過去のDUCATIいじり 油圧計装着
空冷エンジンは熱的に厳しく エンジンオイル酸化防止剤の消費が早く
劣化を早めやすいのにも関わらず 高度な熱交換や潤滑機能を要求しています

重要なオイル管理が要求さていることに対して オイル交換のタイミングは
固体によって完全に違う使用条件(町乗り 峠 高速移動)にも関わらず
距離や期間であったり 色や感じ(シフトフィーリングなど)によって
判断されていますが オイルの劣化を具体的に数値化できないかと思い
油圧計を装着してみました

オイルの劣化には種類があるようですが 比較的短期間でオイルの交換されている
ducaはスラッジによる劣化は少ないでしょう 
ブローバイによる劣化は壊れているので場外するとして
空冷ducaにとって一番の大敵は高温時のオイル動粘度cStの低下です 
いくらオイルレベルゲージのオイルの色が綺麗でも使用距離が短くても 
酸化防止剤を食い尽くして(食い尽くしたら色は変わる)高温時の動粘度が
低くなっていたらそのオイルは終わています

この動粘度の低下を油温計と油圧計で読み取れないだろうか と言うのが目論みです
オイルの劣化の具体化(数値化)のアイディアとしては 
光の透過率による変色の比較とか
フォードカップ(塗料の粘度を落下速度で基準を示す器)のような物で 
100度に熱したオイルの落下速度を比較して
相対的な動粘度の数値化遊びが出来ないかと思っています 

 
大森メ−タ−製作所 
MP-010-AZ φ45機械式油圧計

電子式もラインナップにあるが
センサー部分が大きくバイクには
メリットは少ない

まともなレスポンスを期待しよう

M10 P1.25で配管される
  
油圧センサーの代わりに 油圧計を付ける
ランプは点燈しなくなる

もともと油圧センサーは0.8kg/cm以下で
ランプが点燈するわけなので 走行中に
消灯に気が付いても すでにエンジンは
終わっている エンジンが始動している
のが確認出来る程度の役目しか無い
P-281 テフロンメッシュホース 付属の
P1/8→10mmP1,25変換アダプターを
シールテープを巻いてねじ込む
テフロンメッシュホースを繋げる
このホースはメーター本体より高い?

L型の物もある
ホースは0,5mの次が1.5mで少し長いが
メーターの裏で一周させている

フレームからフロントサブフレーム部分
ブレーキ用ステンメッシュと違い
比較的柔らかい
とりあえず タイラップで仮止め
 
整理するのには時間が掛かりそうだ
テスト
レスポンスは使用に耐えられる物だ
スミスの油圧計を見て心配していたが
スミスの「のんびり」はスミスチューンの
様だ

キャブが温まるまでの アイドリング状態
油温30度 840回転 油圧4.6kg/cm
1200回転で 5.0kg/cmだ
通常ならばエンジン始動 
油温低い 粘度高い 油圧上がる
油温上がる 粘度下がる 油圧下がる 
回転上げる 油圧上がる
更に温度上がる 油圧下がる

動粘度cStが落ちたオイルは 高回転 高温度では油圧が下がる
計測を始めます 
やはり メーターに向かってオイルが
上がっているようです
油圧計位置変更
とりあえずタイラップ止めの油圧計を
やっと位置変更した  
 
固定方法をいろいろ悩んだ据え 
アダプターを作ってみた
位置は95 900ssからの油音計の位置に
スクリーンがダブルバブルタイプの為
空間には余裕があった
取り付けは 油音計の固定ボルトを使い
サブフレームのライトの上のパイプに
アダプターを噛ませる

照明はタコメーターへの回路から拝借
ボツ製品

あー ここまで作って ドリルを中で
折ってしまった・・・・

勉強が足りません

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