モルタル王子
カレーライスはお好きですか?

カレーの注文取るよ?あれ?FAX注文用紙切れちゃってますねぇ。
仕方ないからオリジナルで送りますか〜。

ってなわけで下のような物を作成。

そもそもこれが事の始まり

我ながら阿呆なもの作ったなぁ。さて、ちゃんとしたの作りますかー。
って、FAX送っちまったんですか?エ?嘘!?

そしてカレー屋からかかってくる確認の電話。
DHA『はい(『モルタル王子です』という度胸無し)』
店員『ご注文ありがとうございます。確認の方お願いします(すでに声が笑っている)』

店員『チキン野菜巻きカレーの量・辛さ共に普通がおひとつ、
チキン野菜巻きカレーのチーズミックスの量・辛さ普通がおひとつ』
DHA『はい』

店員『チーズ彼ー(死)のクリームコロッケミックスの量・辛さ普通おひとつ(店員ここで噴出す)』
DHA『はい(笑いをこらえるのに必死)』

店員『照焼きチキンカレーの共に普通がおひとつ、
OKURAと豆腐のカレイの共に普通がおひとつ(限界です)』
DHA『〜〜〜〜〜!!(返事ができません)』

店員『大丈夫ですか?』
DHA『ええ、大丈夫です(大丈夫じゃありません)』

店員『ロース喝カレーの大盛の辛さ普通がおひとつ(向こうも声が震えています)』
DHA『はい(勘弁してください)』

店員『あとヤサイサラダのオリジナルドレッシングがおひとつで』
DHA『いや、3個で、(って何も書いてねぇ)
あーすみません、3個の間違いです』

そんなこんなで注文してしまった。ああ、どうしよう。
ちうわけで作成者のわしとFAX送信した某方(あえてHNは書かない)と店まで取りに行くことに。

途中某方へ『晩飯の買出しがここまで憂鬱なのは初めてです』と話したところ
『何を言っている。オレは凄いワクワクしているぞ』などと返されて沈黙。
あああ、もう店に着いてしまった。1人で店に入るのとてつもなくイヤなのでついてきて下さい。

仕方ねぇなあ、という事で某方が先頭きって店内へ。

店員『いらっしゃいませ、2名さまですか?』
某方『いや、FAX注文のモルタル王子です』
店員『モルタル王子来ました〜(爆笑しながら言うな)』

うおお、厨房の連中まで見に来てるよ。つうか貴様ら笑い過ぎだ!
わしも笑えて来るじゃねえか!(実際こらえるのに必死)
どうやらその場に居たスタッフ全員にモルタル王子の名が知れ渡っていたらしく、
他の客の注文を取っていた店員まで笑い出す始末。

とてつもなく早く店を出たい衝動に駆られつつ金を支払うDHAと某方。

某方『あ 領収証お願いします』
店員『お名前は?』
某方『もちろんモルタル王子(株)で』
店員『こちらでよろしいですね(用意してあったんかい)』

店員『このモルタル王子(株)ってなんなんですか?』
某方『ああ、この2人で組んでるユニットみたいなもんです(いつの間にそんなユニットを?)』
店員『へぇ、そうなんですか(納得するな)』

店員『じゃあこの領収証は記念ということで(なんの?)』
某方『いえ、上司命令です(真実なのが恐ろしい)』

店員『そういえばこの『チーズ彼ー(死)』の(死)というのが
良く解らなかったんですが(解らなくて結構です)』
某方『それはそのメニュー頼んだ奴に対してです(わしの事ですか?)』
店員『ああ〜(だからなぜ納得する)』

↓領収証。
領収証

店員達の温かい(変なものでも見るかのような)視線を感じながら店を後にする二人。

某方『オレはお前を見そこなったよ。あれ位1人で行けよ〜』

ヤです。
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