イギリス人の休日体験ツアー



はじめに

準備編
1日目(飛行機でロンドンへ)
2日目(Bristol国際凧揚げ大会)
3日目(Dean Forestトーマスデー)
4日目(世界遺産Iron Bridge)
5日目(フェリーでマン島へ)
6日目(Manx 電気鉄道
7日目(Manchester)
8日目(York国立鉄道博物館)
9日目(Ely蒸気機関博覧会)
10日目(飛行機で関空へ)

イギリス旅行感想


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3日目(カーディフ→Dean Forestトーマスデー)

 



さて、驚愕のカーディフの夜も明け、今日は今回の旅行最大の目的の一つ、トーマスイベントに向かいます。
朝のカーディフは昨夜とはうってかわって落ち着いた雰囲気。やや大都市ではあるものの、ゆっくり観光すれば趣きがあるよい街のように思いました。


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カーディフちょっとだけ観光

カーディフは港町のようです。お城のある中心部から、ウォーターサイドまで車で5分とかかりません。再開発されておしゃれなショッピングモールやレストランがある神戸のような雰囲気に思いました。
(朝早くてお店も何も開いていなかったので、車で通っただけ。写真はありません。)


 
カーディフ城の城壁。
中世のお守りのような奇怪な動物の肖像が並びます。
ごまちが調子にのって真似してポーズしていました。

 
アップの写真。
他にもたくさんこんな動物が城壁にいました。
かなり広い敷地のように思いました。
(中にははいっていません。)

 
 
チェックアウトをしてホテルの駐車場にいくと、こんなものをみつけました。
昨夜の大騒ぎのフーリガンさん達の飲んだビールの瓶の山です。




DEAN FORESTへ
   
ウエールズ地方に多少心残りはあったものの、今回の旅行では欲張りすぎて行きたいところがたくさんあったので、ウエールズの田舎はあきらめてイングランド方面に戻ることにしました。

M4道路で少し戻ってから北上します。
目的地は、ごまちがずーっと楽しみにしていたトーマスイベントのある、DEAN FORESTです。

私が解説するまでもないことですが、イギリス人はもともと古いものが大好きで、昔のものを大事に大事に使う民族です。特にこだわりの品物は大事にするようです。もちろん、古い蒸気機関車も大切に大切に保管され時々は実際にお客さんをのせて走っている、保存鉄道の宝庫だそうです。
今回の旅行で、保存鉄道とトーマスのイベントに参加できる場所を直前までいろいろとインターネットで検索しました。で、みつけたのがこのイベントです。
実際には単にトーマスの顔をつけた蒸気機関車が走っているだけなのですが、子供たちは大興奮だし、大人も蒸気機関車のあの音と匂いと子供の喜ぶ顔でついわくわくしてしまうイベントです。


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M4道路を降りてSevern河の西岸を北上してものの30分ほど走ったでしょうか。目的の保存鉄道を何度か踏切で横断しながら更に北上すると、だんだん道が細くなり山道にはいります。
そして、見落としそうな小さな看板のところをはいっていくと、大きな駐車場が。
駐車場からも山の方から大きなボォーッという蒸気機関車のノスタルジックな汽笛の音が聞こえます。たくさんの子供達が駐車場から鉄道の駅にむかっていました。
入り口で券の種類の意味がよくわからないまま一日チケットを購入。一日乗り放題とのこと。
前の人も後ろの人も同じチケットを買っていたので大丈夫でしょう。

入り口で小さなチャリティー蒸気機関車が走っていることにごまちが目をうばわれているうちに、お母ちゃんが中にはいると、なんと!なんと!なんと!
その奥には本物のトーマスが走っているではありませんか!!!

あわててごまちに中にはいるように言うのですが、ごまちは目先の小さい子供用の機関車に乗りたいとだだをこねます。
そうじゃないんだってば!中には、本物の本物の、トーマスがいるんだってば!
と、ひきずるようにごまちを駅舎の中から線路がみわたせる場所に連れて行くと、ごまちは、

(ぽか〜ん!)

と口を開けて感動のあまり声もでない様子。
(いやいや、本物といっても、別にお話の中のことなんですけどね。。。)

 
  
そのときお母ちゃんとごまちが目にした光景。トーマスが、お話のとおり、客車をひいて走ってくるのです!!!!

(手前には大興奮の子供達と、鉄道おたくなおやじ達がうつっています。)

プラットホームにはトップハムハット卿の扮装をしたふとっちょのおじさんがいて、子供達と一緒に写真を撮ったり子供達にシールを配ったりしていました。

他の機関車たちも、たくさん登場。お母ちゃんはこの日のために、毎晩ごまちとトーマスのお話を読んでいたので、トーマスキャラクターにはかなり詳しくなりました。



そうこうしているうちに、トーマスのひいている客車からたくさんのお客さん達が降りてきました。そして、また出発するので乗る人はお急ぎくださいのアナウンスが。。。その時なんとなく、ぼんやりと、「トーマスが客車をひくのは今日はこれで最後です」と言ったような気がしたんです。だから早く乗らなきゃとあせる一方で、ベビーカーをたたんだり、どれくらいの所要時間かわからないのでごま2のミルクやおむつはどれくらい必要かしらとあたふたしているうちに、トーマスは出発してしまいました。。。
でも、時刻はまだ朝の11時。まさか今日これが最後になるはずはない、と思っていたのですが、もう一度アナウンスがあって、本当に、今日はこれが最後だったようなのです。
痛恨の極み。
せっかくトーマスに乗るためにはるばる極東の地からやってきたのに。トーマスに目前で乗り遅れるなんて。。。こんなことならほげほげとトーマスの前で写真を撮ったり、トップハムハット卿とのんびり写真撮影なんかしなければよかった。(それは後ででもできたのに。。。)

そして、仕方が無いので、その後にきた貨物列車に乗ることにしました。
この貨物列車もすごい人気で子供達を満載して走っていきました。
(お父ちゃんとごまちだけが乗って行き、お母ちゃんはベビ−カーとごま2のお守りのため残りました。)


        
これがその列車。
後でお父ちゃんから写真をみせてもらったのですが、中には古い操縦桿(?)があったそうです。ごまちが思わずぐるぐるまわして遊んでいたら、機関士さんに制止されたようです。


その後、電気機関車のデイジーに乗ってしばらく走ったり、(これはごま2もベビーカーも一緒にのれました)、プラットホームの移動紙芝居(人形劇)をみたり。
(人形劇はさっぱり英語がわからずごまちは全然興味をしめしませんでしたが。。。)

何より面白かったのが、トーマスの物語の中の一つのお話を再現した電車に乗ることができたことです。ちょっと説明しづらいのですが、こういうことです。
トーマスのお話は、いろいろな顔をつけた機関車たちが、線路に問題が発生したりする中競争してみたり機関車どうしがお互いに助け合ったりして、毎日お客さんや荷物をのせて運行する話なのです。それぞれのキャラクターがあって、毎日のいろいろな出来事を短編仕立てで楽しむことができる話です。
このイベントではそれらのキャラクタ−の顔をした機関車が次々と走ってきたり停車したり走っていったりたまには乗ることができたりするのですが、それ以外に、ある短編を忠実に再現した列車に乗ることができるのです。
英語のヒアリングがあやふやなのであまり詳しくはわからなかったのですが、我々が乗った列車のお話は、恐がりの機関車デイジーがおばけが出るとうわさの森に他の機関車のかわりに客車を運んでいかなければならなくなって、びくびくしながら走っていくという話です。
機関士さんとデイジーのやりとりも車内アナウンスで流れるので臨場感たっぷり。デイジーが怖がっている幽霊屋敷みたいな廃屋も車窓から見えてくるし、デイジーの気分にシンクロするように列車が動いたり徐行したりスピードをあげたり。
途中でデイジーが足がすくんで動けなくなるのを、機関士さんの声で「デイジー、がんばれ」と励ましている様子は大人でもおもしろく感じました。
(もちろん、ごまちは言葉の問題で無反応。ごまちに訳してあげられるだけの語学力はお母ちゃんにはありませんでした。ごめん、ごまち。)




イギリスの国鉄の古いロゴ。
お父ちゃんはこんな写真をとるのが大好き。


ところで、また福祉の話ですが。。。
今回のは子供用のイベントだからかもしれませんが、やっぱり福祉の国を実感しました。列車に乗り込むときに、ベビーカー用の大きな広いスペースがもうけられていて、ベビーカーをたたまずとも列車に乗り込むことができるのです。(あっという間に満杯になりましたが。)
ベビーカーをそこに置いて赤ちゃんを抱っこして座席に座ることができ、いつでもベビーカーのところにもいけるし、らくちんらくちんでした。


    

これがごまちが乗りたいといってきかなかった、入り口の子供ののれるミニ蒸気機関車。よくよく話をきいてみれば、これはチャリティー用のものだそうです。保存鉄道を運行するのはとてもお金のかかるもの。それを古いものが大好きなイギリス人のおじいちゃん達がボランティアで運行しているそうなんです。そして、資金集めのためにこうしたミニ蒸気機関車を走らせて子供達や親から募金を募っているのだそうです。このミニ蒸気機関車はすべてこのおじいちゃん達の手作りとのこと。古いものを愛して残していこうという意気込みに感服。
もちろん、ごまちも最後にちゃんとのせてもらいましたよ。

 




一路北上。IRON BRIGDEへ

このイベントを堪能して、満足して駐車場にもどってきたのが、すでに夕方5時ごろでした。暑い日で、家族のみんなは汗だく。
毎日あまりにも予想外に暑いので、たった2枚しかもってきていない半袖を毎日着ていました。でも、車の中で干していた洗濯物は全部すっかりかわいていました。

そして、それからやおら、今夜どこに行くかお父ちゃんと相談。
(本当に無計画な家族です。)

お父ちゃんの提案で、Iron Bridge を目指すことにしました。
ガイドブックに「世界遺産」と書いてあったためです。だからといって、そこに何があるかもわからず、特に思い入れがあるわけでもなく、とにかく行ってみよう、という安易な計画で、そこを目指しました。

この日は眠くて眠くて、お母ちゃんはつい助手席で眠ってしまいました。
お父ちゃんだけが、がんばって運転してくれて(いつものことです。お父ちゃんごめんなさい。)、夜9時ごろにようやくIron Bridgeに到着。
途中から土砂降りになり、Iron Bridgeは渓谷の小さい村ながらちょっとした観光地のようで、なかなか泊まるところが見つかりませんでしたが、なんとか空いているところがみつかり、お母ちゃんはそのままバタンキューで眠ってしまいました。
(これもいつものこと、お父ちゃんごめんなさい。)
もちろん子供達もすでにダウンしていました。そのままベッドにはいってぐっすりです。

この手前に子供用ベッドもありました。
そんなに狭くないですよ。


部屋は割合と広くて、家族用になっていました。大人用のベッドが二つと子供用のベッドが二つ。屋根裏部屋のような雰囲気で、天井が斜め。駐車場がみえる部屋でした。
お父ちゃんはいつものとおり、それからビールと食べ物を探しに外出していました。帰ってきたことを覚えていません。。。

    
左は翌朝部屋の窓から写した写真。右は宿の目の前にあるIron Bridgeから写した宿の写真。


この日泊まったのは、いわゆるパブ宿。1階がパブ、2階以上が宿屋さんの構造なので、1階でビールを注文して、そのまま部屋に持ち込んで飲めるのがメリットです。もう食事は出せない時間と言われたようで、外のテイクアウェイのお店でカレーを買ってきてくれました。
お父ちゃんに起こされて少し食べたけど、あまり覚えていません。
でも、とてもおいしかったと思うけど。。。(イギリスって本当にインド料理がおいしいですよね。搾取の過去があるからだと思いますが。。。)


   
お父ちゃんが買ってきてくれたこの日の夕食。
からーいカレー。本当に、美味しい。
香辛料のパンチがきいていて、日本の小麦粉がたくさんはいったカレーとは全然違う。
付け合わせのチキンも美味しいです。


 
ビール会社のロゴのはいった1パイントのコップ。このあたりの地ビールらしい。
翌朝、コップをパブに返しに行くときに、「どこに行ったら買えるのか」とお店の人にしつこくきいていたら、お店の人が、「じゃ、たくさんあるから1つあげるよ。これもこれも。」といって、他の種類のものもまとめてたくさんくれました。こんなものを欲しがる日本人が珍しかったのか。。。むしろそれより、田舎の人は素朴で親切なのでしょうね。
お父ちゃん、ほくほくです。

   
   




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