たかり
一時期なにやら学生の恐喝事件などが話題になっておりました。

別に最近始まった事ではなく昔からたかりを行う人間はどこにでもいたもんです。

実際わしも中学生のときにたかりにあった経験があります。
今回はそんなお話。

わしの家の近所のショッピングセンター内にゲーセンがあるのですが、
そこへ友人(ダイナマイトマンションの時と同じ奴)とお出かけした時のこと。

ゲーセンで遊び終わって帰る途中、信号待ちしていたところ
突然後ろから肩をつかまれました。

肩をつかんだ人:金髪と巨デヴ(※巨大なデブ)。

うわぁ絶対こいつらたかり目的だよもうなんつうか怪しい気配がぎゅんぎ(略)。

しかしなぜにこの手の人間は自分より弱そうな者しか狙わないのか!
お前ら絶対高校生だろうこのスーパーサイヤ人及び肉!

などと口に出せるわけもなく
わしは初めてのたかりにどう対処してよいのがわからず
いわれるがままつれまわされるハメに。

つれまわされたコース:住宅二周。

なぜか同じ住宅をぐるぐる回った後その住宅の駐輪場へ。

そこでとうとう金髪が金を要求してきたのです!

たぶん出さないとボコられるんだろうなーちくしょー
ゲーセンで遊んだ帰りだからあんまし残ってないんだけどなー
と しぶしぶ財布を差し出すわしと友人。

☆ここで問題☆

x+y=z
x:わしの全財産(円)
y:友人の全財産(円)
z:たかりに渡す合計金額(円)

x=200、y=30の時のzの値を求めなさい。

…殴られるどころか金も取られなかったのですが、

ただ彼らの同情に満ち溢れた眼差しがとても痛かったと記憶しております。


と まあこの話はここで終わるのですがもう1つたかりに関するお話。

上記の話の数ヶ月後、友人2人と自転車で走ってたときのこと。

ホントにたまたまなんですが、わしだけ信号かなんかに引っかかって
ちょっと2人と距離が開いてたんです。

で 追いつこうと必死にこいでたら曲がり角から2人組の男が出てきて
友人達に近づいていったのですね。

その時なぜかわしの動物的勘が

『奴らは危険だ間違いなくたかりだ追いつくのは自殺行為だから逃げちゃいましょう』

と危険信号を発した為

『すまねぇ友人どもわしは自分の為に逃げます君の家の前で待ってるねアデュー!』

と裏道をとおって帰ったのです(最低)。

その後友人宅の前で待ってたのですがなかなか帰ってきません。
しばらくして友人達が帰ってきたのですが、なぜか自転車を手で引いています。

結局本当にやつらはたかりだったようで、
友人曰く
『後ろから近づいてきた男にたかられたんだけど、
金が少ねぇ!とタイヤの空気抜かれた』。

もうなにがなんだか。
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