パンタローネ様のクランクケース分解 3

クランクケースの左後ろにある 大きな頭のボルトです。
スプリングが入っていて、その奥に鉄球が入っています。
シフトドラムの凹に収まりシフトポイントを決定させる
役割です。

スプリングを弱くすると、シフトが軽くなるが
シフトが曖昧になる。かな?
タイミングギア

ケース左側の一番奥のギアになります。
クランクシャフトの回転をタイミングベルトブーリーの
回転に繋げる役割です。

小ギアはクランクシャフトにキーによって位置決めされ
大ギアは右側のプーリーに繋がるシャフトに固定されて
います。

ギア比は2:1でクランク2回転(4サイクルエンジンの
4工程)を、プーリーの1回転(カムシャフトの1回転)
に減速しています。

ギアは、はすば歯車(ヘリカルギヤ)で噛み合わせは
硬く噛み合わさっています。
ここにバックラッシュが大きいと、バルブタイミングが
よれよれになってしまいます。
ワッシャーはギア手前に位置します。

側面の○ポチ同士を合わせます。

位置きめキーのスリットの他に、内周に溝が彫って
ありました。

クランクシャフトのキー溝手前に、穴が開いていて
ここからオイルが供給されて、3箇所の穴から噛み合い
面に直接オイル潤滑されています。
当たりはきついです。

キーが4箇所変形しています。
どう当たるとこんな傷が入るのでしょうか?
わざと きつくする為に変形させているのでしょうか?

一歯間違えると約7°か??
バルブとピストンはまだぶつからないと思いますが
面白いですね・・ 何方か挑戦してみては・・・
  
セルモーター

ケーブルが接続されている、NO2のナットが錆び付いて
いて外すのに手こずる。

ボルトが回りそうなので、ナットブレーカーで粉砕した。

低い位置でフロントタイヤのダストを常に浴びていて
ケースの傷も痛々しい。

セルモーターの恩恵を思うと、ダストブーツをボルト
ナットから外して、グリースを突っ込む位のことは
してやったて罰は当たらない。

ケースの汚れを落としながらシャフトを回すと「ガリ」
嫌な感じだ 振るとカラカラ音がする。

分解

ボルト2本だけだし、
ちゃんとマークがあるから怖くないよ。

開けたら こんなの出てきました・・・
これ 私が壊しちゃっとかな??
アースされているケースを貫通して出でいるマイナスの
ボルトの絶縁体でした。
  


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