<刊行物>
○「場―ドストエーフスキイの会の記録」(会報 bP〜113の縮刷版)
T号= 収録「会報」−1/1969年〜26/1973年
1978、193頁、1500円
U号= 収録「会報」−27/1973年〜52/1978年
1981、225頁、1800円
V号= 収録「会報」−53/1978年〜78/1983年
1985、232頁、1800円 (在庫あり)
W号= 収録「会報」−79/1983年〜113/1990年
1999、304頁、2500円 (在庫あり)
○「ドストエーフスキイ研究」
創刊号 特集=ドストエーフスキイと深層心理
主要目次:無意識的なるもの/福井勝也, 大地―聖母=ソフィア/井桁貞義, ドストエーフスキイとアイデンティティ/渡辺好明, スタブローギンの精神分析/島田透, アンケート・わたしのドストエーフスキイ/埴谷雄高、加賀乙彦ほか, 翻訳/『作家の日記』未発表テキスト, 『悪霊』の神話的基礎/ヴャチェスラフ・イワーノフ
1984, 128頁, 1600円 (在庫あり)
表紙・デザイン:渡辺好明
本文カット:小山田チカエ
第U号 特集=デカダンスの光芒
主要目次:デカダンス年表, デカダンスの地下室/新谷敬三郎, ボードレールとドストエーフスキイ/芦川進一, 朔太郎の握った手/木下豊房, 河上徹太郎におけるドストエーフスキイ/清水孝純, ヴィッサリオンの偶像/和田拓司, ドスト氏立志之顛末/N.A.ネクラーソフ, バフチンとの対話/ズビグニェフ・ポドグージェツ
1985, 129頁, 1600円 (在庫あり)
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表紙・本文カット:小山田チカエ
デザイン:渡辺好明
第V号 特集=ポスト・ポリフォニズム
主要目次:モダニズム文学とドストエーフスキイ/野中 涼, ドストエーフスキイからプルーストへ/松本眞一郎, ソビエト文学におけるドストエーフスキイ/沼野充義, キッチュ・ドストエーフスキイ/宇波 彰, ドストエーフスキイとバフチン/柄谷行人, アンケート・現代小説に関する三つの問/マードック、シリトー、オネッティ、島田雅彦、北杜夫、井上ひさし、小島 信夫その他, 文学と精神分析/鈴木 晶, ある探偵作家の遍歴/新谷敬三郎, 坂口安吾試論/槍田良枝, ドストエーフスキイ論の地平/望月哲男
1986, 121頁, 1000円 (在庫あり)
表紙・デザイン:岩佐なを
本文カット:小山田チカエ
○ «XXI век глазами Достоевского:
перспективы человечества» Москва, 2002
ロシア・ドストエフスキー協会と本会の合同出版物。2000年8月に千葉大学で開催された国際ドストエフスキー研究集会「21世紀人類の課題とドストエフスキー」の報告テキスト論集。全文ロシア語で統一され、報告者の使用した英語、ドイツ語のテキストも収録されている。2002年、モスクワで出版。560頁 3500円 「日ソ」(03−3811−6481)取り扱い、モスクワより取り寄せ。
○「ドストエーフスキイ広場」 (表紙・本文カット=小山田チカエ、デザイン=渡辺好明 ・
渡辺利子)
創刊号= 1991、158頁、1200円
第2号= 1992、136頁 1200円
第3号= 1993、148頁 1200円
第4号= 1994、104頁 1200円
第5号= 1995、 89頁 1200円
第6号= 1996、109頁 1200円
第7号= 1997、102頁 1200円
第8号=1998.94頁 1200円
第9号=2000、114頁 1200円
第10号= 2001、168頁 1300円
第11号= 2002、114頁 1200円
第12号= 2003、115頁 1200円
第13号=2004、109頁 1200円
第14号=2005、127頁 1200円
第15号=2006、125頁 1200円
第16号=2007、134頁 1200円
第17号=2008、136頁 1200円
第18号=2009、148頁 1200円
「ドストエーフスキイ広場」 主要目次
第18号(2009)=論文:「ドストエフスキーと二つの不平等」萩原俊治/「『罪と罰』論を書き終えてー「個人的な体験」、そして「復活」の問題―」芦川進一/ 「ソルジェニーツィンの語りのスタイルとドストエフスキーのポエチカ(詩学)」木下豊房 /報告:「ソルジェニーツィン生誕九〇年記念国際会議参加の顚末記」木下豊房/ 特集:「ドストエ−フスキイの会四〇年の歩み」
第17号(2008)=論文:「唯一絶対神有無の文学」長瀬 隆 /「ドストエフスキーにおける「自我」をめぐる二つの概念」小林銀河 /「ドイツキリスト教神秘思想における言葉で言い表せないもの」渡辺好明 /「「文明の衝突」とドストエフスキーーポベドノースツェフとのかかわりを中心に」高橋誠一郎/ 翻訳:「中国におけるドストエフスキーの受容」張変革 訳・木寺律子/ 報告:「ブタペストでの国際ドストエフスキー学会シンポジュウムに参加して」小林銀河
第16号(2007)=論文:「戦士アリョーシャの誕生」熊谷のぶよし/「ドストエフスキーの初期作品におけるセンチメンタリズムー女性描写をめぐってー」呉 楠/「ドストエフスキーと自殺」田中駢拇/「団塊の世代とドストエフスキー」下原敏彦/「思い出は人間を救う−ドストエフスキー文学における子供時代の思いでの意味についてー」/木下豊房 / シンポジュウム:「ドストエフスキー文学における子供」、報告:「『作家の日記』における「子供」のテーマと教育問題についての一考察」小林銀河/「『カラマーゾフの兄弟』における子どもの頃の宗教体験」熊谷のぶよし/「ドストエフスキーにおける「少女」という問題」福井勝也/「『貧しき人々』における「いじめ」の考察」高橋誠一郎/ 報告:「スターラヤ・ルッサの学会(2006・5)に参加して/木寺律子
第15号(2006)=論文:「『悪霊』におけるコレラのイメージと権力の問題」越野 剛 / 「ドストエフスキーの初期作品におけるсердце (heart) についてー『家主の妻』を中心に」近藤大介 / 「悪魔とメフィストーフェレス、イヴァン・カラマーゾフとファウスト −悪の問題を中心に」木寺律子 / 「ドストエフスキー作品における神、人間、自然の位置」五島和也 / 「武田泰淳とドストエフスキー」木下豊房 SQUARE:亀山郁夫著『「悪霊」神になりたかった男』をめぐって ―「少女マトリョーシャ解釈に疑義を呈す」木下豊房、「疑問に思うこと」冷牟田幸子 / 「少女マトリョーシャは、入れ子人形のマトリョーシャか?」福井勝也 / 「木を見て森を知る?」堤崇弘、「感想」熊谷暢芳 / 報告:「ペテルブルグの学会(2005・11)に出席して」小林銀河
第14号(2005)=特集:文豪ドストエフスキー氏の曾孫ドミトリー氏来日
講演:「曾孫として語る文豪とその子孫―革命・癲癇・賭博」ドミトリー・アンドレヴィチ・ドストエフスキー
論文:「小説『弱い心』の秘密 ―なぜ二人は理解し合わなかったのか?」木下豊房 / 「ドストエフスキーとエミールー子供期と成長のイメージをめぐって」尾松 亮 / 「日本近代文学の<終焉>とドストエフスキー」福井勝也
翻訳論文:「ドストエフスキーの「癲癇説」の誤り」N.モイセーエヴァ、L.ニキーチナ、訳・小林銀河 報告:「第十二回国際ドストエフスキー学会シンポジュウム」加藤純子
第13号(2004)=論文:「『悪霊』―語り手の相対化について」 冷牟田幸子 / 「存在の根源としての意識―地下室の手記」遠藤純子 / 「ラスコーリノコフの微笑」小林銀河 / 「『永遠の夫』―他者の専制」熊谷暢芳 / 「椎名林檎とドストエフスキー」堤崇弘 報告:「ペテルブルグ三〇〇年祭とドストエフスキー」
第12号(2003)=講演・「ロシア正教とドストエフスキー」/川又一英, 論文:「ドストエフスキー研究者・新谷敬三郎先生へのオマージュとして」/福井勝也, 「椎名麟三とドストエフスキー」/木下豊房, 「ドストエフスキーとトーマス・マン」/中谷光宏, 「司馬遼太郎のドストエフスキー観」/高橋誠一郎, 「犯罪文学とドストエフスキー」/桜井厚二, 追悼・野田吉之助氏/木下豊房、渡辺好明、下原敏彦
第11号(2002)=論文:「『貧しき人々』におけるロシア・センチメンタリズムとその展開」/金沢美知子, 「内的思考に対する反響―『カラマーゾフの兄弟』における他者の声」/加藤純子, 「ドストエフスキイの職業意識」/大野斉子, 「『主婦』にける「リアル」なものの身分をめぐって」/秋山伸介, 「詩人達のドストエフスキイー萩原恭次郎、草野心平、中野重治をめぐって」/池田和彦, ドストエーフスキイ・アンケート, 追悼・江川 卓氏/安藤 厚、西野常夫、追悼・高堂 要氏/遠藤純子
第10号(2001)=特集・国際ドストエーフスキイ研究集会・2000 「21世紀人類の課題とドストエーフスキイ」:基調講演 「「地下室」と「生きた生活」」/トゥニマーノフ, 「バフチンの理論とドストエフスキーの倫理的教え」/ヴェトローフスカヤ, 記念講演 「ドストエフスキー、その終末観と再生―あるユートピア伝説の現代性」/清水孝純, 「ドストエフスキーとハイデガーー終末論的小説家と終末論的哲学者」/ゲーリック, 「ドストエフスキーの終末論―地獄の克服」/サラースキナ, 論文:「『白痴』における神話―ビティス・ソフィアとの関連について」/北岡淳也, 「ドミートリイ・カラマーゾフの二重性―「「虫けら」から「餓気」への物語」/熊谷暢芳
第9号(2000)=特集・30周年記念シンポジュウム:「ドストエーフスキイの会発足三〇周年記念シンポジュウムについて」/木下豊房, 「『悪霊』から」/横尾和博, 「騙り手、ピョートルー『悪霊』よりー」/藤倉孝純, 「あいまいな私の犯罪」/渡辺好明, 「「透明な存在」の正体―ドストエーフスキイと現代の問題―」/下原敏彦, 「現代における父親像と父親殺しードストエーフスキイと中上健次―」/福井勝也, 「ドストエフスキーと父ミハイルー「立身出世主義」と「近代的知」の問題を巡ってー/」高橋誠一郎, 論文:「トカジェフスキの見たドストエフスキイ−「死の家」における二人の革命家の出会いー」/西野常夫, 「愛と自我境界―ドストエフスキーからレヴィナスへー」/萩原俊治, 「レビャートキナ殺害―『悪霊』よりー」/藤倉孝純, 追悼・後藤明生氏/木下豊房
第8号(1998)=論文:「ドストエフスキーにおける“サストラーダーニエ”の問題をめぐって」/木下豊房, 「異聞・『罪と罰』―召使ナスターシャの回想」/芦川進一, 「スタヴローギン私考」/金村 繁, 「残酷物語の原理」/桜井厚二, 「イエスの奇跡についてードストエフスキーとルナン」/冷牟田幸子, 追悼・小沼文彦氏/清水 正 黒沢 明氏/高橋与四男
第7号(1997)=講演・「『カラマーゾフの兄弟』を読み直す」/小森陽一, 論文:「ドストエーフスキイとラスプーチン −「救い」の問題試論―」/大木昭男, 「『悪霊』の逆説 −「僭称者」スタヴローギンの明暗―」/糸川紘一, 「『悪霊』の双子星」/近内トク子, 追悼・「埴谷さんとの若干の交渉」/長瀬 隆, 「埴谷さんを悼む」/小山田チカエ, 報告・「文献目録をつくる」/本間 暁, 「現代に甦る酔っ払いマルメラードフ ー生誕175周年記念ドストエフスキー演劇祭に参加してー」/高堂 要, 文献目録
第6号(1996)=講演・「文学は現実を撃てるか」/横尾和博, 「文学における彼岸」/立松和平, 論文:「現代における魂の救済―ドストエフスキーのイエス・キリスト像―」/福井勝也, 「ドストエフスキーの救済観」/沼田健哉, 「ドストエフスキイと鴎外―悪とニヒリズムの構図―」/土谷直人, 「イヴァン・カラマーゾフについて」/庄司栄一, 「一夏の憂鬱―『永遠の夫』論―」/藤倉孝純, 報告・「第十回ドストエフスキー・シンポジュウムに向けて」/安藤 厚
第5号(1995)=論文・「キリストのヴァリアントとしてのスタヴローギン」/小椋 彩, 「『悪霊』における「自然」」/近内トク子, 「ドストエフスキーにおける「仮定法」についての一考察」/小林銀河, 「ドストエフスキーと奇跡 −『イエスのミステリー』に思うー」/冷牟田幸子, 「ドストエフスキーとプルィジョフ」/下里俊行, 報告・「第九回国際ドストエフスキー・シンポジュウムに参加して」/郡 伸也, 追悼・伊東佐紀子さん/下原敏彦、遺稿「橋」/伊東佐紀子 追悼・新谷敬三郎先生/木下豊房, 福井勝也, 渡辺好明
第4号(1994)=論文・「『死霊』論(下)」/野田吉之助, 「『未成年』の混沌について」/池田和彦, 「マサリックによるドストエフスキーの考察」/ジョセフ・ロシチンスキー(高橋誠一郎訳), 「『レ・ミゼラブル』『罪と罰』『破戒』―フランス・ロシア・日本を貫くもの(想像力のために)−」/井桁貞義
第3号(1993)=
第2号(1992)=論文・「「招かれざる人」としてのネートチカー『ネートチカ・ネズワーノワ』に関する一考察―」/久野康彦, 「『分身』における意識の叙述」/佐野健治, 「早く翻訳されていたならばーペレヴェルゼフ『ドストエフスキーの創造』の今日的意義―」/長瀬 隆, 「ドストエフスキイと聖俗両義のゴシック・コンセプトについて」/川崎 浹, 「『白夜』における自我の祝祭―美しき虚像とメタモルフォーゼへの予感―」/釘本秀雄, 「「生の家」の記録―異説『死の家の記録』―」/糸川紘一, 「ドストエーフスキイとグリボエードフ −初期作品を巡ってー」/高橋誠一郎, 小説・「リーザの魂 −地下人間は果たしてAV嬢に勝てるかー」/下原敏彦, 資料・「ドストエフスキイとてんかん」/下原康子, 文献目録・ドストエフスキイ関係研究文献(1990−1992)/本間 暁
創刊号(1991)=論文・「『分身』の現在」/横尾和博, 「キリーロフの分裂」/冷牟田幸子, 「『悪霊』についてー神話的心理学的側面からの考察」/清水 正, 「跳躍の失敗―『貧しき人々』論―」/藤倉孝純, 「ユートピアと千年王国―ドストエフスキーとペトラシェフスキー事件―」/北岡 淳, 「ドストエーフスキイのプーシキン観 −共生の思想を求めてー」/高橋誠一郎, 「二葉亭四迷におけるドストエフスキー ー『其面影』・『平凡』をめぐってー」木下豊房, 報告・「札幌・小樽の「ドストエフスキー展」について」/安藤 厚, 文献目録・ドストエフスキイ関係研究文献(1985〜1990/本間 暁