WB00882_.GIF (263 バイト) チカちゃん
ボトム・ザ・ワールドのマスコット・キャラクタ。ガガガのウッポくん同様、かわいいと呼ぶには多少の無理がある。
モティーフは手から察するにモグラのようだが、顔はドジョウかナマズのようにも見える。
ボトム・ザ・ワールド園内に何体かのロボットが配置され、接客やアトラクションをこなす予定であった。
 
 WB00882_.GIF (263 バイト) チャクラ
サンスクリット語で「輪」を意味する。身体のエネルギーが集中する場所(有名なものは下腹部。専門用語で「丹田」と言う。)、あるいは超自然的なエネルギーが宿る場所のこと。
ヤクスギはこのチャクラから別次元の宇宙のエネルギーを取り出し、超常的な力を行使している。これはさすがのアサミさんも説明に困ったらしく、曖昧な言い方しかできなかった。
 
 WB00882_.GIF (263 バイト) チャネリング誘導
(株)超人同盟がもちいるダウジング能力の一つで、数人のダウジング能力者の念を集中して脳に送り込むことで、その生物を無意識のうちに誘導することができる。(株)超人同盟はカエデを引き込むために、チャネリング部隊を創設。繰り返しカエデの意識に干渉し、またカエデと密接な関係にあるヤナギや(有)アカマツ工業に対する攻撃のためにモーディワープ・フランス支部に封印されていた初期型ティラン三機の生体ユニットをも誘導、日本へ呼び込みティラン四号機・カトリエと交戦させるなど執拗な精神攻撃を行った。
しかしその悪意に満ちた行為が邪壊思念を排除する尊者ヤクスギを呼び寄せてしまい、そのチャクラによってチャネリング部隊全員が死亡している。
ちなみにチャネリングとは英語の[channel]の名詞形である。本来[channel]は伝達経路、手段などを意味する言葉であったが、現在一般的には電波の
通信路,周波数帯を意味している。転じて主に高度異星文明や死後の世界を信じる人たちによる「通信(儀式)」という意味も持つ。数人が意識を集中することで高度異星文明や死後の世界との通信が可能になるという。
  WB00882_.GIF (263 バイト) チャンディー  <声:桑島 法子>
ケータがインドで出会った謎の少女。闊達で屈託が無く無邪気。セーメやラミアと同じくリミピッド・チャンネルによって意志を交わす。
BPLによって創り出された強化人間であり、D-18のコードネームを持っていた。一時は大量に生産されたようだが、アジャンター遺跡に派遣された際、殆どがアルジャーノンを発症し、互いに殺し合う結果となった。また感染を免れ生き残ったものも、別途に梅崎博士が送り込んだベヘモッドによって殆どが殺害されている。ケータの前に姿を現わしたのはその生き残りだと思われる。
巨大トカゲ・プレトと行動を共にしており、「ラクシャーサ」の掛け声と共にプレトと融合、戦闘形態「ブッダ」となり、幾度もケータの命を救っている。ちなみに「ラクシャーサ」とはインドやスリランカに古くから伝わる悪を体現する鬼のことで、日本では羅刹としてなじみが深い。
全身の筋肉の強化のほか、体内の活性酸素を過剰生産するよう遺伝子操作を施されており、そのため人間離れした運動能力を備えている。だが一方でセレン、クロムなどの必須ミネラルの合成が困難となっているため、定期的にメンテナンスを受ける必要がある。また脳外科手術を施され喜怒哀楽の感情が上手く作用せず、笑顔以外の表情を作る事ができない。
蟲の群れからケータを庇いBPLに回収されていたが、本来芽生えるはずのなかった自我を確立させ、生みの親である梅崎博士を殺害した。これはアジャンター石窟で孤独のまま過ごすうちに独自の進化を遂げたものと思われ、後に不足する必須ミネラルを加工したSODをプレトが合成するようになり、それを吸収するという形でプレトとの共生関係を強めている。
変身ヒーロー。
 
  WB00882_.GIF (263 バイト) (株)超人同盟
NEOを母体とする総合情報商社。風水やダウジングを用いた企業コンサルティングやカウンセリングを業務としてここ数年のうちに急激に成長した。その調査内容は正確この上なく、顧客リストには企業のみならず、大物政治家の名も並ぶ。世界各地からスカウトした特殊能力者を多く用いるほか、特殊能力者の早期発見、育成にも力を注いでいる。かつてカエデもNEO時代の特殊能力者育成施設に所属していた経歴を持ち、(株)超人同盟・代表取締役である魔門とも面識がある。
彼らの最終的な目的はアルジャーノンにも屈しない新人類を創り出すことであり、その結論として大気中の気を一人の人間に結集、複合して完成する「ブラフマン」に辿り着いている。魔門は自分自身をブラフマンとするため、カエデの類希なダウジング能力に着目、自身のブラフマン化の依代の一人にするため(有)アカマツ工業に対し精神攻撃を仕掛けていく。
 
  WB00882_.GIF (263 バイト) 超臨界流体
およそあらゆる物質には一般に三つの状態がある。すなわち気体状態、液体状態、固体状態がそれである。物質はその温度、圧力によってこの三つの状態をとる。さて、物質の沸点は圧力を加える事で次第に上昇するが、ある圧力以上になると液体から気体への転移が起こらなくなり、気相と液相の区別がつかない状態を取る。この状態を超臨界流体といい、物質が超臨海流体化する圧力をその物質の臨界圧力と呼ぶ。
超臨界流体は気相の分子と液相の分子が平均的に混合して物質を形成しており、気体の拡散性と液体の溶解性を併せ持ち、かつその密度を連続して大幅に変化できるという特徴がある。特に二酸化炭素(化学式;CO2)の超臨界流体は分子自身の個性と言える物性がほとんど消失しているため、それ自体が反応系に影響を及ぼす事の無い理想的な媒体として機能することができるとされ、食品、医療などの分野で有機溶媒の代替としての利用も見込まれている。
また
水(化学式;H2O)を超臨界流体の状態にすると、単なる熱水より有機物の加水分解、熱分解、酸化反応などの化学反応が速やかに進行するようになる。そのため生物エネルギィ資源としてのバイオマスや、廃プラスチックの高速分解などを行う事で化学原料の回収を可能にする。例えば、古紙の主成分である植物繊維素(セルロース)を水の超臨界流体を用いることでオリゴ糖、ぶどう糖などをはじめとするさまざまな原料に分解する事ができる。この他、ペットボトルの原料である重合ポリマーからは、ポリエステル系合成繊維や合成樹脂の原料となるテレフタル酸、合成繊維やフィルム原料となるエチレングリコールなどの化学物質を得ることができ、再生利用への期待が高まっている。
その発見そのものはおよそ100年ほど溯ることができるが、その価値が見出され、活用についての研究が始まったのは1970年代に入ってからである。

    word:BETTERMAN     ◇