コルドロンにこだわる理由

'99. 6. 6


「コルドロン」、という作品があります。
ディズニー長編アニメーション・第25作目にあたる作品です。

コルドロンのビデオは、発売されていません。
あ、そう。日本では、です。
本場・米国では、少なくともビデオは発売されていて、
まぁなんとかして手に入れようとすれば、
入らないこともないのでしょうが・・・

日本で、つまり「日本語版」のビデオ(またはLD等)が出ていない。
これは・・・ちょっとおかしいと思うのです、私。

東京ディズニーランドには、
「シンデレラ城ミステリーツアー」というアトラクションがあります。
まぁ、説明は不要でしょう。
コルドロンは、このアトラクションの中では、
かなり重要な位置を占めていますよね。

以下は、私の体験談です。

「シンデレラ城ミステリーツアー」に、初めて入ったときの話。
城に入ってすぐのところに、
いかにもな魔法の鏡と、4枚の肖像画が貼ってあるのでした。
その肖像画は、それぞれディズニー映画の主人公たち。
オーロラ姫、ピノキオ、白雪姫、それから・・・っと・・・・・・

ん!?

肖像画の中でも一番大きい、右下の絵が・・・
私には、わかりませんでした。
それは、剣を手に、得意気に微笑んでいる男の子。
こんなキャラクター、ディズニーの中にいたっけ・・・???

ご存知のとおり、数秒後、その少年の絵が、
赤フードのおっさんの絵に変わるわけなのですが、
(その時点で、そのおっさんについても知らないわけなのですが)
私の頭の中は、その子が誰なのかという謎で
いっぱいになってしまったのでした。
その剣、その服装・・・
なんかこう・・・彼のその、ちょっぴりRPG(ドラクエ)風なところが、
私の捜索心をさらにかきたてた、という背景もありました。
(すいません。事実です(^^;)

最初は、「王様の剣」かな、とも思いました。
でも違う。ビミョーに?違う。
TDLの本屋で探しても、それらしき作品は見あたらない。
うーん・・・

どのくらいの月日が経ったでしょうか。
ある日、うちの母殿が(私とは別の日に)インパークしたときに、
「ミステリーツアー」のキャストさんに直接聞いたことにより、
その正体が判明しました。

彼の名前は、ターラン。
出演作は、「コルドロン」。

ミステリーツアーの途中にある、ターラン王の像や、
最後の魔王ホーンド・キングについてなど、
詳しく教えてくれたという、そのキャストさんのおかげと、
その後、どっかの本屋で偶然見つけた童話版「コルドロン」により
話の筋をだいたいつかむことができたのでした。
いや〜、どうもありがとうございました(^^)  完っ♪

・・・ってオイ(爆)

まぁ、ターランをドラクエ風というのはないでしょうが、
同じように疑問を持たれた方、きっといらっしゃると思います。
これは、この「ミステリーツアー」に限ったことではありませんが、
映画の内容を知っていれば、アトラクションの楽しさだって
いっそう倍増しますよね。
ディズニーランドのアトラクションには、そのすべてに
何らかの「物語」が、つまっているわけですから。

日本での「コルドロン」の扱いは、とっても低い。
見たくても、見られない人のが多い。
でも、ディズニー世界の中心ともいえるディズニーランドでは
ちゃっかりアトラクションの題材に使われているなんて。

そんなの、おかしいでしょ?

日本語字幕で・・・または吹き替えでも・・・
いつの日か、ターランくんの活躍をこの目で見られますように・・・
(実際は、そんなにかっこいい活躍じゃナイけど。<ターラン(爆))

ブエナビスタ様、心よりお願い申し上げます。
頼むよ、もう、マジで!

そういえば、6月のカウントダウン2000バッジ。
「プリンセス&ヒロイン」シリーズの中に、
コルドロン出演のお姫さん「エロウィー」もいたわけなのですが、
やはり、いっぱいあまってましたねぇ・・・。

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