●べんがら

『酸化第二鉄』という安定した物質。微粉末状態で売られています。人類最古の赤色顔料と言われており、瓦や陶器の赤色顔料に、また、錆び止め剤や塗料にも使われています。自動改札口を通す切符の裏の茶色い部分にも使用されています。神社仏閣の建造物の朱色もべんがら。
耐候性・耐久性に優れ、防虫・防腐の効果もあるそうです。

【木部塗装の着色顔料として使う】

柿渋に混ぜて塗る、あるいは、
乾性油に混ぜて塗る。

どちらも試してみましたが、しっかりと塗れました(べんがら以外の顔料も使用)。
布を使って、すり込むようにして塗りました。
乾性油に混ぜて、ハケ塗りする場合は、溶剤を加えた方が塗りやすいと思います。

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【色】

べんがらと言えば、赤色系ですが、『トミヤマ』で販売されている顔料(べんがらを含む)は7色。

【入手法】

『トミヤマ』のホームページで販売されています。
500g=1260円(2007年調べ)。
他でも扱っているところがあると思います。