Droghedaの素敵なB&Bの朝

 Droghedaに着いたものの、時刻は10時を過ぎていました。B&B街を探して一軒一軒たずねてみたものの、どこも満室。しかも、深夜になるに従って、B&Bの看板をかかげていながらも、明かりが消えていてすでに寝静まっている様子のところが多くなってきてしまいました。
 実はお母ちゃんはそのとき眠くて眠くて仕方ありませんでした。何とか時々目がさめるものの、ふと気を抜くと意識を失ってしまう始末。かわいそうなお父ちゃんは、眠りこけている妻と子供をのせたレンタカーを孤独に運転しながら一軒一軒B&Bの看板を探してたずねることになってしまいました。それでもなかなか空き部屋のあるB&Bをみつけることはできませんでした。こんなことはお父ちゃんとお母ちゃんの旅行の時は度々あることではあります。一度はドイツの片田舎で野宿を覚悟したこともあるほどです。しかし、旅行初日の夜からこんなに宿に苦労するとは。。。

 町中はほとんど全滅で断られてしまったので、国道沿いに数件あるB&Bをたずねたところそのうち一軒に空きがあるとのこと。「この期に及んで」ですが、まずは部屋をみせてもらってから宿をきめることに。。。気のよさそうなおばちゃんが案内してくれた部屋は入り口近くの部屋(イギリスでは客室のあるところ)でした。そこは正に物語にでてくるようなイギリス風のロマンチックな内装の部屋!お母ちゃんはもう、小躍りせんばかり。この宿は今回の旅行中で一番といえるほどステキでした。
 
 とりあえず荷物をいれて、ごまちを暖かい状態で部屋にいれました。ごまちはずっと眠りこけていて全然起きる気配はありません。そりゃそうです。日本でいえば明け方ぐらいの時間帯です。お母ちゃんも眠くて仕方なかったので、思わずベッドに横になってしまいました。
 お父ちゃんもやっと運転の緊張から開放されたところですが、この日我々はアイルランドに着いてから何も飲み食いしていませんでした。今回の旅の目的の一つが、アイルランドのビールを飲みまくることです。お父ちゃんは疲れ切っていながらも一人でビールと夕食を買い出しにいってくれることになりました。お父ちゃん、ごめん!お母ちゃんはそれにつきあう気力がありませんでした。。。
 といいつつ、お父ちゃんが出かけていった後、どうしてもこのステキな部屋をカメラにおさめたくなったお母ちゃんはもそもそと起き出して、写真を撮りました。(お父ちゃんが帰ってくるとすぐにぐちゃぐちゃになるし。)それがこの写真です。とってもステキでしょう?
 



           


 さあ、お父ちゃんが帰ってきてこの日の夕食です。アイルランド初日にもかかわらず、チャイニーズフード。こんな深夜に開いているテイクアウトのお店はチャイニーズかケバブのお店ぐらいなものです。それでもこのチャイニーズフード、とってもおいしかったなあ。久しぶりに外国風の(日本風ではない)中華料理を食べたという喜びのせいかしら。
 
 



 

 さて、この夜、なんとお母ちゃんは朝3時に目覚めてしまい、二度と眠ることができなくなってしまいました。あなおそろしや、時差ボケの威力!仕方なくシャワーをあびたり洗濯をしたりごそごそはじめたらごまちまで起きてきてしまったので、お父ちゃんを起こさないようにそーっとごまちにもシャワーをあびさせました。荷物を片づけたりちょっと横になったりしているうちにとうとう朝になってしまいました。
 


 その朝はとってもステキでした。朝食の時間、8時半ごろにダイニングルームに行くと、人のよさそうなB&Bのおばちゃん(といっても私より若いかも?)がはにかみながら席に案内してくれました。我々以外には1組泊まり客がいるだけのようです。ごまち用のベビーチェアーもちゃんと用意されていて感激。フルブレックファーストをたのむとすぐ隣のキッチンで作り始めてくれました。おいしそうなにおいにわくわく。
 
 

 ところでここでB&Bの朝食についてですが。。。アイルランドやイギリスのB&Bの朝食で注文をきかれたことはありませんか?メニューも値段のリストもなにもないのに、「何にしますか? 」ときかれても何と答えてよいのやら。。。私は結構どぎまぎしてしまうのですが、イギリスにかぶれているお父ちゃんは慣れたもので、「フルブレックファーストと答えればいいんや。」と言います。日本でいう朝定食が、みそ汁、ご飯、のり、納豆、梅干しなどとほぼ決まっているのと同じで、イギリスで朝食といえば紅茶、トースト、ソーセージ、炒り卵、煮豆、ベーコンなどと決まっているそうです。朝定食に豪華にしゃけの切り身なんかがついてくるととってもうれしいですが、それと同じようにうまくいくとブラックプディングや焼きトマトなど豪華な副菜がつくこともあるので、とにかく「朝食として選べるものを全部ちょうだい」という感じで答えるといいのだそうな。「何にしますか?」ととりあえずきかれるのは、「きらいなものとかいらないものがあったら教えてちょうだいね。卵の焼き方に指定があれば言ってね。」というぐらいな意味みたいです。
 このことは、私が英語のネイティブなニュアンスが理解できないせいかと思っていたのですが、同じ朝食の席でアメリカ人らしき一家がやはり注文をきかれていて、何のことかわからない様子でした。つまりイギリスやアイルランドだけのことなんでしょうね。

 テーブルには大きなジャムの瓶が置いてあって、つけ放題。アイルランドのライ麦パンがとっても素朴で味わい深くておいしいのなんの!ソーセージもブラックプディングも塩辛いベーコンも、「ああ、イギリス圏の国にきた!」と感慨いっぱいでした。
(と、これってほめていないか。。。)


 ごまちには子供用のプチダノンをいただきました。ごまちは大喜び。そうこうしているうちに、この家にもごまちと同じくらいの子供がいることが判明。その子は1才5ヶ月だそうな。(お母ちゃんのヒヤリングはあやしいので本当かどうかはわからないけれど。)その子がごまちに子供用の椅子を貸してくれたのね。。。ごまちが1才6ヶ月ときいて、「ずいぶんとしっかりしているのねー」とびっくりされちゃいました。その赤ちゃんもかわいかったし、5才になる男の子もかわいかったです。幼稚園に行くためにお父さんと先に家をでたけど、幼稚園の制服もめちゃくちゃかわいかった。
 こんな素朴な家庭経営のB&Bにお世話になることができてお母ちゃん大満足です。それにしても、この家のお母さんは、2人の男の子を育てながらB&Bを経営しているという事実を知り、「大変だろうなあ」と感心しきりです。ごまち一人であっぷあっぷしているお母ちゃんは反省です。
 


 このステキなB&B。。。秘密にしておきたいけど、こっそり連絡先を書いておきますね。断っておきますが、車でないとちょっと行きづらい場所にありますよ。
 


Zig-Do-Scith(Family Run B&B)
2 The Court, North Road Drogheda, Co. Louth
Tel; 041-9845468
 
 
 

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