ブタペスト(その2)


食事のあと、ぶらぶらと歩きながらドナウ川をめざす。

途中でオレンジジュースの屋台があり、休憩。しぼりたてのオレンジジュースのおいしかったこと!
この日は日曜日でなんだか観光の人がやけに多かった。
●地下鉄
さて、少しぶらぶらした後地下鉄の駅をさがして、地下鉄M3路線からM1路線に乗り換え、温泉を目指した。意外に地下鉄の乗り換えは簡単で、M1は黄色、M2は赤、M3は青、というように、色分けされていて、あまり迷わない。しかし、乗り換えの時に改札を抜けていったん外にでるというのが変な気分。日本では改札がしっかりしているが、ヨーロッパではあまり改札を気にしていないみたい。それだけキセル乗車の罰金が高いということなのね。。。この日は我々は一日乗車券を買っていたのでその点は心配しなかったけど。

乗り換えの時のエスカレーターにもちょっとびっくりした。ガイドブックの体験談にものっていたけど、ブタペストの地下鉄のエスカレーターはすごいスピードで動いている。しかも音もすごい。エスカレーター好きのごまちもさすがに怖かったらしく、お父ちゃんに肩車されて乗った。2歳の子供が自分で乗るにはちょっと速すぎると思う。そのスピードも距離も特記に値すると思う。だって大人ですら怖かったのだもの。すごいスピードで奈落の底に落ちて行く感覚だった。東京駅の総武線乗り場とかお茶の水の地下鉄乗り場よりももっと深かったぞ。日本人ってせっかちだと思っていたけれど、ハンガリー人のほうがせっかちなのかしら。それとも旧共産党時代の「働け働け」のスローガンの影響がまだあるのかしら。

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M1路線は前にも書いた通り世界最古の地下鉄。がたごととトロッコ列車みたいに走る。背がやけに低くて、体格のよい欧米人は身を縮こめるみたいにして乗っていた。座席もきれいなのが後付けされているけど、全体に小ぶり。
ところで、マジャール人の子孫であるハンガリー人はアジア系に最も近いはずだけど、今回の旅行中は観光地ばかりいったせいか、そんないかにもマジャール人という人ははっきりとはみかけなかった。(気がつかなかっただけかも。やや色の浅黒い人は多くみかけた。)

地下鉄の中では意外に緊張した。なにぶん、アナウンスが全くききとれない。ホテルでもらった地図をたよりに駅の名前のアナウンスを一生懸命ききとろうとするのだが、アルファベットすらたよりにならない。(読み方が全然わからないのだもの。)
ところがこのM1地下鉄、最古の地下鉄だけあって、ものすごい音がして一見速く走っているように錯覚するのだが、実はめちゃくちゃ遅いということに気がついた。というわけでゆっくり地図と照らし合わせていくうちに、なんとかセーチェニー温泉のある市民公園前でおりることができた。


●セーチェニー温泉

数あるブタペストの温泉のなかでセーチェニーを選んだのにはいくつか理由がある。一つは家族で一緒にはいれること。クラシックなスタイルの温泉は裸で入ることになるため男性用と女性用(あるいは曜日別)に分かれているらしいのだ。クラシックなスタイルにも多少未練はあったけど、やっぱり家族一緒にはいれる方がいい。それから、市民公園の中にあるというのもよかった。観光地というより、地元の人が多い場所に行きたかったから。
そしてガイドブックによると、セーチェニー温泉の中にはチェス盤があるという。

さて、どきどきしながら温泉へ。ごまちは「ぷーる、ぷーる!」と大喜び。
エントランスは2カ所あって、先ほど外から眺めた場所とは別の入り口からはいることになった。入り口だけでもとてもすてきな建物。まるでどこかの教会の入り口のように装飾がほどこしてあった。入り口の料金表が難しい。時間がかいてあって、時間が多い方が数字が小さい。まぎれもなく料金表だと思うがなぜ時間が多いほうが料金が高いのだろう。。。?
よくわからないながらとりあえずは家族全員の料金を支払う。えらく高い。何度確かめてもがんとしてその料金を請求されるのでよくわからないながら支払った。更衣室が男女分かれているらしいが、キャビンという個室をたのめば家族が一緒に着替えれるらしい。パスポートとか現金とかいろいろ貴重品を身につけているので、できるだけ安全な方がいい。キャビンの方が安全と判断し、ちょっと奮発した。
さて、この料金表のなぞは、温泉を出るときに解明された。デポジット方式なのだ。最初かなり高額な料金を請求されたが、残り時間によって払い戻しがあるシステムだった。料金表が変に思えたのは、残り時間が3時間ならいくら、2時間ならいくら、1時間ならいくら払い戻ししますよ、と書いてあったのだ。

と、えらそうに書いている割には、お母ちゃんはほげほげとエントランスのゴージャスさにみとれていただけである。実際にはお父ちゃんががんばって交渉してくれていた。お父ちゃんと結婚してよかった、と思える瞬間である。(これを読んだらお父ちゃんはおこるかな?それだけ頼れるお父ちゃん、という意味なのだが。。。他にもいっぱいそう思える瞬間はあるのだからね。)

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豪華なエントランス。写真を撮っているとしかられた。


ところでごまちは、というと、「ぷーる、ぷーる!」とわめいていた割には途中からやけに神妙に黙り込んでいるなと思ったら、まもなく足踏みをしはじめた。これはごまちの「おしっこ」サインである。おしっこしたいけど、今おしっこにいってしまったら、目前にせまる楽しいプールが後回しになってしまうことに彼なりの葛藤があるのだ。しかし、どうにも我慢できなくなったところで、とうとう観念したらしい。「おしっこ」という言葉を発するときにはすでに限界なはずなので、こっちもあわててしまう。

エントランスでお父ちゃんは料金表と格闘していたから、お母ちゃんがトイレを探すがどこにもない。仕方なく、警備員みたいなおじちゃんに「トイレどこ?」とたずねた。(Hol van a vece? カタカナハンガリー語が通じてうれしいお母ちゃんだった。)
おじちゃんは、通路への入り口の鎖をはずしてとおしてくれて、この先のドアを2つ通り抜けたところの右側にあるよ、と教えてくれた。コロナーダみたいな通路で、とってもすてきで、なんだか得した気分。でもそんな余裕もなく、あわててごまちを抱きかかえ小走りでトイレに向かう。ドアを2つも抜けるだけあって、遠い遠い。
やっとたどり着き、割ときれいなトイレでほっとしながらごまちを座らせると、「うんちも」とぽつんと言ってきばり始めてしまった。あーあ、時間がかかるなあ。。。
ようやくトイレをすませてごまちをつれてでてくると、さっきのおじさんが心配そうに様子をみにくるところにでくわした。あまりに遅かったので何か悪さをしているのではと心配したのだろう。

さて、ようやくプール、もとい温泉である。中にはいると、キャビン用の2階に行くようにいわれた。ドアがたくさんならんでいて、お掃除係のお兄さんがその中の一つをあけてくれて、ここを使えと教えてくれる。中は畳2帖ほどの広さの個室で、テーブル兼いすのような細長い板が一枚とおしてある。そこに荷物をおいて、まずごまちの着替え。お父ちゃんもお母ちゃんも水着に着替え終わると、さっきのお兄さんがキャビンに印をつけて鍵をかけてくれた。セキュリティーに少し不安はのこったが、まあ、お兄さんを信用するしかない。

(ところでここから先、温泉内写真禁止だったので、写真なしです。文字のみなのでつまんなかったらごめんなさい。でも、温泉、おもしろかったよー。)

1階におりていくと、なんだか日本の温泉宿の大浴場の入り口のような雰囲気である。ドアをあけると湯けむりと温泉くさい変なにおいがして、まず最初の浴槽がみえた。入り口周囲にはいくつかシャワーがある。ハンガリーの温泉のはいりかたのマナーがわからないので、とりあえず、シャワーを先にあびてみる。すでに温泉の中にはいっている人たちは子連れの日本人がめずらしいらしく、じろじろみている。ごまちをつれて一つ目の浴槽にはいると、周囲の人たちもにっこりした。温度は日本の温泉よりもややぬるいぐらい。汗をかくほどではない。
ちょっと余裕がでてきて、周囲をみわたすと、サウナの入り口や、ミストサウナの入り口、ジャグジーみたいな場所もあった。しかし、最初に外からみえた、すてきな建物や、チェス盤はどこなんだろう?
とりあえず最初にはいった場所は、場末の温泉宿の大浴場そのものだった。

トイレにいっていて遅れてはいってきたお父ちゃんが合流し、温泉の中を探検することにした。サウナの入り口のある通路がやや混んでいて、煙などでよく先がみえなかったけど、とりあえず通路を歩いて奥にいくと、次の浴槽のある空間にでた。今度は浴槽というよりプールみたい。だいたい25mプールぐらいの大きさだ。流れるプールみたいになっている。中に入ると少しあたたかい程度で温泉というにはぬるすぎる。その水流たるやものすごい。一度中に入って水流にのってしまうと、逆行はおろか岸にあがることも困難なほどだ。プールの出口にはしごがついているのだが、そこにしがみついてやっとなんとかあがることができるぐらい。地元の中学生ぐらいの女の子たちがきゃあきゃあいいながらぐるぐるまわっていた。ごまちも大喜び。ごまちはずっとまわっていたかったみたいだが、この先も探検したくてうずうずしているお父ちゃんとお母ちゃんに説得されてしぶしぶ次の浴槽へ。

次の場所はまたぬるい小さい浴槽がいくつかある場所。結構寒くなってきたので、はやくあたたかい浴槽を探したかったが、日本人のイメージするあつい温泉は結局みつからなかった。むしろ最初の浴槽が最もあたたかかったようだ。
いくつかの浴槽をみつけては温度を確かめて、ぬるかったらパスして横を抜けていくうちに、人の流れの一番多い通路に気がつき、続いて行ってみると、ぱあっと視界がひらけた。屋外だ。
ここが、一番最初にみえていた、屋外温泉だった。とっても広い。まるでサマーランドのよう。周囲はコロナーダ形式の回廊がかこんでいて、その建物がまた歴史を感じさせる雰囲気。やや長細い広々とした空間に真ん中に一つ競技用プールのような長細いプールがあり、両端に一つずつ丸い形をしたプールがあった。とりあえず、丸い形の最も人気のあるプールにはいった。夕方4時ごろであり、寒くてとにかく水にはいっていないと震えてしまうぐらいだ。水と書いたが、温泉というよりぬるいプールといった感じ。温度でいえば30度ぐらいかしら。結構さむかった。
中央に噴水のような場所があって、端の方にお目当てのチェス盤が設置されている。本当に、ガイドブックでみたとおりの、チェスを楽しむ人やのんびりそれを眺める人たちがいた。さて、意外にこのプールは深くて、ごまちはもちろん足がたたないし、お母ちゃんでさえつま先立たなければならないくらいだった。ごまちをお父ちゃんがおんぶして中にはいり、とりあえずは噴水の近くへ。そこは最も人気のある場所のようで、人がたくさんでなかなか近づけない。しかも、その周りにはいちゃいちゃしている人たちがたくさんいて、ちょっとびっくり。というのも、女性が普通に壁にもたれてたっているようにみえて、実は男性がその女性の腰のあたりにもぐっていたりするのだ。うへえ。。。
お父ちゃんは衛生面をしきりに心配して、「変な液体が浮いていたら嫌だなあ」云々とぶつぶつ言っていた。
ガイドブックには、「ハンガリーの温泉にはホモが多いので日本人男性は要注意、特に中央にたっていると募集中のサインととられるので気をつけること」と書いてあった。やおいの大好きなお母ちゃんはちょっとどきどきしながら「モーリス」のような美形が中央にいないかどうかチェックもおこたらなかった。(しかし、期待に反してあまりおもしろい光景はみられなかった。)

反対側のプールにも行ってみたが、そちらはジャグジーがついていたのみであまりおもしろくなく、また戻ってきてチェスの観戦。他に日本から来たと思われる人たちにも数人であった。日本に帰ってから旅行記のホームページなどを探して読んでみると、このセーチェニー温泉でエステをうけた人も結構いるようだ。おそらくコロナーダ風の場所がみえていたからそこでマッサージなどがあるのだろうなあ。もちろん料金表にはそのような項目があったのは知っていたけど、家族旅行で小さい子供をつれているとなかなかエステを体験するのは難しい。
ヨーロッパ旅行の中で何度か温泉地に行ったけど、いわゆるスパという感じで、温泉療法やエステなどがセットで行えるようになっている場所が多かった。以前ごまちが生まれる前、お父ちゃんとお母ちゃんだけでドイツを旅行したときには、ドイツの温泉で興味半分で温泉療法(泥風呂)に行ったら、医師の処方箋が必要と言われた。なるほど、ヨーロッパの温泉はそういう位置づけなのだろう。
(そのときは、お父ちゃんがかかりの人をうまいこといいくるめてくれて、泥風呂はちゃっかり体験しました。)
今回の旅行中にもエステは体験してみたかったけど、お母ちゃんはお父ちゃんに言い出せずにいた。ちょっと贅沢な感じがしたし。。。

ともかく、室外プールは寒くて寒くて。仕方なく、しばらくして屋内にもどることに。他にサウナも数カ所あって、広いサウナや、ミストサウナなどなど、室内も東ヨーロッパっぽい建築物の装飾がほどこされていて、なかなかすてきだった。(ただ、全体になんとなくお湯が汚れ気味なのが気になったけど。。。)
ミストサウナはさすがにごまちには強烈だったようで、いやがって泣いたのですぐに退散。
全体として2時間ぐらいの滞在だっただろうか。
かなり堪能して、温泉を後にした。
キャビンにもどるとさっきのお兄さんが何も言わずちゃんと間違えずに我々の荷物のあるキャビンの鍵をあけてくれた。別にキャビンに番号がふってあるわけではなく、単にずらっと並んだ更衣室があるだけなのに、なんでわかるのだろう。(こういうプロ意識の高さに触れるとうれしくなる。日本のプールなどで番号がふってあってセルフサービスで鍵を管理するのも合理的だとは思うけど、こういうのもいいなあ、と思う。)

さて、デポジットの払い戻しをうけ、セーチェニー温泉を後にした。
もう一度地下鉄にのり、街の中心部にでて、今度はごまちの楽しみにしていた路面電車にのろうということになった。ちょうどドナウ河の河べりを走る路線があるはず。
路面電車の駅でしばらく景色の写真をとったりしながら電車を待ったが全然電車がこない。よく見てみると、駅の標識に大きな紙が貼付けてあって、この路面電車は廃線になったのでバスを使うように、と書いてあった。。。
がっくり。
というわけで、バスを探すのが難しいので再び地下鉄にのり、やや郊外にでてから路面電車に乗ることにした。

この頃からごまちは疲れてきたのか、ぐずぐず言い始め、なかなか自分で歩こうとしなくなった。
しかも、突然おしっこしたいと言い出した。トイレをかしてもらおうとホテル風の建物に飛び込んだら開演間近の劇場!それでもトイレがないか探したがどうも中にしかトイレはないらしい。困り果てていたら係の人が「中のトイレに行ってもいいよ」と入れてくれた。ところが、行ってみるとそのトイレは開演間近のせいか大行列。仕方なくごまちをなだめすかして並んだが、お母ちゃんも結構疲れてきていたし、劇場のドレスアップした人たちの中でとても場違いで恥ずかしかった。こんな時、子連れの旅行で日本人の恥をさらしてしまうのだろうなあ。
日本では小さな子供を連れていれば周囲の人はとても親切だし、ついつい厚顔無恥になってしまいがちだけど、外国ではそんなに甘くない。むしろ、子供を大人の領域の場所に連れて歩くということが非常識、と白い目でみられることになる。

余談だが日本で世間が甘いのは、子連れと酔っぱらいだそうだ。酔っぱらった酒の席でのこと、というと割合と許されてしまうが、そんな甘いことを言っているのは日本人だけらしい。そんなに酔っぱらう方が悪いにきまっている。子連れも、旅行中いろいろな人から親切にしてもらったが、それは子連れでも良識ある態度をとった場合。子連れということでかなりな部分が大目にみてもらえる日本と同じ感覚でいてはいけないと思う。
さらに余談だが、日本では赤ちゃんや子供がいるとかなりな部分で大目にみてもらえることが多すぎると思う。ごまちのお母ちゃんは独身で仕事をしていた期間が長かったので、世間が一人でいる女性に厳しいということはよくわかっていたが、ごまちが産まれてから逆に子供がいる女性に世間が優しすぎることにびっくりした。特に電車やバス、公共の施設。子連れだと優先してくれたり席を譲ってくれたり、並んでいる時に係の人に別の場所に連れていかれてそこで座って待つように言われたり。確かにとてもたすかるのだけど、そこまでしなくてもいいのに、と思うこともあった。
ごまちのお母ちゃんは、ごまちを職場の託児所にあずけるためごまちを連れて電車通勤をしていた時期がある。通勤の満員電車の中でごまちを抱っこしたお母ちゃんは時々席を譲られたが、ものすごく恐縮した。満員の通勤列車に疲れて乗っているのは誰しも同じ。それなのに、子連れだけが優先してもらえるのっておかしくないですか?譲ってくれた人は始発駅からずっと並んで乗って座ったのかもしれないし、もしかしたら不妊治療中でお腹が痛いのかもしれない。健康なお母ちゃんがごまちを抱っこしてたっていても全然悪くないのに、なんだか子連れの人に席を譲らなければならないみたいなオーラが車両に流れてしまうので、それがすごく嫌だった。
それなのに、それを当然のことと受け止めて、優先されないと文句を言うお母さんたちの多いこと!(そうしてオバタリアン(死語)になっていくのだ。。。)

話がだいぶん横道にそれたが、ここでアイスクリームを食べたりマクドナルドに寄ったりしてちょっと休憩した。それにしてもマクドナルドで英語が通じないことには閉口した。今まで観光地だったから英語が通じていただけらしい。マクドナルドはヤンキーなアルバイトのお姉ちゃんが対応してくれたが、英語がはなせる人がいなかったらしい。マクドナルドなんて、最も英語が通じそうな場所で通じなかったのでおかしく思った。

ドナウ河にそって走る路面電車の駅。対岸のブダ側の王宮がみえてとってもロマンチック。


それはさておき、地下鉄にのって郊外へ。そこで路面電車に乗りついで、ちょっと離れたショッピングセンターを目指した。(乗り継ぎの時の地下道が暗くて怖かった!)
残念ながらショッピングセンターは夜8時をまわっていたのですでに閉店後。さらに路面電車を乗り継ぎ、結局ホテル近辺まで戻ってきてしまった。
そんなこんなでものすごく疲れていたが、夕食のために再び中心地にもどることにした。だって、ブタペスト最後の夜だし、翌日から田舎の方に行くとするとおいしいハンガリー料理は最後のチャンスになるかもしれない、と思ったのだ。
(といいつつ、その翌日からもこれでもかというほどハンガリー料理を食べ続けた我々であったが。。。)
この日お父ちゃんが選んだのは、中心地にある4つ星ホテルのオープンテラス。4つ星ホテルと書いてあるとすごそうに聞こえるが、実際にはカジュアルな感じの場所だった。
オープンテラスはすごーく寒くてお母ちゃんはつらかったけど、もう寒くて疲れていて、それでも最後の都会での料理は食べなければと、気力だけの状態だった。
ごまちはいつもながら疲れて眠りこけていたので、いすを並べて寝かせてもらった。
この日は前日の夜とあまりかわらないメニュ−。
フォアグラのソテーがものすごく上品で甘くてめちゃくちゃおいしかった。お父ちゃんは、昨日のよりも格段においしいフォアグラに感動していた。お母ちゃんもトカイワインに感動。
そうして夜中にまたもやタクシーで帰ったが、タクシーはやはり高かったと思うよ、お父ちゃん。

   やっぱりグヤージュスープ。ニンニクとパプリカたっぷり。





   パラチンタ。パプリカたっぷりのクリームソースがかかっている。見た目ほど甘くない。




   これぞフォアグラのソテー。しょうこりもなく注文した。ハンガリーにいるうちに食べなきゃ、という意欲まんまん。前日のものとくらべものにならないほど、香りがよかった。さすがホテルのテラスである。


    牛肉の煮込みにニョッキみたいのが付け合わせについている。やっぱりパプリカたっぷり。お母ちゃんは好きな味だった。




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