一方「カヒコ」は、「イプ」と呼ばれる古典的な楽器を使い、「チャント」に合わせて踊るもので
す。日本では、本格的なフラのステージで踊られる程度で、一般に見ることはほとんどありま
せん。しかし、一度見ると、私たちの持つフラダンスのイメージを一蹴する迫力を感じます。
フラダンスというと、胸にココナッツブラと腰みのをつけて腰を左右に激しく揺らす踊りやファイ
ヤーダンスを想像する方もいると思いますが、それはタヒチアンダンスであって、「フラ」ではあ
りません。
「フラ」を学ぶためには「ハラウ」を呼ばれるクラスに通います。ここでは踊り方のほか、「アロ
ハ」のこころを学ぶことになります。「アロハ」とは、人々や自然を尊敬し、愛するこころです。
「フラ」の先生は、単に踊りの先生というだけでなく、ハワイの伝統や文化を継承する役割を担
っていて、「クム」と呼ばれています。代表的な「クムフラ」には、フランヒューイット氏、オラナア
イさん、サニーチン氏などがいます、ミュージシャンであるケアリィレイシェル氏やロバートカジ
メロ氏も「クムフラ」です。
子供たちの踊る「フラ」を「ケイキフラ」と呼びます。特にハワイの子供たちは、小さなころから
一流の「ハラウ」に通い、英才教育を受けていますから、非常に上手です。
オアフ島では、以下の場所で、無料の「フラショー」を見ることができますので、本場の「フラ」
をご覧になられてはいかがでしょうか?
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