淹れ終わったコーヒーの粉は?

植木鉢に入れる
灰皿に入れる
布にくるんでステンレス磨きにする
乾かして冷蔵庫の脱臭に使う

などなど いろいろ利用できます。


デ・スティル コーフィーの 産業廃棄物?は?

 

デ・スティル・コーフィーの焙煎室は仙台市の郊外約25kmの雑木林の中にあります。創業(1982年)は仙台市の街の中でしたが、焙煎には煙と臭いが出ますので マンションが立ち並ぶ近所の環境では仕事がしにくくなり、1987年 この地に引っ越してきました。近くにニッカ・ウイスキーの工場もあり そこで仕込みにも使うとてもきれいな水の川がすぐ下に流れていて いつもその川の音が聴こえています。

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日々の仕事で 焙煎室の電子選別機や店でハンドピックされる欠点豆は年間約300kgほどにもなります。 デ・スティルではこれを年間を通じ保存しておき オフィスの薪ストーブでの冬の暖房用燃料としています。 一度焙煎しているため水分が飛び コーヒー豆に含まれる脂肪分が燃焼し かなりの暖房となります。欠点は火持ちが悪く頻繁に焚きつけなければならないことですが。 不思議な事に一冬分の燃料として300kgが春までにちょうど無くなります。
 このコーヒー燃料からは 大量の灰も出ます。有機物の無害な灰なので 敷地内にある菜園の土の 春からの調整に石灰代わりとして鋤き込んでいます。 また 焙煎の過程で豆がはじけるときに表面から剥がれ落ちる銀皮(シルバースキン)も年間を通じて大量に出ます。これも モカの豆が入っていたバンブーのカゴに貯めて地面に寝せ 上に腐葉土を掻けて堆肥を作り 菜園の土に入れています。 ラディッシュ ズッキーニやトマト 水茄子 ピーマン シシトウなどを 毎年好みで栽培しています。 収穫の頃には新鮮でおいしい野菜が食べれるというわけです。

写真は初代カナダ製 鋳物薪ストーブ=ファーマーズ。重量はなんと120kg。

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 2004年秋 ペレット・ストーブに替えました。ペレットとは不要な木材を細かく砕き小さな顆粒状に固めたものです。ダムや河川の流木 建材に適さない端材などの再利用として エコロジーの観点から主に北国の自治体などの協力を得て利用を促進される 最近注目を集めている燃料です。このペレットとコーヒー豆の大きさがほぼ同じなため導入しました。
 ペレットとコーヒー豆の燃焼速度が違うため試行錯誤して ほぼ半々に混ぜると左の写真のように完全燃焼します。

とても暖かい温風が吹き出します。すごいストーブです。

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 2008年初冬、ペレット・ストーブを替えました。電気を使わない鋳物製ペレット・ストーブです。(クラフトマン・ペレット・ストーブ) 昨冬まで使っていたFF式のが この冬使おうとして電源を入れたらブレーカーが落ちてしまい、どうも内部でショートしているようで、製造元もなくなっていて困惑。 ペレット・ストーブのメーカーはほとんどがベンチャーや小規模会社製で性能や製品も試行錯誤の最中のようです。ペレット燃料が環境に優しいですし コーヒー豆を燃やすためにも とても応援しているのですが。
 小粒の形状の燃料を効率良く燃やすのはなかなか難しいようで まずたくさんの空気が必要です。そして燃焼後の灰をどうやって除去しながら その燃焼を持続していくか?というあたりが課題のようです。  
 この新しいストーブは2時間くらいで燃焼用網に灰が溜まり 炎が消え オキになってしまいます。これから 試行しながら使いこなしていこうと思っています。

 2009年1月 コーヒー豆100%での燃焼に成功! 
過燃焼ぎみですが灰も落ち連続して燃焼するコツを得ました。
たぶんきっと日本でここだけ!コーヒー・ストーブです。

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 コーヒー豆が包まれている麻袋は産地ごとの袋の素材やデザインがいろいろで楽しめます。一月に20枚ほど出ます。 この麻袋を利用してオリジナルのトート・バックを作っています。
 お好みのデザインのものがありましたら お早めにどうぞ。 それぞれ一点ものになります。

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