「長崎出身だから」と普通の答えに続き、「長崎は日本じゃないんですよ。だから“AIR MAIL”」と。
“なんか変わった事を言う人がいるな”と思ったので、その時の事は強烈に覚えているのです。
長崎と言えば“AIR MAIL”!
“AIR MAIL”と言えば長崎!と言う図式が、私の頭の中でできあがったのでした。

その後とあるイベントで、一度だけ、生で彼らのステージを見てるんですが、最初に雑誌で見た時(純朴な青年たちと言う印象でした)とはイメージがまた違っていて。
3人お揃いの真っ白い衣装に身を包み、“安全地帯”風(?)のメイクをした姿は、これまた非常にインパクトがありました。
デビュー・シングルの後、一枚のミニ・アルバムを発表した彼らでしたが、その後は、消息が判らなくなってしまいました。


 
 
それから3年の歳月が流れ…私はRabbitに出合います。
「イカ天」に出たことで結構人気があったので、デビュー前にもRabbitの記事はちょこちょこ雑誌に載ってたんです。
が!私が初めて見たメンバーのプロフィールには、野下さんの出身地は“カリフォルニア”と(笑)
“本当は長崎出身だ”とわかるまで、ちょっと信じてました(笑)

生まれて初めて入った“オフィシャル・ファンクラブ”マッポリー。
その会報の記事の中で、ファンクラブのスタッフである生方さんが、野下さんに向かって「『カリフォルニア出身』とか言うから、ファンが信じちゃうでしょ!」とツッコミ入れてたことがあったんですね。
それに対する野下さんの返事が「長崎はアメリカなんだよ!長崎にカリフォルニアってとこがあるの!」(笑)
↑細かいとこ間違ってたらゴメンなさい。記憶だけで書いてます。

…!!!!!!!!!!
なんか前にも同じような事言ってた人がいたぞ!と、昔の雑誌をひっくり返してみれば。
1985〜1986年の私に強烈なインパクトを与えたAIR MAILの中心人物は、野下俊哉その人だったのです(笑)


 
 改めてRabbitとAIR MAILを聴き比べてみれば…
Rabbitのコーラスの3分の1はAIR MAILと同じヒトな訳で。
「Goodtime&Badtime」のサビで始まるイントロ部分のコーラスなんかは、ある意味凄くAIR MAILっぽい!
ハモりの美しさと気持ちよさは、Rabbitにもしっかり継承されていました。

Rabbit時代は、AIR MAILでの活動の事は、公になってなかったけど、知ってる人は知っていると言う感じで、ひっそりと話題になっていたのでした。

…時は流れ、Rabbitは解散。野下さんはソロで活動を始めます。
再び、AIR MAIL時代のように、ギターを弾きながらリード・ボーカルをとるようになった野下さん。
何度目かのライブの時、「メロスのように―LONELY WAY―」をやってくれたんです!
12年ぶりに生で聴くAIR MAILの曲。泣けました。
ようやくAIR MAIL時代の事が公になったのは、AIR MAILをリアルタイムで好きだった自分には、とても嬉しいことでした。


2002年3月20日公開
AIR MAILのCDは Amazonで購入できます

■シングルCD「メロスのように〜LONELY WAY〜」
2曲収録中、1曲目が、AIR MAIL from NAGASAKIの演奏です。
発売当初は、アナログ盤でしたが、その後何度か再発されてるので、新品で結構在庫あるようです!

「蒼き流星S.P.T.レイズナー」BMG集1」
中古のみの在庫です。
12曲収録中、2曲がAIR MAIL from NAGASAKIの演奏です。
1曲目に、「メロスのように〜LONELY WAY〜」が。
12曲目に「5分だけのわがまま」が収録されてます。
「5分だけのわがまま」は、もともと、女性ボーカルの曲だったので、この曲では、“女言葉で歌う野下さん”が堪能できます。

2004年2月16日追記

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