WB00882_.GIF (263 バイト) ポイズナステラピー
サラマンダーの分泌する毒液を用いた、医療処置方法。
サラマンダーの毒液は生物の中枢神経を麻痺させ、細胞レベルの変化を促す性質がある。これを患者に適量投与することで、病気や怪我の治療に効果を発揮する。
東京都内の某病院で極秘裏に臨床実験が進められていた。当然、インフォームド・コンセントはなし。
また医療スキャンダルですか。
 
  WB00882_.GIF (263 バイト) 膀胱
身体器官のひとつで腎臓でつくられた尿を一時的にためておくための袋。腹腔内下部で骨盤腔内にある。平滑筋からなっており、数十倍に伸展し、膀胱壁の厚さが分子数子分になってもその機能を保つことができる。ブラフマンの全身はこの膀胱のような構造になっており、限りなく二次元に近い形を取りながらその機能を十全に発揮することができる。
 
  WB00882_.GIF (263 バイト) 防犯ブザー・ドッキリ7
バーチャル小型カメラ・シークレット三郎と共に開発された防犯アイテムで、幻のアカマツコレクションのうちのひとつ。用途や機能は普通の防犯ブザーと同じであるが、ブザーの音が尋常でないほど大きく、誤作動も多かったため、やはり少数のみで生産は打ち切られている。
 
  WB00882_.GIF (263 バイト) ポーポ湖
南米・ボリビア共和国の西部、アンデス山脈の奥深くにある湖。北方にあるチチカカ湖(湖面標高が世界一高いことで有名)から湖水が流入するが、ポーポ湖自体には流出口がなく、湖水は蒸発によってのみ失われる。湖水には1リットル中につき0.2〜0.4グラムの割合で塩分が含まれており、塩湖に近い性質をもつ。湖面は一面薄桃色でその湖水は古来から神聖なものとして珍重された。
ダイブインスペクションによってカンケルへと覚醒し、記憶を失った尊者ヤクスギは、己の内から沸き上がる邪壊思念を抑制するためにこのポーポ湖に身を沈めていたが、ボリビアや隣国ペルーの工業化が進行するにつれ、ポーポ湖上流のチチカカ湖から工業排水が流入、ポーポ湖の湖水も汚染され、ヤクスギ内部の邪壊思念を抑制することができなくなっていく。
  WB00882_.GIF (263 バイト) ボダイジュ  <声:矢尾 一樹>
ラミア、セーメに続いて現れた第三のベターマン。ラマ僧のような格好をしている。
ラミアと同様、人間に酷似した外観をもち、リミピッドチャンネルによって意思伝達を行なう。「アニムスの実」である「トゥルパの実」を食することで戦闘形態・ベターマン・トゥルパとなるが、「フォルテ」への耐性をもっていないため、ベターマン・フォルテとなることはできない。
ベターマン一族の長であるパキラ老の忠実な部下であり、その意思に従って行動している。そのためパキラ老の意志に背き、「希望」を守ろうとするラミアを快く思っておらず、一度はラミアを滅ぼそうとさえした。もしかすると以前から仲が悪かったのかもしれない。しかし、後に「敵」が油断ならないことを知ると、ラミアに協力するようになる。頑固者かと思ったが意外と考え方が柔軟だった。
カンケルと戦い、その細胞変質能力の前に倒される。死の間際、フォルテの実をラミアに託した。

  WB00882_.GIF (263 バイト) ホタルイカ
2005年に完成した羽田沖海上特別空港の俗称。
天頂方向からみると本部はイカのような形をしており、夜ともなれば各施設の明かりが絶え間なく瞬く。そのさまがホタルイカを連想させることから名づけられた。モーディワープ本部への移動に際して中継地としてしばしば利用される。
 
 WB00882_.GIF (263 バイト) ホッピングバケシューMk−U
幻のアカマツコレクションの一つ。底面に巨大なスプリング(バネ)が設置されたバスケットシューズで、これによりバスケット初心者でも高い跳躍力を得ることができ、ダンクシュートもパスカットもアリゥープも思いのままという夢のような商品。しかし、底面のスプリングは強力さを期するあまり最低でも体重が70kgを超えていなければその真価を発揮することはできない。また高下駄を履いて全力疾走をするがごときのバランス感覚が要求されるほか、世界バスケットボール連盟から公式試合における使用禁止のお達しを授かったために商品化はされなかった。
ちなみに「Mk-U」とは「まーくつー」と読む。
 
 WB00882_.GIF (263 バイト) ボトム・ザ・ワールド
横浜市の地下200mに建設された巨大アミューズメント・パーク。基本はホラー。
2006年開園予定であったが開園直前に職員の殆どが惨殺される事件が起こり、これにアルジャーノンが関連している可能性が高かったため営業停止を受け1年余り放置された。2007年初春営業を再開している。
モノガタリはここから廻りだす。
 
  WB00882_.GIF (263 バイト) ボノボ
類人猿の一種。原産地はザイール。別名をピグミーチンパンジーともいい、これまで人間以外で最も高い知能を有するとされてきたチンパンジーよりも高い知能を有している。訓練すれば人間の言葉を理解し、意思表示をすることも可能と考えられている。このボノボ12頭の大脳皮質がティラン4号機「カトリエ」の中枢生体ユニットに用いられている。
 
  WB00882_.GIF (263 バイト) ホメオボックス
真核生物の発生(受精卵が細胞分裂を繰り返し必要な器官を形成すること)初期において頭部や四肢といった各体節構造の違いの形成を制御する遺伝子のことをホメオティック遺伝子と呼ぶ。真核生物とは原核生物、古細菌以外の全ての生物を指す。このホメオティック遺伝子群のなかに共通する塩基配列をホメオボックスといい、そのホメオボックスを持つ一群の遺伝子群を特にホメオボックス遺伝子(群)と呼ぶ。これらの遺伝子群はDNA上の特定の遺伝情報を発現させるか否かを司っている。つまりこれらの遺伝子群によって生物の身体の構造が決定される。そのため「マスター遺伝子」、「上位遺伝子」、「生体設計図」などとも呼ばれる。
ホメオボックスの塩基配列は人間を含めたカエルやマウスなどの脊椎動物や、ハエのような無脊椎動物、植物や酵母まで、構造としても機能としてもほとんど共通している。つまり、およそ多細胞生物の体構造は基本的な遺伝情報が共通しているのである。
発見は1983年、ショウジョウバエを用いた実験においてである。ショウジョウバエは、飼育や繁殖が簡単なこと、世代交代が早いこと、遺伝子地図がすでに完成していることなどの理由から研究によく用いられる。ゲーリング博士らがホメオティック遺伝子をDNAのレベルで解析したところ、それらの遺伝子に共通の短い配列があることを見つけた。これがホメオボックスの発見である。当時、脊椎動物と無脊椎動物の間に共通の体構成のシステムが存在するとは予想だにされていなかったため、生物系統を超えた共通のフォーマットの発見に、世界中が沸き立った。
現在ではホメオボックスが線虫やウニのような体節構造を持たない動物においても、頭から尾に至る方向性の決定に関与していることが判明している。体節構造の有無にかかわらず、多くの動物で頭から尾に至る体の各部の違いを決定しているのである。
このホメオボックスに変異が生じると、通常の塩基配列の変異では考えられないような大規模な形態の変化が生じる。ショウジョウバエの「アンテナペディア変異体」などが有名で、これは触角の代わりに、脚が生えてしまう突然変異体である。
ホメオボックス遺伝子の発見は「発生の制御」を可能にした。制御遺伝子と、それを作用させる誘導物質の双方が解明されたことにより、「生物の部分」だけを作り出すことが可能となったのである。これにより「組織培養移植」が現実のものとなりつつある。他者からの移植ではなく、自己の細胞から培養した組織を使えば、拒否反応という、これまでの組織移植における不可避の難題を克服することが出来るのではないかと言われている。
このホメオボックスにリンカージェルを介して接触し、書き換えることで「人類をより高次の生物に人為的に進化させる」実験こそがあの「ダイブインスペクション」であった。これが成功すればヒトを超えたヒト、「ベストマン」が誕生すると考えられていたのだが・・・。
 
  WB00882_.GIF (263 バイト) ポンドゥスの実
パキラ老が所持する「アニムスの実」のひとつ。食することで変身こそしないが、ポンドゥスの力を行使することができる。ポンドゥスの力は特定の相手の身体を構成する物質の引力の均衡を崩すことで身体を自壊させることができる。目標が物質で構成されたものであるならば、理論上いかなる物質であろうとも破壊することができる。それは生物においても例外ではない。
  WB00882_.GIF (263 バイト) ポンポン丸
(有)アカマツ工業が所有する運搬船。水上での外観は旧式だが、実は推進装置に超伝導電磁推進器を用いた最新型輸送船である。ちなみに船体が旧式なのはカモフラージュのためなどと言うことはなく、単純に予算が不足したためである。
(有)アカマツ工業独自のほぼ唯一の海上交通手段であり、通常業務のほかモーディワープ本部突入の際などに用いられた。ちなみに超伝導電磁推進器とは取り込んだ海水を電気的に分解しイオン化して後方に噴射することで推進力を得るというもので、燃料を必要としないため次世代船舶の推進器として期待されている。なおポンポン丸のそれはモーターボート並の速度(船首が浮き上がっていた)で航行が可能であるが、船体が破損する危険性があるため長時間にわたる高速航行は行えない。
    word:BETTERMAN     ◇