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1998年11月28日土曜日、晴れ
北九州今昔物語〜虫愛ずる姫君
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今回は、文中に登場する匿名希望の某家族が書きました。でも主語は、
エレノアのお母ちゃんことワタクシ、ってことになっています。(笑)
タイトル: 虫愛ずる姫君
我が家のエレノアは、虫愛ずる姫君である。ともかく、虫を見つけると
大喜びで尻尾を振り続ける。彼女にとって虫は、友達兼おもちゃ兼おやつ
のようなものであるから、当然と言えば当然である。しかし、最後には、
おやつとして処分してしまうため、その光景を見てしまう虫嫌いの私を
絶叫させ続けるのである。以下は、その幾つかの風景から.....
(1)クモ
我が家には、元々は結構クモがいた。田舎風の地域であること以外に、
ゴキブリ等を見ると敵のように追い掛け回すダンナが、クモになると、
「害虫を食ってくれるし、毒でも無い限りはほっておいてもいいんじゃ
ない」と放任していたことも大きな原因である。
かくして、クモの解放区となった我が家であるが、エレノアが来てから
ほとんど見かけなくなってしまった。最初は、季節のせいだと思って
いたのだが、ある日その原因が判明した。
エレノアが、ある日、尻尾を振りまっくて大喜びで何かに向かっていた。
何だろうと思って見ると、エレノアの前にいるのは小さなクモ。しかも、
エレノアはそれを咥えようとしている。「エレノア、ダメ」と言ったが
もう時既に遅く、クモはエレノアの口の中へ、慌てて直ぐに口を開けさせ
たが、出てきたのはクモの足だけ...... 合掌 m(_ _)m
(2)スズメ蜂
今年の7月、週末にエレノアの散歩を担当しているダンナが、いつもの
ように散歩から帰り、エレノアを庭で遊ばせていたが、突然
「ゲッ!!」
という叫び声。何事かと行ってみると、何とスズメ蜂
が我が家の出窓の下に
巣を作っているのを見つけたとのこと。
「直ぐに何とかして!!」と今度は私が叫ぶこととなった。幸い、巣は
まだ作り始めらしく3センチ程度の大きさだったので、ダンナがホースで
水をかけ、スズメ蜂ともども退治した。
しかし、地面に落ちたスズメ蜂の巣に素早く駆け寄った影。止める間も
なく、エレノアは、蜂の子ともども巣を食ってしまったのである。
かくして、幼くして珍味の味を覚えたエレノアは、その日はなんとなく
満足そうでした。
(3)?????
いつもはダンナが帰宅すると真っ先に玄関へ行くエレノアが、その日は
何故かトイレのドアの前で留っている。不思議に思っていると、やはり
不審に思って見に行ったダンナが慌てて戻ってきた。
「何かゲジゲジみたいなのとエレが遊んでるぞ。」と新聞紙を持って
退治に出かけたが、直ぐにキョトンとして戻ってきた。確かに変な虫を
見かけたのに、今行くといないとのこと。「さては」と、エレノアの口を
開けさせると、大き目のクモの足のようなものが出てきた。しかし、
ダンナは「確かにゲジゲジのように見えた。こんな足ではなかったはず。」
と不思議がることしきり。
果たしてこの虫の正体は何だったんでしょう? エレノアが話してくれると
分かるんですが....
☆☆☆ 教訓 「知らぬが仏(虫達に、合掌)」 ☆☆☆
続く ☆ TO BE CONTINUED...
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