ノートルダムの鐘

原題:『The Bells of Notre Dame』(1996年公開)


鐘たちを紹介するよ。  

原作は、フランスの文豪ビクトル・ユーゴの「ノートルダム・ド・パリ」。

大人向けです。まさに「実写向けっぽい」アニメーション作品。

映像のスゴさはもちろんのこと、テーマとか、ストーリーとか・・・

重いのです。良い意味でね。それでいて結構アクションシーンが爽快!

 

STORY】
中世のフランス・パリ。ノートルダム大聖堂の鐘楼に、カジモドという心優しい鐘つき男がひとりきりで暮らしていましたというか閉じ込められていました。街を眺めては自由に憧れるカジモドでしたが、しかし、彼を育てたという判事フロローの冷酷さはハンパではありません。・・・それでもその日、年に一度の「道化の祭り」の日、ついに鐘楼を抜け出したカジモドは、美しく勇敢なジプシーの娘エスメラルダと出会い、心惹かれます。仲良くなった二人でしたが、エスメラルダに一目惚れしたのは彼だけではなく・・・近衛隊の隊長フィーバスと、そして、フロロー。フィーバスはまぁいいとして(よくない)、問題はフロローでした。彼は、ジプシー達の隠れ家を探して街中を焼き払い、エスメラルダに迫ったのです。「我がものになるか、死か」。火あぶりの処刑場に立たされた彼女を助けるために、真実を知ったカジモドが今、大聖堂を飛び出しました――。


PICK UP

@最悪の悪役
  もっとこう、主人公カジモドの行動とか心情とか見所があるのに(↑のあらすじ)気が付けば判事フロローの事ばかり書いてるし・・・。だってもう最悪なんだもん!キモチワルイんだもんこのオヤジ!!(爆) ジプシーの弾圧とかもそうなんですけど、その「狂気に満ちた潔癖さ」が・・・こういう人って実際にいるから、その現実味のあるキャラクターがすごく怖い。エスメラルダに対する欲望なんかももう・・・ギャー!!(相当嫌らしい(^^;。ファンの人すみません)

A恋は叶わない
  <フィーバス×エスメラルダ←カジモド>こういう構図。主人公の恋が叶わない(どころかライバルにとられる)というのは、ディズニー作品の中でも珍しい展開ですよね。私は以前「結局、恋愛は顔なのかぁ!?(怒)」と、この作品に対してあまり良い印象を持っていなかったのですが(笑)、最近になって考えを改めました。それは・・・↓。

B実は友情もの?
  主人公カジモドと色男(?)フィーバスは、別にエスメラルダをめぐって争ったりはしないのですね。軽〜い戦闘(?)はありますが、それもまた後の友情へのウォーミングアップみたいなもんです。仲の良くない二人が、同じ目的を遂行していくうちに友となる・・・なにげに硬派な展開。好み(笑) だから無理にエスメラルダとフィーバスをくっつけなくてもよかったと思うんだけどなぁ〜、この三人の友情物語って感じでも。エスメラルダも強いし。・・・でもそれじゃロマンスのかけらもなくなっちゃうか。

 

−−−ノートルダムの鐘は、こんな人にオススメ!−−−

◎ドーンと重厚感のある作品が見たい。
◎フランス・ノートルダム大聖堂に行ったことがある。
◎日本語吹き替え版は「劇団四季」だったはずなので、ファンの方はそちらも(^^)
 


BGM:「Out There/僕の願い」


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