作業手順

決心がついたら、後は以下の手順で淡々と進めていきましょう。

※日本ケイソウ土建材株式会社に珪藻土壁材〈エコ・クィーン〉を発注する際に、『DIY HAND BOOK』も送ってもらうようにしましょう。
内容がとても充実しており、図説、写真でわかりやすく解説されています。

▼施工下地ごとの施工方法も注意点もほぼ完璧な内容です。
(下図は、『DIY HAND BOOK』の中身の一部)
1. 施工面積を算出

部屋の寸法を測り、施工面積を計算。窓やドアなど塗らない部分は除外します。施工面積から壁材の必要量を割り出します。

2. 壁材の種類、色を決める

色ムラは呼吸性の高い壁材の宿命です。水引きが始まっている面に薄く塗り重ねたりすると、色ムラになる場合があります。色ムラを避けたい場合は、濃い色の壁材ではなく、薄い色のものを採用するといいでしょう。

白華現象という色ムラについて

摂氏5度という低温下で、ピンク色の〈NZ〉をトイレに施工したことがあります。白華現象がおき、白いまだら模様のある壁になってしまいました。粉末タイプの仕上材を使用する場合、低温下での施工は要注意です。暖房しながら施工し、そして、朝・晩には空気を入れ換えてまた暖房を。できれば、乾燥までの間、暖房して色ムラを回避しましょう。(ペーストタイプには消石灰が使用されていないため、白華現象はおきません

実際の塗り色見本がほしいときは、日本ケイソウ土建材株式会社へ製品名と品番を伝えて送ってもらいましょう。3センチ角ほどの小さなものですが、実際の塗り板です。
.なお、広い面積を施工した場合には色味が薄く見えたり、光があまり入らない北側のトイレでは、色が濃く見えたり、また、照明の種類によっても色味がちがって見えることがあります。

3. 材料の注文、道具の用意

ペーストタイプは受注生産のため、注文が殺到しているとき(連休前など)は1週間ほどかかる場合がありますので、希望配達日を記入して早めに注文しましょう。

道具は、ホームセンターでほとんど入手可能です。また、日本ケイソウ土建材株式会社で、ファイバーテープ、水性シーラー、コテ、コテ板、マスキングテープなどの入手も可能(コテは質のいいものです)。

4. 養生作業

床面や柱、ドアなど、汚してはいけない部分を養生シートやマスカー、マスキングテープでカバーします。意外と時間がかかる作業です。あせらず、ていねいにしておきましょう。

5. 下地処理

仕上がり不具合が出ないよう、施工する面(施工下地)に対して行う処理のことです。
たとえば、ビニールクロス下地の場合は、将来、壁剥離が起きないようにクロス面にタッカを打ったり、密着性を高めるために水性シーラーを塗ったりします。
(下地処理方法の詳細は『内壁材の施工方法』をご覧ください。)

壁と対話しながら作業をする

塗り壁は下地が大事。女性の化粧と同じ。下地が悪いと化粧ののりが悪くなるのと同じです。壁の中はしっかりしているか? 軽量鉄骨なのか木造軸組なのか? ボードはしっかりビス止めされているのか? ボードにたわみはないか? カビが生えていないか? クロスのめくれや浮きはないか? などなど、よ〜く観察し、適切な処置をしましょう。

 

6. 下塗り(NGUを全面に塗る)

〈エコ・クィーン〉専用下塗材NGU(粉末タイプ)を水でよく練って施工面全面に塗り、平らな面をつくります。
なお、〈ペーストタイプ〉で仕上げる場合、以下の施工下地に限り、「下塗り」作業を省くことができます(接着力が強いので)。
・プラスターボード下地(クロスを剥がしたプラスターボードには下塗りが必要となります)
・ビニールクロス下地(厚手のものではなく、一般的な薄さのクロス)

7. 仕上げ塗り

好みの仕上げを。塗り残しがないように、ていねいに、おちついて、黙々と塗っていきましょう。

8. 手直し、そうじ

壁の際(きわ)をチェック。壁材で汚している場合は、きれいにしておきましょう。それだけで仕上がりが格段と美しく見えるようになります。

乾きはじめてからの手直しは、霧吹きを使うとうまくいく場合もありますが、たいていは補修箇所が目立ちます。エコ・クィーンは一発勝負の壁材だと肝に銘じておきましょう。