このページは、林利樹氏の誕生日特別企画として作成したものです

林さん お誕生日おめでとうございます♪

お誕生日企画も、早いもので、3周目となりました。
今回のテーマは、「Favorite song 番外編」。
(前回の岩佐君の時が好評だったので、調子に乗ってるらしい・笑)
林さんの、ドラマーとしての、音楽的ルーツを辿ってみよう!という企画でございます。
尚、当サイトは Amazonアソシエイト・プログラムに登録されております。
このページで使用しているジャケット画像 は、 Amazon.co.jpの各商品紹介ページへのリンク用に使用を許可されたものであり、 著作権を侵害するものではありません。
ジャケットの画像およびCDのタイトルをクリックすると、 AmazonのページでCDのデータ、 曲目リスト(一部、試聴できます)、レビュー などを見ることが出来ます。勿論そのまま購入も出来ます。
林さんが影響を受けたドラマーと言えば、“先生”イアン・ペイス。
そして“アイドル”コージー・パウエル!
イアン・ペイスについては、レギュラーの「Favorite song」で、ほんのちょっぴり触れてるので、今回は、コージー・パウエルの話題でいってみようと思います。
COZY POWELL
1947年12月29日生まれ 1998年4月5日没
ESPECIALLY FOR YOU
[ESPECIALLY FOR YOU]
↑コージー・パウエルの遺作となった、ラスト・ソロ・アルバム 


Jeff Beck Group、Bedlam、Rainbow、MSG、 Whitesnake、EL&P、Black Sabbath、Brian May Band、Yngwie Malmsteen、…などなど、数々のバンドを渡り歩いたドラマー、コージー・パウエル。
1998年、自動車事故で、帰らぬ人となってしまいました。
コージーが亡くなった当時、数々の追悼イベントが行なわれた中で、ヤマハ主催のイベントに、ゲストとして、林さんが出演しました。

 
“Cozy Powell Forever” 1998年7月31日(金)  東京 新宿 スペース107 にて
coverイベントの内容は、コージーゆかりの品々の展示(初公開のもの多数)、ドラムセットの展示、ヤマハ秘蔵のビデオの上映、コージーの魅力を語るトーク・ショー、などなど。
林さんは、ドラムセットのセッティングから、トーク・ショーへの出演まで、大活躍の1日でした。

ヤマハ・ドラマーズ・キャンプに、コージーが参加した時のVTRを交えつつのトーク・ショーには、アースシェイカーの工藤義弘さん、ヤマハのコージー担当者だった萩原尚さん、と、「Drums Magazine」のコージー特集にも登場していた顔ぶれが並ぶなか、メガネをかけて登場の林さん。(なんかインテリっぽかった)
コージーとの出会いや、思い入れの強いアルバム、一番お気に入りの曲などについて、熱く、アツク、語ってくれました。

ドラムセットについて
cover生前、コージーがヤマハのドラムを愛用していたのが縁で、国内でこういったイベントを見る機会に恵まれた訳で。これって、結構、凄い事だったんだ!と、今になって思います。
(因みに、林さんがこのイベントに出演したのも、林さんが、ヤマハドラムのモニターだから)
コージーがヤマハのドラムを使うようになったのは、レインボー在籍時で、それ以前は、ラディック社のものを使用していたのだそうです。
追悼イベント当日、展示されていたドラムセットは、1980年頃の、レインボーでの来日時のセットを再現したものと、1990年のドラマーズ・キャンプで実際に使用された“ロックツアーカスタム”の2セット。
林さんは、数少ない資料を見ながら、タイコ類やシンバル、ペダル等の位置、角度、高さなど、コージー独特のセッティングを、可能な限り忠実に再現したそうです。来場者は、展示されたセットを、実際に叩く事もでき、コージーになりきって叩く人の姿が多く見られました。
飛翔伝説/One Night at the Budokan  マイケル・シェンカー・グループ
cover林さんが、初めてコージーのドラムを聴いたのは、マイケル・シェンカー・グループ(MSG)の、「飛翔伝説」だったそうだ。
1981年8月の、武道館における、MSG初来日公演を収録したライブ盤である、このアルバム。
当時、十代半ばだった林利樹少年。コージーのドラムを聴いた第一印象は、「何なんだ!このオヤジ!」だったとか(笑)
(コージーは公演当時で33歳…十代の少年から見たら、充分、オヤジ?!)
コージーの強烈なドラミングに、すっかりノックアウトされてしまった林さん。まだ、CDなんて、無い時代のこと。LPのジャケットのコージーの写真を見ては、シンバルの位置関係など、ドラムのセッティングを研究したりしてたのだそうだ。

2年程前、コージーのドラム・ソロを収録した「飛翔伝説」MSG武道館ライヴ―完全版―が、限定発売されました。
ウチのBBSでも、ちょっと話題になりまして、林さんと芝ちゃんもレスつけて下さってます。(過去ログの391〜395および402〜407をご参照ください
また、国内盤は現在、入手困難なようなので、聴いてみたい!という方は、輸入盤の方をチェックしてみてください(試聴も輸入盤のページから出来ます)。あ!でも、輸入盤には、ドラム・ソロ、入ってないんだ(涙)
オクトパス コージー・パウエル
cover思い入れの強いアルバムとして、林さんが挙げていたのが、コージーのソロ3作目である「オクトパス」
全曲インストで構成されてるのですが…
“ドラマーのソロアルバムというと、ドラムに興味がないヒトには退屈なものになってしまいがちだが、このアルバムはそうではないところが凄い”というようなことを、林さんがコメントしていたように記憶しています。
(何せ、5年も前のイベントなんで、細かいところは記憶があやふやです。ごめんなさい)
千手観音みたいなジャケット写真が印象的。
Since You Been Gone  レインボー
cover「コージーが叩いてた曲で、一番お気に入りの曲は?」という問いに、レインボーの「Since You Been Gone」と答えていた林さん。一時期、この曲を携帯の着信メロディにしてたこともあるそうだ(周囲には不評だったらしいが)
と、いっても、このイベントがあった当時、まだ、i-modeすら存在してませんでしたから、“着メロをダウンロード”することなんて出来ません。
一音ずつ入力したの?って、今になって、考えると…好きじゃなきゃできないことですよね。
あえてこの曲を選ぶなんて、林さんらしいというか、なんというか… f(^^;
というのも、この曲、“コージーがレインボーを脱退するきっかけになった”として有名な曲なんですなー。(因みに、この曲自体は、レインボーのオリジナル曲ではなくて、ラス・バラードと言うアーティストの曲のカバーです)
レインボーの作品としては、“曲がポップ過ぎる!”と、当時(1979年)、ファンの間で賛否 両論を巻き起こしたというアルバム「Down to Earth」に収録されております。
私はこのアルバム、大好きですけどネ(^^)

で、そんな曰く付きの曲なんですが…
1993年、ブライアン・メイ(クイーンのギタリスト。Rabbitがライブでカバーしてた「’39」を作曲した人)のツアーに、コージーが参加。
なんと、この曲を演奏しているのです!(ブライアンが、ギターも弾きながら、歌ってました)
私も来日公演の時に、実際、「Since You Been Gone」を叩くコージーを目のあたりにしまして…ビックリするやら、嬉しいやら(笑)
だって、コージー、えらく楽しそうだったんですもの。
Over the Top  コージー・パウエル
coverトーク・ショーの中で、コージー・パウエルのファースト・ソロ・アルバムである、「Over the Top」のジャケット写真についての話題が結構盛り上がってました。
モトクロス用のバイクに乗って、自分のドラムセットを飛び越えるコージー…
「あれは本当に飛んでいるのか?」

「いや、どう見ても合成でしょー」と言うのが、普通の判断なんですが、コージー本人は「実際に飛んでいる」と言っていたそうです(確か、このイベントに出てた、萩原さんの証言だったと思います)。
本当に?本当に本当???
コージー、あれで結構、お茶目な人だったらしいので、ジョークだったんじゃないの?とか、思ったりもしますが(笑)
本当に飛んでるんだったら、凄いっス!(真偽の程が気になる人は、画像をクリックして、Amazonで大きな画像を見てみてネ)
因みに…
コージー同様、車とバイクが大好きな林さん。イベントがあった当時、“このジャケット写真の中でコージーが乗っているバイクと同じのが欲しい!”と、中古情報に目を光らせていたのだとか。


 
コージーについて語るときの、林さんの、活き活きとした表情が、とても印象的でした。
コージーに対する、敬愛の気持ちに溢れた会場内の雰囲気も、(変な言い方ですけど)とても心地よいもので、行って良かったです。
VTRの中の、コージーのライブ演奏シーンは、凄まじい迫力で、改めて、彼の凄さを認識させられました。

[戻る]

2003年8月19日公開