ピノキオ

原題:『Pinocchio』(1940年公開)


わしのかわいいピノキオが、本物の男の子になりますように・・・  

「白雪姫」の成功に続く、ディズニー長編アニメーション第2作目。

ディズニー永遠のテーマソング、そして今や世界の名曲でもある

「星に願いを」がこの作品から生まれたことは、いうまでもありません・・ね。

名曲はいいんですが、この作品・・・なんかちょっとシビアな感じが・・・(謎)


STORY】
人形作りのゼペットさんは、猫と金魚が我が子代わりの、独り暮らしなご老人。ある星のきれいな夜、
ゼペットさんは、仕上げたばかりの操り人形に「ピノキオ」と名付け可愛がり、寝る前に星に願いをかけま
した。「どうか、この子が本当の子供になりますように」と・・・。で、願いはかなって、ピノキオは「一時的」
に、人間の命を与えられました。まだ無知なピノキオは、指導役のジミニー・クリケットとともに街へくりだし
ますが、案の定、悪い人(?)たちにだまされ、悪い子の道を歩みそうになってしまうのでした。
何日も帰って来ないピノキオを心配したゼペットさんは、自ら捜しに出たのですが、なんとクジラのお腹の
中に閉じこめられてしまうという始末・・・。さあ大変だ!葉巻吸ってる場合じゃないってのピノキオーッ
・・・さて、数ある誘惑をのりこえ、ピノキオは本当の人間になることができたのでしょうか。


PICK UP

@星に願いをかける者。星に願いをを歌う者。

  まずはやっぱし「星に願いを」から! ディズニーに最初のアカデミー主題歌賞をもたらした、この歌。
  さて・・・。物語の中で、「木人形のピノキオが、人間になりますように」と、星に無謀な願いをかけたのは
  ・・・そう、上↑の画像のゼペットさんです。・・・で、それに乗じて、「か〜が〜や〜く星に〜♪」と、後の
  名曲となる歌を歌ったのが・・・ジミニー・クリケットという、まあ語り部的なコオロギなのですな。
  つまり、

  星に願いをを歌ってるのは、ゼペットさんではなくジミニーであるが、実際に星に願いをかけたのは
  ジミニーではなくゼペットさんである

  ということです。・・・ここんとこ、重要よ? テストで間違えやすいところだから、3回は復唱ね。

A古き良き「海」の描写
  只今公開中の「ターザン」では、最新技術を駆使した荒れ狂う「海」のスゴさが、ひとつの見どころに
  なっているわけですが・・・。この「ピノキオ」の海の描かれ方も、実は結構スゴかったりします。
  例えていうなら、「人の手により描かれた、温かくも現実的な自然の海」・・・といったところでしょうか。
  海のシーンになると、私はいつも、そのペインティング(?)のリアルさに、ある意味、鳥肌がたったり
  しちゃうのですよ。同じような感覚を持たれた方、いないですかねぇ・・・。

Bちょっと待った・・・
  「ピノキオ」のテーマはずばり!「善悪の区別がついてこそ本当の人間」ってコトなのですね〜。
  物語では、それに試されるかのように、ピノキオはいわゆる「悪の道」への誘惑に、何度も負けちゃう
  ワケなのですが・・・まあ最後には、ハッピーなエンドを迎えることになりますよ。やっぱ主人公だしね。
  ・・・それで。他のヒトたちどうなったの?という疑問が・・・。いや、だって、悪徳商人にだまされて、人間
  からロバに変えられちゃった子供たちとか・・・どうなったの??(もともと悪い子たちだったのかもしれ
  ないケド・・・) あのまま売られてロバとして生きてるの!? 悪の大人はほったらかしでいいのッ??
  主人公さえ良ければそれでいいのかよディズニー!!と、意味のない憤りを覚えている私は、人間に
  なったピノキオが、悪人を懲らしめに出かける続編を、ひそかに期待中。 (ああ〜・・馬鹿だぁ〜・・・(涙))

 

−−−ピノキオは、こんな人にオススメ!−−−

◎とりあえず、見たことがない。
◎日本語吹き替え版で、気楽に見たい。
◎TDLの「ピノキオの冒険旅行」は、速すぎてワケがわからない・・・。


BGM:「When You Wish Upon a Star/星に願いを」


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