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「間取り」の前に、ゾーニング作業(どこで何をする)を 「間取り」から考えはじめると、かならず間取り作業の迷路に入りこんでしまいます。間仕切り壁をどこに配置しようか?と、延々と考えるはめになります。 まずは、家族の暮らし方を見つめて、「どこで何をする?」を考えましょう。 ゾーニング作業ののちに、間仕切り壁が要るのかどうかを考えるのです。視線や音を遮断する必要がなければ壁は不要です。低い整理棚ひとつ置くだけで空間を仕切ることだってできるわけです。LDK発想は頭から追い払い、ゾーニング作業に取り組んでみましょう。 家が広くなったら友人を呼んでパーティを開こう、広い庭が持てたらバーベキューを楽しむぞ、ダイニングで食事を済ませたらリビングへ移動して家族団らんの時間を楽しむんだ・・・などと考えたりしていませんか? 家が広くなれば、散らかり放題だった家の中がすっきり片づくはず、などと思ってはいませんか? 新しい形の家が持てたからいって、これまでの生活スタイルが急激に変わるということは、まずありません。正直に、現在の家族の暮らし方を見つめることです。 やり方がわからない人は、家族1人1人の生活を記録してみてはどうでしょうか。誰がいつ、どこで、何をして過ごしているかを、1週間でも1ヵ月でも続けて記録してみましょう。そしてできれば(むつかしいですが)、将来の家族構成の変化も予想してみましょう。 オープンな広い空間ひとつがあれば十分、という結果になったときは、耐力壁がなくても耐震性確保のできる工法を選択するという道にすすめばいいわけです。「工法選びや業者選びはあとまわし」という意味がおわかりになると思います。 |
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