効いた!スギナの実力

スギナはツクシが成長したものです(下写真)。根がはびこるのでお百姓さんの嫌われ者だそうですが、西洋では『薬草の王様』と呼ばれているほど、栄養価が非常に高い草です。
さて、何に効いたかと申しますと、「かゆみ止め」です。
5年ほど前に、体が弱っていたせいか、じんましんが全身に出て、かゆくて眠れないことがありました。市販のかゆみ止め薬を塗ってもかゆみは治まりませんでした。たまたま、作り置きしていた『スギナヨーチン(作り方は後述)を試しに塗ってみたところ、スーとかゆみが引き、ぐっすり寝ることができました。

○アトピーにも効果!

アトピー症の近所の奥さんにスギナヨーチンのことを話したところ、「試してみたい」と言われましたので、作り置きのひと瓶を差し上げました。いつも、腕を隠すために長袖の服を着ていた方ですが、3ヶ月後、赤くただれていた腕がきれいになったと大喜びされました。医者も驚き、スギナヨーチンの作り方をメモしたそうです。

○スギナをそのまますりつぶして患部に・・・

また、当クラブの「弟子1号」ことヒデさんが、ムカデに足をかまれ、くるぶしから下がパンパンに腫れて痛くてかゆくて、なかなか直りませんでした。スギナヨーチンがなかったので、スギナをすりつぶして患部に貼り付けてみたところ、その日からかゆみと腫れが引き始めたということです。

▲糸状の葉をたくさんつけているのがスギナ。
有機の里・市島町『八十市学舎』ほ場にて撮影
スギナヨーチンの作り方
これは、古本屋で見つけた『スギナの実力(三宅辰信著)』に紹介されていたものです。簡単に申せば、「スギナのウイスキー漬け」です。この本には、スギナ風呂、スギナ茶などのことも紹介されています。著者はスギナでガンを克服されたそうです。

1.スギナを採取します。
季節は春〜夏。地上に出ている部分を適当につみ取ります。除草剤や農薬が使われていない場所で採取しましょう。

▲つみ取ったスギナ。採取時期が9月に入っていましたので、
あまり見あたらず、やせ細ったスギナでした。
できれば、元気なスギナを採取しましょう。
2.よごれていないスギナであれば、そのまま、ガラスビンに入れたウイスキーに漬け込みます。よごれが気になるようであれば、軽く水洗いした後、乾かして、ウイスキーに漬け込んでください。
ウイスキーではなく焼酎ではダメなのかはわかりません。たぶん、アルコール度数が重要なのでしょう。アルコール度数が低いとバイ菌が繁殖する危険がありますから。

3.日光の当たる窓辺に1週間ほど置きます。ときどき、ビンごとよく振ってください。あとは、室内で保存しておくだけです。

※かきむしって傷ついた皮膚に塗るとしみますのでご注意を。

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