アキの学校通い

アキは3歳になりこちらに来てからすごく日本語が達者になりいろいろ分かってきた。

だからこちらに来て、周りで英語が話されている事がすごく子供心に感じて、ある日外へ出ると子供なりの英語で『れろれろ〜らろ〜』と私から見たら英語ではないし、笑ってしまうのだけれど子供はすごく必死だったようだ。私にも「アキとママ勉強しようね(英語)」と言ったり、時には私に「サンキューマッチって言えば良いんだよ」と言ってきてとても英語に興味があるようだった。

だから学校へ行けると聞くとすごくたのしみにしていた。

オリエンテーションの日

親子で初顔合わせ。先生はミセス、ギッシュー(ギッシー)のベテランの女の人。

アキは3歳時のクラスだが、そこにはこちらを紹介してもらった日本人お母さんの女の子も一緒だから安心。アキもすんなりみんなに溶け込んで遊んでいる。これなら大丈夫かな?とパパもママも一安心。

学校初日

今日は、アキが一人で学校での時間を過ごす。朝9時〜11時半までの間。私にとっては短いかな〜と思っていた。部屋までは毎日送って行かなくてはならない。

私もドキドキで今日は見学したい気分だった。

でも親が側にいるのは良くない事のようなので少し遠くから見守る。

アキも朝から緊張していて、学校ではいきなり自分のお目当てのミニーマウスが女の子にとられ拗ねる。拗ねていると先生が事情が分からず無理矢理アキを椅子に座らせようとするので、アキは英語でどんどん話しかけられるし、パニックに陥ったようだ。それからテーブルの下に隠れ大泣きで廊下にまで響き渡っていた。私もまだまだ学校に預ける初心者で気持ちがつら〜くなったが、これもアキの試練だと思い、先生にも「get away!!」と言われてしまいその場を立ち去る。

それからアキは、あんなに楽しみにしていた学校が苦手になり、英語も苦手になってしまったようだ。これからいろいろ経験してどんどん英語もみについてくれると良いな〜

子供にとっても英語の言葉の壁はあり、「先生アキに英語で話し掛けてきて意地悪だった」と日本語が通じない世界を感じたようだ。

2年目(4歳時クラス)は火、木の週2日から毎日へ変更。最初はミセス、ワイダーのクラスだったが、登校初日に電話でクラスを変えないかと言われた。ワイダ−は校長で、あまり子供の面倒を見ない人。英語があまりできないアキはついてこられないのと他の子がワイダーのクラスに移りたいのが理由だった。私達はショックだったが、ギッシュ(去年と同じ)のクラスに移れると聞いてほっとした。

毎日行くと単語も増えずいぶん成長を感じられる。英語の中にどんどん積極的に入っていく感じ。

6/13.2003 pre school最後の日pot luck 持ち寄りランチパーティ&アキの卒業セレモニーがあった。いろいろあったけれど、すごくアキの成長を感じた。3才の頃は行きたくなくて前の日から眠れなかった〜今は、お休みが大嫌いで毎日行きたがり、風邪の日も行くと言ってきかなかった。英語も分かるようになった反面、悪い言葉も覚えお友達に言われたり傷付くことも多々あったよ。

ママの英語がもっとできればお友達ともっと交流できたかな〜と悔やまれて最後の日には、お友達みんなにメッセージと折り紙のおりつるを添えて渡したよ。それが精一杯だった。今度は日本でお友達いっぱいつくろうね。

メニュー 戻る