ケアンを飼いたいアナタへのメッセージ
〜ケアンだけでなく、全ての犬種（雑種も含めて）に当てはめて読んで下さい〜
犬を飼う＝約１５年のいのちを預かる決心はついた？
「ケアンに興味を持ちました」、「かわいいのでぜひ飼いたい」、「私でも
ケアンを飼えるでしょうか」・・・などなど、お便りをいただくことが
増えました。
そして皆さん、異口同音におっしゃるのが「近くでブリーダーを探しています。
良いところがあったら教えて」です。ケアンを飼いたい人にとっては、当然の
質問だと思います。
でも、子犬を探す前に、どこまで検討なさったのか触れておられた方はほとんど
いらっしゃいませんでした。もしかしたら、メールに書いておられないだけで、
すでに十分すぎるほどに悩んでおられたのかもしれません。でも・・・聞きたい。
ケアンに限らず、どの犬種であろうと、犬を飼うには覚悟と決心が必要だと、私は
思います。犬は、子供のおもちゃでもヌイグルミでも、ましてファッションでも
ない、「家族の一員」と思うからです。
初めて犬を飼う人には、イメージしづらい話かもしれません。特別むずかしい
ことを言って、おどかすつもりじゃないんです。
私だって、最初からこういう心境になったのではありません。かつて共に暮らした
犬達とエレノアのおかげで、ようやくわかってきたに過ぎません。
だから、こうして意見めいたことを申し上げるのは、ホントは、冷や汗モンです。
でも、言わずにおれないのは、犬達と飼う人達のシアワセを願っているから。
（こんなセリフ言うのも、冷や汗・赤面ものなんですけども(^^;)）
だから、犬を飼うのを決める前に、もう一度、考えてみてほしいんです。
犬を迎えるのは「子供を一人増やすのと同じこと」だからです。
そう考えれば、
なぜ犬を飼うのに覚悟と決心が必要かわかっていただけると思います。
でも、その上でワンコライフをはじめたなら、きっとそれは、何物にも
代え難い、素晴らしいものになりますよ！
わかってくれるアナタなら、きっとケアンを幸せにしてくれるはず。
※98.5.17 追記、98.5.18 差替
なんだか、言葉にすると堅苦しくなってしまいました(^^;)。でも、これって、
「お別れの日が来るまでちゃんと飼うわよ」という方とっては、言われるまでも
ないことでしょうね(^^;)。そういう方に対しては、冗長な内容で申し訳ないです。
きっと、わたなべの考えの浅さも目に付いたことでしょう。。。
でも、なんでわざわざ文章にしてみたか、それは、ケアンについてＨＰで紹介して
いるものの、その楽しい面、かわいい面だけ見てケアンを飼って欲しくないから。
そして、その結果、
ケアンを安易に飼う人を増やしてしまったら申し訳ない
という思いに駆られたから。まして、ブームなんかになってしまったら、、、！
たとえばシベリアンハスキーの場合、”ブームに乗って”ハスキーを飼った人の
一部（多く？）が、後で異口同音に言ったそうです。
「こんなに大きくなると思ってなかった」って。。。
ハスキーが、一生かわいい子犬のままでいると錯覚していたのでしょうか・・・？
そして、儲かると思って、業者やブリーダー、ショップなどで、たくさんの
ハスキーが繁殖されましたが、ブームが急激にしぼんだため、多くの子犬が
売れ残りました。その子達がどうなったのか、想像に難くありません。
また、聞いた話ですが、ファッションのように次々と犬種を飼い替える人もいる
そうです。増やすんじゃなく、前の犬を処分して買い替えるんだそうです（涙）。
ちなみに今までケアン情報は、国内の個人ＨＰではほとんど流れませんでした。
その背景にあるのは、心ある日本のケアン飼いの方々の、こうしたブームに
ケアンを巻き込みたくない、という思いがあるからだと私は感じております。
また、話が変わりますが、身近でも「取りあえず、犬を飼おう。でも飼えなく
なったら、保健所で処分してもらえばいいじゃない。捨てるよりマシでしょ？」
という話を、多く聞きます（涙）。確かに、捨てるのはトンデモナイ話。だけど、
飼えなくなる場合があることをわかっていながら取りあえず飼う、という発想は
私にはアンビリーバボー！（＝信じられない）です。（マジメな話）
・・・くどくど書いてすみません。愛犬家ヅラするつもりは毛頭ないんですが、
（私なぞは、愛犬家と言うにはほど遠い存在だと自覚しております、ホント）
こういう話を聞きますと、
「なんで最初に考えてみないんよ〜っ？！」と腹が
立つんです。
思いもよらぬことが起きて、里親探しとか一時預けとか万事を尽くして、それでも
どーーーーしても飼えないとなったなら仕方ないだろうけど。。。
（転勤は理由にならん、と私は言いたい。転勤が多い企業に勤めた経験から）
でも、今の世の中、最悪お金で解決できる場合もあるでしょうし、私は、万事を
尽くせばなんとかなる！と思う。”家族”のいのちを守れるんだったら。
明日のご飯に困るぐらい、切羽詰まらない限り。
（そういう意味で、わたなべが１番恐れてるのは、戦争と食糧難(^^;)）
ＨＰでブリーダー紹介をやめたワケ
いったんブリーダー情報を掲載したのですが、どなたからも認めていただける
ような、安心してお勧めできる方が見つかるまで、紹介を見合わせることに
いたしました。多くの日本のブリーダーのあり方について、疑問を持つ方も
いらっしゃるからです。
イギリスなど動物愛護先進国は、日本への犬の輸出をやめるよう勧告して
おります。それは、かつて日本のブリーダーのところで（おそらく今でも
多くのところで）犬達がモノのように扱われ、虐待されていると知られたため
です。向こうの優良犬を輸入したくても、よほどの信頼を寄せられたブリーダー
でない限り、出してもらえません。（英国産をうたうブリーダーには、本当に
良い犬を持ってる方とそうでない方の２通りあると思います。気をつけてね）
そういった問題が、ブリーダー紹介を見合わせた背景にあることをどうぞ
ご理解ください。
子犬探しをしている方にとって、ブリーダー情報は、特に知りたい情報の１つ
であると思います。誰がよいとは言えませんが、考え方などは、
「あなたはケアンの良い家族になる自身はありますか？」
の、ブリーダー考などを、参考にしていただければ幸いです。
ケアン探しをはじめるまえに考えてほしいこと
ブリーダー紹介をしない代わりといってはナンですが、私の思いつく範囲で
国内のケアンブリーダーを見つけるためのヒントだけ紹介いたします(^^)。
でも、そこで得られる情報は、あくまで”玉石混交”の世界ですので、
鵜呑みにせず、自分の責任でしっかりと見極めて下さい。(^_-)☆
そして、くどいようですがケアンの子をお探しになる前に、いまいちど、
・ケアンとは、どういう犬種で、特に短所が何であるかを把握しているか？
（短所を知っておけば、後で悔やむことがないからです）
・全犬生にわたって、時間とお金と労力を十分注いでやる決意があるか？
（ケアンは、適切に飼えば、１５年は生きる長生き犬種です）
・家族全員ケアンを飼っても大丈夫な状態にあり、飼うことに同意しているか？
（今現在だけでなく、１５年先まで思いめぐらしてみて下さい）
などについて再考くださいますよう、センエツながらケアンに代わって、
心からお願い申し上げます。後で悔やむことがないよう、よく考えてください。
わたなべも、ケアンを選ぶまでにかなり葛藤しました。そして覚悟と決心
したつもりです。将来、何が起きるかわからないけど、全力でエレノアを守って
やるつもりです。（うっ、宣言してしまった(^^;)）
でも、もう１度申し上げます。
そうして選んだワンコライフなら、何にも代え難いものになるハズ！
葛藤をくぐり抜けてケアンを選んだアナタのためでしたら、わたなべも
喜んで応援させていただきたいです。メール、待ってマース！
ブリーダー探しのヒント
◎わたなべのひとり言◎いろんな人がいるからねえ・・・（謎笑）
☆雑誌の広告 ：愛犬の友など（エレノアもここで）。※当たり外れに注意
☆ブリーダー紹介本：愛犬ファミリー（成美堂より毎年発行）ぐらいかな。
☆インターネット ：ブリーダーＨＰもありますが、ブリーダー探しの代行ＨＰを通じて
探す方が、選択の幅が大きい。※「子犬探しお勧めサイト」
☆ＪＫＣ ：直接は教えてくれませんが、地域の愛犬クラブなどを
教えてくれます。ケアンがいればラッキー？！
※ドッグショー直撃案：大きいショーならケアンが出陳
される可能性大なので、何か情報が得られるかも？
（ただ、関係者の方の迷惑にならないよう気をつけてね）
☆クチコミ ：私の１番のお勧めはコレ！飼っている人から直接、あるいは
パソ通、インターネット等で探し、教えてもらう。
ケアンリンクを辿るのも手。
※繁殖に適した子犬をお探しの場合は、ケアンのスタンダードや血統、色素の話など
詳しく説明できる方に直接相談することをお勧めします。
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