0.しっくいとの違いは?


「しっくい」に呼吸性の強い“珪藻土”を大量に混ぜた壁材、それがエコ・クィーン〈粉末タイプ〉仕上材と考えていいと思います。
しっくいの主成分は消石灰です。エコ・クィーン粉末タイプ仕上材の主成分は白色珪藻土ですが、固化材に消石灰が使用されています。
しっくいを勧める工務店がリフォームした喫茶店に案内されたことがありますが、なかに入ってすぐに消臭力の差がわかりました。「呼吸性」の差が、壁材の性能に大きくあらわれていると感じました。
昔の日本家屋の壁は土壁で、その表面にしっくいを塗って化粧を施したものでした。そのような気候風土にあった壁の機能を、現在の張りぼて住宅でも発揮させるためにはどうすればいいか・・・。「安全でシックハウスにもならず、十分な調湿力を持つ壁材、それが〈エコ・クィーン〉の開発目的だった」と、開発者の金清さんはおっしゃっていました。〈エコ・クィーン〉の“抗酸化作用”と“光触媒作用”は意図していなかったもので、実際にお住まいの方々から送られてきた“声”で気づかされたものだそうです。

ちなみに、エコ・クィーン〈ペーストタイプ〉の固化材は消石灰ではありません。企業秘密となっていますが、私は教えていただいております。安全なもので、私たちの身近なところで使用されているものです。

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