プロフィール

“クラブ”という名称ですが、クラブ員を募集しているわけではありません。商売気のない活動として始めたものですので、“クラブ”という言葉を用いました。
神戸在住
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いつのまにか〈エコ・クィーン〉施工を手がける身に・・・

広告制作を本業としておりましたが、いつのまにか、珪藻土壁材〈エコ・クィーン〉の施工も仕事としてお受けするようになっておりました。
初めて施工した珪藻土壁材は他メーカーの製品でした。トイレと脱衣場にDIY施工し、他はプララスターボードのまま暮らしておりましたところ、私が阪神・淡路大震災の被災者であったからでしょうか、2名の方から余った壁材〈エコ・クィーン〉粉末タイプを譲り受ける幸運に恵まれ、リビングの壁を100平米ほど施工することができました。おかげで、その効果の違いを体感できました。

被災住宅再建支援として「DIY珪藻土壁塗り講習会」を開催

家づくりに苦労した経験と、壁塗り、塗装、和室づくりやロフトづくりなど手がけた体験から、被災住宅復興支援組織「関西市民住宅供給機構」に誘われて、家づくり応援の活動に参加。ハードなDIYで腰を痛めてしまった施主さんの壁塗り応援に、設計士さんたちといっしょに駆けつけたのがきっかけとなって、珪藻土壁塗り応援活動を始めることになりました。「家づくりお助けクラブ」と銘打って、空き地で「DIY珪藻土壁塗り講習会」を月1回、約2年間開催。クラブ的仲間という立場で、施工応援もさせていただきながら、腕を研かせていただきました。毎回、くたくたにくたびれましたが、楽しい活動でした。

▲「DIY珪藻土壁塗り講習会」風景
倒壊した家の跡地を使わせていただき、講習会をしておりました。当時は、〈エコ・クィーン〉の粉末タイプもペーストタイプも下塗材〈NGU〉も塗り比べてもらうという、至れり尽くせりの内容。生活が行きづまりました(^_^;)。

▲関西市民住宅供給機構のモデルルーム兼事務所
30センチ角ものぶっとい通し柱を、これまた太い梁で頑丈に組み、室内には合板を使わずに厚み36〜39mmの無垢板フローリングで面剛性を持たせるという、大胆、かつ、おおらかな工法で、丈夫で安全な広い部屋ひとつあればいいという私の希望を叶えてくれる工法でした。当時はまだこのような大断面の材を使う家づくりは見かけませんでした。この機構の工法が“はしり”だと思います。なお、建築士・大学教授・弁護士などが集まり、被災者支援として生まれた機構は、その役目を終え、解散しています。

日本ケイソウ土建材株式会社からDIYアドバイザーの委託を受ける

「家づくりお助けクラブ」は平成15年に解散しましたが、講習会で珪藻土壁材〈エコ・クィーン〉を使用していたことから日本ケイソウ土建材株式会社から「エコ・クィーンのDIYアドバイザーとして“ケイソウ土塗り方教室”の講師に」というお話をいただき、平成16年4月から、ハウジング・デザイン・センター神戸で教室を開催するようになりました。そして、〈エコ・クィーン〉の「DIYハンドブック」も制作させていただきました。

自分の体験から得た情報をお届けするように心がけています。

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