○ホームセンターのカットサービスについて

木材を扱っているホームセンターでは、希望の寸法にカットしてくれるカットサービスを行っています。サービスといっても無料ではなく(10カットまでは無料対応の店もあるが)、1カット10〜30円くらい必要。でも、これをうまく活用することで、木工DIYは楽になります。
ただし、注意点がひとつ。それは、寸法精度が期待できないということです。たいていは、カットサービスを依頼する時に「1〜2mm誤差があってもいいですか」と言われてしまいます。
しかし、同寸法に切りそろえるのは、カットサービスの得意とするところです。この点をうまく利用しましょう。たとえば机の脚用に長さ700ミリの木材を4本用意したい場合、カットサービスで長さが698ミリに切られてしまったとしても、4本とも698ミリに切り揃っていれば大した問題にはならないはずです。
寸法精度を求める場合は、“ソーガイドミニ”を使って自分で切ることをお勧めします。
また、2〜3mm厚のベニヤ板なら、定規とカッターナイフがあれば自分で切れます。ベニヤ板の両面にカッターナイフで切れ目を入れて折り曲げればパキッと裁断できます。
カットサービスの寸法精度はお店によって差があります。また、カットを行う従業員によっても荒さ・ていねいさが異なります。カットサービスを活用する前に、そのお店の力量を把握しておくことが大事かも知れません。
▲カットサービスを活用して、後はほとんど組み立てるだけの状態にした桐集成材。
多少誤差があっても、同じ寸法で切り揃っていれば問題は起きにくいです。