4月30日(水曜日)

         浅蜊掘る股へと急ぐ高速船

体全体がなんとなくくにゃくにゃしている。

気合に欠けるのである。スタジオαのテルチャンの気合が階段を上がっていく途中で聞こえてくる。今日も凄いパワーである。覗くと仰向けになってバーベルを持ち上げている。このごろだんだんとテルチャンはアマゾネスになっていってる。入ってよでんさん。と誘われたがバーベルはねえ。おとなしく筋トレに励む4月も終わりの午後である。

2年生のアールミがどうしても学校へ行かない。新学期からしばらくは母が車で連れて行ってたようだが、このごろはそれさえも拒否しているようである。家庭の問題である。アタクシの仕事ではないのに何とかしてくれと解決策を持ってこられる。無理であろう。母でさえ手こずっているのだ。午後、駐車場でアールミとであう。ちょっと探りを入れてみる。担任の先生が2年生になっても同じで、男の先生がよかったとポツリとこぼす。クラス替えなどいまさらできないであろうがどうしたものか考える。母が降りてくる。笑っているが、母よ、アンタの仕事だよ。いのか。

あまりに眠くちょっと横になったら眠っていたのであった。途中でためしてガッテンが始まる時間であるとおもってはいたがそのまま黄泉の国へ吸い込まれる。1時間ぐっすりと寝ていたのであった。

武蔵野のケージマさんから転居のハガキが舞い込む。阿佐ヶ谷のバーの上司で渥美清に似ていた。吉祥寺でバーを始めて、武蔵野に住んでいた小さなアパートはこのころ一度訪れて知っている。年賀状だけの連絡とはなっていたが知る限りずっと同じ住所であった。驚くべく40年にはなる。そのあとバーは閉めて水道工事を始めたと聞いていた。石橋を叩いて渡るようなヒトだったのでマンションでも買ったのであろうか。ご来駕などと馬鹿丁寧な印字がおかしい。連名にある奥さんの名もずっと同じである。こんなあたり前がアタクシにはキライなヒトだった。

厨房メモ 海老とさつま芋のかき揚げ 

剥き海老 さつま芋 玉ねぎ 小麦粉 冷水

大き目のスプーンでナベの縁から静かに入れて散らばらないよう菜ばしでまとめるのがコツ。

4月29日(火曜日)

          春昼や布団叩きが一つあり

生活に受動喫煙を受けなくなって二年になる。

受動喫煙は、がんやぜんそくなどのリスクを高める。<先日は厚生労働省の調査で、糖尿病にもなりやすいことがわかった。(飲食店で)客はいやなら席を立てるが、従業員は否応なしだ。つらい人も多いだろう>。このごろ両サイドの広告に黒つぶしがなくなりすっきりした天声人語である。

アタクシはタバコを吸わない。吸っていたがやめた。やめて36年になる。しかるにずっと酒場暮らしであった。受動喫煙の被害はレストランや食堂の類いではない。毎日腕を伸ばせば届くほどのカウンターの向こう側でタバコの煙を吹き付けられていた。昔はこのカウンターのタバコの煙を、紫煙 といった。情緒のある響きである。家に帰ると頭髪の中までタバコ臭かった。シャツにもズボンにも染みついていた。店を畳む1年前である。保健所から受動喫煙の健康被害から就業している従業員を守ろうという、希望があればステッカーの配布がありますと言われた。実物を見せてもらった。簡単なステッカーである。禁煙店 しかしこんなもの受け取りに出向いた店はあったろうか。一人だけ毎日来るシライクンというお客がいた。カウンターに座る度にタバコは吸わないでくれと宣言した。そのうち来なくなった。これが現実だ。

受動喫煙がなくなって身体的に快適になったとは感じない。しかし、一方的な受動喫煙から開放されてホッとしている。こんなことでハラが立たなくなったことだけは快適である。

厨房メモ 油揚げともやしのチャーハン 

油揚げ もやし ニンニク しょうが ネギ 白胡麻 酒 醤油 

それぞれカットいため合わせる。

4月28日(月曜日)

          椀の底ちまちまつつく蜆汁

パプリカオバサン、

というのがいたのだった。役所の駐車場である。パプリカが留められてあったのだった。空冷三気筒1000CCと言ってはいたが800CCくらいではなかったか。時代は進歩し、今の軽にも劣るトヨタの大衆車だった。空冷だから夏の冷房は効かない。乗っていたのである。懐かしくて思わずぐるりと見て廻る。光沢はないが白い塗装は剥げてない。忘れもしない2代目に乗り換えた車で豊川で買ってもらい東名を走り住んでいた天沼に運んだ。40年前である。最初の妻の、武蔵野にある会社へこのパプリカでよく迎えに行ったものだった。

ためつすがめつ見ていたら声が飛んだ。なつかしい? 60は越えてない、50年配のオバサンであった。それからこのオバサンの講釈が始まった。パプリカのことはよく知っている。たぶんこのオバサンより。中を見てよという車内はひどかった。シートはめくれて破れに破れている。内張りもひどい。ボロボロである。言ってみれば外から見るだけならいいがあまり車内には入りたくない保存の悪さであった。雨の日には乗らないのだそうである。この子は、この子といった。夜も乗らない。天気のいい昼間だけ、乗ってるんですよーー。最初から乗っていたのかどうか聞き漏らした。言わなかったから途中で手に入れたパプリカだったのであろうか。生徒たちと申されたから学校の先生なのだろうか。お礼を申し述べそれじゃあと別れたとたんである。パプリカオバサンはパプリカを発進させた。

うぉ、こんなエンジン音であったか。パプリカが爆発したかとアタクシは思わず後ずさりしたほどの破裂音が響いた。アタクシは振り返って両手を挙げた。オバサンは完全に舞い上がっていた。なんとオバサン車止めがあることを忘れ、そのまま前進させてしまったのだ。パプリカは悲痛な叫び声を上げた。パプリカの前輪は車止めを越えてドスンと音を立てて落ちた。そのまままだ発進させれば腹を擦る。排気管が走ってる。壊れるぞ。アタクシは慌てて止めるように叫んだ。慌てたのはアタクシであった。パプリカオバサンは平然とそのままバックさせもう一度前輪は車止めを乗り越えた。バタバタというかドスンドスンというか、マツダのオート三輪のようなエンジン音を響かせ、オバサンは運転席で手を振ってパプリカと共に消えた。メンテナンスは続くだろうが、乗れば乗れるものである。

探したがパプリカの写真はなかった。撮らせて貰えばよかったのだがあまりの懐かしさに忘れていた。

厨房メモ 豆腐と長いものあわあわ団子 

豆腐 長いも  パン粉 塩 コショウ コンソメ 揚げ油 

長芋は擦る 豆腐と混ぜる パン粉も入れて硬さを作る 味を付ける 天ぷらのようにスプーンですくって揚げ油にそっと流しいれ揚げていく。パン粉が少なくやわやわだと団子にならない まとまらなかったらパン粉を足して少し固める耳たぶほどに。

4月27日(日曜日)

           茎立や気分一新模様替え

中3日である走る、

10k59分50秒。おいおい、1k計測6分13秒と快調だったのに。縮めれなかった。シャワーを浴びてから玄関の模様替え。こんなことでほぼ日中は終始する。椿事、買ったはずのキャベツがないどうした。まったくわからない。買ってなかったのかとレシートを確認してみると最後に打ってある。買ったか。外側の皮を外して籠に入れた覚えは確かにあったのだった。

喜多方ラーメンしょうゆ味というのを食してみた。仕事の延長である。食してみないことにはわからない。二つパックの一つは昨日食した。なんとしても味がなくこれはひどいものであると最後まで食せなかった。今日再チャレンジしてはあ? 粉末スープが二つある。昨日入れ残した分であった。ご丁寧に醤油が別に付いていたのだ。これしか入れなかった。昨日食したあまりの不味さに納得。総括てきな確認に乏しい。

昨日からインターネットがバーに畳まれない。掻き消える。そのため写真が添付することができない。新都市新聞社へのリンクである。理由が探れない。なんなんだ。

個人情報60世帯のコピーがやっと終える。始めれば数分で終えるのになかなか手が付かなかった。模様替えをしつつついでに冬物の大洗濯をしたのだった。結論、衣類が多すぎる。

厨房メモ 豆腐のカレースープ 

豆腐 ありあわせ野菜 パプリカなどいいね  ベーコン カレー粉 固形スープ 

カレー味で煮立てるだけの、これもあまり工夫というものには欠ける一品だがおもしろい。

4月26日(土曜日)

        こんな日に浅蜊に夢中になるなんて

土曜日なのに子供たちが登校の準備をしている。エムキが教頭先生からの学校通信を届けに来る。なんだ、学校があるのか。授業参観です。あ、そう。昨日、じん麻疹が出たと休んだハルナが黄色いヘルメットをかぶっている。治ったようだ。起こされたついでにアタクシも活動を開始する。

あちこち、

と置くものだからわからなくなる。置くときはむろんわかっていて置いているつもりなのだが行方不明、迷子探しになる。住宅のすべての資料を一箇所にまとめるべく模様替えをすることを決行。パソコンは窓際に置いたものだからモデムやらルーターがまとめて隣の部屋にある。あれこれとまとめながら外を見ていると雷のようだ。春雷である。回覧、というハンコがないものか100均へ出向いて探すがなかった。

ここしばらくは車上荒しがなくなっていたと、安心していた矢先、2件の車上荒らしが勃発する。どちらもカーナビをやられている。クビトウさんなど気の毒である。二度目なのだそうだ。一台はラジエーターを持ってかれたようだが、いったいどういうドロボーだ。駐車場の出入り口にオイルのようなものが流れていたが、どうやら不凍液がこぼれたものだったらしい。車上狙いの予防だけは自己責任であるだけに、車両保険に入るしか手立てはあるまい。明るくすれば抑止効果があるとはいうものの、405などは街灯の真下である。明るくてかえって作業がし易かったとも言える。教訓、外付けのカーナビは外して持って帰ろう。車の中で寝泊りしよう。

厨房メモ 鶏レバーのしょうが煮 鶏レバー しょうが 砂糖 酒 醤油 オイスターソース 煮るだけのこと。あまり工夫はない。常備食 

4月25日(土曜日)

           水を得た魚になれぬ鯉のぼり

スピード社水着試着で危機感 という見出しがあった。昨日である。日本水連は北京五輪代表が本番で着用するのはミズノ、アシックス、デサントと定めている。入れりゃいいじゃん。スピードも。と簡単な話なのにカネの問題であろう。カネの絡むのは最悪である。空財布奪い取るのに刺し殺す。カネではなかった。スピードである。

スピード社の水着を着るとスピードが出るらしい。しゃれじゃない。アタクシもこれまで随分スピードを買って着た。スピードが出たかどうかの覚えはないが、他の水着に比べてひと回り小さいのがスピードの水着の特徴である。全体に着用してしまりがいい。それだけに水の抵抗が少なくなっている感触があったことは確かである。あとは知らない。

写真館のエフタさんが朝一に来訪。登校する子供に付いて行きたいとの申し出であった。承諾する。けっこうなことである。エフタさんは世襲で今年から地区の民生委員をはじめた。熱心なことは好ましい。このおじさんだれ? 子供たちは正直である。見送りにエレベーター前に集まったお母さん方に、ひとまず手短にエフタさんを紹介する。うっかり半袖で出てきて朝の風が寒い。60世帯の個人情報をエフタさんに渡さねばならないのだが、60枚コピーするのが面倒でそのままになっている。やるかあとで。

スタンドに寄り、エアコンの調子が悪く車屋に寄り車を預け、日にちがかかりそうだなあと社長。連休が始まったことを夕方のニュースで気づく。連休か。街路灯設置の申請書を役所に提出する。忙しい午後である。健康ハイランドアイレクスはプール日。4時半を廻っていたのでガラすきであった。アイトウさんしか入ってない。300泳いだところでアイトウさんは出て行く。1kバタと100バック、200バタで上がってくる40分。昶さん、運動しすぎですか。

不審なバイクが動き回っていたとエスワさんである。5階から見ていたようだ。停めてあるバイクの所有者はわからない。ひとまずカメラに収めておく。通報のエスワさんもテンションが高い。飲んでるようだ。夕方である。アタクシも、ちよっと 飲んでいる。明日は学校も休みアタクシも休み。朝寝ができる。

厨房メモ 鮭じゃがコロッケ 

甘塩鮭 じゃがいも 玉ねぎのみじん切り マヨネーズ 粒マスタード コショウ 小麦粉 溶き卵 パン粉 

鮭は焼いておく ほぐす じゃが芋は皮付きのままラップでチン つぶす 玉ねぎのみじん切り マヨネーズ 粒マスタード コショウを混ぜる 揚げる ひき肉コロッケより香ばしい。アスパラ俳句写真塾で1等が10万円である。本腰を入れるか。

4月24日(木曜日)

        スーパーの雨に流れる♪ハナミズキ

一青窈が好きである。個性が強いのが好ましい。唄い方が日本字の区切り方ではなく、くねくねしている。くねくね迷い道ワタナベマチコである。いいじゃない。音律として耳から耳へ抜けていく。耳朶に止まらないわずらわしくないのである。

田園へ走る。テラヤマシュウジである。ギャラリーである。個展一ヶ月前になった。案内を届ける。ついでに開催していた 水墨画を拝見する。カルチャー教室の講師の水墨画のようだ。拝見していて次第に鬱陶しくなってくる。あまりうまいとは思えない。描いているだけである。襖絵を見ているようでつまらない。どこか崩れていて欲しい。隙がないのである。隙がないのが雨の日に鬱陶しい。お若い女性が数人、センセイらしきヒトを取り巻いている。

雨が凄かった。朝から昼から午後の帰宅まで、降りっぱなしである。木曜の相方のお子は遠足中止である。中止でも休みにはならないらしくお弁当を持って学校へ行ったようだ。あっちこっちと仕入れの買い物を続けるうちどんどんどんどんぐしょ濡れになっていく。さすがに完璧な春雨である。濡れていても苦にはならない。買い物の最後に土曜休みにしてあったことに気づく。そうか、休みである。土曜の仕入れ分も済ます。青菜和え とある。なんだ。土曜の相方のレシピであった。ひとまずホウレン草と白はんぺんをカゴに放り込む。ポテトサラダ、皮が剥き安いようにとメークインにして、胡瓜とコーン缶をかごへ放り込む。カレーライスと書いてある。豚コマを放り込む。玉ねぎは皮を剥くのがくたびれるほど買ってある。以上。

N古屋銀行へ立ち寄る。雨でひとけはなく待つ時間0番で即決に用事は済ませる。

さて、健康ハイランドは休館日である。こんなときこそとマットを額縁に合わせて正確にカットする。12枚。ほぼカットだけで1時間を要する。

ドアチャイムが鳴っていきなりガチャガチャとノブが廻る。この頃は鍵がかけてある。Rなとアキナであった。2年生になった弟のヒロミもいる。お土産、といって箱を差し出すアキナである。チョコレート食べる?タシロサン。オマエな、改心しているのかと聞くとウンと返事がある。改心がわかったようだ。悪かったと思っているのか、ウン。ウンである。ハイと言いなさい。小3の少女といつまでも喧嘩をしているわけにもいくまい。許そう。眼の付く場所に図書カードを置いてあった落ち度もアタクシにある。部屋の移動を厳禁する。三人で絵を描き始める。見てはやれないアタクシは夕食の準備中である。あー、サラダがおいてあるぅ。Rなが叫んでいる。触るな。お菓子が目的の少女二人であった。仕方がない。町内の子供たちである。生意気でハラもたつが、かわいい。

厨房メモ さわらの焼き物 

さわら 冷めても硬くならない企業秘密の紹介 醤油4 みりん2 砂糖1 おおむねこんな割合のタレに一晩漬け込む。今が旬 お弁当のおかずに最適。

4月23日(水曜日)

          亀鳴くや不意に届いたメール便

ベビーギャングである。

Rなとアキナが襲来。三つ請求された袋に思い思いのお菓子を詰め始めている。オマエは出入り禁止のはずだぞとアキナに宣言するが、まったく聞いてない。それどころか部屋を見回して、相変わらずの部屋だなあなどとうそぶいている。サインペンを要求される。一つの袋にハルナとユウナの名前を書いている。アタクシは餃子を焼いている明るい夕餉どきである。

Rなまでもが、タシロサンと言わずに、会長、会長と言って指を差してくる。可愛げのないやつらである。それでもRなは2年生になって明るくなった。時おり見かける登校時も笑顔がある。しゃべらない、動かない、歩かないRなに、手ぬぐいを渡して引っ張って登校し続けたのは夏休み前であった。今はしゃべっている。こどもごごろにも大人になってきたのだ。アキナの弟は新学期始まってからずっと母が車で送り迎えしている。どうやら6年のサエコがいじめるというのがその理由というのだが、真相はわからない。顔つきで判断するのは酷ではあるが、たしかにサエコは意地悪い顔つきである。母は母で横着くい。来客用駐車場を一度停めると2時間あまり占領している。駐禁時間帯に止めてくれればレッドカードを貼り付けるのだが、ズル賢い。時間時間帯をちゃんと外して停めに出る。去年一年、子供会の会長だという立場であれこれしきっていたが聞いてみると肝心の学校へは一度も出席しなかったのがサエコの母であった。

タシロサンの預かったオマエの大根だか蕪だかに一度くらいちゃんと水をやりなさいとRなに宣言。なになにそれ、というアキナと一緒に庭にあわてて下りて行った。裸足で下りるな。ここは教室じゃないぞ。疾風のごとくお菓子を手に消える。

明日の雨予報で走る。間違って昨日は1kバタをやっていたのだった。ちょっと足が重い。1kポイントを40秒遅れて通過。最後の1キロで一緒に走ってくれた三人の男子中学生がいなかったら1時間を超過していたかもしれない。かろうじて59分07秒で走り終える。10k。

数多届くスパムメールの中でわけあってkyoko 名のメールを探す。

厨房メモ 生鮭のフライでした。

生鮭 小麦粉 卵 パン粉 

生鮭は二つに切る 揚げる あっさりしていておいしい。 日本一淋しそうなポスト。

4月22日(火曜日)

         飛んでいるパラグライダー蒲公英と

子供たちには、

びっくりしたのだった。元気な姿が消えている。満杯の自転車置き場の次なる場所を定めに行ったらあらま、下の子供広場でボールを蹴っているではないか。朝、番長格のエムトと弟のUダイに言い聞かせたのだった。いいかお前たちは、お前たちのことでいろいろ考えているお父さんに気持ちをわかってやれ。いいか、と。朝、それだけである。側溝の蓋の下に蹴ったボールが入り込んで取れない。シャッターの棒でこじ開けて取る。入り込まないように蓋をつけねばならないか。またまたこうしてやらなくてもいい仕事がどんどん増殖していく。言い聞かせれば子供たちもわかってくれる。コイツらを見ていかねばならない。どんどんコイツラに続く子供たちが続いている。

踏切番のエスイさんの大事件に遭遇する。アタクシはちょっと遅れた。すでに機関車が入ってきていた。アタクシの好きな機関車である。機関車がレトロな機関車を引っ張って入っている。ま、今日はよいかとそのまま通り過ぎようとしたらなにやら踏切付近が騒々しい。電車に誰か接触でもしたのであろうかと踏み切りにかかったとたん、倒れているエスイさんが見えた。車を路肩に寄せて駆け寄る。すでに見張り番の親会社のニンゲンがケータイを入れている。感じとして脳梗塞ではなかろうか。いびきをかいて動かない。救急車が来る。どうしたエスイさん。やっと仲好しになれたのに。虫の知らせというものがあるのだろうか。先日珍しく写真を1枚くれないかと乞われたのだった。小田急の新車両の写真である。エスイさんが踏切番で旗を振っている仕事も1枚添えておいた。たぶんもう会うことはないであろう。がんばれエスイさん。眼を醒ませ、エスイさん。くたばるな。

厨房メモ 鶏ももとさつま芋のミスマッチ煮 

鶏もも さつま芋 ニンニク 玉ねぎ トマト缶 トマトケチャップ 水2カップ あったらローリエ コンソメ 

適当にカットし 鶏の皮に焦げ目・基本 を付けてから煮込むこと。むろんスパゲティソースにしてもボリュームがあっておいしい。

4月21日(月曜日)

         コンビニで券売る旗や潮干狩り

出されてある古新聞を倉庫へと積み入れていたら、遊んでいた子供たちが大挙して手伝ってくれたのだった。泣かせるじゃないか。小2と小3のワルたちである。古紙は住民の善意、学校への協力品。集めるとけっこうな助成金に変わるのである。

朝は久しぶりに子供たちの登校を見送る。ふざけ過ぎてRなと新一年のUなが、縁石に足を取られひっくり返り、Rなが膝を擦りむいている。半ズボンの裾がちょうど傷口に当たる。傷テープを取ってきて貼り付ける。夕方顔を見せたRなの膝を見たら傷テープはまだ貼ってあった。

小さな出来事が勃発したようだ。子供たちがサッカーボールを蹴っているのを咎めた住人がいる。たまたま咎められた子供たち側に親がいた。咎め方にいささかムッとしたと子供の親の夕方の申告である。確かに、ボールを蹴ってはいけませんと、定められた場所である。定められても立て看板はない。アタクシはずっと眼をつぶっていた。子供の遊びにそうそう目くじらも立てられまい。ボールを蹴るくらいいいではないか。というのがアタクシの倫理である。うるさいという住人もいる。倉庫の扉に蹴ったボールが当たるのが許せないという住人の言い分もある。元来、子供たちはうるさいものである。問題はうるさかった自分たちの子供のころを忘れている大人になった不幸である。静かな子供ほど煎るものか。静かな子供こそ、アブナイ。

どっちにしろどうでもいいような些細なことだ。しかしこんな些細なことが事件へとつながることが世間である。たしかに子供たちの遊ぶ広場は作られている。檻に囲まれ滑り台やブランコがあるとよそから半分羨望のまなざしで言われる。水場もある。藤棚もあるベンチもある。ボールを蹴るのは充分すぎる広場である。公園ではないから状況的によその子供たちも親も入れない。恵まれているといっていい。大ごとにならないうちに、子供たちを下に作られた広場へと誘導するしかあるまい。日々、こうして仕事が次々と増殖していく。

今朝は黙認するのも限界と、無法な迷惑駐車に 駐禁、のレッドカードをワイパーに挟んだのであった。2時間ほどさらし者になったはずである。この住人・女性35歳3児の母・母子家庭 には一度口頭で柔かく駐禁を申し上げた。世間をなめている。いえ、厚顔無恥である。

泣いてゐるこんなに桜咲く下で・今井肖子    朝日俳壇・稲畑汀子選 

いいなあ。こういう俳句に出あうと、がんばらねば と力が沸いてくる。

女性が一人パワフルに走っているのをときどき見かける。走っている姿を見るときは大抵、アタクシは仕事帰りの車の中である。アタクシが走っているときは女性はウォーキングをしている。軽く挨拶を交わされる。いいなあ、こんなヒトと一緒に走れたら。と羨望のまなざしを投げかけるのだが、いつもつかの間のすれ違いである。

厨房メモ 面倒煮やっこ 

豆腐 ネギ 削り節 七味 あったら昆布 薄口醤油・薄口は料理に大事取り置きください みりん できれば土鍋 初夏の熱燗 

土鍋で煮るだけのこと あまり創意工夫はない。ときどき私的にやってます。

4月20日(日曜日)

        ひっそりと見ればスミレの続く道

北島康介である。

いえアタクシなりの記録の更新である。快挙、10k・57分47秒。新記録である。1キロの計測で初めて6分を切ることができたのだった。60分を切ることは間違いないなかった。どのくらい更新できるか楽しみだった。コースの途中真ん中にある信号に阻まれられ、ゆとりのできた今日は、土手を駆け下り駆け上った。ランナーに優しい行政はない。土手に道は作られたが下りる道はできていても上がる道はできてない。土手を駆け上るしかない。快適に飛ばし快適に走り終える。日曜の午前中はゆっくり目覚めたあとのRANで終わる。

やらないでもいい藤棚の垂れ下がってきた新芽を切る。花が垂れ下がってきた。庭の雑草の芽を掘り起こして始末していたら上から声。どうするといわれてどうするも答えようがない。実をつけているキンカンである。欲しいと申されるので差し上げる。小さな木なのでたくさんはない。黄色い実がなくなっていささか彩りの乏しくなった箱庭であるがユスラウメがたくさん実をつけている。どうせヒヨドリに攫われるが、鳥に持ってかれたほうがいい。金柑オバサンには差し上げたくない。

個展の案内が出来上がる。仕事である孑孑の原稿はまったく出来てない。発行未だのうちに名古屋からきちんと刊行されているカンランが届く。困ったな。

厨房メモ ベーコンと里芋の煮っ転がし 

ベーコン 里芋  

組合わせて煮る。

4月19日(土曜日)

           桜蘂降って静かな川となり

一応開封して、

危うく難を逃れたのだった。郵便受けにもドアポケットにも入らない分厚い書籍が届いたのでる。たまにこうしたことはある。思念の蓄積詩集というより評論の類いであろう。言うもはばかるが頂いて一番厄介なホンである。とても読みおおせるものではない。この思念思惟の塊りはどなたであろうと差出人を見たのだがまったく覚えがない。覚えがないまま放り投げたままにしてあった。このあたりでアマゾンから本を買ったことに気が付けばいいのだが、差出人は普通の住所と名前である。あまたいらっしゃる詩人と判断して普通である。一応詩人はやってるので詩集の類いは届けられる。

言うもはばかるが、

このまま廃棄するつもりであった。なにしろただ今、日々あれこれ取り込み中で横合いから届けられた評論を読む間などないのである。今日も、放り投げられたままあるこの分厚い書籍が目についた。そうか、一応開けるだけ開けてみなくてはと、開けたら、俳句とまず飛び込んできた。俳句? はあ? 歳時記とある。俳句歳時記であるか。ここでやっと気が付く。図書館の貸し出しシステムが改正されて続けての貸し出しは一回限りとなった。つまり4週間でひとまず返さねばならない。ずっと借りっぱなしの歳時記があった。アタクシにはこのくらいの歳時記がころあいである。大修館・ザ・俳句歳時記 なくてはさすがに困るからいよいよアマゾンの古書で買ったのだった。買ったことをすでに忘れている。古書であるから個人名で届いたのだった。やれやれ。老人力は日増しに増殖している。因みに届いた古書・歳時記であるがハードカバーも付いているほとんど新品モノであった。

明日は走るぞー、日曜日である。ひとまず昼間の予定は入ってない。

厨房メモ 豆腐のピリ辛 木綿 ネギ にんにく しょうが ごま油 鶏がらスープの素 醤油 オイスターソース 砂糖 コショウ 小麦粉 片栗粉 豆腐に小麦粉をまぶして焼く 

生々しい木材は欅・けやき である。

4月18日(金曜日)

         降りしきる雨に華やぎハナミズキ

落雷があって、

ただ今お湯が出てないのですが、というのが健康ハイランドのフロントであった。シャワーは? 水です。お風呂は? 下がってます。プールは? 水はあります。そりゃあるでしょう。栓が抜けたのではない。しかし循環は止まってる。ま、それでもいいか。

更衣室に帰り支度のワイムラさん。タシロサン、プールよした方がいいよ。体があらえないバッチイよ。言われればそうである。泳ぐつもりで靴を持ってない。筋トレもできない。そんなことより夕方から職場会議である。職場会議においてはほとんど眠り狂四郎ではあるが仕事だ。時間の拘束がある。しばらく沈思黙考。結論。帰る。消え入りそうな顔のフロント。いいじゃないあなたちのせいではない雷だ。問題はアタマである。昨日は休館日であった。風呂は入ったがアタマは剃ってない。2日そのままというわけにはいかない。スキンヘッドにすると伸びてくるのが苦になるのである。限度で一日である。無精ひげならぬ無精ヘッド。帰ってきて我が家で風呂に入り頭を剃る。貴重な時間を健康ハイランドの行き帰りで30分ほど費やす。

落雷であったか。4時半に再び朝の職場へと車に乗る。特殊な職場であることには違いない。穏やかに2時間ほどが終了する。考えて見ればトップから数えていつのまにか4番めに古いのであった。辞めるヒト、入るヒト、ここもせわしい。おつかけさま。

写真の時代・富岡多恵子 座右の銘である。繰り返し読んだ。ちょっと詩人もやっている。富岡多恵子の全集も持っている。もっとも持っているだけである。読んでない。持つことは大事である。一つの信念に近い。この本を読んで写真と詩は同一のものであると確信した本である。しばらく読んでいなかった。読もう。あまたいらっしゃる詩人も読むべきである。詩をやっているという確信が確認できる。触発されるということは大事なことだ。

住宅左の入り口に、カラーコーンを設置し車の進入を止めて3日経つ。ひとまず誰もカラーコーンを動かしてない。乳幼児が多い。ベビーカーも通り抜ける。横着駐車は許せなかったのである。どこかで誰かが線を引かねばなるまい。

厨房メモ しゅんぎくの白あえ 

絹ごし豆腐 春菊 煎り白胡麻 砂糖 みりん 塩 ねりがらし 

春菊は茹でて固く絞る 煎り胡麻いかをと豆腐で擂り混ぜる 春菊を加えて擂る。ぐちゃぐちゃでいいのです。

4月17日(木曜日)

         見え隠れしつつ咲いてく躑躅かな

午後などあっというまである。個展案内の絵を探したらないのであった。仕方がない。ひとまず1枚描く。壊れた洗面台が庭にある。小雨が降っている。傘をさして描き上げる。ベランダから覗きながら色をつける。まだ一ヶ月以上ある。なんとかなるであろう。

ボイルした烏賊の下足をぬたにして食してみる。仕事の試食である。食してみないとわからない。ついでに日本酒を温めて飲んでみる。ついでが美味い。郵便受けの名前の下に チラシなど無断投函を禁じます の札を貼り付けた。とりあえず1枚も入れてない。両隣を見るとなにやら入っている。効果はてき面である。ポストインするのも仕事であろうが、そのつど捨てるこちらの身にもなってもらいたい。ドアチャイムの横にも セールスなど勧誘いっさいお断り  のプレートも貼り付けた。こちらも効果はあるであろう。無益の訪問者もお断りしたい。

よく降る雨である。一日降っている。こんなとき合羽を着て店に出て、さしたる客もなくまた合羽を着て帰ってくるというのも難儀であった。やっていると勝手に店を休むというわけにもいかなったのである。勝手休みはなにやら後ろめたさが残る。店を畳んだことなど忘れているが、こんな雨を見てるとしばし思い出したりする。各階に配っておいた60世帯の個人情報、世帯票がやっと集まる。一軒だけ拒否するお宅があった。お願いであるから仕方あるまい。

厨房メモ 豆腐と魚肉ソーセージ 

木綿豆腐 ソーセージ 緑野菜なんでも 卵・なくても可 パプリカ・赤 市販の鶏がらスープの素 ごま油 

以上を炒める。工夫というものに欠けるが、簡単。

4月16日(水曜日)

       見え隠れしながら咲いてくるサツキ

まだ桜の残る桜道を早朝ジョギング。10k。

1時間を32秒オーバーする。妙に足が重かったのである。いつもの1kポイントで30秒遅れていたのだった。口惜しいが昨日の1kバタフライのあとである。終盤1キロは全速で走る。結果的の32秒遅れならまあよかろう。しぶしぶ納得している。泳いだり走ったり止まる間がない。明日は雨予報。健康ハイランドも休館日である。やれやれやっと休める。部屋にこもって新しい額のマット作りに専念。

習慣的につけていたストーブがいつのまにやら要らなくなっている。オリンピック予選の水泳を見る。6月に名古屋であるマスターズに申し込む直前。町内の美化運動、・草取りと重なってしまっていたことに気づき断念。降雨中止の予測してまで申し込むほどの大会でもないが、ほぼ自分で決定した美化運動の日取りであった。それでも、と来年は避けるべくカレンダーにぐるぐるマークを付ける。

チンゲンサイって生で食せるんだ、と水曜日の相方が驚いている。食せます。当店の突き出しは、タコとチンゲンサイ、キウイがリンゴをあわせもち、玉ねぎドレッシング・ハピア 福岡サンダイナー製で和える。と決めていた。これで10年は変えなかった。たまに変えるとお客は怪訝な顔をした。怪訝な顔をして、いつもの突き出しにしてと言ったものである。タコはない今朝である。準老人ホームである。ハムとチンゲンサイを市販のレインボードレッシングであえたものだった。むろんこれは出せない。チンゲンサイは入れ歯で砕くには難がある。炒め煮して豆腐を加え、コンソメと顆粒かつおのだしで味を調え水溶き片栗粉でとろみを付けた。料理はその場のアイデアである。けっこう好評で皆さん安心して食しておられるのだった。

厨房メモ 煮やっこ 

木綿豆腐 ネギ こぶ 削り節 醤油 みりん 

土鍋に混布を敷きネギをし散らして東豆腐を置く 醤油 みりんを回しかけ 蓋をして煮る 豆腐に火が通ったら削り節をかる。簡単美味。

4月15日(火曜日)

          ぶらんこや少女次第に遠くなり

ジャージのズボンの尻が膝の後ろにまで下がっている。あれで器用に歩けるものである。あの下はどうなってんだ。見ると骨盤でそれ以上下がるのを止めているようでもある。高校生だろうか。だらだらと。信号が変わるまで観察していた。

駐車禁止の警告書やらお願いやらの、このところ住宅のプリントに追われどうしである。いくつもお願いやら警告を作成していくのだが、なんでまあ、限りなくヒトはモラルを保つことに乏しいのであるか。隣の部屋の郵便物を開けてから気づいて、どうしましょうか。なんて聞くのもくたびれる。いくら誤配されていたとはいえ、開ける前に宛名くらいは確認するでしょうに。しばらくはモラルの欠けた特定な二人の車に、駐車禁止の警告書をワイパーに挟むことになる。

60世帯の世帯票が届く。いわば個人情報である。家族構成の記録のお願いまでである。年齢などどうでもいいが、家族構成は把握しておかねばなるまい。Rなのお母さんの世帯票が届かない。60世帯そろったらこれも整理して保管せねばならない。保管の下手くそなアタクシである。ここは一つの場所に置くことが一番と、工具箱であろうか書類専用のコンテナを置く。各階の組長に市から配布された広報を仕分けして各階の員数分届けるのだがこれが重い。一度で用はすまない。持ち帰る。今朝はゴミ出しの日で7時に建物の周りをぐるりと廻りながらゴミを拾ったのだった。皆さん、よっくごみを捨ててくださる。ご自分の車の横のサツキの植え込みに瓶やら、缶が押し込んである。拾って片付けるから良くないのだとは思うのだけれど見れば苦になる。20分くらいはゴミ拾いに費やすことになる。まあ、よかろうとせっせとゴミを拾う。

初夏である。朝から汗ばむ。

厨房メモ ミルク豆腐 

牛乳 絹ごし えのき ブナピーが理想  玉ねぎ パプリカ・黄色が理想 コンソメ 中華味でもいい 片栗粉 

玉ねぎを炒める きのこを入れる コンソメと牛乳で煮る 水溶き片栗粉でとろみのつけたソースを作る 暖めた豆腐に掛けていただく おいしいよ。ミスマッチのようでもあるがけっこう病み付きにもなるよ。簡単だし。

4月14日(月曜日)

 

          春の蚊にそっと腕など出しており

靴を買う。

靴はたくさん持っている。たくさん持っているが夏用の靴を買う。夏用の軽い日常靴を買う。新しい靴は気分が軽やかになる。気分は軽やかになるのだが、古い靴が捨てられない。思い切って捨てられない。皆さんは靴の捨て方なんかどうされているのであろう。

カラーコーンを買う。こんなものを設置せねばならない住民のモラルの低さがやりきれない。止めやすい場所なので日常的にどなたも止めかかる。しかし階段下、人の出入りが激しい。乳幼児もむろんいる。駐禁のプレートは掲げてあるが無きに等しい。プレートは空間に面積を取らない。プレートは文句も言わない。読まない、読んでも無視する。住宅敷地内である。留めるは勝手、いいでしょう。

厨房メモ 豚肉のキャベツ巻き 

豚薄切り肉 キャベツ しょうが たれ・大根おろし ぽん酢 

キャベツは茹でる 広げて豚肉を載せる 巻いていく 楊枝で止める 鍋に入れ酒と水で煮る。

4月13日(日曜日)

          図書館の隅へ華やぎハナミズキ

今朝は、物品的にちょっと得するを発見。

最近のダイソー・100円均一は100円以上のものも並べてある。525円という木製の額を見つける。手にしてみるとまず重い。存在感がある。拙い絵も拙くなくなる。額などそうしたものだ。休みになっていて昨日買いそびれた額屋で買うと、もっとちゃちな額で1千円を越える。10枚買うつもりであった。6000円ほど得をすることになった。ちょっとどころかこれは大きい。第一に近場で調達できる。隣町までわざわざ走る手間も省けたのであった。住宅の備品を調達に出向いた朝のダイソーである。

去年の額もあるにはあるが、売れたり差し上げたりで多少の欠落があったのである。ずっしりと重い縦長の額が気に入りひとまず1枚買う。ハガキが4枚はめ込める。1600円というダイソーにしてはびっくりする商品である。しかしある時に買っておかないと売れたらそれっきりというケースはママあるダイソーでもあったのだった。

4月に発売されると聞いていたニコンマウントのレンズがまだ入ってない。3枚ワイド4っを発注したカメラのキタムラである。図書館に立ち寄り明日の仕入れをして帰ってきたらすでにして3時を廻っていた。住宅周囲のゴミを拾う。先日水道メーターの地下に放り込まれていた二つの袋を開けて分別する。シャンプーの空きボトルが出てきてエスワと蓋に書いてある。シャンプーに名前である。塀の中の生活習慣が抜けてないのであろうと言うエスライさんであった。特に何もしない日曜が終わる。

厨房メモ 鶏レバーのスパイス焼き 

鶏レバー ニンニク じゃが芋 オリーブオイル 

鶏レバーは血合いと脂肪を取り除き洗う 塩、コショウ ガラムマサラを振る オリーブオイルで炒める じゃが芋はラップしてチン 付け合せ

4月12日(土曜日)

         果てしなく蒲公英続く小川かな

無駄足を踏む。

事前に確認を怠ると哀しい眼に遭う、しかたがない。絵の額を買い求めに隣り町の専門店へ出向いたのだった。卸なのでもしかすると休みかとも思ったが、哀しい予感は的中。まま、こうした予感は的中するものである。コノヤロー。シーマできていた恰幅のいいオッサンもケータイ片手に途方にくれていた。オッサンではなかろう。名のある絵描きであったかもしれない。もっとも絵描きじゃシーマには乗れないか。失礼。

いいだろうと走った、中2日置いてだけのRANはいささか無理であるか。タイム的には59分17秒。1時間は切るという快挙は持続する。しかし片方のケツの筋肉が歩くと痛む午後だった。あれこれ試してみる。走りたいという病気が厄介である。ちょっと無理をしたりする。

おにぎり1個分が簡単に摂れるドリンクゼリーたるものがこの世にある。水泳大会でも、マラソン大会でも会場で選手が掌に納まるほどの四角なパックをちゅるちゅる啜っている。あまり見場は良くない。こうした光景が許されるならばせいぜい園児から低学年までである。こんなものを両手で持ってちゅるちゅる啜っている図はかんばしいものではない。人前ではアタクシには絶対できない。人がいない朝の台所だから今朝はやってみたのだった。手っ取り早く1165Cal摂りたかったのである。安いものお高いものバランスが多々ある。どうやら安いドリンクゼリーに問題があったようである。ゼリーなのであろうか。ゲル化剤とある。これがアタクシの内燃機関に拒否されたようであった。走り終わって出掛けにゴロン、と来たのである。結果、職場は遅刻である。ゴロンでしばし個室にこもわざるをえなかったのだ。ゲル化剤ではなくゲリ化剤ではなかったか。

味の素のアミノバイタルは寒天とある。むろんゲル化剤・増粘多糖類も明記してある。比べると食感が違うのだった。お安いドリンクゼリーは水っぽくするする入る。アミノバイタルは多少噛まねばならない。むろんアミノバイタルも食している。こちらは問題がないのだった。どのみち、こんなものはヒトの食するものではない。バナナとカステラ、加えてビスコが体にやさしい。というのが今朝の結論である。明日の戸外撮影教室はたったひとりの生徒の欠席で中止。体があいたのである。たまには休息も必要だ。

厨房メモ 鶏レバーと牛蒡の煮付け 

鶏レバー こんにゃく 牛蒡 しょうが 醤油  酒 砂糖 

レバーは熱湯に入れてゆがき水洗いする・ここが大事 こんにゃく・牛蒡は一口大 水と調味料で煮立たせ具材を放り込む 汁気がなくなるまで煮付ける 洗濯物を干しに行かないこと たいてい焦がす。

4月11日(金曜日)

         桜蘂降る道晴れたり曇ったり

来月個展の案内を作らねばならない。

ひとまずタイトルを考える。これが決まらないと先に進まない。仕事の相方が梅の写真を所望である。梅か。スケッチに梅はない。突如 五日展 とタイトルが浮かぶ。五月ではない。五日だ。6日開催のところが、一日削ることになった。会場の改装で一日差し上げることにした。五日間だけの開催である。五日展。いいね。何を展示してもいい。

健康ハイランドの更衣室で、久しぶりにマスターと声を掛けられる。どなたであるか。薬屋さんだ。名前が浮かばない。なんとかクンと呼んでいた。病院専門に出入りしているいわゆるプロパーである。随分お世話になった。今は状況が厳しくなっていて金庫係のプロパー連れての飲み食いは医者もできないだろうけれど、ドクターの金庫番である。飲み食いしていくあとからプロパーが支払っていた。ドンペリなど何本買ったか覚えがない。スコッチもなるたけ高いものばかり提供していた。あくどいというばあくどい。仕事といえば仕事である。呑み屋家業のお値段があって無きがごときを地で行っていた。すべてではない。時に応じてである。

話をしている最中もなんとかクンの名前を思い出そうと努力するのだが思いだせない。そうか、イタクラクンであった。夜のウォーキングの途中でいきなり思い出す。独身だったイタクラクンも2児の父になっていた。今年で入社16年目。そうか、当時は入社早々の仕事だったのである。バタフライをまだ続けているのかと問われた。バタフライも間違いなく16年続けている計算になる。

厨房メモ タコの空揚げ 

茹でだこ 溶き卵 片栗粉 

タコを切る 溶き卵にくぐらせ片栗粉をまぶし揚げる。簡単けっこう美味。

4月10日(木曜日)

           春寒し1枚脱いだり羽織ったり

ドアチャイムがなる。面倒なのでドアホンはあるが使ったことがない。ドアを開けると二人連れのご婦人。今時生保の勧誘もなかろうが、ハイイチ生命だった。雨の中切実なお仕事であろうが、飛び込みで成立するような甘いものではないでしょう。ちょって厭な顔をしてドアを閉める。いい顔は出来ない。PC前にしての仕事を中断されたのである。ドアホンの付いている位置が違う。ここなら使うのに。

しばらくして再びドアチャイムが鳴る。悪いけれど用心してドアの小さな窓からのぞくとランドセルが二つ見えた。Rなであるか。おやおや。ノノカに妹のルナであった。どうしたんだ。お手紙を持ってきました。かわいい郵便やさんであった。A4の封筒をランドセルから取り出す。学校からである。教頭の名前がある。回覧板に挟み込むことを依頼する学校通信であった。草取り、図書館整理、読み聞かせなど、低学年ボランティアの依頼がある。遠足の付き添いというのがちょっと気を引く。カメラを持たずに一日休んで行ってみようかとちょっと考える。梅の山にある魚々ランドくらいであろう行き先は。いいかもしれない。今日3回目のドアホンが鳴る。書きこんだ世帯票と苦情である。たしかに庭にタバコの吸殻が散らばっている。2階以上の5階までのどなたかがベランダから捨てることは知っていた。現場を目撃してないからなんとも処理の方法がない。ひとまず聞いておく。去年注意書きの回覧は回したが、回覧板など読みはしない。読んでも聞きはしない。モラルの欠如したニンゲンには付ける薬はない。早くも町内の仕事がどうやら始まった気配である。

昶さん、一日5合は飲みすぎではないか。かく言うアタクシも今夜は日本酒を飲んでいるけれど、うーーん、んまいなあ。んまいよ。五杯は飲んだけれど五合は飲んでないよ、多分。

健康ハイランドは休館日でこんなときこそと始めた雑事だが、あっという間に夕方になる。夜に至る。

探しても探しても探せなかったスライド式ディスクカッター・CARLの紙押さえ部品がひょんなところから出てくる。今日の幸福。明日のしあわせ。

厨房メモ 春雨サラダ 

春雨 鶏ムネ肉・お安いので 菜の花 胡瓜 市販のコールスロー 

はるさめは茹でるあたりまえ 鶏ムネ肉はできればキャベツの葉っぱにくるんで蒸し器で蒸す チンでもよろしいがどうしても硬くなる 包丁の刃でこそぎ落とすように細分化する 菜の花は茹でる 胡瓜は細切り コールスローで和える。

4月9日(水曜日)

        ひた走る10kジョグや舞う桜

快挙。10k 58"47′ 

1時間走っているのである。1秒くらい縮められないかといつも思うのだが1秒の連続が1時間につながっている。チックタックチックタック。にんげんメトロノームである。リズムは崩せないのであった。欲を言えばあと3分縮めたい。そうするとアタクシにマラソンを教えてくれたテイナカさんと同タイムになる。テイナカさんは年々タイムが落ちているようだ。

残った桜が散っていた。学校が始まりいつもの賑やかしい河畔通学路となっている。挨拶を交わしてくる女子中学生、男子からの挨拶は皆無である。このあたりが可笑しい。5キロくらいでもしかすると55分くらいのタイムが出るかと夢は膨らんだが後半快活には足が出なかった。5時半には起きるので日中いささか眠い。夜に入りてのウォーキングで歩きながら寝ているのである。戻ってから途中で外した手袋を落とした事に気づき自転車で探しに戻るのである。いささか眠いが、走るのは一人でも楽しい、

ヨセガワさんが、健康ハイランドを退会したと昨日のウォーキングで出会って知ったのだった。行かないと一回の単価がお高くなる。回数をこなすほど単価が安くなる。一日三回も行っているチカドウさんなど持ってけドロボーに近い、失礼。加えて健康ハイランドというもの難行苦行の場であると考えた方がいい。おもしろくないのである。ひたすら泳ぐ。ひたすら黙々と筋トレに励む。会話がない。会話をする間がないといったほうが正しい。これに打ち勝てないと健康ハイランドは続けれない。アタクシも17年通っている。半端な年数ではない。バタフライの1キロくらい泳げるようになるはずである。17年通っているが一度も楽しいと思ったことはない。仕方がないので行くだけの毎日である。ここの問題である。こんなとこ楽しいなんて思うものですか。これからもこの一向に楽しい場ではない健康ハイランドはたぶんずっと続く。

マラソンはいい。日頃トレーニングで走るのはタダである。加えて楽しい。しかし黙々とトレーニングに励む健康ハイランドも生活の一部になっていることは確かである。お金をかけないとトレーニングは尻すぼみになる。7350円の会費の単価を下げ続けるためには毎日行くしかない。休館日もあるから一日風呂付で294円である。アタクシは充分元は取っている。

厨房メモ 鶏ムネのサクサク揚げ 

鶏ムネ肉 下味用A(醤油・酒・しょうが汁・塩)下味B(小麦粉・片栗粉・ベーキングパウダー)卵 

ムネ肉は削ぎきりにして下味に漬け込む 小麦粉以下をくくらせ揚げていく。

4月8日(火曜日)

         ふっくらと焚きたてごはん木の芽時

片栗粉がなかった。

どこ探してもない。調味料の類いなどあって当たりまえの物品である。ないのかよ、片栗粉くらい。鶏ももの空揚げをせんと調味料に漬け込んでおいた。ドアチャイムが鳴る。片栗粉探しは中断。ちょっと来てと事件事件という事件現場に連れて行かれる。住宅の水道メーターである。重い鉄板がずれている。開けてみるとなんと、指定のゴミ袋満載のアルミ缶やペットボトル。誰かがこんなところに隠したみたいで。昼間メーターの検針でわかったらしい。エムノさん、これは隠したとちゃうでしょう。子供の仕業ですよ。それにしても規模の大きなメーターの設置場所である。深さは、取ってくると入っていったエムノさんの胸ほどある。奥にもう一つの袋。やれやれ、二人してアルミ缶を拾い上げゴミ袋の中に入れる。とにかく子供たちは考えつかない悪戯をやらかす。ひとまず片付けて、仕方がない、片栗粉を買いに行く。

昨日から、無性にからからの空揚げが食したかったのである。3日分くらいの空揚げができあがる。揚げているうちに食欲も失せてくる。踏切番のおじさんから、今日入った小田急の写真を1枚プリントしてくれないかとの所望。新車ではなくて、ATSの改造でひ13時半に機関車に引かれて入ってきた。小田急は喜多見から新宿まで通っていた時期がある。電車の色を忘れている。ちょっと違うような気もするが、小田急だった。写真を撮ってそのまま健康ハイランドへ。5月から新体制になって1千円会費は上がるが日曜も使えるようになったのだった。風呂代わりでもいいか。母親の市役所からの郵便物は直接アタクシ宅へ届けてもらうよう手はずを整える。

明日走らないと木金と雨予報。はやく寝ねば。そういいつ境正章のドラマを見ていて11時を廻っている。25歳の差であるか。犯罪といわれつつアタクシもそうであった。

厨房メモ 鶏にくももの空揚げ甘酢あんかけ 

エバラから揚げの素 片栗粉 はるさめ 揚げ油 

揚げ油を熱してはるさめを放り込み揚げる 空揚げをつくる 甘酢をかける。

4月7日(月曜日)

         さくら散る下で咲かせる無駄話し

毎日せっせとさくらの下をほっつき歩いていたのがやっと止まる。久方ぶりに自分の時間を取り戻し健康ハイランドへ。今日は泳いだのであった。一キロバタ。ダウンをまじえて30分。ちょうど隣のコースではバタフライの教室。出てきたら雨は本降りになっていた。仕事はまだ明日までお花見週間ということで、もう一日楽ができる。空いた時間はあっても本を読むというわけにはいかないから、包丁を研いだりお茶を飲んだりイチゴを食したり、それでお昼になる。

そのイチゴを3パック買ったのだった。仕事用である。痛み易いから丁寧に一番上へ上へと並べて置き換えながらかご一杯の買い物をレジに出すと、いきなりイチゴだけ3パック積み重ねて小さなレジ袋へ入れて、はい、と差し出すのだった。なんとまあ乱暴な。高校生ほどのバイトのお嬢さんである。いいか。許そう。たかがイチゴだ。1パック198円だ。一つはヘビイチゴが詰めてあるのかと思うばかりの小振りな100円というのを買ったはずなのに、今見たら三つとも198円であった。油断がならない、高齢者とあなどってイチゴもヒトを化かすのである。どのあたりで化かされたのか。サーモンがなくて、焼津産とある本日の特売グラム178円のマグロの柵を買う。楽チンスーパーの散らし寿司であるが寂しいのでサーモンを載せていた。明日はマグロである。まだ低い木だが花ももが咲いてきた。狭い庭がますます華やいできている。ヒヨドリに食われるがそのうちあっという間にユスラウメがたくさんの実をつける。さくら河畔の佐奈川も静かになる。

厨房メモ 豚肉とネギのぬた 

薄切り肉 ネギ 酢味噌(味噌・酢・砂糖 だし)

豚肉・ネギともさっと茹でる 酢味噌で和える。

4月6日(日曜日)

          今生の別れとなりぬ花筏

朝から一日ファインダーを、

覗いていたような気がする。眼が寄ってしまった。歩いて10分にある桜並木。落下する桜を午前中に撮っていた。午後からは4時まで、よくある天下の三大奇祭といわれている うなごうじまつり 10人ずつほど固まっているやんよう神が やんよおと言いながらごろんごろん寝っ転がるのである。片手で重い三脚と500ミリの望遠を持って祭りについて歩き回るのであつた。とにもかくにもカメラマンは体力が勝負。これで山歩きもしていたのである。日頃のトレーニングがこうしたときにその成果を発揮する。出向いたり出向かなかったりのうなごうじ祭りだが、4時間というのは始めてである。のど飴四つが食料であった。

こけしのような詩人のエムラサキケーキさんにであう。そういえばこの古い町へ越してきてこの町の新しき住人になっていたのだった。ご一緒の妙齢なる女性はお嬢さんということだった。ふーーん。娘がいらしたのか。一度来店したことがあるということだった。はあ、むろん覚えてないいつのことやら。

明日の雨で、長かったアタクシのなかのさくらマラソンも終わりになる。新学期も明日は小学校の入学式。学校は8日スタートのようだ。一年生が3人いる。3班に分けられた仲間で登校するしかないであろう。いまのところ付いて行く気はない。だらだら歩きについていけば疲労が蓄積し、加えてアタクシの時間が失せる。それらを克服するエネルギーの蓄積も無理すれば出てこようが無理はしたくない。3年後に東京マラソンが控えている市民ランナーである。

小さな庭がますます賑やかしい。いろんな芽が出てきている。オオシマザクラの花と若葉をガムシロップの液に閉じ込めてみた。

厨房メモ 豚バラと短冊大根の早煮 

豚バラ 大根 しょうが ネギ 炒り胡麻白 市販のだし 塩 酒 醤油 炒り胡麻 

煮立てた出しの中に入れて強火で煮る。あとの工夫はない。

4月5日(土曜日)

          園児らの摘まんで遊ぶいぬふぐり

59分46秒、

というのが今日のランだった。前回より1分遅いがひとまず1時間を切っている。次に走って1時間を切ればどうやらこのあたりがアタクシのタイムと考えていいだろう。確実に進化を続けている自分に拍手。

日中はもの凄かった。新聞の報道、テレビの放映、今日などウォークラリーがあったようでどこぞかの観光地さながら、旅行社の小旗の後に続くリュックを背負ったウォーカーたち。毎年見慣れていたアタクシたちにとっては普通の風物なのであるが、菜の花と桜という取り合わせは確かに絵になるのであろう。観光課というのがあったらもう少し力を入れて整備したらどうだ。川べりの枯れ草が穢い。シルバーという人材がある。アタクシも登録しているかもしれない。労働力はあるではないか。朝の7時はポツリポツリとカメラを構える人。ヒトが入るのを嫌ってのカメラであろう快適であった桜河岸が、昼間訪れればこのところ見たこともない人の波であったのだった。

結論。子供は走りたがる、ヒトは桜に酔う。

森林仲間のケイトウさんと出あう。もう少し話をしていたかったのだが話の途中で恩人のエッチガワさんが桜の下で笑っているのに気がつく。あら、どうしたのですか。うつ病でこの2年というもの自分の部屋から出なかった奥様を連れていらっしゃる。事件である。どうしたのですか。ほっとくわけには行かない。むくみ顔の奥様。覚えてないよというエッチガワさんの言葉を遮り奥様が、覚えてます。と一言。しばらくとりとめのない無駄話。復帰して頂きたい。恩人の奥様である。がんばれ、といいたい。ニンゲンに戻れ。ヒトに戻ってくだされ。こっち側に来てください。と言いたい。

あまりにヒトが多すぎてカメラもくたびれる。結論、桜はヒトを誘う。

あいちゃんというのは、養護学校へ通うおんなのこである。眼が大きくて歯が目立つ。今年3年生になるようだ。いつも笑っている。笑顔が美しい。みょうにかわいいのである。脱出しろ、とこれも言いたい。そういえばRなが、お菓子をちょうだいといってさーーと、入ってきて風のごとく消え去った。

厨房メモ 卵と麩の炒めもの 

卵 麩 ネギ 椎茸 市販の鶏がらスープのもと 酒 塩 コショウ ごま油 

麩は水もどし軽く絞る 卵を炒めここへ戻した腑を参入。

4月4日(金曜日)

        おおいぬのふぐり摘み取る園児かな

桜が咲いた3月22日、

から毎日桜を撮り続けている。100年分は撮ったような気分でもある。散れば散ったでまだ撮り続ける。帰りがけに立ち寄れるという地の利もある。今日の午後は花吹雪の中にいた。よくぞ飽きないものである。さすがに泳ぐ暇がない。筋トレだけで済ませている。桜の下でリンゴを丸齧りしていた若い女性がいた。リンゴを丸齧りなど久しく見てなかった。ちょっと見とれる。撮らせてくださいといったところで承諾はしまい。ちょっと遠くから黙って撮らせていただく。

帰ってくれば共同通路にスクーターが置いてある。持ち主はわかっているものだから、すぐさま撤去されたしと伝えに行かねばならない。こと細かい余計な仕事が増えた。ヒトはちょっといいでしょう、と横着を決め込む生物である。これが余計な仕事をさせてくれる。空色のペンキが排水路に流してある。ペンキの缶を振り回したらしく地面にも点々とこぼしてある。物置の扉にも飛散している。注意書きを回してくれと要望が来る。やれやれ。

今朝の天声人語にはいささか鼻白むものがあったのだった。キャンディーズの話題である。キャンディーズがキライでもないがとりたてて目新しい話題でもないものを朝から読まされるこちら側の身もつらい。思い入れはよろしいがこの程度のことはご自分のアルバムにでも入れておいて頂きたい。もっと書かねばならないことがいくらでもあるだろう。天声人語も地に落ちたものであるといわざるをえない。読みにくさは続くが、どうやら読みにくさは字数に加えて、両端に位置した巨大な広告に原因があるようだ。今朝は赤だからまだいい。あの黒が良くない。一面をざっと見通してみるとやたら広告の巨大さが全体の比率を崩している。色づけは止めてもらえないか。でなければ朝日新聞の購読をやめたくなっている。そのくらい朝から不愉快な気分にさせられている。しかし、ナイジェリア国籍の米兵、顔つきでヒトの判断を申し上げてはいけないであろうが、なんとすさんだ顔つきをしているものであるか。アタシャキライだ。

厨房メモ 鶏皮とニンニクの茎の炒め物 

鶏皮 ニンニクの茎 玉ねぎ 赤とうがらし ごま油 酒 塩 コショウ 

鶏皮・皮だけ売ってます は細切り 油は引かないでこのまま炒めて油はペーパーで吸い取り捨てる 適当にカットした ニンニクの茎 玉ねぎ 赤とうがらしを加えて調味。

4月3日(木曜日)

       ふっくらと焚きたてごはん木の芽時

義理のある写真展、

の二つを消化する。一つはアタクシの個展にも欠かさずいらしてくださる知り合い。一つは生徒の所属しているカルチャー教室。アタクシもかつて生徒の一人としてここにいた。今日の写真展は共にネイチャー専門である。拝見はしたが感動はない。どれもこれも見たような風景ばかりである。水玉のついた葉っぱなどもうそろそろ卒業したらどうだ。もっとも定年退職して教室に入ったばかりのヒト、ということはあるか。名前の存じ上げているヒトのあれやこれ。飽きないか。アタクシと同期のヒトが何人かいる。アタクシも10年くらいは教室にいたような覚えはある。提供するだけで一つも勉強にならなくなったのが退会した理由であった。

生徒のHARAさん、ピンが甘い。とくに山野草はピントが命。ファインダーが合ってないということもある。微調節が付いているはずだからその日の眼の健康具合に合わせることも必要。60も半ば過ぎると自分の眼の焦点が淡くなっていて失敗する。アタクシが広角を多用するのはピンと合わせが要らないからである。失敗がない。ネイチャーもむろんいいのだがきれのある写真に当たらない。

109円と軽油が安くなっていた。アタクシの車はジーゼルである。ガソリンより安いがオイル交換はなにやらしょっちゅうやっている気がする。このオイルが値を張る。結果は似たようなものかもしれないガソリンと。カードで入れているので安いからといってよそのスタンドには飛び込めない。

住宅の階段下にしつらえてある倉庫の掃除。個人のカラオケセットなど入っていて手狭になっていた。これを撤去してもらった。コンクリの細かな粉塵が積もっている。水を打ち新聞紙をしいて吸い取る。ホノカが覗きこんでくる。1時間ほど無心に新聞紙で水を吸い込ませ粉塵を吸い取る作業に専念する。やれやれと終わってきれいになった倉庫に拍手。ここへ学校の廃品回収。新聞紙を溜め込むのである。ついでに気になっていた庭の草取り。イシミカワのタネやら、コバンソウのタネを蒔いた。間違えて抜かないように雑草をスコップで掘り起こして引き抜く。

遅い夕食と遅いウォーキングに出る。気がついたら入っていたトーキョーの遠い友だちのメールに、桜は散りはじめです。と打ったが、行ってみたら微塵も散ってない。散る桜散らない桜。佐奈川べりの桜はまだ枝先に蕾があるのだった。枝を引っ張ってゆすってみる。ちょっと横になったとたん昏睡状態。一時間もぐっすり眠っていたのだった。ちょっと寝ぼけて起きる。今、何時だ。

厨房メモ 春のかき玉汁 

卵 鶏肉 シメジ 人参 三つ葉 市販のだし 塩 醤油 水溶き片栗粉 

鶏肉は細切り ほかも適当 湯を沸かしだしを投入 具を投入 水溶き片栗粉でとろみをつけてから 卵を流しいれる。

4月1日(火曜日)

         嬌声が響く闇夜の花の宴

快挙。

ちょっと足が軽かった。自己タイムの記録が出る予感が、ちょっとした。走った。10k、58分50秒。これまでどうしても越えられなかった1時間を切ったのだった。3ヶ月で乗り越えたことになる。アタクシの中のこれは特筆すべく快挙である。走り終わってもまだゆとりはあったのだった。走れば結果は付いて来る。念願だったハーフマラソン21.0975mに出れるかもしれない予感が、ちょっとした。隣町豊橋のハーフマラソンまであと11ヶ月。

桜は満開寸前である。新聞予報で 散りはじめ という表記がある。散ってない。蕾もたくさん見える。仕事を終えてから川べりを歩く。写真教室で一緒だったエーサンと出会い、ビーサンともそのあと出あう。どちらも隣り町のカメラマンである。あれこれポイントもお教えしたいがご自分で探すのもよかろう。風は強いが春爛漫である。帰って来ると市役所からどさっと広報とたくさんのプリントが届いていた。やらねばならない仕事である。書式はみな同じなので読んでいてくたびれる。ひとまず健康ハイランド。軽く泳ぐ。

各階の組長へ広報を届ける。60冊、夜、志村けんを見る。ほとんど記憶にはないというより見てない。アタクシの生活にテレビ番組は入ってなかった。庭のオオシマザクラの花もこつこつ増えていってるようだ。こつこつがいい。

夏はどうするの、とアイトウさんに聞く。トレッドミルはトレーニングにならないというのはアタクシも同じである。本宮登山に徹するようだ。アップダウンのトレーニングは本宮山がいい。早朝登山ならいいでしょう。夏は走れない。快挙に一人で乾杯して飲み続けていたら更新も途中で寝てしまっていたのだった。ヒノキの花粉も飛び始めたようだが、ひとまずカレー効果は出ている。完璧ではないが。よかろう。

市内を流れる佐奈川の両岸4キロにはやく800本の桜と無数の菜の花が盛りである。

厨房メモ 絹さやと木耳のたまごとじ 

木耳はもどしてつねに冷蔵庫にある 絹さや 玉ねぎ 市販のだしなんでも みりん 酒 薄口醤油 適当に切って炒め合わせる卵を流しいれる。