1994-1995/cement works
-Room1-

[ 平面上でのフォルム(形)と素材]

フォルム : 形に対する私の中での、直線から曲線への移行はごく自然に行われた気がする。欲求のようなもので、なんとなくキチッとした形からくずれ脱してみたかったのだ。この無限の形体(曲線)は私に新しい平面意識を与えてくれた。身体という意識が私の作品の中にはある。
身体には直線や直角は全く存在せず、全てが自然に成長し形成(造形)された形のような気がする。そして作品の中にもこのような身体的概念の線がある。形体美という「美しさ」は人間の意識の中にあり、その美しさの認識は人間の感覚に埋め込まれているのだと思う。私の制作はこのような、人間の内なる「形体美」を平面上でとらえ追求していくことなのである。
素材  : 私にとっては素材とは作品を作り上げるのに必要なものである。多くの素材(物質)を使って一つのまとまった作品を作る。物質だけを無機的に見せるのではなく、それらを画面の中で整理・構成をした形に見せたいのである。
素材同志の対比・融合によって出来る形体は全く異なった素材になる。つまり、素材+素材/素材-素材=新素材になる。そして私の場合、その新素材こそが作品そのものになる。つまり、物と物との出会い、それは物質ではなく造形物(作品)といえるようになるのである。




" No.1 ( 黒線- Black Line ) " 30x45(cm)
1995/1/29





" No.2 ( 身体運動- Physical Exercise ) " 30x45(cm)
1995/1/29





" No.3 ( 曲線体[胎] - Beauty of Curved line )" 30x45(cm)
1995/1/29





" No.4 ( ジャングルジム- junglegym )" 30x45(cm)
1995/1/29





" No.5 ( 曲線体1 - Beauty of Curved line )" 30x45(cm)
1995/1/29



[I see next 5 works in cement -Room2-]

rooms [ 1 ] [ 2 ] [ 3 ] [ 4 ]

back to art main menu'

mail and contact


copyright 1998 Factory DesArte all rights reserved. this site was made by shuhei tominaga