地下鉄その2


 駅は日曜のためか閑散としている。駅のニューススタンドもシャッターが降りていて、チケット 売場にも誰もいなかった。しかし、チケットの自動販売機があり、後から来た人がそれで切符 を買っていたので、何とか動いていることもわかった。今日はブリュッセル街歩きの予定なので、 地下鉄、トラムの一日券を買おう。
 さて、券を買おうとして、はったと気が付いた。コインがない。。。
昨日はホテルに着いただけでコインに両替する余裕がなかったし、ちょっとしたジュースを買う ようなお店も全部閉まっていた。
仕方ない、お店のある辺りまで歩いて出よう。我々はすごすごと引き返そうとした。 さっき降りてきたエスカレーターを登ろうとしたら。。。エスカレーターは故障していた。。。 反対側までまわってみたがエスカレーターがない。ごまちのベビーカーがあるため、階段の登りは 困難をきわめる。しかし、他に方法はなかった。
お父ちゃん、がんばれ!
お母ちゃんはかけ声をかけるだけだが、お父ちゃんはたいへんだ。ごまちが乗ったままのベビーカー をよっこらしょともちあげ、うんうん言って階段を登り切った。
ごまちはうきゃきゃきゃと大喜び。 それにしても、福祉に手厚いといわれるヨーロッパでこんなことがあろうとは。 後から来たおばあちゃんも舌打ちをしながら階段を登っていた。 (ちなみに、この先毎回このエスカレーターはどきどきさせてくれた。というのも翌日の月曜日の朝 には修理の人がきていて、夜に通った時には直っていた。しかし、火曜日の朝はまた故障中、夜に 通ったときも使えなかった。毎回街歩きのためにこの駅を使っていたから、ホテルに帰るときには 毎回どきどきした。)

さて、気を取り直して、とりあえず繁華街の方角へ歩き出すことに。大通りに沿っていけばいい はずだ。EUの本部の前をとおった。他にもオフィス街の雰囲気があったが、日曜にはひと気が ほとんどなかった。 とおりすがりに大きな5つ星のホテルを発見。名前は忘れた。ここなら両替してくれるだろう。 お父ちゃんが両替に並んでくれている間、お母ちゃんはロビーをみまわす。かなり立派なホテルだ。 料金表をみると一泊18000BFもするらしい。うひゃあ。
難なくコインを入手した私たちは、結局他にお店をみつけることができないまま、一駅歩いて、 次の駅から地下鉄に乗った。駅で出会った犬連れのおばちゃん(またもやスペイン人と言っていた) に、「グランプラスに行くなら2駅目で乗り換えるといいわよ」と言われ、その通りにすることに。 それにしても、なぜ犬を連れていたのだろうか。結構大きな犬だった。 多分、ベルギーでは犬も地下鉄に乗れるのだろう。。。  


つづく

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