12月31日(火)

せわしげにからすもひともおおみそか

つらい足の疲れは朝になったら快復していた。そうだろう9時間も横になっていたのだから。ただし眠リ続けていたわけではない。目が覚めてやることもさしてないしついでに横になっていただけだ。

まだ暗い中で枕元のスタンドを灯し「晴れたり曇ったり・川上弘美」を読んでいたら おかあちゃま と母を呼ぶときの呼称があってひどく懐かしかった。アタシら。弟、妹 も母を呼ぶときに おかあちゃま と言っていたのである。中学生くらいになって おかあちゃま はおかしいということになりなんとなく呼ぶのをためらっているうちにアタシは家を出た。母は東京育ちだったのでたぶんなんのてらいもなくこどもたちにそう呼ばせたのだろう。ずっと忘れていた。 おかあちゃま か。飲み水と言えば甕に汲まれた水を柄杓ですくって飲んでいたようなど田舎あたりである。少し長じてアタシはどっかでおかあちゃま恥ずかしかった。

昨日のアトランティクサーモンの脂ぎとぎとのアラがあまりにおいしくて、洗濯物を干しヒジキの煮付けをささっとやり終え大根の葉っぱもささつと炒め煮し終え買い出しに出る。天気がよかったのでたつみストアまでは遠いかなと自転車に跨ったのだけれど苦もなく現着していた。欲張って2パックカゴに入れる。一つはトラウトとあった。検索すると一応別種のようだ。サンドイッチ用の8枚切りも途中下車して買い求める。たつみには8枚切りはなかった。帰ってきてからついでにそのまま年内の大仕事へ。盛り上がっている道路の粛正を一つやり損なっていた。大ハンマーを自転車に積み叩きに行く。ものの5分くらいの大仕事を済ます。ハンマーを振り下ろすので瞬く間に寒空の下汗を掻く。

ちょっと大人顔になったもと女子高生のゆかちゃんとすれ違う。あーーー、土日だけバイトですと。自転車を止めて少しだけ会話を交わす。

ビールを飲みたくなってまた買い物に出る。普段ビールは飲まない。プリン体を警戒してしぶしぶ止めただけのことだ。ちょっと迷ったがプリン体カットは選ばずしてクリアアサヒを買う。店の販売用ビールは麒麟であったけれど自家消費が混合することを避けてアサヒばかり飲んでいた。お正月くらいよかろう。たかだか6缶だ。これで夜のウォーキングのほかどこへも出ない歌番を見る。大晦日けっこうせわしげに動いてしまった。財賀寺の沢庵を添えた甘酒が何とも魅力で誘惑されそうだけれど今年は部屋に籠もり除夜の鐘は夢の中と決めた。

数えれば8箇所掛けてあるカレンダーをすべて新しくかけ直す。この一つはPCデスクの目の前。貼り付けてある。

厨房メモ 

一年無事に過ごして参りました。この一年がまた何事もなく来年へと続いていくことができますように。年末年始のにわか信徒となり一日早い祈願をと買い物の途中自転車を止め元住んでいた町内の諏訪神社に入りかけたのですが中学の同級生が何やら支度の最中であるのを見かけ立ち話をすることが面倒でこれはヤバイ、と出てきてしまった。拝み損なう。

こんなページでも毎日立ち寄って下さる方がいらっしゃる。お一人はここを読むことで一日が始まるとおっしゃって下さる。7人ほどの読者であるけれどアタシはうれしい。来年もどうぞよろしうに。そしてどなたさまも佳い年を迎えられますことを。

12月30日(月)

せわしげにヒヨドリ騒ぐ冬の朝

月曜の今日は仕事納め。一年お疲れ様でした。朝の仕事を終えスタンドへ立ち寄る。灯油の補給。何処へ行くわけでもないが満タンにする燃料。なんやらもの凄く立て込んでいた。スーパーにも立ち寄り鶏もも肉の調達。年末年始は鶏でも食していよう。アトランティクサーモンというアラのパックがあったのでカゴに入れる。お昼に焼いてみたがこれが真においしい。もう一つ買っておけばよかったと後悔する。竹輪その他も買おうと思ったのだがお正月食品ばかりごてごて並べられていてなかった。ヘンだね。5割引とどーん積んであったチョコレート味ビスケットをハルカ用に二つカゴに入れる。明日違うスーパーに行こう。竹輪その他は大好きなのだけれど塩分を警戒してうかつには買い込めないという状況がある。

展示する写真の裏打ちに失敗する。あってはならないことだけどよくあることで糊面に写真の表側を貼ってしまった。あ、しまつた。A3ノビなのだ。用紙とインクの無駄な消費をすることになってもう一枚同じものをプリントする。バカだね。額に入れて5日に運ぶまでひとまず壁に掛ける。静物なので面白みはないがまあよかろうたまには。

足がひどく疲れていてウォーキングのあとしばらくベッドに雪崩込み長々と寝そべる。珍しく泳ぐ気にもならなくて軽い筋トレとぶるぶるマシーンに寝そべって足をのせる。サノさんからどうし?と声を掛けられる。動きすぎだ。朝昼とシリコーン鍋で白菜ばかり食べている。白菜ともやしではパワーが不足しているなあ。

今年も余すところあと一日だ。大晦日財賀寺の鐘つきはやめようかなあ、と考える。疲れてるし寒いし飲みたいし。大晦日は早く寝るべし。行けば午前二時を多分まわる。初詣は花祭りの御幸神社と決めたことだし。帰り際お正月4っ日仕事いいですかと言われる。休みのつもりだった。仕事します。

厨房メモ

こんなメールが入っていた。年末にうれしくて飛び上がる。ぴょーーん。今年はうさぎ年だったか。あれ、

本日送金ならば明後日に は全額がお手元に届きますのでご心 配は無 用です。

2日以内に83,000,000円全額をお振込致しますので、ご自由にお使い頂いて構いません・

当然の事ですが、受取後にそのお金をどう使おうがそれはdende*****様のご自由です。

買い物しても良いですし、旅 行に行かれるのも 結構です。こちらで何に使ったか聞く事もありません し , 送金後に会うという事もありません 。

後々のト ラブル等がご心配の一つかと思いますが、全額の送金が完了後に はdende*****様からお伺いする情報等は全て削除致しますのでご安心下さい。

税金が発生 する事も無ければ、後で返せという事もありません。ご自由にお使い頂けるお金ですの で是非お受取りにご協力をお 願い致します。

12月29日(日)

軽やかに凍てつく夜のウォーキング

一時は途方に暮れた、

どうしよう。PCをいじるとたぶん予期せぬトラブルが生じる。KDDIに替えて何事もなかった。ところが原稿を送るだんになりトラブルが生じる。送ってくれないのである。困った。焦った。原稿はお昼前に済ませやれやれこれで一段落PCの前を離れようとした瞬間メールが動いてない。うそーーー、サーバーに問題ありと言ってきている。KDDIは日曜で繋がらない。繋がったところですぐには対応できないだろう。サーバーか、朝日ネットに電話を入れる。こんなトラブルは日常茶飯事の事なのであろうか丁寧に対応してくれる。言われるままに外すものは外し数字を入力する。使っているウインドウズメールは2009年だった。古いね。考えて考えて考え抜いた末のヘルプだった。

NTTの回線を外しKDDIにするべく朝日ネットの手引きで無事解決する。こんなことはやって来たKDDIがやるべき仕事ではないのか。KDDIの尻ぬぐいをしたのだった。ここまででなんやかやと4時間を費ややする。ひどく疲れる。

朝一番朝食前に苦になっていた町の粛正をする。もう1箇所桜の根っこが盛り上がって道路を持ち上げている。交差点の傍である。他人様の目を気にしつつハンマーで叩き潰していたら同調者に声を掛けられる。顔はこの数年見知っている同年配の人だった。いつも厳しい顔をしているのに満面笑みを浮かべていた。馬には乗ってみろ人には添ってみろ、その通りである。電話を入れても役所はなかなか動いてはくれないと語るその人としばらく話しをする。いい人だったのだ。町の粛正をしていて思いがけずに知己を得る。

新学期が始まってここを通学する中学生の一人でもいい、あ、道が平らになった と呟いてくれたらアタシはうれしい。あの壊した舗装はこの先多分永遠の形で残る。アタシのやった事業だと通るたびにしみじみ感じよう。作るものは無論大事だが、時には壊すことで平穏になることもある。

イオンでプールの帰り4個入りの肉まんを買う。年末かなあセルフレジが混んでいた。今年もあと二日。たくさんいろいろあったな。歳を取っても来るものは来る。そのことごとくは全力を絞ってはねのけることばかり。声を掛けてくれたあの人のように悠々自適の生活に何時になったら入ることができるだろうか。焼酎の紅茶割りを飲む。

12月28日(土)

五つ打つボンボン時計に寒の暁

予定通り朝のうちに6キロ走る。42分。ベランダに吊してある温度計は0度だった。さすがに寒い。前から走って来る人の顔が凍っている。たぶんこっちの顔も同じように凍っていることだろう。

ひとまずプールへ。泳いでいてめんどくさいので休憩せずしてそのままバタフライを続ける。1キロ。今日は体が良く動く。知らないうちに夕方の五時になっていた 。時が過ぎるのは早い。

シライくんが五時に来る。八時過ぎまで何となく男二人で飲み交わす。写真を持ってきたが4枚いい写真があった。タイトルを付ける こうしてみると瞬間の切り取り方を学ぶ。部屋にいても寒い。冬だものな。ところでシライくんアタシと部屋で飲んでいて楽しいのだろうか。耳が痒い。もう寝た方がいいな。

厨房メモ 

ひどく酔っぱらう、トイレに立ったがその前はどこにいたのか覚えがない。

12月27日(金)

時雨れるる三時に虹を見ています

むかし、三時のあなたという番組があった。「死ぬのはコワイです」といって死んでいった逸見義隆なんていうキャスターが長くやっていたような覚えもある。舞台ででんぐり返しを長年演じて死んでいったあのひともキャスターをやっていたな。もう名前を忘れている。思い出したところでどうでもいい。森光子だ。毎日みていた。PCもない時代テレビが唯一の息抜きだったような気もする。四五年は経つな。

電話回線を長く使っていたNTTからKDDIにした。特別な理由はない。ケータイはauだし勧誘に来てそれならば変えましょうかと変えただけのことだ。このひとも年末に一つ仕事ができたはずだ。いいことをやったのかな。面倒なことが生じるかと案じていたが、線をつなげただけだった。しょっちゅうネットが断線していた不都合がたぶん改善されるらしい。それだけでもありがたい。

見失ったPCメガネを根性を掛けて探す。うーーん、車のダッシュボードから、え、何これ、と替えたばかりのカメラのリモートコードが出てくる。あまり出番はないもののなければないでまた大騒ぎだった。よく使うカメラバックにしまう。

新春4日の撮影会は誘った張本人から行かないと電話が入る。富士を撮るのも正直今さらさほど魅力もなかったことだし、予定通り一人ハーフを走っていた方が体にも精神にもいい。午前三時出発である。寝ずに出かけられる体力もない。ならばと同調する。電話を切って出してあったかんじきをもとの棚に上げる。コイツの出番ももうあるまい。

新しい額のマット作りに一枚あったマットに切り込みの線を施し斜め切りカッターの用意をする。今日は切るまでにはいたらなかった。とにかく寒いね。シライくんと明日の土曜は部屋での忘年会。おまえ大賞作品のタイトルを付けてやったのだ。一本ぶら下げて来いよ。5万円せしめたのだ。どうだかな−、齢五十も過ぎたら付き合いというものも考えろ。

厨房メモ 

白菜と人参薩摩芋、鶏ももは広げてシリコーンポットで8分チン。お昼ご飯だった。

オリンパスのスキャナーのセッティングはフォトショップ6を削除してしまってたようだった。探してもない。フォトショップから入るようになっていた覚えがある。ちょっとチャレンジ、持っていたエレメント10をインストールして入ってみようかと試みたが何故かキーボードが作動しない。シリアルナンバーが入れられないのだった。折角押し入れから引きずり出したスキャナーとXPのタワーだったのだがあきらめる。何も今さら15年も前に撮ったポジフィルムをスキャンしてまで甦されることもあるまいに。後ろのTVでは春日八郎が山の吊りを歌っていた。でもナガムラさんなんとかなる? 無理か。あきらめていつつも未練がある。なくした妻の如く。

12月26日(木)

あちこちに土竜のあとあり今朝の冬

今日行っておかないと機会が多分ないだろうと「田園」・ギャラリーへ。日本カメラの展示作品はビギナーズでの入賞作品だった。なんかひどく古い写真を見る感じがして出てくる。なんだそうか、いろいろ準備をする。

かんじきを取りだしたら長靴を固定するバンドのゴムの部分が劣化していてバラバラになっていた。あらま、なんとか工夫して縛り付ければ使えそうだがリハーサルをしてみないと分からない。そう言えばもう一つパソコン用メガネがあったはずと思い出してはみたもののどこへ置いたか手がかりも何もない。ちょっとち探してみたが探し出せなくほぼ絶望的でしょうなあ残念。

一合炊き炊飯器はそれはそれで早く炊けてよかったのだけれどどうにも吹きこぼれて掃除が面倒。結局もとの三合炊きにいったん戻す。タイマーがあるのでセットしておけば当たり前だが炊き忘れもない。ただ炊きあがるまでの時間が一時間半というのは無駄な電気代だなあ感心できない。

そうだ朝走ったのだった。6キロ。ひどく寒くて走り出してすぐに引き返そうかと思ったほど寒かった。朝はさすがに寒すぎる。夕べなど八時間半も寝てしまってた。眠ってしまってたが正しい。仕事中もこのごろ毎日のように眠たいがよく眠れるものだこんなにも。まとめ寝したのだった。

厨房メモ 

鶏もも肉のコーヒー煮というのを見つける。インスタントコーヒーで煮るらしい。そのあと酢醤油に漬け込んで冷まし食べるようだ。わが家はコーヒーを飲む習慣がないため試みることができない。

12月25日(水)

プレゼントこんなのもありクリスマス

額ができましたと連絡が入る辻村へ額を取りに行く。7300円。教室に所属するたびに作品展用のそろいの額を作らねばならない。毎度厄介なことだ。たんびたんびに作ったそんなバラバラの額が何枚もある。どうするんだこんなもの。新春4日の富士山撮影会。3日の矢作川ハーフは取り止めた。行きますかと返事をして帰ってくる。いつだったか買ったかんじきも2度しか使ってない。積雪をカメラ抱えて歩くのは難儀である。持って行ってみるか。雪に乗れる。道具というのはいつかこんなことで役に立つ。無論アタシのコペンは雪道の走行は不能だ。相乗りに供応する。

佐奈川東岸を走る巾二メーター弱の道路のここを利用するすべての自転車にクリスマスプレゼントをする。毎朝毎夕中学生の自転車通学でも賑わう。途中で桜の根っこが舗装を持ち上げていてそれが二本もあるのだった。まことに走りにくい。ガツンガツンと通るたびに自転車が踊る。

壊そうかとある日カナヅチで叩いてはみたが手に負えない。今日は思い切って重いハンマーを持ち出し盛り上がっている舗装を通過する人の目を気にしながら叩き潰したのだった。道路を破壊しているのである。思いの外難儀で汗だくになる。やっとのことで二本伸びていた根っこのレールを潰し平らにする。市の道路を破壊しているのだ。とがめられたらこれは明らかに犯罪である。分かっていたがやるしかない。ほっとけないのである。改めて持って出たちり取りと竹箒でバラバラに剥がれている道路の破片の片付けをする。犯罪を犯したがやり終わってもの凄く静謐な気分になる。白馬童子はときに必要だ。クリスマスに道路の粛正をする。

<田園で>日本カメラの年間優秀作の展示がある。新聞で地元ではアタシだけが三点展示されているとある。あした出かけてみよう。市の広報での入選の報せもあった。写真なんて決してうまいわけではない。瞬間の切り取りができるだけのことだ。詩の精神と同じではないか。もっとも数打ちゃ当たるという逞しく卑屈な精神もある。宝くじはいくら買っても当たらないけれど。

厨房メモ 

牡蠣雑炊 

ご飯 牡蠣 ニラ 市販の鮭茶漬けの素 

炊きあがったご飯はザルなどで洗う ニラは刻む 土鍋にご飯 たっぷり水 沸騰したら牡蠣を投入 しばらく強火 ニラを加える 火を止め鮭茶漬けを混ぜ込む。牡蠣の本格雑炊おいしいよ。 

夕べ元妻にメリークリスマスとメールしていた。無論返ってこない。

12月24日(火)

物置に隠したイヴを想い出す

ひとまずPCデスクの上を片づける。とにかく紙片が多い。どの紙片にもメモ書きがしてあるがどうせ大したメモではない。どんどん片づける。ゴミの山から8ギガのUSBがでてくる。差し込んだらミュージックだった。車のかなあ。車には付いているはずだけどなあ。分からないなあ、あとで確認。

郵便局へ立ち寄り70冊余の孑孑の発送をする。120円の切手を買い求めたらスタンプがありますと言われる。そんなこと分かっているがな。DMではないのだよ。大切な同人誌だ。スタンプペタペタでなどお送りできますかいな。美しくないからとお断りして80枚買った120切手を73冊分切り取って貰いそのまま孑孑の上にのせて差し出す。ご面倒をおかけします。え、今、立て込んでいて いいのですよいつでも。予期せぬ仕事を押しつけられた表情の窓口に郵便局員。こころよく申し出て下さり引き受けてくれていた方がいない。退職したのだろうか。余計なことは聞かない。振り込まれていた同人費を払い戻してあっさりそのまま出てくる。転居先不明かなんかで一冊や二冊は帰ってくる。差し出した切手を没収しスタンプペタペタやらかしていたらたちどころにわかりまするぞ。年末の一仕事を終える。

今日はイブだ。ムネ肉はやめてせめてもも肉の照り焼きでも食しましょうよ。血圧が上がった薬を飲めばいい。その足でスーパーたつみへ立ち寄る。ハルカにチョコレート菓子とチョコレートスナックパンを買う。シューズと体操着を買ったから今年はケーキは買わないと言ってある。お年玉は期待してますと、バカヤーである。コイツはまったく反省の色が見られない。娘と思っているからいいけれど。

お昼のウォーキングがてらに図書館へ出向いたら休館日だった。なんかしょっちゅう休んでるような感じもする我が町の図書館である。PCメガネの度が合わなくなっている。画面が見づらいがずっと続く。

厨房メモ 

ニラともやしを炒める ご飯を炊き忘れていて朝も昼も餅を食う。今日も餅を買ってきた。シーチキンサンドも食す。

12月23日(月)

冬の月並んで浮かぶ飛行船

残った年賀状40枚をパチンコで止めてひょいと置いたのだがひょいがどこだかもう忘れている。つまり部屋の中かあまりに乱雑なのである。このあたりが問題だ。片づいている部屋ならばひょいと置いたものなら一目瞭然、うろうろと探すこともあるまいに。年賀状の整理も仕事だったが休みに入ったら部屋を整理しようとちょっと決断する。なんとかせねば、部屋が幾つあっても性格が変わらないのだから同じようにどの部屋も乱雑になっていくにちがいない。ことあるごとに捜し物で毎回毎回くたびれる。

冬至を越えて明らかに夕方が明るくなっている。仕事で5時頃車で走る。ライトの点灯を強いられるので必然的に空の明るさに敏感になっている。日脚伸ぶ。夕食後8時頃ウォーキングに出る。寒いこんな時間は誰も歩いてはいないだろうと思いきや、ランナーもいる。歩く人もいる。少なくとも健全健康な人たちには違いない。

女子フィギアフリーを見る。平均的に演技を見ようと努力するのだがどうしても股間に目が吸い付いてしう自分があまりに悲しくてテレビを消す。安藤美姫、お母さんガンバレ。寝よう

厨房メモ 牛蒡を圧力鍋で 茹でたら叩いてマヨネーズ すり胡麻で和える。

 

12月22日(日)

冬ざれや固まったまま石仏

夕べは肝休してよく寝ていた。疲れているのか寒いのかそれともただ眠たかったのか。走りたかったので朝食前に済ませましょうかと起きてすぐ外に出る。快足の1キロも徐々に足の運びが鈍くなる。やたらと寒いが真夏の走れない時期よりかは快適である。寒いが走れる。5キロ走り戻って来てたけのこの水煮 コンニャク 人参 油揚げ 豚コマ こんなものを煮付けているうちにお昼になる。冷蔵庫のお掃除と言うこともあった。あ、明日の弁当つくりのパンを買いにスーパーに行ったか。なにやら横合いから注文が入って休む間もなく忙しい。

プールで久しぶりにキチムラさんと出会う。完走できたフルマラソンアドバイスのお礼を申しのべる。とうのキチムラさんは魚の目ができて痛くて痛くてと水から上げた足を見せる。アタシの足裏にできていた魚の目の如しは、プールのタイルを苦もなく歩けるほどだいぶ痛さを感じなくなっている。魚の目ではなかったようだ。

溜まっていたカシオのSDカードが外付けのハードデスクに認識しない。フォルダを作ってノートにつなぎコピペする。こうしたトラブル時には2機あると苦もなく便利である。寒いからたけのことコンニャクの煮付けで一杯飲むぞ。

厨房メモ 

細い薩摩芋を濡らしたキッチンペーパーにくるみアルミホイルで巻きストーブにのせる。ものの5分ほどで焼き芋の完成。薩摩芋は蒸すがよろしい。煮ると硬くなる。

12月21日(土)

宛名書き終えて一息年賀状

まだ一日は経ってないがずっと寒かった。朝からストーブを点ける。小雨ぱらつく中3キロだけ走る。いいのか帰ってから血圧を測ったら高い。下がらずノルバスクを服用。プールを挟んだが午前午後で年末の一大事業が完了。宛名書きもだんだんが手よりも根気がくたびれてきて乱雑になってくる。

小中学生におかっぱは禁句のようだ。おかっぱはワカメちゃんなのだそうな。あとサランラップだかそのあたりのCMに出てくる子もおかっぱらしい。なぜおかっぱが嫌われるのか、ワカメちゃんがいけないのかはわからない。おかっぱで可愛いねといったらこころを傷めるらしい。天然パーマにくるくる巻きで可愛いねと言うのも禁句らしい。分からないのは小中学生のこころの中である。ハルカがおかっぱなのである。アタシはいいけどといっていた。いいじゃないおかっぱで。なんて言えばいいのか、ショーカットらしい。ショートカットとおかっぱとは別物だ。

ネットで買い求めたぼたん腕時計の電池の寿命が短い。苦労してはめ変えたばかりなのにもうくるくるパーである。改めてネットで探す。いつだかわからないが買った電池は5個で300円だった。こりゃダメだ。ダイソーよりひどい。もう少しマシな電池を注文する。

厨房メモ 

昨日買った牛乳の日付がもう元旦である。びっくりして驚く。

映画監督の森崎東・時代屋の女房が 認知症らしい。11時からのテレビを録画した。86才にもなっていたのか。

12月20日(金)

この中に物故者幾人冬ざるる

孑孑発送準備のプリントされた宛名を封筒に貼りながら台紙から剥がされることなく残っていくお名前が幾枚もある。剥がすときに思わずして手を止める。さて、この方はご健在でありしか。去年孑孑の発行はなかった。その前ですら年一度になっていた。つい最近訃報を耳にしたお方は分かるものの記憶の危ういお方ものお名前もある。近在でもあの人あの顔ぽろぽろと名簿からこぼれていく。

エレベーターからベビーカーを押して出てきたハルナと出会う。この春高校を卒業したばかりだった。会話を交わしたのはその春以来になる。ご主人はもしかしたら同級生?。そうですと明るく答えてベビーカーのフードを開けてしっかりしたまなざしのおんなのこを覗かせてくれた。アンタついこの間まで自転車通学してたじゃない。

今朝方、東の空に居待ちであろうか顔の端が少しぼんやりした月が出ていた。仕事の一つで来年のカレンダーをお届けするのだけれど12枚のカレンダーがなかなか届けられない。若い頃ヤマトの宅配をやっていた。持って帰るというのも荷になって隣近所にやたらと預かって頂いた覚えがある。今では到底考えられない。お隣の住人も佳き人で当たり前の如く預かってもらえたのだった。ひどい話しである。そんな悠長な時代もあつたのですよ。

出張で大分にいるとシライくんからケータイが入る。雪が降ったというシライくん、ふたり忘年会をやりたいらしい、大分から戻ったらいつでもおいでなさいと答える。

厨房メモ 

明日走ろうかな5qくらい。郵便局も3連休で発送できないし。そうだ来年の年賀状は断捨離をしよう。と突如決意する。貰ってうれしい年賀状、出すに面倒年賀状。ならば出さずでいいじゃない。生存証明も大して必要ない。年賀状より一筆手紙を書いた方が血が通うね。暖房で暖かい。

栄子さんみさきさんオカダさん、孑孑発送しました。薄っぺらですよ。中身は濃いけれど。

12月19日(木)

寒の朝鳩に餌をやるご老人

鳩になどパンくずを与えて日がな一日鳩の群れと過ごすのもいいかもしれないね。もっともとてもアタシは真似できないが。

休みだったのでちょっと走るつもりが5キロになり戻って来たら8キロ、それじゃあとそのままきびすを返して1キロを往復して10キロ走ってしまったのだった。朝食前である。パラパラと冷たい雨が顔を襲撃してきたが走りだしてしまえば苦にはならない。無茶苦茶なコースを走ったのだがGPS時計というのは助かる。

着替えて午前中に済ませておきましょうかとジムに出向けば、あーーー珍しい朝なんかタシロサーン、あ、待ってこのカードは午前中はダメカードです。お昼からカードです。あ、そうなの。仕方がない帰りながらキャベツを買う。豚コマを買う。もやしを買う。茨城産薩摩芋を買う。焼酎も買っちゃえ。上がっていた雨がまた降り出していて自転車もろとも濡れて帰ってくる。

年賀状の画像を散々あれもこれもと探し出し用意したのだったが一枚気に入った画像をマラソンで見つけて簡単に決まる。不肖来年はアタシの画像となる。

図書はPCで延長手続き。CDは更新できないので持って出る。到着分と新刊が並べてある棚の前で見ていたら横合いから伸びた手がさささっと大方攫われる。ご婦人だった。いくらタダだからって内容も確かめずによく攫っていけるものだと感心したあとあきれかえる。

厨房メモ 

ストーブを点けたので早速茨城産薩摩芋をのせる。

12月18日(水)

印鑑を探す夜更けの寒さかな

郵便局に立ち寄り書類に捺印すべく印鑑の提示を求められ目が彷徨う。持って出てない。つい昨日一昨日バックにしまってある印鑑を入れ替えた。入れ替えた印鑑はどこへしまったのか。用が足せずひとまずそのまま書類をもって郵便局を出る。

孑孑を発送するA6サイズの封筒を買い求めにカーマへ。これも振られる。こんな中途半端な封筒は置いてないのであった用が足せない。仕方なくそのまま帰ってきてまずは印鑑探し。探しながらこの間、まさかの用心にと使わないクレジットカード類の入っている財布を隠した。ハルカが悪さをしてまさかとも思ったが用心したのだ。押し入れの空き箱にすっと入れたはずだがこれも探せない。印鑑は使ってないバックから出てきた。ひとまず安心する。紛失するとけっこう面倒で煩雑な手間がかかる。探せない財布は元々なかったのか確信が持てなくなる。隠すときにこんな場所へ隠したりするとアンタ、自分がアブナイよ、とささやいたがその通りになる。途方に暮れる。健忘症は根が深い。

探しまわるうちこれがとんでもない箱の中から出てきた。あったのだ、それも黒いビニールにくるまれていた。くるんだ覚えもない。なににしても大事なものはしまわないこと。絶対忘れる。こんなことももたかだか二週間ほど前のことなのであった。思い立って今日探す行動を取っていなかったら多分永遠に出てこなかった。

二つの些末的事件が解決でき封筒に取りかかる。これはネットで注文。年賀状をひとまず10枚だけプリントして表側を見てあわわわわわ、年賀状と一緒に普通のハガキも買ったのだ。その普通ハガキにプリントしてしまった。お願いアタシャ秘書が欲しい。根は深い、普通ハガキを一緒に買ったことを忘れているのだった。そして金輪際使うことのないクレジットカードは鋏で切って処分した方がいいね。

厨房メモ 

夜にいたりてさすがにとうとう暖房を入れる。やせ我慢もほどほどに。関東は雪模様。こちらは雨に続く空っ風。ストーブに鉄瓶をのせる。

12月17日(火)

目をさらにつついてほぐすぶりのアラ

参加して一年になる楽々という写真クラブ。良いような悪いようなしかしもうこの歳で仲間は作れまい。縁ができた集まりを大事にしようかと考えて夜の9時を過ぎる。ただ時間がつらい。ほかのお仲間は悠々自適の御仁揃い。終わるやいなやすっ飛ばして帰ってくる。

午後根を詰めて渾身の年賀状が完成。やれやれこれでいいかと試し刷りし、さて、少しプリントせんものと年賀状を探すが行方不明。どこへ置いたのかぶつくさ言いつつ30分ほど捜しまわる。いつだったかの年の暮れもこんなことがあって、買い求めたスーパーまで出向き忘れものの年賀状はなかったですかと尋ねたこともあったのだった。

えーこさんみさきさんオカダさん 孑孑ができました。会費ってあるのかなあ。明日郵便局へ行ってみよう。本局で振り込み票を見せて聞いたら開設した郵便局でないとダメだと言われる。ああそう言うものなの。かねがね思っているのだが秘書が欲しい。縁があってアタシなりに大切にはぐくんでいた秘書は大事にしなかったよ、と捨て台詞を残し出ていかれはしたけれど。

厨房メモ 

熱い紅茶で焼酎を割って飲む。今日一日朝からずっと寒かった。仕事も寒い。せめて暖かいものを。

12月16日(月)

小学生襟巻きをぐるぐる巻きにして

この寒いのに半袖で朝、自転車で走る男を見る。思わずわあっと男へ聞こえるように声を飛ばす。二十歳過ぎた頃伊達の薄着と言われたこともあったがあれもその口なのだろうか。マラソンでは仕方なく薄着にはなるものの半袖は寒いよ。

マラソンではウルメイワシを囓り豚汁を食べおでんを食しブリのアラの煮付けを食べ大根とバラ肉の煮付けにダイコンの鱠、合間合間に食パンも囓って煮凝りも食していた塩づくしである。いきなりポンと今朝になって血圧が上がる。リトマス試験紙みたいな反応の正直なアタシの体である。バチが当たるとはこのことだ。さすがに今朝はノルバスクを1錠服用する。まだある煮凝りももう食せまい。豚汁もおでんも作らなきゃいいが。好きな食パンはどうする。8枚切り1枚で0.65ミリグラムの食塩が使われている。2枚食せばこれだけで1.3グラムの摂取になる。1日食塩摂取量6グラム。味噌汁一杯が2グラム。大ぶりのお椀で飲んでいた豚汁など許容量を遙かに超えるとんでもない食材なのだった。わかっていながらつついつい油断する。

夕食はカリウムの多い白菜薩摩芋をシリコーンポットで蒸す。もやしを茹でる リンゴを食す。一切味を付けない。寒い1日だった。

厨房メモ 

夜はまだ暖房を入れてない。朝だけ今日から入れることにした。寒い夜は一パイ飲んでさっさと寝るに限る。12月が半分折り返し日になった。今年もあと二週間。年末年始で9日間の連休。食べ過ぎないこと飲み過ぎないこと何もしないことをしないこと。年賀状作りを始める。

12月15日(日)

6キロのジョギング済ます寒の朝

時間は逃げていく。逃げるが適切でないならば、ひとときならずともじっとしていない。プールで至福のひとときを味わう。午後は写真撮影に出かける。ならばとプールに行ったのだった。更衣室は何やら賑々しかったもののプールに降り立ったらどなたもいらっしゃらないのであった。日曜だけは開業と同時にプールが使える。土曜日を除く普段は時間の制約があって1時から3時までの2時間しか使えない。日曜日など部屋にいたことがない。いいチャンスと出向いたのだった。8コースそれこそ水を打ったようにしんとしていた。4コースに入りのんびりと100バタの開始である。いつも日曜の朝がこんな状況であるのかはわからない。終わってでてからもどなたにも出会わなかった。

午後は どんき へ。シライくんはすでに来ていた。早いねと、用事かほかになかったので。キチオカさんにも出会う。狭い路地ばかりの田舎町でカメラマンが集結する。こどもたちよりカメラマンの数の方が多い。その数の多さに撮っていていやになる。何が撮れるかはわからない。わからないまま今年も来ている。そのあたりがイヤになる所以でもある。地元のカメラマンより地域外のカメラマンの数の方が多い。妙な人気である。もつとも遠慮容赦なくこどもが撮れる。こんなところに人出があるのかもしれない。撮る方も撮られるこどもたちも風景の一コマで許される許している。寒いのだ、あんまんは売り切れましたと一つだけ出ている屋台が言っていた。素朴な路地裏の冬の行事である。市民展搬出日。その足で搬出に出向く。 冬の路地裏 

厨房メモ 

これでしばらくイベントは何もない。自分で作るしかない。年末年始は9連休になる。ひとまず予定としては泳ぎましょう、走りましょう、そして登りましょう。12月も半ばが終わった。あとは駆け足で年末がやってくる。

12月14日(土)

捨ててないどこかにあるはず冬深し

朝Run、6キロ45分。キロ7分30秒。フルマラソンから一週間ぶりに走った。空気が冷たくて汗を掻く余裕がないほど寒かった。午後は予定通り筋トレを済ませてから市民展の表彰式に出向く。ありがたいけれどくたびれた。賞状を受け取るときには右に一礼左に一礼正面に深く一礼。被っていたニットの帽子を取る。そんな作法を覚える。いくども表彰式には出ることがあったがそんなことやっていたかどうかに記憶がない。副賞は図書カード3000円だった。

明日の捜し物を考えるとひどく憂鬱になる。探してみるがほとんど絶望的である。手がかりが何もない。本体はセットしたのに。XPで動くはずのフィルムスキャナーを稼動しようと試みているのだ。ポジフィルムを嵌めるスライダーがない。

明日もハルカの弁当作り。午後から どんき という火災予防の冬祭り。ちょっと探してみようかな。宛てもあてどころもないままに。

厨房メモ 

牛蒡と里芋を買ってきたので濃いめの豚汁を作る。どこへ収納したのか懸命にに考えている。

12月13日(金)

短日や郵便受けも暗くなり

夕べの郵便局には参ったご苦労様だった。再配達の時間を20時から21時としておいた。大抵時間の頭にやって来るのが夕べは気配もなかった。間違いなのかなあと思いつつ眠いので21時にはのそりとベッド入りこんでいた。しばらくしてドアチャイムが遠慮深げに鳴る。来たのか、こんな時間にスイマセンという一言。アタシャ申し訳なくて思わず頭を下げていた。配達してくれた品物はインクカートリッジ一つである。それが一抱えもある段ボールに紙を一杯詰めて、見るだけに情けない。メール便でなくゆうパックだった。何本も注文するので配送料がかかるインクにもクリックしてしまう。よほど注意しているのだけれどうっかりはどうしようもない。高い買い物をし、配達する人には苦労を掛けてしまった。

冷たくて寒い。さすが師走である。いつ暖房を入れようか。灯油って買ってあったかな。ひとまず体の芯から温まる手はずの灯油代わりに一杯飲む。

キャベツがなくなってスーパーへ。土日と続く部活でのハルカの弁当も作らねばならない。ついでにアタシの食事にもなるのだけれど。明日は午後から市民展表彰式。出かけよう。日曜は入賞した画の冬のお祭り どんき 。毎年体の芯から寒くなる冬祭りである。

厨房メモ 

300 500 200と1キロバタフライ。33分。もう他人様には教えない。いくら教えてもプールの水に乗ってくれない。時間を割くにもくたびれる。

12月12日(木)

無作為にCDかける冬の夜

大寒気団らしい。とにかく寒いのだ。ユーメールの不在票があって、フリーダイヤル0800から始まる再配達を打ち込んでいたのだけれど相変わらずややこしい。アナウンスがバカ丁寧であるのも煩わしい。4回ほどかけ直す。歩くついでに取りに行ってもいいのだがいいか、お仕事だ。夜の配達は残業代が付くかもしれない。20時配達なんてのがあるのが悪い。いつだったか時間を忘れてウォーキングに出てしまった。再々配達とあのときはご面倒をかけたのだった。

もっともこの地区が山間部で再配達するのに30分や1時間も要する地区であったらどう対応するんだろう。郵便局の内情はわからないけれど出す方もユーメールに甘えすぎているのではなかろうか。

インクカートリッジ一本である。郵便受けに放り込んでいけばいいのに。これもうっかりクリックをしてしまい1040円で巷で買える一本配達料込みで1500円ほどになってしまった。おそろしく悔しい。 

夕食を終えてウォーキングに出る。新潟のどこだかは大雪で毎日雪掻きをしないことには今日が始まらないと言っていた。寒いくらいどうって事はないか。今年の厨房仕事は今日で終わり。すこしほっとする。

寝坊するな時間は守りなさい厳しく言ってある。ハルカは今朝立ち寄らなかった。

厨房メモ

エイドステーションに立ち止まったときに手袋を片方落とした。悔しくて寒くて応援する人のどなたか軍手でもしていたら頂こうかと思いつつ走っていた。しっかりポケットにねじ込むべきだったと悔やみつつ走っていた。6時間は長い行程である。暑くもなるがやがて寒くなる。色んな経験を積む。

青山和子って小林旭の奥さんじゃなかったか。歳取ってないなあ、びっくりする。木曜歌謡番組。

12月11日(水)

恐るべし枯れ葉ベンチにうずめられ

風が冷たくなってきた。皮のジャンパーを引っ張り出す。重たいが暖かい。そう言えば暖房はまだ点けてない。冬至までもう少しの辛抱だ。暖房ではない夜明けの暗さ夜更けの長さである。昼のウォーキングでもどったらぐったり疲れる。マラソンの疲れがまだあると思うも筋トレついでにシャキッとするだろうと600だけ泳ぐ。目方が2sも増加していた。ご飯パンと良く溜め込んだ。よく飲んでもいるし。

年賀状の画像がなかなか決まらない。あちこちと探る開く保存する。夜中にぱっちり眼がさめてそのまま寝付かれず悶悶と寝返りを打つうち眠っていた。足の指を揉んだり擦ったりするのもいいようだが起き上がるのが面倒じゃないか。そう言えば耳までかいた汗がしたたり落ちるひとなんて初めてみたとラジオで聞く。猪瀬都知事の答弁模様らしい。このひとも毎晩寝付かれないよなあたぶん。笑いヤツほどよく眠るという映画もあったけれど。あんまり悪くない人なのだ顔に似合わず。まったく人生一寸先は闇である。油断すると足下をすくわれる。

更衣室でエスノサンに着ていた革ジャンをほめられる。子羊の皮で柔らかい。もう25年は着ている。色は剥げへたってきてるのが貫禄になっている。そしてフルマラソン完走に聞かれた歳を伝えて神様ですと手を合わされる。目標が一つ増える。80才でフルマラソン。

厨房メモ 

白菜にムネ肉をくるんでその上に1センチほどにスライスした薩摩芋。茄子も切ってのせる。シリコーンポットで8分チン。真においしい。

12月9日(月)

校正を済ませて外へ落ち葉舞う

イシグロ印刷の机で校正を済ませカレンダーをどさりと頂きその足で市民展へ。シライくんやったじゃないか、あたしの評価したままの大賞一点。この絵のタイトルはアタシが付けた。キチオカさんのサーファーはこのひといつも運がいいのかなあシャープを掛けるだけ掛けた作画で奨励賞をとっていた。正直これは少しひどい。アタシがいただいた財団奨励賞は三点。ゆっくりほかの画も観察する。朝の雨は上がったあと烈風豊川になる。

民生委員の会議も2時間近く。カレンダーを配らねばならない。重い紙袋を抱えて帰ってくる。あれこれ説明をするワイサンが喋るたびにこつこつと肩やら腕やらをタッチする。この間は我慢していたがこの先を考えてはっきり申し上げておく。話すたびに体に触れないで欲しい。話すたびにちょこんちょこんと腕やら肩やら背中やらをつつく人がいる。テイナカさんもそうだった。どうにも苦手なのである。本人どういうつもりなんだろう。触って意思表示などしなくても語れば通じる。イヌじゃないのだ。

1975年に時効を迎えていた3億円事件発生が今日だったようだ。凄かったなあ3億円という金額。ボーナス時を狙った犯行と報道にあったのも思い出している。遺留品一杯の軽妙な事件。あれってどこへ消えてしまったのか。発煙筒を焚いて車ごと奪っただけだものな。3億円報道の夕刊を手に一杯飲んでいた阿佐ヶ谷一番街の奥にあったきたならしい店の名を思い出す「八宝」だ。店主の顔もやつれた奥さんの顔もはっきりと思い出している。

フルマラソンで太腿に受けたダメージはほぼ快復。5キロくらいなら走れるな。一年一度に使うだけとは思いつつフルマラソンに使うGPS腕時計も欲しいな。なんて思いつつもったいないけれど。

厨房メモ 

一袋298円のおでんセットを買う。バロー。食パンも買う。バローの食パンはフジパン製品。そのままがおいしい。

12月9日(月)

寒空に何を好んでフルマラソン

5000人がスタートしたのだからすさまじい。東京マラソンは15000人であるのかな。わからない。完走率は91%。絶対ダメだなと見て取れるオバサンもいらした昨日の袋井フル。さすがに今日はそのダメージが強く太腿の前が痛く靴を履くのにかがめない。次の掛川はもう少し鍛えておかないとあかんです。掛川はもう一度だけチャレンジ。歩かず走る。完走タイムはあまり変わらないけれど一年一度くらいはフルマラソンをチャレンジしてみたいという思いから来年は4月の掛川を選択。袋井の12月はあまりに寒い。体をこわす。

ジムはぶるぶるマシーンで太腿をマッサージ。泳げません筋トレしませんできません。たくさん食べて体に詰め込んだものだから1キロ目方が増えていた。何にしても9時15分にスタートして午後の3時15分まで冷たい風に薄着の体を晒して走ったり歩いたりしていたのだからご苦労さまなこと。雨じゃなくて幸いだった。お天気はどう転ぶかわからない。ガーミンの腕時計の電池が5時間しかもたないことは知っていたが5時間20分くらいで真っ白になる。予定としてはこのくらいで完走したかったのだが無理だった。曇ってきた。夜から雨模様。

厨房メモ 

作って持って出た鮭お握りをチンして今日食べている。作らなきゃいいんだよ。一杯飲んで早く寝るに限る。くたびれた。

12月8日(日)

短日や祝い達成フルマラソン

5時間59分05秒。

6時間の制限時間ギリギリであった。しかしこのギリギリという時間は切なく愛おしい。最後はトラックを一周せねばフィニッシュが待ってない。1秒1分くらい6時間も走っているのだからなんとか工面できるでしょうという工面ができるようでできないのです。足の疲れは極限状態がずっと続く。沿道の幼稚園児やお年寄りのロータッチをしなければ1秒は縮まると思いつつ近寄って力を頂く。この袋井フルは歩くという姑息な方法はしなかった。ひたすら走った。走って潰れたら潰れたときでいいじゃない。

完走できる自信はあった。掛川で一度だけだが経験している。走るだけ走ってそれで足が止まれば仕方がない。持っているだけの力を試してみたかった。わずかだが制限時間の6時間を切ることができた。お疲れ様。おめでとう。

帰路、車を飛ばして降りた途端よろつく。

ホノカが学校の連絡帳を持って来る。そうか6年生になったのだ。黄色いヘルメットを被っていたのがつい昨日の如し。ハルカも6年生の時の方が印象が強い。60世帯子どもだらけで名前が似通っていてえきれない。まずこれから克服せねば。

厨房メモ 飛び賞で

メロンなんか貰ったらどうしようと思ってた 。あんまり好きじゃない。メロン食うなら西瓜の方がいいな。末尾50が飛び賞だった。

因みにネットタイムというのは実際のタイムになる。しかし公式には号砲が鳴って走り始めた時間が記録になる。5500人もいたのである。号砲が鳴っても前が詰まっていて走ることなどできないのが実情。

メロンってそんなにおいしいものなの。わからない。60才以上際限なしの一括りというのもなんとかならないものか。水泳は5才刻みだ。早起きして眠くて眠くて半分うつろで帰り道120キロで飛ばしていた。アブナイ。

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<再掲>

<font center>冬の路地裏</font>

12月7日(土)

着ぶくれのご夫婦横に道狭まし

足裏の魚の目と思っていたしこりは完璧ではないにしろ今日また和らぐる。インクカートリッジが認識しないトラブルは純正をはめ直して解決。どのみち色があっという間に褪せてくる汎用インクは使い物にはならない。しかしごそっと沢山あるのだよなあ。一本くらい入れて消化していくか。とまだ懲りずに捨てることをしないのが悲しい。ここで朗報。

豊橋市民展の入選通知が届く。えっ! あきらめていたのにびっくりする。大賞 特選 奨励賞の順のうち 財団奨励賞 とあった。びっくりしてうれしい。画は再掲。何年かぶりに表彰式に出ることができる。豊橋の入賞はうれしい。今夜は飲めないので明日ご苦労さんフルマラソンと一緒に一人乾杯する。シライくんの画もよかった。どうしたろうか。悔しいが大賞とアタシは判断した。

風邪を引いて寝ていたと右手に湿布のハルカ。湿布はどうしたのか聞けば母親に突き飛ばされて手を突き捻挫したようだった。とにかく熾烈かつ極悪の家庭環境である。社会人になるまで状況は受け入れなさいと言うしかない。外してあったナイキシューズのセンサーを持ってきた。簡単に入れる悪い道へそれないよう 仕方がない 見守っていくしかあるまい。この年に至りて人ひとり救える。兄の分も一緒にと靴下を買う。今夜は8時に寝るぞ。5時起き。バイバスを飛ばす袋井まで1時間20分。終わればしばらくマラソンはない。

厨房メモ 

塩分補給のウルメイワシと鮭とばを小分けして用意する。シューズにRCタグを括りつける。シャツにゼッケン。デジカメ。一応着替え。クックマートにも鮭とばを売っていた。残れば酒の肴だ。今日は1日寒かった。明日もか。隣のバアサンから食べきれないからとキャベツを半分頂戴する。

豚汁を作る。ムネ肉のフライを作る。

12月6日(金)

今年こそ買うてならぬぞ冬帽子

ちょっと足裏の異変が遠のいた感じがする。プールに出向き恐る恐るターンで壁を蹴ってみる。なんとか蹴ることができた。プールの床はタイルだ。足裏が着けなくてびっこを引いていた。隠しながらゆっくり歩いていてもわかるらしく、どうしました? とスタッフに声を掛けられた。原因はわかっている。本宮登山で硬い登山靴を履いた。靴下が薄手だった。がつんがつんと下ってきてダメージを受けたのは間違いない。まだ違和感はあるがなんとか治りそうな気配がする。やれやれ、よかった。ただ日曜のフルマラソンには間に合わない。

採血結果が今日の夕方というのに帰ってきてしまう。あわてて池田内科へ。相変わらず貧血は若干あるもすべてクリア。LDLも正常値範囲内に下がっていた。素晴らしい。乾杯したいところだが日曜のマラソンに備えて断酒は今日も。止める気になれば一ヶ月や二ヶ月は断酒できる。アル中ではないな。ただ意味のない断酒をしたところでくたびれるだけだ。呑みたいときに呑む。明日は年賀状の画像を決めよう。もたもたしてると年末に突入しそうだ。

厨房メモ 

思い切りソース焼きそばが食したいね。この焼きそばもうまかった。クレイジソルトの焼きそばもいいかな。三億円強奪事件。あの日、飲み屋で事件を知ったのだけれどあの飲み屋なんて名だったか。阿佐ヶ谷一番街一番奥の店だった。

12月5日(木)

落ち葉踏む音のかそけき日暮れかな

頑張ってストーブはまだ入れてない。何に頑張るのか頑張るものでもないのだけれどまだもう少しいいか。マラソン前のカーボローディングと言えば聞こえはいいが、ご飯パンと炭水化物を朝に昼に夕べにと腹一杯食す。ゆうべは呑んでしまったが日曜まで断酒。滑り止めの付いている靴下と下に長い靴下を重ねて穿きちょっと走ってみる。防寒と坂道対策。3時を過ぎると急激に寒くなる。ウインドブレーカーも腰に巻いて走る対策も考える。5時間過ぎた終盤の寒さ対策に当てる。塩分補給の鮭とばも買って携帯せねば。ひとまず雨は確実にない。

さて、早寝早起き。厨房は疲れる。

厨房メモ 

図書館で借り出した 晴れたり曇ったり・川上弘美 栞がペッタンコにしてページの奥に挟まれたままだった。どなたも手にしてない。こういう事に出会うともの凄く得をした気分になる。

12月4日(水)

〆張りの夕なに届く冬温し

さすがに暖房がそろそろいる頃になったなあと出しっぱなしで埃まみれのストーブに目をやる。気になっている市民展の茶色い封筒は来ず、うーーん落選であるか一年暖めてあった末に出品した画像も陽の目を見ず。

遅い時間になっていたが夜も食後に歩く。こつこつが明日の健全なる肉体に繋がるものと信じて歩く。遅い時間なのに同じ理念に向かって歩く人影を何人も見る。

暖かい昼、壊れている室外機のカバーを取ってファンを外しちょっとしたドライバーやらハンマーを入れるための道具入れに改造する。こんなところに大工道具が収納されているとはよもや思いますまい。ベランダには事務机が置いてある。引き出しに大工道具を入れてあったのだ。もしかしての進入犯対策にする。泥棒に追い銭などという格言があったような気がする。道具を隠す。

おたまを買いに歩いてダイソーへ。減塩生活を始めて味噌汁を捨てため、久しぶりに豚汁を作ったのはいいのだけれどさてと、すくうのに苦労した。たくさんの土鍋も捨てた。小さな土鍋も買う。メイドインチャイナ。この土鍋には笑ける。うっかりIHヒーターであったことが頭になかった。水を入れスイッチを入れたが反応しない。あたりまえだろ。卓上コンロを取り出す。しかし土鍋の100円にもびっくりする。固形燃料使用の鉄製コンロも沢山あったはずが見当たらない。営業を捨て道具も捨てたのだった。思い切りは大事だが一つくらい残しておけばとちょっと悔やむ。

呆けが始まった衣装持ち母の住まいにはたくさん持っていたはずの着物も帯も一枚もなかった。呆ける前に処分したのだろう。思い切りの良さはおかしな部分で母に似る。潔い母の呆け人生に乾杯する。

図書館の狭い通路の真ん中にビーカー。どかそうともしない母親。中国的治外法権を見る。栞のように体をすぼめて脇をすり抜ける。

明日は週一の厨房入り。裸足で歩くとプールのタイルに魚の目が痛い。厚手の靴下と靴でしのげることはできる。日曜袋井フルマラソン。二度目のフルマラソンは走るだけ走って様子をみる作戦。42.195キロすべて走りきることかなどできるわけがない。こつこつはやつてみなきゃわからない。冬の裸の道路で歩かねばならなくなったときの対策を考える。ウインドブレーカー、耳当て、走っているのだ持つものにも限りがある。ホッカイロ。甘酒、お汁粉。ポケットウイスキー。たすき掛けの反射板。

厨房メモ 

お正月のお酒ができてうれしい。6日正月休みがある。正月は酒が飲める酒が飲めるぞーー、酒が飲める飲めるぞーー酒が飲めるぞーー。

プールの壁が少しだが頑張れば蹴ることができる。足の裏の大切さを知悉する。

昨日3日が消えた。昶サイトで読んで下さい。

12月2日(月)

物干しに園服二枚冬ざるる

スピール膏なんてあるはずだと足の爪を切っていて突如思い出す。たこ、うおのめなどやわらげるバンソウコウみたいなもの。1箇所足の裏の痛みが取れない。触ると硬くなっている。なんとか柔らかくせねば。救急箱から取りだしていつのものやら不明だし薬効もわからないがひとまず貼ってみる。このまま硬化していったら走れない。

穂の国ハーフ、初めてのエントリー窓口で相変わらず会員登録が煩わしくめんどくさい。こつこつ打ち込んで登録を終え申し込む。募集4000人。参加料金4000円。4000×4000人、いくらになるんだ。どうでもいいけれど。これが一週間で満杯になるらしい。こっちもすさまじいね。採血も完了。血の色は赤く鮮やかでいいのだけどなあ。これがくせ者でいろいろ伝えてくる。LDLが正常範囲内に戻っていますように。結果は金曜日。採血が終わったので食パンにたっぷりマーマレードを塗りたくり食す。甘いものがコレステロールを上げる。

厨房メモ 

夕食時やって来たauの訪問員とドア先で長話になりホーローの鍋を焦がす。料金が安くなるといったって250円くらいだ。変えると絶対不具合に見舞われる。そこがコワイ。

12月1日(日)

けんけんぱけんけんばと冬烏

民生委員児童委員の委嘱辞令伝達式に出向く。1時半から始まった伝達式で講習が終わったら4時になっていた。くたびれる。分離された住宅だけのお世話なのでまあそれならよろしいかとお引き受けした。去年まで高齢であるアタシが訪問されてたのだ。妙な気持ちである。75才が上限であることから3年間勤め上げて任務は終わる。ことこまかなことが限りなくあってお世話よりこっちの方が大変であることも覚悟する。民生委員になる条件に 生活にゆとりのある人 とあった。ちょっと笑ける。気持ちにゆとりはいくらかあるも生活にゆとりなどあるものですか。池上から引っ越してしばらく経った頃、市役所に勤めているお宅の玄関に大きな木札で 民生委員 と掲げられあつたのを思い出している。愛知県知事と厚生労働大臣の委嘱辞令書を頂く。式典会場の文化会館まで自転車で駈ける。15分。のんびりプールには行けなかった。

午前中県民の森。今年の県民の森は無残だった。ハシモトさんは先週出向いて状況を撮り収めていた 。拝見したが紅葉にはなってない。全体が黄色。夏が長く秋が短くいきなり凍り付いた。それでもあれこれ探して撮りながら帰ってくる。

厨房メモ 

当たり前だが留守の間に人が入ってない部屋の状況に安堵する。人の気配もそれはそれでいいものだが、よほどの信頼の上にしか成り立たないこともこの年にいたり手学習した。

明日は採血。朝食べてはいけませんよ。今夜の一杯はべっこ。