ホイールベアリング 交換
3年15000km走ったスクターを同型の新車に乗り換えた
驚いたのは 惰性での転がりのスムーズさだ

こんな事も有り 問題は感じていませんが
ホイールベアリングの交換をすることにしました

SFK
6005-2RS1/C3 X2
6204-2RS1/C3 X2
62203-2RS1/C3 X2

サイズと精度が合致すれば どのメカーのベアリング
でも良いのです  
FAGなんか選ぶと渋いですね
今回 活躍してもらうのが 
ストレート ベアリングブーラー 9980円
以前からハスコーで同様なプーラーを販売していたが
今回使ったサイズのセットが32000円 欲しくても
買えなっかた  
ヘッドのベアリングを抜くときに
スライディングハンマーとのセット特価で購入した
格安工具なので 単品補充は無いようです
せっかく外したのだから ハブダンパーも点検
亀裂や変形が無いかチェック 

スイングアームの内側やフェンダーの内側もお掃除
ベアリングプーラーはこんな形で働きます
上部の高ナットを回して シャフトを引き抜きます
「パキ」と鳴いて するすると引きあがります

もう少し 足が長いとストロークができて
引き抜きやすいのですが
ベアリング受け部分を綺麗に掃除して
インナスペーサーにもクリースを塗り
ベアリングを叩き込む

ベアリングは冷凍室でカチカチに冷やした
気持ち 緩くなるような・・
開封したときに 霜(水分)が付いてしまうのが
気になる

叩き込みには 絶対にインナーを叩いて入れたく
はありません
同外周のボックス 外したベアリング
などで叩いてみたが この金属棒が一番平行に
打ち込めます ビビリなのでプラハンで始めましたが
最後には金属ハンマーに落ち着きます
スプロケフランジのスペーサーの方向に注意
間違えて組むと 恐ろしい

スプロケフランジに2ヶのベアリングが入り
チェーンの引張りを単独で受け
回転だけをハブダンパーを通してホイールに
伝えています
軽く叩いて ブッシュを抜く

写真のとうり ダンパーに入るピンは表面にに
錆びが出ている 900だとこのピンが折れることが
あるそうです
折れると ホイールの中でカランコロン
980円のスナップリングプライヤーです
開け閉め兼用です ガタガタですが用は足ります

ホルダーには二個のベアリングが入っています
一つ目のベアリングを除去
少し錆びが来ています

装着は キッチリ奥まで入れないとスナップリングを
入れることが出来ません
フロントホイールの左側です  錆び入ってます
右側はベアリング剥き出しですが 綺麗です
やはり サイドスタンドで左側につねに傾けて
保管しているのが 原因と思います

中に入っているのがインナースペーサーです
前も後ろもスリットがあるのが左側でした
理由は解りません
同じ場所のベアリングです 外輪は錆びています

左側に錆びが見られるのは サイドスタンドの
せいだと思います
シールを外してみました
中は問題なく綺麗です グリースも残っていました

インナーを引っ張られて抜かれたベアリングは
ガタガタです 新品と比較の基準になりません
新品のベアリングの方が シールがキツイせいか
動きは硬く感じます
交換後 車両をガレージから出すだけで
違いが体感できます 軽いです スーと動きます
17000kmの車両です
でも
乗ってしまうと 違いが解りません

シールドベアリング自体が 使用時間でバンバン
交換することを前提にしたベアリングです
ベアリングは安い物ですし 抜いて打ち込むだけです
チェーンの張りとフロントの組み込みに注意は必要
ですが基準に戻る意味で行なう価値のある作業だと
思います

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