とても面白い本の表紙になりました。装幀は、菊池信義さん。文芸春秋の単行本1905円。ページ数485頁。神算鬼謀の大軍師か?自堕落、色欲三昧、ヤクザ以下の変奇郎か?諸葛孔明の虚像に迫る、酒見賢一さんの『三国志』です。「孔明の逸話を史書に照らし合わせて検討していくと、深い疑念にとらわれることになる。結局孔明は戦火に油を注ぎこそすれ、平和を実現させることはなかった。また戦に勝ったことなど数えるほどにしかなく、何故この男が希代の軍略家と讃えられるのかさっぱり分からない。」ワクワクドキドキ孔明研究の一冊です。