しまなみ海道をゆく


2006年のゴールデンウイークはしまなみ海道に行ってきました。
車に自転車を積んでいき、小さい島を二つそれぞれ一周してきました。
天気がよく景色もすばらしくて、とっても楽しかったです。

●出発●
今年の5月の連休は後半がお休みと決まっていました。それが決まった時から「連休どこいく〜?」と何度も繰り返されていた会話。
でもいつもながら無計画な我が家では、何の計画もたてることなく連休に突入。
お父ちゃんの方が仕事が終わるのが1日遅かったので、お母ちゃんはぼけっと1日過ごした後、さあ、我が家の連休突入です。
ごまちは最近補助車輪がとれてだいぶん安定して走れるようになったので、自転車にのりたくて仕方の無い様子。
そして、お父ちゃんも、自転車にはまってしまっていてロードバイクの魅力をお母ちゃんに伝えたくてうずうずしていた様子でした。
お父ちゃんの自転車仲間の間で評価の高かったしまなみ海道に行こうという話が急にでてきました。
(といっても、お父ちゃんは以前から行きたかったみたいです。)

さて、それから宿探しがたいへん。ホームページにのっている、しまなみ海道にある宿はほぼすべて電話をしてみたのですが、ほぼすべて満室とのことで断られてしまいました。
ま、連休だし仕方ない。
だめもとで、尾道の宿に電話をしてみたところ、空きがあるとのこと。
その民宿の写真はかなりさえないものでしたが、この際贅沢はいっていられません。

とにかく、行き先も決まったことだし、さあ、出発です。

実は出発した時はすでに午後になっていました。
大阪から尾道まで車で約3時間。
結構長距離ドライブになったので、何度か途中休憩しました。
写真は、瀬戸サービスエリアで休憩した時。
鰆寿司がおいしそうだったので購入してみました。

甘い味付けで、椎茸等もしっかり入っていて食べごたえあり。
まあまあの値段はしていましたが、試す価値ありです。



尾道に着いた時は、すでに夕方5時ごろになっていました。
尾道からカーナビ様の言われるとおりに道をたどっていたっら道なりにどう考えても尾道を出て島に渡ってしまう様子。少しあわてましたが、宿は尾道にあると思い込んでいたようで、その向かいにある向島に宿はあることが判明しました。

その後は道に迷うこともなく難なく宿に到着。
普通の民家のような家の2階部分が宿になっていて、素朴な雰囲気のおじいさんとおばあさんに迎え入れてもらいました。子供達は、おばあさんからいろいろと声をかけてもらったりかわいがってもらいました。
部屋は2階部分の畳の部屋。続きの2部屋をまるまる使わせてもらいました。布団も4組あって、みんなで雑魚寝という感じ。学生時代に部活の試合などでよく泊まったような雰囲気で、今にも枕投げがはじまりそうな、久しぶりに楽しい雰囲気を味わいました。
ビジネスホテルなどに泊まると家族4人でものすごく狭い部屋に泊まるのですが、民宿でこんな風に広々と使える畳の部屋でのびのびと雑魚寝できるのは、意外にいいもんだと思いました。
もちろん、部屋も建物全体も、ものすごく年代物で、(おそらく昭和30〜40年代頃の建造物。。。?)、廊下の中央にある共同トイレの前の空間は裸電球。何も言わなかったけど、ごまちが怖がっているのがわかりました。お風呂も家族風呂(というか、この家の普通に使われているお風呂を使わせてもらっている雰囲気)。家族全員で一緒にお風呂にはいることができて、なかなかよい体験でした。

さて、近所を探検するために自転車で出発です。


尾道から向島を撮った写真。
クレーンが何台もたつ付近は、「男たちの大和」の撮影セットがあるとのこと。
尾道から向島に向かう橋が大渋滞していた訳がわかりました。
結構な人気だったようで、駅前の観光案内所で知ったことですが、この日は撮影セットの入場制限があったほど人気だったようです。


向島から尾道への連絡フェリー。たくさんのフェリーがいきかいます。
所用時間5分ほど。
かなりひんぱんにいったりきたりするので、とても便利でした。
自転車で乗船しました。
料金は、大人2人に幼児1人、乳児1人と自転車3台で全部で280円でした。


さて、尾道駅周辺を自転車で探索。尾道の海に面した道路が、遊歩道として整備されていて、とてもよい雰囲気でした。
ちょうど夕暮れ時。尾道ラーメンを食べてみたいと思ったのですが、どこも大行列。連休中で観光にきている人が多い雰囲気でした。
結局、少し尾道駅前の商店街をふらついた後、居酒屋さんにはいることにしました。
(いつもと同じ展開。。。)



瀬戸内海のお魚が新鮮でとてもおいしかったです。
フェリーの最終便が夜9時というので、それを気にしつつ、だいぶん酔っぱらって、(いつもと一緒)、帰路につきました。
無事フェリーに乗って向島にもどり、向島を少し自転車で探検しながら宿にもどりました。もちろん、ごま2は自転車の後部座席でぐっすり。ごまちはがんばって自転車を自分でこいでいました。
少し気がついたことは、大阪などではすでに川のまわりに手すりがない道はない(誤って転倒しても落ちないようになっている)のですが、川も海も転落防止の柵のない場所が目につきました。自分は別によいのですが、ごまちが一人で自転車にのっているので、ごまちがちょっとふらついただけでも落ちるのではないかとどきっとすることが何度かありました。柵がない方が自然でよいのですし、全然文句を言うつもりはないのですが、普段都会の生活に慣れていると安心してしまっていて自然の脅威をつい忘れてしまうことがあるので、気を引き締めなければと思いました。


一夜あけて翌朝、いよいよしまなみ海道を自転車でサイクリングに出発です。

これは最初に渡った多々羅大橋。
島がたくさんあるのですが、全部の島が自動車道とサイクリング道でつながれています。橋を渡る時どうしても長い登り坂になってしまうのがつらかったですが、それさえがんばることができればあとはとても快適。
天気の良い日でしたが、夕方から雨の予報だったのでちょっと心配しながら走りました。
レンタサイクルで走っている人もたくさんみかけました。
生口島、一周約20kmをまずは走ってみます。
ほとんどアップダウンのない道。
途中部活の下校中とおぼしき中学生とすれ違うことがたびたび。
なんと、彼らは、一人一人、「こんにちは!」と元気よく挨拶してくれるのです。
もちろん、学校で指導されているからなのでしょうが、それでなくても島の人たちは人なつっこくて親切な印象でした。
半周したところで、喫茶店でひとやすみ。
ジェラート専門店です。手前から、シトラス味、塩味、レモン味。
瀬戸内海の島々は、レモンの産地。塩の産地でも有名らしく、いろいろなおみやげが塩味として売られていました。(例えば、塩羊羹など。。。)
この塩味アイスクリームもなかなかおいしかったです。甘いのですが、後味がほのかに塩味。ふむふむ、といった味でした。

お昼ご飯は、島唯一の町、瀬戸田町で。
たこ飯という看板に惹かれてはいったのですが、他にも、穴子丼がものすごーくおいしかったです。お父ちゃんはかき揚げ丼。ごまちはたこ飯定食。全部、具がとても大きくて、魚介類が新鮮。ものすごーくおいしかったです。
お店のおばちゃんがとても親切で、食後また自転車で出発する我々をお店の外まででてきて見送ってくれました。
大阪からわざわざやってきて家族でサイクリングをする親子が珍しかったのもあるでしょうが。。。
それにしてもみんな親切でおしゃべり好きな印象です。

さらに、ほぼ一周したところで、小さい島に渡ります。本当に、小さい島のようで、フェリーもなにもなく、橋があるだけ。この橋を渡るのが、こわいこわい。
車のばんばん走る道を走るのですが、ガードレールというか、手すりが意外に低くて、こけたら海におっこちてしまうのじゃないかしらと心配になるほどでした。地元の中学生なんかは平気で走っていたし、生活道路なのでしょうが。
かなりこわかったです。

島に渡ってから堤防沿いをずっと走ります。
ひょっこりひょうたん島の舞台になった小さいひょうたん型の無人島がこの近くにあります。とても景色もよいし、車もほとんどとおりません。
遠くに、一番最初に写真をとった多々羅橋がみえます。
それぞれの陸地はそれぞれ小さい島です。
お母ちゃんの頭の中にはずーーーと「瀬戸の花嫁」の歌が流れていました。
本当に昔は舟で隣の島までお嫁にいったのだろうなあ。。。

この小さい島の外周を一周するつもりで走っていたのですが、島の一番北の端がやや山道になっていました。道なりにいくと、一カ所だけトンネルがありました。
これがすごい!
いまどき、裸電球がぽつぽつとあるだけ。岩が露出する、本当に、昔ながらのトンネル。前方から車がきたらどうしよう、と思いつつ、大急ぎで通りました。ごまちは中で声が反響するのが楽しいらしく、楽しみながら走っていたようです。
ちょっとおどろおどろしい雰囲気のトンネルだったのですが、ちょうど真ん中を通るあたりで、自転車の後部座席にすわっているごま2がお母ちゃんの背中をにょろっとさわったので、お母ちゃんは悲鳴をあげそうでした。


そして、さっきの橋を島側からみたところ。
そうそう、この島の楽しいところは、数人の芸術家の人がそれぞれの作品(オブジェ)を景色に調和するように展示(?)しているところです。
島の観光マップにはその場所が簡単に書いてあって、まるでオリエンテーリングのチェックポイントを探すみたいに、楽しみながらそれらの作品を探しながらサイクリングができるのです。
お父ちゃんはそんな企画が大好きなので楽しんでいたようです。このようにわかりやすい位置にあるものもあれば、ちょっと奥まった場所にあってなかなかみつけづらいものもありました。



さて、島を一周して再び多々羅大橋にもどってきました。


橋のたもとはかなりな登り坂。ごまちもお父ちゃんもうんしょうんしょ。


やっと多々羅大橋。通行量は、自己申告で自転車一台100円。
お賽銭箱のような箱があって、そこに勝手に通行量を入れる仕組み。なんとものどかでしょう?他にも柑橘類が道ばたに置いてあって、値段が書かれた札と箱がおいてあるだけの無人販売所がいたるところにありました。
欲しい人はお金をその箱に入れて、勝手に袋につめて持って行っていいらしい。




橋の欄干のところに立てば、拍手や声が反響するポイントがある。
ごまち、大喜び。
見上げて撮った写真です。
人工の美しさですね。


とにかく、楽しかったー!
景色もきれいだし、適度な疲労感のちょうどよい運動量。
壮快に快適に、サイクリングロードを比較的安全に走れるので、かなり楽しかったです。
今度はもっと余裕をもっていって、他の島や橋も渡ってみたいな。

多々羅大橋を渡ってもどってきたところで、天気予報のとおり雨が降り始め、ちょうど車にもどってきたところで急に土砂降りになりました。たっちの差でセーフでした。
車にもどるとごまちもごま2も熟睡。
今回の旅行の心残り、尾道ラーメンを食べるべく、尾道で高速道路を降りて開いているお店を探して食べてみました。
普通の味でした。
夜遅くまで営業しているお店にふらっと入っただけなので、仕方ないのかな。
そのことだけがちょっと心残りでした。

後日談。
たった一日でお母ちゃんの腕にはくっきり日焼けのあとが残ってしまいました。。。(涙)