6月30日(金曜日)

        蝿叩さがすときには見つからず

さすがに暑くなってきてバテ気味である。パラグライダーが飛んでいるのを見ながら寄らずに帰る。K部さんは昨日その後飛べたようだ。スクールから戻ってきたお仲間に合流。待ってた甲斐があったというもの。夕方に飛ぶパラを撮りたいのだがまだ、機会はあるだろう。ひとまず早寝早起き健康ランド。

エクササイズ・ウィル というのが筋トレ健康器具の名前だった。子供の乗る三輪車の前輪だけ外した道具、と言うと早い。はずした軸を両手で支えて転がし屈伸運動をする。胸の筋肉が付くそうだ。これまでスタッフのだれに聞いても答えがない。今日新品が入荷した。箱を見てもらい名称が判明。ここで一つ学習する。wheel ホイールである。工業団地内にトピイという車のホイールを作る会社がある。トラックに大書したロゴが運転席から後部と流れていてそのため左側面はトピイと読めるが右側面は鏡影文字になっていて混乱する妙に文字に対してこだわっている会社である。そのwheel、英語の発音だとhは発音しないのだそうな。ウィルである。ふーーーん。ちなみにこれを15回で3セット。始めた一日目は一週間肋骨が痛くて息もできなかった。慣れはすべてのものを寛容にさせる。

この暑い最中、3月末にいただいた胡蝶蘭の一輪だけがまだ咲き誇っている。3本の枝のすべては落下した。ひとまず水とドリンク剤は植えてある。育て方など知らない。これで来年咲くのだろうか。

ついに母船を探し当てたのだった。どこともなく飛来するのであるUFOが。ことにバナナがお好きなようで置いておくと即座に飛来する。見つけ次第両手で引っ叩くしかない。引っ叩いても引っ叩いても飛来し続けるのだ。なかには酒のお好きな仲間もいてグラスの縁に止まったりする。あまりに溜まったスーパーのレジ袋を掻き出して整理したらその奥に母船が真っ黒になって潜んでいたのである。悪の根源を断つ。もしかすると冬から転がって潜んでいたのではないか、真っ黒くなって柔かくなっていたタマネギ。わあ!。

パラグライダーの運転メカニズムが少しわかる。運転しながらタバコを吸ったりケータイは打てない。片手運転もできない。増俳が今日までである。おまけのような形でくっつけさせていただいてたが。熊った。

厨房メモ 高野豆腐の煮物 

高野豆腐 白菜 ニンジン 豚こま あれば干し椎茸むろん先に戻しておく 

だし 砂糖 醤油 塩 このごろの高野豆腐は使い勝手がよろしくできている。だし以下で白菜以下を煮る たっぷりの煮汁を作って用意する この中へ高野豆腐を水に戻さないで直接投入 ときどき味を確認しつつことこと煮つける。子供の頃大の苦手の高野豆腐もこのごろは好物となる。

6月29日(木曜日)

        ベランダは大洗濯の梅雨晴間

青信号になって歩行者が渡ってくる。手にハンカチを持っているのはウォーキングなのであろうか。みごとな三段バラである。見るだけで暑苦しい。やり過ごしながら対面に停止している車の運転席に眼が行く。若いお嬢さんが眼だけ動かし三段バラを追っていた。ははは、をかしい。笑いは健康に清しいなあ。大型トラックが右折してくる。フロントガラスの上部に CHICHIBU とあった。チチブか。よくしたものドライバーは若い女性であった。爽やかな朝を迎えての梅雨の晴れ間である。

ページの破かれた絵本、齧られてありますと絵本の下が、なるほど齧られている。ネズミか。赤ちゃんであろうな。。驚いたのは切り取りである。ページがそっくり切り取られている。画集に多い。10箇所も切り取られた無惨な本もある。切り取ってどうするのだろうか。壁にでも貼っておくのか。アタクシも一冊切り取られた本に対面した。潮騒←三島由紀夫の名場面 その火を飛び越えて来い というこの一ページが切り取られていた。こんなとこ切り取ってどうすんだろう。見開きのタイトルとそのページの右上、奥付のタイトルの上にちょんちょんとピンクのサインペンで印がつけてある。おんじ本が10冊、どうやら読んだ本に読了のサインをつけているようだ。几帳面と言えば几帳面。じつに様々な本の読み方を見る。図書館の破損本の展示であった。

5年ほど借り続けた本があった。きのこ図鑑である。むろん、返却日にはひとまず返却する。こうして5年借り続けた。ちゃんとひとまず返して借り続けたのである。破損本から比べれば可愛いものだ。

K部さんが一人ぽつねんとベンチにいた。だれも今日は来なくてと、ケータイもわすれちゃってと、閑だから草刈もしちゃってと、朝からいるらしい。一人で飛ぶことは禁じられているのである。パラグライダー降下点の蜜柑畑である。あまり熱いのでズボンを脱いでいたようだ。アタクシが入っていったらもそもそ脱いであったズボンを座ったまんまの格好でずり上げていた。お楽しみを襲ったみたいである。ごめんなさい。

厨房メモ 鶏ムネ肉の梅ドレッシング 

鶏ムネ肉 ホウレン草 ニンジン 梅 市販の梅ドレ 

ムネ肉は適当に切れ込みを入れ水をちよっとかけて電子レンジで火を通す ホウレン草ニンジンは茹でてく 梅は包丁で叩く 火が通ったムネ肉を俎板に載せ包丁でこそぎ落とすように細かく剥いでいく←パラパラになるはず 以上をドレッシングで和える。酒の一品にもどうぞ。ムネ肉もこうして処理すればささみに近し。お安い。

6月28日(水曜日)

           土地柄は冷し中華へマヨネーズ

教員免許の十年更新という答申案が中央教育審議会でまとまったようだ。

おしなべて当店へ足げに通ってくださった先生方のほとんどは子供たちの今を熱意を持って考えていた先生ばかりである。アタクシの言う社会的に不適格と言うことは別枠で考えて。想像するに学校と私生活の切れ間が無いようにも察せられた。生活そのものが学校の延長である。ここからは自分ち、ここからは学校、という境界がたぶんないのではないか。学校の仕事を家に持ち帰る、家の仕事はほっておいて学校の仕事に取り掛かる。これができない先生はたぶん、居残って仕事をしているのではなかったろうか。残業になるのかどうかは知らない。あって無き時間だから、残業にはなってなかったろう。と察する。講師のままとうとう終わってしまう先生もいるのではないか。受験勉強をする暇がない。一年などあっという間である。一人の先生は塾へ入った。教員試験に合格するための特別塾生である。この先生はこの年に目出度く合格した。毎日が苛烈で忙しい。身を粉にして学校に投入できるのも、教員と言う終身免許が保証されている前提があってのことではないかと考えるのだが。はて。楽とは思わないが先生もタイヘンな受難の時代。

ロイヤル・サルート21年をいただく。陶器の容器のロイヤル・サルートをストレートでいただく。酒飲みにはたまらない。口の中に21年が芳醇として広がる。安い酒場で飲んでもワンショット1500円はとられる。小振りなグラスになみなみと入れてみる。自分のだ。家で飲んでいるだけではだらしなく酔わない。タバコを吸う人にたとえればタバコを吸う如しである。タバコだけは35年前に捨てた。

店、閉めたんだってネエ。噂は健康ランドアイレクスにも。スズキサンである。このかたも数年前に店を閉めた。楽になったでしょう。実感である。おいしいことは味わえなくなったが日々楽になったことは事実である。なにより確定申告が楽になる。ウソの伝票製作に奔走しなくて済む。ウソはつきたくなかったのである。ずっつ、ウソはつきたくないなあと25年やってきた。ウソのつきかたも覚えてしまったけれど。

厨房メモ フキと練り物の煮付け 

フキが妙にお安い、一束100円である。おでん種を適当 

フキは皮を剥く おでん種は湯通しして油を洗い落とす だし 醤油 砂糖 でことこと煮つける。むろんここにさつま芋を投入するといういつもの手もある。

6月27日(火曜日)

         紫陽花やキライな花の一つ上げ

ザ・マッカランを飲んでみる。シングル・モルトのザ・マッカランの封を切り小振りの冷酒を飲むようなグラスになみなみと注いで飲んでみる。酒飲みでないとわからない。うまい。

ビールを飲んで酔いに任せて人様を罵ったことを思い出す。そうである。罵った。事の発端はどうであれ、罵った相手は女性であった。かねがね不愉快に感じていたことは確かである。罵らないまでも。どこぞかが癌に侵されていて持ち直していた女性である。詩人といっていたが書いた詩をよんだこともないような女性であった。{菊屋}の同人であったから詩は書いていたはずだ。覚えがない。発言に端を発し、 この死に損ない と罵った。この死に損ない ひどい発言である。まだご存命のようだ。なにごとにつけ大袈裟に物事を運ぶ女性であった。

わらび餅売り場のカウンターのガラスを、相方がうっかり持っていたホテルパンの角を当てて親指大ほど欠かす。厚いガラスである。ちょっとやそっとでは全壊はしない。ガラスの破片がどこへ行ったかは問題ではない。ガラスがあることを見えなくて欠かしたことにホッとする。アタクシも同じように当てて欠かした。ここの責任者も欠かした。アタクシの場合は目が衰えてきてぶつけたと確信していた。そうか、やるのだ。相方は四十歳。過ちて欠かすものは欠かす。眼の衰えだけではなかった。ホッとする。明日黄色いテープを貼る。ガラスあります の印である。アタクシは額もぶつけた。

掌サイズの軽い簡単レコーダーがあったことを思い出す。8分しか記録されない。山歩きのメモに最適であった。俳句をメモるのである。むろんケータイもメモることはできるが、いささか操作が面倒になる。簡単軽いレコーダーである。アイワ。昔これで+1とか、−1とかメモっていたのである。カメラの露出を。ごちゃごちゃになって少しも役に立たなかった。今になって甦る。生野菜 うなぎ 豚赤身肉の野菜炒め かぼちゃ煮 納豆 ご飯 ご馳走様でした。

川べりを歩く。7時過ぎは帰り道もまだあたりはほのかに明るい。

パラグライダーに二人乗っている。バンダムという乗り方である。体験入学者の体験である。

厨房メモ 肉豆腐 木綿豆腐 豚こま 糸こんにゃく ネギ サラダ油 だし 砂糖 醤油 みりん 七味 すき焼きをほどこすように豚こまから順に投入していく 仕上げに七味をふりかける。

6月26日(月曜日)

         紫陽花のなかへ紫陽花急ぎ咲き

やうやう、森林インストラクターの更新をすます。先の武豊もあるのだが前後している。

酒飲みでもの凄い失敗談というのはないけれど度は過ぎる。義理の父が酒乱だった。教科書は破く眼鏡は毀す。飲まないとネコの如しであった。それを見ているから案外冷静には呑めるが度はたまに過ぎる。飲酒運転だけはつつしむどころか、やらない。かつてはつつしんで乗っていた。運転席のドアを開け放ち吐きながら走ると言う荒業も一度やった。海水浴の帰りなど、どうせ日焼けでわからないとばかり飲んだまま運転していた。恐ろしくて今は飲んだら乗らない。徹している。出先で酒を出されたらハンカチでくるんでいただいてくる。ウソウソ。

健康ハイランドアイレクスのお仲間の貝取り名人コンドーさんなど、朝昼晩にと飲んでいるらしい。さすがに運転はしてこないようだが先日の真っ昼間、酒屋の前で自転車を止めて缶ビールを飲んでいた。それでもっても体になんの変調もきたしてないようだ。丈夫な人はいる。新幹線に乗るとビールを飲みたくなってくる。サンドイッチなど並べてビールを飲みたくなるのだ。おせんべいの類いは辛かろうが柿の種でもダメである。たぶん口の中が甘くなるのが不愉快に感じるのかもしれない。大福でビールの方がまだいい。やったことはないが。飲み始めると食べない。飲んだり食べたりなど器用な真似ができない。飲むか、食べるかに徹する。このあいだひさしぶりにこれを徹して上品な冷酒のがぶ飲みで意識を失った。優しい婦長さんに介護され部屋まで運んでいただいた。こんな酔い方ならまたやってもいいかなどとよからぬ企みが交錯する。わらび餅売り場の相方二人は飲まない。ご亭主は大酒のみのようだ。

アタクシの母は酒場をやってきて酒はビールのコップ一杯も飲めなかった。酒飲みの脳のMRIを撮るとボケの始まりの外壁と内壁に空間が出来て来るそうだ。アタクシのMRIを診て脳外科の医者は断言した。断言したけど酒はときどき止めても止めてない。母はというと酒も飲まなかったのにボケが始まっている。

厨房メモ ナスの酢味噌和え 

今日のナスは皮を剥いてみる 白味噌 みりん 砂糖 酢 ニンジン 

ナスは皮を剥ぎ水に放つ 白味噌に酢と砂糖とみりんを投入 酢味噌を作る ニンジンはゆでておく ナスを乱切り 中華なべに油を敷き炒めつつどんどん乱切りナスを参加 水を足し蓋をして蒸し煮にする。焦がさないようヘラでかき回す。柔かくなったら酢味噌で和える。

6月25日(日曜日)

        紫陽花やパラグライダー犇きぬ

ときどき深草アキをBGMで流している。秦琴が創作に邪魔をしないのがいい。耳が痒くはなるけれど。それくらいは仕方ない。

うーーん。出かけにしてすでに小雨が降り始めている。合羽は車に常備しているからいいとしても雨か。穂ノ国のこの会って弁当は要らなかったのではないかと思ったがひとまず用意する。確認すると 用意するもの弁当 とある。カップを持参したのは何のときかと考えているうちわからなくなってくる。県民の森まで45分。本番である。何があるか先のことはわからない。少し早めに出るつもりが大したことはない。15分早くなっただけのことだ。本宮山むこうは雨雲がかかっていてまったく見えない。雨かなあ。防水スプレーを鼻をつまんで靴に万遍なく吹きかける。こいつはくさいのである。これまで幾度となく走った151号線をひた走る。途中で見る本宮山の駐車場は雨でも賑わっている。ごくろうさま。

よしなさいと奥さんに言われていたのに一日5回も本宮登山していたHさんはどうしたろう。以前にも雨で転んだらしいが最近もすべった話を風の便りに耳にする。最近登っていないですよ。といった風の便りもあった。風の便りというのはどことなく吹いてきてどことなく信憑性もある。本宮登山ばかりやっていて、とうとう校長先生になれずに教頭のまま定年を迎えた本宮登山家hさんである。雨はよしなさいよ。慣れは身を滅ぼす。

県民の森歩け歩け大会はなんとなくぶらぶらりで無事終了。我が孑孑のオカダさんみたいなオバサンがいらっしゃった。オカダさん同様、山野草にやたら詳しい。タツナミソウもちゃんとオカタツナミソウと振り分けて指差している。ふーーん、あっ晴れ。うーーん、これはササバギンランとちゃいなすなあ、とかがんで覗いていアタクシの頭の上から、それは トンボソウね はーー、そうですね。そうだトンボソウにちがいない。どっちがインストラクターかわからない。なんですか、なんですか、という松崎さんに トンボソウだって。二人で見に戻る。僕の見てるのとちょっとちがいますねえと松崎さん。確かにちょっと本宮山のトンボソウと比べると小振りである。咲いてみないとわからないが。真夏に咲く緑色の山野草である。トンボが羽根をひろげているようで名がつけられた。なににしても油断のならないオバサンである。松崎さんのお子さんには男のこのようなお嬢さんがいたはずなのに連れてないのかとずっと気にかかっていたのが突如判明。付いて来ている女の子がその子ではないか。まるっきり女の子になっている。聞いたらもう男はやめたらしい。

終わりに怪しげな森林気功術を受ける。健康ハイランドアイレクスは時間がなく行きそびれる。夜になって雨が上がっている。梅雨最中。別枠《森林インストラクター》を更新します。

厨房メモ ナスのごま煮 

ナス 白すりごま だし みりん 醤油 塩 

ナスは厚めの輪切り 水に浸してアク抜き 鍋にだしをあたため みりん以下を投入 ナスを加えて落し蓋 火が通ったらそのまま煮詰め白すりごまを加える

6月24日(土曜日)

         店内の 蛍の光 窓を打ち

RAW画像で170枚、1G←182枚撮れるコンパクトフラッシュも途中でFAINに変えねばならないほどのラッシュ。五井山頂上である。上空、仰ぎ見ればざっと数えて10機ほどパラグライダーが舞い始めたのである。西日本は豪雨のさなかぽっかり空いた梅雨の晴れ間、そうか、今日は土曜日なのである。パラグライダーのてんこもり。スタートするランチャー台がひしめき合っているのを見たのは始めてでありました。番犬"空"にサンドイッチの耳を持参。こころなしか"番犬"空もあまりのフライヤーの多さに行き場所もなくじっとしていたような気配。陽にも焼けました。顔がてかてか。腕もてかてか。アタクシも3月まで客商売をやっておりました。賑わいは大繁盛。けっこうなことであります。画像の処理に2時間ほどかかる。えり抜きの50枚ほどを順次アップしていきます。しかしさすがにくたびれる。健康ハイランドアイレクスは風呂だけ。健康を考えて泳ぐのはお休み。もっとも宵闇の時間も迫っていた。

朝から外が賑やかしい。いったい何事ぞと出てみると、そうか学校の廃品回収、積んである古紙の回収にお母さん方が活躍していたのだった。自転車の中学生が、自転車に新聞を積んで運んでいる。どうぞそうしたいい関係がずっと続いていかれますように。火はつけるな。親は殺すな。

どうやら明日も持ちそうな天気図。県民の森。森林インストラクターとしての子供たちとの森歩き。五井山のみなさま、お疲れ様でした。お気を悪くされたフライヤーさんもいらしたでしょう。ヘンな坊主が闖入して。いい関係を保っていただけますことを。

        夏の影カメラマンたる在りどころ

写真もありがとうございました。ホレます。この姿には。

厨房メモ 豚バラ肉と大根のことこと炒め煮 

豚バラ肉 大根 シンプルにしてほかに何もいらない 

豚バラと大根←1cm幅ほどにに切断した大根を鍋で炒める、バラ肉の色が変わってきたら みりん 砂糖 醤油 ひたひたの水 でことこと煮込む。

6月23日(金曜日)

          片蔭を好んで歩む猫もいる

今朝の朝日新聞、ののちゃん には涙ぐんだのだった。ののちゃんもおとーさんも優しいではないか。おとーさん、課長さんだったのか。

4パック計40個のうち6個損傷。玉子である。玉子に縁がない。度々損傷する。落として割る。ぶつけて割る。押し付けて割る。スーパーのレジ袋に問題があるのではなかろうか。ぶら下げやすい。6個は問題である。仕方ないから即刻玉子焼きにする。貧乏性は歳を重ねるほどにめらめらと燃えさかる。玉子など1個でも食してはならぬ食品である。しかしそのまま流しの奈落へと捨てるのをためらう。

森英代、モリハナよさんは水泳のインストラクターである。どっかのデザイナーの名を語っているようだが、モリハナヨさんである。第一にお若い。第二に眼がここぞとばかり意地悪に小さく見開いている。口もとも凛々しい。コーフンするのである。ウソウソ。週一金曜の夜の水泳教室である。なかなか出れない。夜だけについついたびたび忘れるのである。忘れずに今夜は出てみる。お綺麗でお若くて拝見させていただくだけでいいのだけれど、難は理屈が主体の教え方にある。プールに浸っているのでだんだん寒くなってくる。

どうにもおかしくて吹きだしていたのだった。フロントのゆりちゃんの頭である。真上で縛っている。丸い顔がますますまん丸になっている。なによ、とおっしゃるが正直には申し上げれない。ラッキョではないか。

日曜日の天気が気になる。児童と共に森を歩く。九州の大雨はそのまま留まっている気配である。今日など陽が差してきたのだった。住宅の6階の住人に捉まる。住宅のこれからの運営についてあれこれ一方的な問題を語りかけられる。熊った。すべてに寛容で協力は惜しまないが、ここは二人で論議する場ではない。駐車場である。真っ黒いサングラスを掛けているのである。マナコの所在がわからない。大木さんが革命党の新聞をドアに挟んでおきましたから、とプールサイドにて声をかけてくる。ドアですか。どうやら店のドアのようである。めんどくさいからそのまま頷く。やっているかすでにやってないか、見ればわからないか。革命党の大木さんは革命新聞を配っているのだった。TSUTAYAで100円レンタルをやっていた。ちょっと立ち寄り借りてみるがここでますます肩身が狭くなっているのを痛感する。映画は貸すほどある。ここが問題。あるのはDVDばかり。ビデオをさがすことでまず始めなければならないのであった。

厨房メモ と〜ふのつくね 

鶏ひき肉 木綿と〜ふ ネギのみじん切り 玉子 塩コショウ

 と〜ふは水切りする ボールにそのまま崩す ひき肉とネギ以下を混入よく混ぜる だしでこのまま煮てもし。フライパンで焼き付けてもよし 

6月22日(木曜日)

         はるばると来し方見えし夏蓬

配達記録 という郵便物には毎度うんざりされられる。

不在にしていると、待ってましたと言わんばかり持って帰ってしまうのである。取りに行くのも面倒だとほっておくと差出人へ戻されてしまう。NTT西日本から2通の配達記録があった。1通は失せたと思って再発行を願い出た光フレッツ、アタクシのパスワード。もう1通はそれに付随して申し込みのあった五千円の当たる←当たらないモニターに応募しただけのことである。どっちも大した問題ではなかろう。アタクシの光フレッツへの申し込みパスワードを誰かが拾ったとしたところで、何の問題が生じる。もう1通のアンケートを答えるNTTの専用アドレスがどのくらいの重要性を帯びているというのか。こんな郵便物が 重要 とされ、持って帰ってしまうのでわざわざ取りに出向かねばならない。個人情報漏洩の保護というが、なんでもかんでも個人情報というのはいかがなものか。住みにくい世の中になったもんだ。

23日まで保管、としてあるためほっておいた。まだ一日の猶予がある。ついでの用事ということもある。まさか、正直に再発行を願い出たその日のうちに見つけ出したからもう不要であるともいえまい。だいいちこうしてもう繋がっている。問題は解決しているのだ。それなのにああそれなのに、追い討ちをかけるように期日が迫っているから早よーー取りに来い、との郵便局からの出頭命令書が舞い込むのである。ほっといて頂きたい。取りに出向かなかったら規定どおりに返してしまえばよか。そんなことより期日までには取りに出向きまわいね。お節介といえばお節介。親切といえば親切。

取って来ましたです。NTTもこんたら郵便物普通郵便物にして郵便受けにほうりこんでもいいようにして頂きたい。本局に出向けばいつでもブラジル人がパックした郵便物を抱えピーチクパーチクしている。その後ろに並んで待たねばならないのは常のことなのである。

目出度く65歳の誕生日を迎えた。昶さんに遅れること2ヵ月、やうやう年金年齢突入である。こんな日があるのならば、もう少し会社員でいればよかったと悔やむ昨日今日である。たった一つきちんとした会社に勤めたことがあったのだ。ヤマト運輸の社員だったのである。

雨の川べりを歩きながら回想する。あのままヤマト運輸に在籍していたならたぶん豊川には戻らなかったろう。ヤマト運輸の社員として定年を迎えている。そうすると最初の奥さんにも出会わなかった計算になる。愛と蘭の二人の子供もいなかったわけだ。次の奥さんのマリコさんも、24歳からの大事な年齢を無駄にしての12年をアタクシと暮らさずに済んだのだ。思えば罪深いことをしたアタクシである。先のことはわからないが、静かに生きよう。

厨房メモ 豚肉と昆布の炒め煮 

豚肩ロース薄切り 昆布 ホウレン草 ニンジン サラダ油 三温糖←ここがコツ こってり味に仕上がる 醤油 生姜 

材料は食べやすいサイズにカット 混布はあらかじめ水につけておく 鍋にサラダ油 肉をいためる 火が通ったころあいに三温糖を振り混ぜる 混布を漬け汁ごと放り込む このまま煮込む 醤油 生姜を加える まだことこと煮込む こってりした煮物の出来上がり。

6月21日(水曜日)

         片蔭を選んで歩むイヌもをり

辟易させられるのは度も過ぎることだ。

アタクシの横で入ってきた若者が着替えを始めた。お二階へ行く身支度である。たまに白いカッターシャツに折り目の付いたズボンという職場帰りそのまんまというオジサンもいるが普通は着替える。若者が着替えを始めたとたん刺激臭が当たりに拡散した。サロンパスかそれに順ずる貼り薬の臭いである。これがもの凄い。強烈であった。サロンパス液というものがあったら頭から浴びてきたか浸かってきたのではないかと思うほどの刺激臭である。そのうち心なしか眼もちかちかして来たのだった。このごろはモーラスという臭いのない貼り薬もあるでよ、と若者に教えたかったほどである。若者だ、どんな筋肉痛をしたというのだ。何枚貼ってんだ安物のサロンパス。

おっさんがドライヤーで頭を乾かし始めた。とたんにゴミタメが腐ったような臭いが蔓延し始めた。眼はちかちかしないがあまりの臭さに卒倒しそうになっていた。別の日である。風呂に入りに来たのに頭を洗ってないぞ。たまにいると聞くのである。毛が抜けるから頭を洗うのは 週一度にしてんですよーー。 冗談じゃない。はた迷惑である。いいからドライヤーだけは止めてくれないか。

買った椅子の背中が一部分盛り上がっていて座ると背中を押すのである。これがどうにも苦になる。苦になるどころか痛くなるのであった。見るとファスナーが付いている。背宛の部分を外しファスナーを開けて中をさぐってみる。ウレタンかそれに順ずる詰め物がある。剥がして平らにしたのだった。肘掛が付いていて椅子の面積も大きいからと買ったのだが、頭のいい職人が考案したとは到底思えない椅子を買ってしまったのだった。パソコンデスクの椅子にしては五千円もしたのだ。高いぞ。

夜に入っても夏最中である。ウォーキングに工業団地は不適格であることを知る。まずうるさい。夜に至っても解体工場は鉄筋の解体をしている。二階の高さから解体部品を落としているらしい。衝撃音で歩きながらそのたんびに体が縮まる。納期が遅れていたのかまだなにやら工作している工場もある。薬品を使っているのであろう。夜のしじまに薬品のきつい臭いがおびただしく漂う。小ぶりな漆塗りの容器で白波を飲む。本来は汁椀であろうか。なかなか雰囲気がよろしい。落としても割れない。昶さん、飲むのもほどほど。温子さんというやさしいサポーターもいまは居ないのだから。しかしわかっているけど飲んでしまうのもアルコールであるなあ。筋金入りの水屋だと自認していたのに吐くほどのんでしまったこともあるのだから。しかたないか。

生野菜 じゃが芋とシメジ炒め 豚薄切り肩ロースのしゃぶしゃぶ←いえ、湯通しして青じそドレッシングにラー油をかけただけ 南瓜のレモン煮 納豆 ご飯 白ワイン ご馳走様でした。佳音さまありがとう。

厨房メモ 大根おろしの豚肉のせ 

薄切り豚肩ロース 大根おろし 小口切りのネギ 煎りごま 痛風でない方は削り節も

薄切り肉はさっと湯通し水気を切る 大根おろしに乗せる 市販のシソドレ←このまんまでは濃い を酢で薄めてかけるむろんお好み、そのまんまでも。

6月20日(火曜日)

         紫陽花が咲きてバス停あらわるる

バリバリバリッと大音響。バックで車の車庫入れをしていた。狭い。止めてある会社の車に当たらぬようにそろそろとバックで車の車庫入れをしていた。当たらない確認をしてすっと下がった途端である。なななんだ。左のサイドミラーがコンクリートの門柱にあたった音であると知ったのは当たった直後のことである。よくやるのである。これまでも。出っ張っているサイドミラーがときどき眼に入らない。たいていこれまでサイドミラーが畳まれて難なきを得ていたが今朝はちょっと違った。毀れたか。見てみるとサイドミラーのサイドが壊れて下に落ちている。わあ。このあとポリプロピレンがなんであるかを ちょっと 知ることとなる。

カーマに立ち寄りアロンアルファの強力タイプを買う。買ってひとまず健康ハイランドへ。おおよそ二時間ここにいる。接着して二時間もたてばよかろうとくっつけてみるがくっつかない。液は酷暑の最中きらきら光るだけである。見るとポリプロピレンは接着不可と明記してある。割れた部分は硬質プラスチックかと思っていたが、はあ、なんだ。くっつかない。帰りに再度カーマに立ち寄る。どれもポリプロピレンは不可、とある。一つだけアロンアルファで ポリプロピレン可 を見つける。買ってふたたび付け直す。剥がれるが手で押さえていること数分。接着できえたのであった。サイドミラーの材質はポリプロピレンであったのか。ここでネットで検索する。ポリプロピレンがなんであるかわからない。ポリ はギリシア語で たくさん の意味であることを知る。ふーーん。ポリスもか。は、冗談冗談。ついでにポリエチレンテレフタレートを称してペットボトルのペットであることを教わる。ふーーん。ポリプロピレンは自動車部品に使うともある。ふーーーん。サイドミラーを壊して一つ知らないことを知る。まさに金魚の本である。

たぶんくっついたであろうが、走行中剥がれて落下というまさかの不測の事態も考慮しアルミ箔のテープで固定する。完了。やれやれ。

厨房メモ 鶏ムネ肉のフライ 

鶏ムネ肉はささみほどの厚さに削ぎ切る 削ぎ切ったらここでしっかり塩コショウして味を付けておく 小麦粉 卵 パン粉の順に衣を付け揚げる。揚げ油は日清ヘルシーキャノーラ油Eなんか使うとよろしいのではないか。ソースはケチャップにラー油を混ぜる。いくら混ぜても双方赤くてわからない。お好みでマヨネーズなど。

6月19日(月曜日)

          六月の二十二日で六十五

ははは、↑。

緑の募金というのもあるが緑の自衛隊というのもある。演習の帰りなのであろうか、ぞろぞろと自衛隊のジープやらトラックやらが列を何して帰還中である。演習帰りであるから一様にどの車も葉っぱを付けているのであった。葉っぱのネットである。葉っぱのネットでどの車もほっかむりしているのである。森が動いている。一般道路である。異様といえば、異様。見慣れた光景といえば見慣れた光景。何せ町の真ん中に自衛隊の駐屯地がある。アタクシの止めてある駐車場のちょっと先から轟音と共にヘリが飛び立つ。川べりを歩くが川べりの横はフェンスが張られていてフェンスの中は自衛隊の駐屯地である。イラクからの完全撤退が決まったようだ。サクラの樹に黄色いハンカチが長く張られた時期もあった。

葉っぱでくるまれたトラックである。ジープである。おかしいのは茶色という葉っぱはない。迷彩であるから一様に緑っぽい。ここが問題。照葉樹林帯の中だけで戦いが行われるばかりとは限らないのではないか。広葉樹林帯で秋になったらどうする。冬になって落葉したらどうなる。或はイラクのような荒涼たる岩場だけの戦地ということもある。緑の葉っぱではかえって目立つなあ。オアシスと間違えたカモシカなんかが水を求めに走ってきたらどうする。ライオンなんかすっ飛んできたらどうする。キリンも来るぞ。一個中隊が迷彩服の完全武装で小銃を手に歩道を行軍しているのを眼にする。カメラを出そうとは一瞬思うがいささかためらう。撃たれたらどうする。

お昼である。制服のお巡りさんが手に、お弁当であろう、お弁当のビニール袋一つぶら下げ赤信号で停止したアタクシの車の前を横切る。横切っていく先は警察署。歩いて来た先はアピタである。制服のお巡りさんであっても、お昼はお昼である。しかしなんかこう、しまらないなあ。抑止効果があるとはいうものの。

国道の信号に潜んでときおり白バイが待機している。信号無視かスピード違反を監視しているのであろう。白バイも制服もヘルメットもピカピカのお巡りさんである。このあいだ掴まった一台が切符を切られていた。あの飛ばし屋まっちゃんはさすがである。ここを知っていた。飛ばすだけポイントをちゃんと抑えている。移動オービスは振り切れなかったようだけど。いかがされているか。飛ばしてくる車を見ると まっちゃんか と確認する。

健康ハイランドアイレクスはプール。爪マニキュア←男です。の白井さんには閉口する。アタクシのあとをピタリと付いてくるのである。タシロサンがリードしてくれるものだから知らず知らずに長く泳ぐことができて。とおっしゃるが離れて頂きたい。ターンの練習も兼ねているのである。そのたんびにぶつかりはしないが気に病む。あっち行ってよ白井さん。と言えないアタクシが悲しい。ご飯を用意するとコバエが飛来するのである。どこから来るのか。あっちへ行ってよというまえに叩き殺している。コバエ捕獲器というのをどこかで眼にした。買うまでには至らないと無視したが、カーマかな。

厨房メモ アサリとネギの煮びたし 

アサリのむきみ ネギ だし・酒・塩・醤油 フライパンにだし以下を煮立てる ネギを入れる ネギがしんなりしてきたらアサリをくわえて一煮する。煮過ぎないこと。硬くなる。

6月18日(日曜日)

          六月の二十二日は誕生日

パソコンの移動でパソコンデスク周辺の環境を整える。梱包を解いてない椅子を引き出し組み立てる。本箱を一つ横にはべらせる。投げ出した足枕に椅子を一つ設置する。キャスターがあまりに滑るので滑り止めに敷くカーペットも移動する。ベランダ越しに揺れるオオシマザクラの背丈をスケッチで留め置く。10年後のコイツはどのくらいの背丈になる。20年後は。雨の日曜である。そんなこんなで日中の有効時間を消費する。雨も上がってくる。

写真ライフ夏号を買い入選した写真の確認をする。何枚も出していい加減なタイトルをつけるがいつものことなので、どの写真であったか見るまでわからないということもある。そのまま健康ハイランドアイレクスへ。お二階筋トレを済ませ風呂場で頭を剃っていると後ろから突付く人がいる。石鹸が眼に入るので眼が開けられない。なにやら言ってるのだが風呂場で反響してよく聞き取れない。片眼を開けて見るとタナカさんであった。今、本宮山に登ってきたとのこと。雨上がりで滑って滑って、アタクシの背中は突付きやすいのか。今日はお二階でも後ろから背中を突付かれた。元日本海軍通信兵のフジタさんであった。帰りのスーパーで元気なレジの娘さんが もう見れないの? ロンゲ。十年ほど縛っていたのではないだろうか。忘れる。前を走る車の後ろに会社の名前であろう アルナ工機 とある。社長さんそれなりの理由はあるのだろうが アルナ か。あまり頭のいい社長さんとは思えないなあ。一つ組み合わせを間違えたら問題が生じないか。

夕方7時はまだ明るい。川べりを歩く。生野菜←サラダ白菜というのがあった食してみる マグロの刺身 ワカメの酢の物 じゃが芋とニンジン・エリンギ炒め 納豆 ご飯 ご馳走様でした。サッカーの監督というのは何故背広を着ているのか。冬はその上にロングコートを羽織っているのも。

厨房メモ しんじゃがとエリンギ炒め 

しんじゃが エリンギ ニンジン もやし 

じゃが芋 ニンジンは拍子木にカット フライパンに油を引きいためる 塩コショウで調理 仕上げにケチャップを。

6月17日(土曜日)

         梅雨空の下で悲しく三輪車

五本指ソックスについてしばし瞑想する。五本指はなあ、ちょっと、と最後までためらっていたのはマリコであった。いまはどうしてるか。五本指は見た目が悪い。

実はあたくし五本指ソックスの愛用者なんです、と吉永小百合が着物の裾をたくし上げ、履いてる五本指ソックスの足を見せるシーンなどあまり想像したくない。実はあたくしもよ、なんてアタクシの大好きな島津亜矢が五本指足袋などはいていたら卒倒する。

健康ハイランドのストレッチマットである。この頃見かける愛想のいいお嬢さんが体をあれこれ折り曲げている。足元を見たらなんとカラフルな五本指ソックスなのであった。指の一本一本の色が異なっている。カラフルがいい。カラフルであればなんとかヒトの目を壮快にさせる。色の白いのはなんとかを隠すの理である。山道で踏ん張れる、という理由がそもそもの始めであったがアタクシも五本指ソックスの愛用者である。男はいい。何がいいって、春先水虫にやられた。冬の間ついつい五本指から遠ざかっていたのである。賞味期限の切れたような水虫の薬をあわててぬりまくり、忘れていた五本指をはいた。今は見事にうつくしい指に戻っている。五本指ソックスは指の一本一本を独立させる。水虫菌が蔓延しない。早期発見早期治療である。気をつけて周囲を観察してみると、居るわ居るわ、五本指ソックス族。イチローも五本指ソックス族と耳にしたが空耳か。五本指ソックスのまだ褒め称えるべく利点。踵がない。踵がないだけ、親指さえ間違えなければ、一足の五本指ソックスの二度履きが可能である。履いてた踵の部分を足の甲に置けば、循環可能なソックス活用法となる。むろんアタクシはそうしてる。ただ、小指が難儀する。なかなか填まっていただけない。ともするとおや? と小指が余っていたりする。

10時30分より県民の森。集合時間ピタリに到着。皆さんすでにしておそろいであった。メリハリのない歩行は疲労する。そうです。少しくたびれる。最初に見つけた足元の紫っぽい蕾は、オオバジャノヒゲのようである。ヒメヤブランと覚えたが来週咲く頃はっきりする。今泉さんの金蘭と指差したのは、ササバギンランではなかろうか。標高を考え時期を考えても符合する。金蘭の花穂は天頂に固まって伸びる。加えて6月に金蘭はない。しばらく山野草から遠ざかっていた。いきなり出あうととっさに出てこない。下見が終了したころ降雨。キャンプするヒトもいたのであろうか。お尻の張ったお母さんがリアカーで炊事用具を運んでいた。雨が降れば 寒いな。

健康ハイランドにそのまま、帰りは猛烈な睡魔に襲われていた。600バタ・200バック・200ブレ・200フリー・ダウンに15分。45分泳ぎきって睡魔がようよう拡散する。ひとり石井奥様が泳いでいた。久しぶりにお会いする。相変わらずお美しい。水着か眩しい奥様である。これでますます睡魔が拡散する。

工業団地を歩く。水泳を挟んだが今日は歩いてばかりである。工業団地を長靴で歩く。長靴は良い。水溜りをじゃぶじゃぶ歩く。しばし子供の時分に戻った感である。65歳まであと5日。明日は晴れ予報である。久々の本宮山へ行ってみるか。くたびれに、

厨房メモ 鶏肉としらたきの煮物 

鶏もも肉 しらたき 厚揚げ 

鶏肉は一口大にカット しらたきは下茹でしてからカット 厚揚げは熱湯を掛けて油抜き←これがコツ 鍋に水・醤油・みりん・砂糖・中華味 で煮込む

6月16日(金曜日)

      サーバーが見つかりませんと梅雨の夜半

アサヒネットから申し込み、NTT西日本からも申し込んだという重なったトラブルがいきなり繋いであった回線を切るという処置をされたようだ。なににしてもNTT西日本が指示を出した。どうもよくわからないのがネットの仕組みである。それまで五月から繋いでいたのはどういうことなのよ。とアタクシは此の辺を問いたい。繋いだのはだれよ。フン!!

夕方 本人確認 の電話が入り繋がる。本人確認というのはまた厄介なもので妻でもダメであるし子供でもダメである。当たり前だが本人ではない。いいじゃない家族だからという理由も通らない。さみしい世の仕組みになったものである。ついでにパソコンの引越しをしたのだった。中身ではない、本体そのものの引越しである。10mのランケーブルを買ってきた。壁に開けてある電話線の穴からせっせと10mを引っ張ったのである。やはりベランダの明るい場所のほうが健康的ではないかというのが理由である。端末はこわくて動かせない。ランケーブルを引けばよいと思い至ったのだ。外付けCD-RW MO←このごろこいつの出番はあまりない。ミノルタのフィルム・スキャナー 外したり填めたり。やっかいなこと。このため夜の水泳教室は出れず。こんなこともあろうかと昼間のうちにみっちり筋トレに励んだのだった。タシロサーン、ケータイ鳴ってたよ 可愛い顔をしてて五月蠅いのである。フロントのU子は。マナーモードにしておいてというのであった。フン!!生野菜 ヒレカツ ワカメ ホワイトシチュー 工業団地を歩く。食しすぎでお腹が重く動けない。無灯火の自転車が脇をすり抜ける。ブラジル人である。コイツラはフントにマナーが悪い。皆とは言わないが知る限りフントである。住宅にもブラジルはいるが、カラス避けに張ったネットの上へポンポンとゴミを投げ捨てていく。

あしたは県民の森、25日の下見である。おかげで連休が取れた。わらびモチ売りも会社組織である。有休という選択もあるのだった。三っ日留守をしました。帰って来ましたのでどうぞよろしうに。

厨房メモ 手作りシウマイ 

豚ひき肉 鳥ひき肉←同量 タマネギ ニンジン 干ししいたけ 

干ししいたけはあらかじめ戻しておく タマネギを炒める もどして柔らかくなったしいたけを細かくカット ニンジンは茹でる 以上をこねる 丸める シウマイの皮で包む 蒸す。面倒なら皮で包まない 丸めた状態で蒸す。コツは二種類のひき肉を使うこと。

6月14日(水曜日)

        まっいっかしばし待機の梅雨休み

ID番号とパスワードがあったようだ。そんなのあったの? NTT西日本のサポートセンターである。この書類A4一枚が見つからない。みつからないからログインできない。たぶんできても根は深いのではないか。こっち側の問題ではないかとうすうす感じ取る。パスワードの再発行は3日かかる。しばらく休憩。アップできない日記を更新していくのもやるせない。だんだんどうでもよくなってくる。もともとホームページなど持ってなかったのだ。持ってなかった前に戻ればいいこと。しばらくさようなら。

6月13日(火曜日)

         水田に鷺舞い降りて夏ぞ来る

サーバーに繋がらない。ちょっと事件である。熊った。ひとまず日記の更新だけはしませう。人のお名前について考える。どうしても名前を思い出せない人が二人いらっしゃる。お一人はほぼ毎日顔を合わす健康ハイランドアイレクスのお仲間。一度競技のリレーで組むことになってお名前を確認した。ヘンなものでずっと顔を合わせて会話を交わしているのに、ところで お名前は とは聞けない。やれやれと安堵したのもつかの間、リレーを終えたら忘れていた。もう一方は店の古いお客である。彦坂商店でときどき出あう。親しげに話しかけては下さるのだがお名前が出てこない。今日更衣室で大声で話している人がいた。二村さんと滝沢さんがまだいらっしゃいますよ アタクシに話しかけているのではない。そうか、二村さんと滝沢さんだ。不明なお二人の名がくっつく。問題は根が深い。この方、アタクシをタシロさん。タシロさん。と親しげに話しかけては下さるのだが、お名前を存じ上げない。

市役所の介護保健課から封書が来ていた。入所した母親の書類かと封を切ってたしかめると、思いも掛けないアタクシの保険証であった。介護認定が必要のときはこの保険証が必要とある。高齢者のラインに入った事実をしみじみ確認する。運転免許証の書き換えも来ている。こちらのほうの高齢者講習年齢は70歳であった。まだ先であるやれやれ。と思うホッとするこのまだ先がすぐやって来たりするのだ。5年一括りが4回あれば二十年である。しかし、20年はさすがに永いな。ちょっと安心する。

100均←100円ショップ で思いがけない発見をする。ずっとさがしていた物がひょいと掛けてあったのだった。商品名「物干しさおカバー」汚れてきた竿のリフレッシュ用品である。つまりコンドームのごとく竿にポリ塩化ビニールをかぶせる。このコンドームは長い。被せたらその上から熱湯を掛けるのである。塩化ビニールは縮んで竿にフィットし新しく竿がよみがえる。もの凄く単純な製品であるが、家庭用品売り場目につくたび探したのだがこれまでなかったのである。100円の感動を味わう。

夕方七時はまだ明るい。生野菜 鶏の軟骨とシメジ炒め 蛸のチヂミ←昨日のものこれが多かった 納豆 ご飯 ホッピー ←ホッピーに焼酎を混ぜて飲む 工業団地を歩くも食しすぎで苦しい。なおかつ夕方の七時はまだ稼動している工場もあり車の通行量も激しい。満腹で卒倒しないようにゆっくり歩行する。

厨房メモ 肉団子の甘い辛い煮 

豚挽き肉 みじん切りしたネギ ひね生姜はすりおろす 塩コショウ 以上をボールでこねる 粘りが出てきたらパン粉を少しずつ投入 適度の硬さになったら丸める コンソメと中華味を放り投げた鍋に水を張り白菜なんかも入れてみる ここへ丸めた肉団子を入れてくつくつ煮ふくめる 仕上げに砂糖 醤油 唐辛子などお好みで。サーバーに繋がってない。アップできないのであった。無念。ゴメン。

6月12日(月曜日)

         夕方も咲きます昼ざき月見草

研鑽、である。それぞけ撮ってきた写真を見せあいそれぞれのこの先の生き方を学ぶ。常々心にあることだが、36枚撮りフィルムで一コマ、納得のある写真があればいいのではないか。一枚を見せ合って明日の自分に繋げる。アタクシは風景写真がどうにも苦手である。待てないのだ。自分の弱点も知悉する。なかなかできることではないが、撮れなきゃあっさりあきらめるが肝要。たかが写真と ホントウに 思ったほうがいい。本日は夕刻からアドビ教室。撮ってきたポジフィルムを投影して学習する。

昼神のミズナラの樹ね、コナラといっても本宮山には馬鹿でかく生育したばかデカイコナラの樹がある。一度確認してみたいものだ。なにさ、サッカー、日本負けちゃったじゃない。一点リードして遅い川べりを歩いて帰ってきたら負けていた。川べりが原因か。

売れた一枚である。なにがよかったのだろう。

厨房メモ 焼き油揚げと水菜の和え物 油揚げ 水菜 ごま油 醤油 コショウ いり白ごま フライパンに油揚げを入れ弱火で焼く。ごま油以下は混ぜ合わせる 水菜を食べやすくカット さっと合わせる。

6月11日(日曜日)

       憎らしや紫陽花朝青龍のやうに在り

勇んで←さうでもないか。メイクアップすると静かに雨が降りしきっている。風がないので垂直に降り下りている。住宅は陸の孤島なので雨の中を過ぐる車のタイヤの音が聞こえてこない。夜など外に出て始めて降雨に気づきあわてて傘を取りに戻ったりする。いいような、悪いような。本宮山は諦める。毛が無いから朝シャンも無いけれどシャワーを浴びる。

気づいてはいたがフォルダを作って画像の収納をするとカメラ内部ではフォルダが開かない。撮った画像が再生できない。厄介であるな。朝からこんな作業をする。

雨の中工業団地を歩く。行くまでの途中にかつて住んでいた借家の横を通過する。帰ればマリコがいて大きな犬がいた。毎日大して変わりばえのない生活を余儀なくしていた夫婦と大きなイヌ一匹の暮らしがあった。ここを通過するたびにここで住んでいた幸福な時間を思い浮かべる。と同時に旅立ちを思考していたマリコの煩悶を憐憫に思う。歩きながら樹木の学習をした。ヒノキとサワラの違い、ブナとイヌブナの違い、ムクノキとエノキの違い、モミとウラジロモミの違い、ナギナタコウジュ、ヨグソミネバリ、ツノハシバミ、ムクロジ、ショウベンノキ、ケンポナシ、テンダイウヤク、呪文のような樹木の名を学習した。タカノツメ三出複葉 コシアブラ掌状複葉。60歳を越えた頭では入りきれない言語ばかりだった。森林の遷移について、撹乱された孔の部分のギャップについて、周囲と異なった種組織やサイズを持つ集団のパッチについて。乾燥した未知の言語の集団を学習した。乾燥した工場のほか何もみるべくものも無い工業団地の道である。

4年の中で工場も生業として遷移している。敷地の四隅に盛り塩が置いてあった工場が消えた。大きくなって移転したか持ちこたえられなくなって離散したか。心情としては前者を選びたい。久しぶりにあかるい工場を見る。どの工場も敷地の隅にドクダミを飼っている。ドクダミは飼いやすいのか。ゆとりのある工場になると紫陽花も飼っている。日曜なので戸は閉ざされ熊も歩いてない。不安げにたたずむ郵便ポストにハガキを投函する。薄呆けたポストである。果たして郵政公社は工業団地内にあるこの薄呆けたポストを把握しているか。集配は正しくされているか。

夕刻ふたたび同じ道を歩く。栗の花がにおってきている。

厨房メモ さつま揚げとさつま芋の煮物 

さつま揚げ さつま芋 砂糖 醤油 塩 

ありあわせの食材である。さつま芋に火が通ったところで火を止める。

6月10日(土曜日)

        クラシックな雨が流れる外は梅雨

蛍を最後に見たのはいつだったか考える。咄嗟には思い浮かばない。この地へ戻って25年余、この間に見ただろうか。考える。昼間から考える。見てない。この地へ帰省してたくさんの蛍を捕らえて阿佐ヶ谷の店へ持って行った記憶は鮮明にある。これが最新の蛍との接見である。30年は昔になるだろうか。蛍特有の青臭いにおいは今も即座によみがえる。そうか、30年余は見てなかったのである。この間、蛍がいなくなったわけではない。蛍は毎年よみがえっている。見る気になって出かければ蛍のよみがえる場所は知っている。ここから15分も走ればある。ただ、気が失せているだけのことだ。蛍のよみがえる夕刻は忙しい。蛍を見てなんなる、という簡単な理由もある。蛍が乱舞する写真。というのも新聞に載る。数年前なら撮る気持ちもそこそこあったろうが、蛍を撮ってむなんなる、という気持ちの方が今は勝っている。もっとも蛍のよみがえる場所が限られていると言う事実は、それだけ蛍がいなくなったという事実にも重なる。アタクシの子供の頃は蛍など、などである。開け放してある窓から部屋へ入ってきたものだった。今は昔。

しかし、図々しいお人もいるものである。電話があったのだ。K谷組OBの写真展がこの金曜から3日間開催されます。どうかいらしてください。会場は近場のアピタである。その前に一言あった。タシロさんの個展にこの間お邪魔いたしました。アタクシは義理と人情に格別に弱い。出かけたのである。写真展ね。到着して驚く。そうか、この催し物か。数年前もしぶしぶ出かけて拝見したことを思い出す。K谷組OBのお祭りであった。苗の即売もやっている。陶器あり書あり絵あり、工作もあり。黒部の太陽←石原裕次郎 なんか片隅で上映している。電話の当人がすっ飛んでくる。あ、この人か。電話の当人の母の写真と言う場所へ案内される。100歳でコイズミジュンイチローからもらったと言う表彰状を指差して見せられる。なるほど写真である。100歳がわるいのではありませんぞ。100歳は立派である。金杯を手にして見せてくださる。アタクシも日本国政府から頂いた金杯がある。戦没した父の記念だ。この間の引越しで捨てた。ひいおじいさんという方の肖像画を見せてくださる。克明な肖像画である。眼を剥いている。早く忘れないと夢に出てきそうである。肖像画は少しも悪うございませんぞ。予期せぬ方向へと進路を歩まされるのが理不尽なのである。田代由紀子さんという同じ性の方の木工作品がある。田代さんか、どのようなお方かお顔を見てみたいものだと思う瞬間OB展であったことがよみがえる。そくさくと会場を後にする。このごろなににもましての無駄な時間を費やしたという後悔の念と共に。覚えておきます。来年からは騙されませんぞ。100歳のお母さんにあられてはどうぞお達者であられますことを。

健康ハイランドはプール。45分←バタフライ・バック・ブレスト・クロール  泳ぎこむと1.2キロ減量するのであった。入る前と上がった直後計量する。肉が減るわけではない。1.2キロ分の汗が出ているのである。すさまじいものだ。ひとまずアタクシの年齢でアタクシと同じメニューをこなす人はまだ出てこない。

生野菜 餃子←むろん手製である マグロの刺身 かぼちゃ煮 納豆 ご飯 じゃが芋のスープを作りしもここまでいかず 甲州ワイン白2杯 ご馳走様でした。工業団地を歩く。小雨が顔にはらりとかかる。

三河の風カレンダーから ↓ 5.6月。

厨房メモ 豚のシャブシャブ風サラダ 

豚しゃぶ肉 生野菜・あるものでけっこう ワカメ必須 

ドレッシングは バナナ酢←バナナ100g 氷砂糖100g リンゴ酢・普通の酢でも可200CC ガラスの容器に入れて50秒チンする 翌日から使える 常温保存 これをかける 壮快 曰く 毎朝バナナの如しお通じがある ホントでです。実証済み。

6月9日(金曜日)

        梅雨に入り宣言直下の晴れ曜日

不在住証明願い という書式があったのだった。妙なものである。つまりアタクシの住んでいる住所に 清水昶 なる生物は確かに住民登録されてないと市長のハンコを押してもらうのである。何のためにこげんなもの必要なの? つまりアタクシが25年も前、武夫を武男にしたら金持ちになると細木占いされて素直に武男で通帳を作ったのだ。これが今になって災いする。武男が正しいのであるから武夫さんでは通帳の再発行はまかりならぬと郵政公社お上は判決を下したのであった。武男なる物体は架空の物体で正しいのは武夫のアタクシであると、本人が申し立てているのであるから良いではないかとお白州で白状しても頑として受け入れない。それで武男なる生物はこの住居に住民登録されてないと証明してもらうしかなかったのである。あーーやっかいだ。やっかいだ。郵政公社もゆーずーが効かないのである。こんなことで役所郵便局と行ったり来たりする。クマガイサン←担当の公社職員である。あのね、名前変えて通帳作ったんですけどね、お金は出て行く一方ちっとも裕福にはなりませんでしたよ。とささやいたら、真面目に眼を据えて、それは結果論ですからねえ。クリーニングのオバハンといい、どいつもこいつもジョークの解せない奴等ばかりである。

はあ、男 がねえ、お名前の男がちがうんですねえ、と素っ頓狂な声を出して役所の職員。これっくらいのことでねえ、ちかごろはホントに厄介になりました。よくあるんです。親睦会という名で通帳作って不在住証明取りにいらっしゃる方、増えました。ヤな世の中です。役人も時にこうしたくだけた会話も必要であると言うことだ。

画家・上田央さんにお会いしに行く。上田さんの画とアタクシの拙い俳句とのコラボレーションの打ち合わせである。折半でいきましょうと申し出られる。なんのことやらと思ったら、作品は半分ずつ分けましょうといってくださったのであった。アタシャそんな器ではない。鄭重に申し出はお断りして 俳句は提供させていただきますということで無理やり決着。一万五千円の値をつけた6つ切り大のスケッチが12枚完売しているのである。油絵はと見ると8万円あれこれと売れている。アタクシの駆け出しの俳句など過大評価しすぎである。一緒に評価できますかいな。詩ならそこそこ張り合うキャリアはあるけれど。通帳の 男 をいじったのが今になって効いてきたか。たのしい仕事になりそうな気配を感じる梅雨の晴れ間であった。

生野菜 マグロの刺身 エリンギたっぷりの焼きそば はんぺん焼き 納豆 ご飯少々 杏露酒炭酸割り ご馳走様でした。工業団地を歩く。川べりはともすると無灯火の自転車がかたわらを無言で駆け抜けていく。そのたびに心臓へ負担がかかるのである。環境は最適なのだが状況に不適切であることを知る。工業団地は道は広い。ともすればも たぶん ない。なにより夜である。車の通行が無い。

未知の方への補足。パラはこうして飛び立つ。基本姿勢はこのまま下へと浮遊しながら降りていくのであるが、パイロットの資格を収得したフライヤーは上空の雲を捕まえる。雲の下は上昇気流←サマールが発生していてぐいぐい雲へと引き上げられていくことになる。点となって見えなくなることもしばしばである。そのまま他府県へ飛翔することもできる。むろんここへは帰っては来れない。着地した地点へとお仲間は迎えに地上を車で走ることになる。クロカンとこれをいう。飛行距離をどれだけ伸ばすか。体調は完璧にあれ。生理的要求。大は困難ではないか。両手は舵取りで離せない。小はどうする。ダイバーと同じのようだ。そのままする。てもどこ見てるのだろう。

厨房メモ ニギスの天ぷら 

キスに似ていて非なる魚。キスに似てる よってニギスである。旬は今。サンヨネに行きましょう。開いて処理したもの6枚180円。3枚食せば腹いっぱい。付け合せにありあわせの食材 ニンジン ごぼう←冷蔵庫野菜室で充分保管できます さつま芋など 南瓜もありか。

6月8日(木曜日)

      キンギカクァ絡マリテ咲ケ雨ノ日ニ

玄関のドアを開けると幽かだが男の汗のよじれた臭いが鼻腔を突く。森の熊か。獣の臭いである。苦になる臭いである。さがすと数々あるキャップからそこはかとなくにじみ出る悪臭であった。端から被っては端から重ねてある。まっ白いキャップなど汗染みができている。そのことごとくをワイドハイターで吹きつけ洗濯機へ放り込む。夕方梅雨入りの発表があった。

昨日のクリーニング店のオバハンである。冬のコート2着をカウンターに置いた。仕上がりは急ぎませんか、冬のコートである。急いだって仕方がない。急いだら急いで冬が来てしまう。来る冬まで待ちますよ。とお答えたら、真剣な面持ちで入力する画面を凝視しつつ、そんなには困ります ジョークの効かないオバハンなのであった。このごろこうした手合いは稀である。ミスの無いようにと仕事熱心なのはいい。熱心さの中にほんのひとにぎり ゆとり という心の幅があってもよかろう。あるべく心に幅という理念を持つことは明日の豊かさに繋がる。オバハンにかようなことは申しません。

上田央先生から伝言が入っていた。会場にいるから遊びに来ませんか。先日孑孑のバックナンバーをお送りしたのだ。5人展の会場へ持ってきて読んでくださっているらしい。今日は予定を決めていた。汗臭いキャップのお洗濯である。ウソウソ、それはない。その孑孑連載の酒場日記を書かねばならない。原稿は既に集まっている。常にアタクシが最後になる。健康ハイランドが休館日の空いた時間に少しでもこなせねば。上田先生へは明日お伺いする。

その明日、郵便局からお呼びがかかる。再発行を申し出た通帳の名義が違っているというのだった。わかっている。武夫が武男として届け出た。不審だという申し出である。不審でもなんでもない。25年前のこのとき どなたかが武男にすると運が開けると申し出た。素直にしたがったまでだ。どうでもよくなって途中で訂正したが原本に訂正がないのだそうな。本人確認を本人が役所まで出向き書類を作らねばならない。人を信じろと道徳では教えてないか。いつの間にか人を人として信じないヤな世の中になっている。厄介な世の中にしたのはだれだ。振り込めか。この頃は印鑑一つでその場で通帳が作れたが、今は本人確認がないと作ってはくれない。前の前の妻名義の通帳が一杯になってしまった。預金などしていない。癌保険の引き落としがあるだけだ。前の前の妻の本人確認が欲しいと申し渡される。そんなことできますかいな。フントに住みにくい世の中になったものである。勝新の座頭市が見たくなった。

生野菜←キャベツ・ニンジン・レタス・ミズナ・オニオンスライス・バナナ酢 ニギスの天ぷら ワカメの一杯酢 シメジとエリンギの炒め物 シーチキンじゃが←一昨日くらいのものかチンする 納豆 ご飯 ご馳走様でした。雨が顔にかかる。傘を差して川べりを歩く。雨に濡れるということがキライなのである。ちよっとでもイヤである。この頃の高校生は雨の中傘を閉じて歩いている。ファッションなのであろうか。

知らない方へのご案内。パラは山の上に見える巨大アンテナ付近から飛び立つ。飛び立った一機がパラの中、アンテナの横に小さく見えるオレンジ色だ。そしてここへこのように着地する。むろんこの地点はクラブのスカイトライが整地し草刈をしている。左手奥に水色の購入したばかりの草刈マシーンが見える。パラの傘の中心部へもう一機パラを写しこむという素早いカメラワークがものをいった瞬間である。こうした撮りかたが許されるのも校長のオオノさんのご厚情があってのことである。勝手に入ったらどやされる。 

厨房メモ フキと鶏もも肉のさつま芋炊き合わせ 

フキ←剥きましょう爪を黒くして 葉っぱは煮詰めて箸安めに佃煮にしましょう 鶏もも肉は適当にカット さつま芋は虎剥き  がんもどき にんじんなど 砂糖 など調味料 市販のつゆ出しを用意しておくと楽チン 以上をひたすらことこと煮ます、ただしさつま芋だけは後から参入 でないと煮崩れます。

6月7日(水曜日)

         見上げればパラグライダー梅雨真近か

TSUTAYAが百円レンタルの旗を出している。借りましょうかと思ううち帰りには忘れている。忘れていい、先日ダビングしたビデオの数本もまだ見てない。

五井山に寄る。のどかにパラグライダーが舞っている。のどか、というのは下から見上げている立場から言えることだ。風は急変する。けっこう難儀に舞っていたことを後で知る。風だけが頼りの飛行である。無ければ困るしありすぎても飛べない。頂上ランチャー台の吹流しが新調されていた。パラ自体が吹き流されたり暴れたりもするようだ。神様呼んじゃいました というのが可笑しい。神様助けて 神様はけっこうあちこちに出没しているようだ。今日は五井山に来ていた。お邪魔にならないように写真を撮らせていただく。アイドル犬 空(くう)が出迎えてくれた。もっとも人なつっこいイヌだからだれかれとなく出迎えているのかもしれない。出迎えていれば何か食い物にありつく。頭のいい犬である。校長のパラグライダーのショップが火事を出し2階が焦げたらしい。ここで問題提起。119番通報で消防車が処理に当たるが、出動費用の請求が後から来るかどうか。水代は請求されるみたい。えーー、水代ねー。そりゃ水は使うけどあれって使った分だけ支払うのですか。踏んだり蹴ったり水掛けたり。校長がダンデム(二人飛行)で飛んで風が強くなり以降は取りやめ。みなこさん←インストラクターである。の髪が綺麗にカールしていたのを見つけ、すわっていらっしゃる後ろ姿から竹島を入れて飛んでいるパラを素早く一枚スケッチ。

下りてそのまま健康ハイランドアイレクス。4時半である。うなぎ泳ぎのまつやまさんといとうさんがいらっしゃる。4時半メンバーである。明日は休館日。600バタ200バック200ブレ200クロール。30分で仕上げる。プールは風加減に左右されない。ただ、下手くそ 失礼 下手くそブレ←平泳ぎがコワイ。足を思いっきり開脚する。すれ違いに気をつけないとわき腹にその足で蹴りを入れられる。平泳ぎのキックは体の真後ろに蹴るのが正しい。下手くそはこれが出来ない。下手くそ海泳ぎに終始する。途中からその下手くそに注意しつつ泳ぎ終える。パラの降りるミカン畑と同じである。危険は常にどこにでも待ち構えている。

バナナ酢をたっぷり掛けた生野菜 カルボナーラ少々 鶏もも肉とシメジミズナ炒め 南瓜のレモン煮 納豆 発泡酒 ご馳走様でした。川べりを歩く。川べりを大手を振ってひたすら歩く。食した分だけこなせねばとひたすら歩く。暗い夜道を女子高生がブンブン自転車を飛ばして追い抜いていく。梅雨入り真近か。

みなこさん、宴会ですか。喜んで。 

厨房メモ スパゲティ・カルボナーラ 

スパゲティ ベーコンまたはハム←冷凍しておくといつでも使える 卵2個 パルメザンチーズ 生クリーム←105円のホイップクリームでよろしい 塩コショウ 

ここは大盛り二人分 なにせ生クリームが一箱使用のため スパゲティを時間通り茹でる 茹でつつボールに生クリーム卵パルメザンを混ぜ合わせておく ベーコンを炒める 茹で上がったスパゲティをベーコンに絡めてそのまま素早く生クリームのボールへ入れて熱々をかき回す どろりと仕上げれれは成功 どろりといかなくたいてい失敗する。

6月6日(火曜日)

          宵闇が迫りて蛍目を覚まし

モノを紛失するということについて時々考える。

電源線の紛失は記憶に新しい。電源線はカーテンを束ねて留め置くフックに掛けて在りしを発見、安堵にいたる。昨日今日悩みしは、中身は空っぽであるが今後豊かになっていく予定の郵政公社の預金通帳である。昨日は真剣にさがしまくり、今日はあきらめてちょっとさがす。見つからない。二台ある冷蔵庫の中までさがすが見つからない。くまった。森の熊である。空っぽの郵政公社の預金通帳は今後、年金が振り込まれる予定に定めた預金通帳である。カードがあるから通帳など無くともよかろうが、あるほうが生活には正しい。問題は根が深い。忘れてはならじと、通帳の表紙に描いた数字があったのだ。暗証番号である。ふつうこうした思考は選ばない。もうすこしヒトとしての正しくあるべき選択肢を考える。アタクシは確実な方法を選択した。見てわかる。見て安心する。見て確認できる。こんな確実な方法が二つとあろうかや。通帳を紛失するとは予想だにせず。くまった。拾われたらどうする。

困惑しつつ郵政公社に出向く。根は深かったが、問題は簡潔に処理される。通帳の再発行と暗証番号の変更である。当節は暗証番号ごとき、毎日でも変えられる。知らぬ間にシステムが簡素化されていた。現在の暗証番号を入力し新しい暗証番号を叩き確定すれば済む。ふーーん。暗証番号は安全のためときどき変えてくださいまし、ましはなかったか。と但し書きまで画面にある。ふーーん。本日は係りの人が出現し操作方法を示唆してくれた。番号を入力するたびに慌てて後ろを向く。このあわてて後ろを向く、という公社職員の真面目な姿勢がたまらなく可笑しかった梅雨入り真近の午後である。血眼になってさがしまくっていた昨夜の苦労はなんだったんだ。

能トレのために朝食を思い出す。バナナ 南瓜のレモン煮 焼きそば←昨夜取り分けしもの カレー←小分けして冷凍してある突如カレーになったのである 朝からか 突如というものは常にさうしたものだ ご飯少々 ホットミルクにインスタントのコーヒーを溶かす ご馳走様でした。健康ハイランドは筋トレ。今日は自転車ですかと緒方さん。自転車で郵政公社本局に立ち寄りそのまま筋トレに来たのであった。65歳16日前はいたって元気である。物忘れが顕著のほかは。テレビ森昌子をちょっと見る。見るたびに泣いている。もともと悲しい顔をしている森昌子である。

        大根の甘さ辛さよ人の世よ

厨房メモ いり鶏 

鶏もも肉 ニンジン レンコン ごま油 酒 水 砂糖 塩 醤油 みりん 

材料を食べやすくカット まずごま油でもも肉を炒める 焼き色が付いたらニンジン レンコンを参入 ちよっとゆすり油がなじんできたら 酒以下の調味料を加算 煮汁がなくなるまで煮込む 

6月5日(月曜日)

              半袖になりて自転車初夏の風

椿事が生じる。走行距離15万キロを越える車である。あれこれとずいぶん手を掛けている。開けた窓が下がらなかったら、という事態も考えた。いまのところそれはない。ドアがある日開かなくなったら。とここまでは思いも付かなかった。災難は降って湧く。運転席のドアが開かなくなったのだ。叩けど引っかけどダメである。助手席から進入する。ベンチシートでないのが災いする。けっこう難儀である。このまま難儀は続けられない。だいいち不審である。おっさん、なにしてんねん。かかりつけの工場に立ち寄る。餅屋は餅屋を習う。見る間にキーのある部分を解体し原因を突き止める。バネが折れていた。37年車に乗っている。キーのある部分のメカニズムを始めて知る。折れた部分を引っ張って引っかけをつくり完了。一周りりバネが短くなって無理してますいずれもう一度毀れます、と宣言される。こんなところやわに作るな、とトヨタに申し上げたい。一時間で作業は終えたのだった。かかりつけというのはありがたい。バネ一本の発注というのは出来ないそうだ。次はキーの部分そっくり取り替えるしかない。次がいつ来るかむろんわからない。

走行する前の道路になにやらヒラヒラしたものがある。ビニールテープかなんかが飛ばされていたのかと思ったら、蛇であった。道路を横切っているのだ。デカイ青大将であった。このあたりはけっこう民家に蛇が侵入する。蝙蝠が2度、というのがあった。我が家である。電気を消すと部屋の中を飛び交い始めるのである。神社のそばの家であった。

タシロサン、やせましたか? うなぎ泳ぎのマツヤマさんはいい人である。一時期より6キロは減量してる。減量で効果としては泳ぎが軽くなった。5日ぶりくらいのプールである。気をよくして45分ほど泳いでしまう。年金受給の知らせが来る。続けてハガキでもう一枚来る。何だかよくわからない。今受難の社会保険事務所に出向く。年金の受給率が下がった知らせなのだそうである。2千億円ですか、この騒ぎで儲けた村上ファンド。アタシャ国民年金で右往左往している。

綺麗なおかあさんじゃないの、新聞の写真。このやろーとか、テメエ、写すなよーとか、言ってたよ。能代子殺しの事件である。朝のわらびもち売り場での相方との会話である。

       隠れてもなお咲きたがるサツキかな

厨房メモ 鶏もも肉のやわらか照り焼き 

鶏もも肉 ホウレン草 生姜 砂糖 醤油 サラダ油少々 

生姜以下のタレを作り鶏もも肉を30分ほど漬け込む。オーブンがあれば200度15分焼く。なければキッチンの魚焼き場所でよし。火が通るまで焼く。取り出したら氷水を用意して急速冷却する キッチンペパーで水気をぬぐい削ぎきりして先ほどのタレを暖めかける。これはやわらかい。氷水ですぐ冷やすことが肉をやわらかくするるお試しを。ホウレン草は茹でて下にでも敷いたらどうか。

6月4日(日曜日)

         どくだみや住民総出の草むしり

身長が2ミリ伸びて体重が61kを始めて割った。快挙である。尿の中に血が混じってますとしばらく留め置かれたのはアタクシの前の小太りの男性である。去年もじゃないですか。どうやら去年から続いているようだ。ヒトのことだからどうでもいいが、コイツが汗臭い。汗が縒れているのである。朝の8時半である。夜勤明けか。この先コイツと行程がずっと一緒になるのである。いささかうんざりして椅子を離しスズメのさえずりを聞く。どうぞそのまま病気が進行してもうここへはいらっしゃるな。汗臭い男。不愉快である。

あろうことか今年の人間ドックの会場は本宮登山の入り口である。1時間で済んだが登るわけにも行くまい。下剤を飲んだ。そのうち効いてくる。平地に住んでいなければ面倒な一日になっている。一昨年はたしかイベントおいでん祭の当日であった。アタクシはお尻を押さえて写真を撮りまくっていた記憶がある。胃の検査にはいささか参る。よく効いた三日酔いの朝である。しっかり手すりを持ってくださいと言うはずである。いきなり真っ逆さまにしてどうすんねん。アタクシ頭が真下、再びしっかり手すりを持ってくださいと檄が飛ぶ。必死である。放したら頭から落下する。サーカスのオーデションか。検査とは到底思えない。昨日ならここで吐いてるぞ。

水泳も危ないか。水を汚す。お二階筋トレに邁進する。トイレに入りてしばし悩む。温水トイレなのだが、はあ、細かなボタンがたくさんあるが肝心の温水ボタンが失せている。なんだ。あれこれ押してあれこれ迷う。お湯がちっとても出てこない。くまった。森の熊である。熊ったまま終える。二度入る。二度目で気づく。スイッチの蓋を誰かが開けてそのままにしてあったのだ。空調機のリモコンを開けるといろいろややこしい設定が見えてくる。その状況になっていたのであった。蓋を閉めて安心する。安心してターボボタンを押す。結局お腹は夜遅くなっても呼んでくる。よく効く下剤なのであった。やることはない。天気はいいから洗濯をしまくる。

ベランダに出ていたら、子供をかかえてひとみちゃん←独身の頃よく店に顔を出してくれたお嬢さんである あれー、今日どうしたのーー そう、住宅の草むしりの日であった。千円支払って草むしり免除させてもらっている。一緒に飲めると思ってたのにーー。しばらく酒は要りません。光秀が出ている。NHKのドラマを見る。本能寺は来週である。雨が下しる五月かな 

厨房メモ 小松菜と油揚げの煮びたし 小松菜 油揚げ 出し(市販の顆粒状)酒 みりん 砂糖 醤油 塩少々 だし汁をつくりこのなかへカットした小松菜と油揚げを入れて煮る だけのこと。

6月3日(土曜日)

         剪定を済ませて庭師夏来る

二日酔いである。ひどい状態である。仕事はある。起きねばなるまい。起きれない。あの部屋この部屋煌々たるつけっぱなしの電灯。バナナとヨーグルトだけの食事を取る。ここで食するというのが凄い。果たして車の運転が出来るか。わらび餅売りの荷を詰め込みひとまず外に出る。眼が回りそうである。ひとまず車まで。乗ってみる。運転席には上がれる。低速発進。なんとか30分保てば到着する。何か生じたらすぐ停車できるようゆっくり走る。意識が途絶えてくる。まずいなあ。相方にメールを打つ。メールを打つ続け遠ざかりつつある意識をこちら側へ引っ張る。結局自分で運転していて車酔いも加わっていたのだった。帰ってから四時間、横になる。近くの高校で行われていた学園祭の撮影はあきらめる。ひたすら横になる。夕方小倉先生にお礼の電話を入れる。

生野菜 鮭焼き 南瓜のレモン煮 納豆 野菜スープ ご飯 ご馳走様  川べりを歩く。川べりをゆっくり歩く。

明日は人間ドックである。記入用紙の一枚に 生活機能評価チェックリスト というのがある。バスや電車で一人で外出してますか 日用品の買い物をしてますか 預貯金の出し入れをしてますか 階段を手すりや壁を伝わらず昇ってますか 椅子に座った状態から何も掴まらずに立ち上がってますか 15分くらい続けて歩いてますか 転倒に対する不安は大きいですか 二日酔い評価チェックリストと違いますか。幹事だった25歳の後藤さん。↓ よー食してます。アタクシは隣の三恵子婦長さんの手を取りひたすら杯を重ねていた。 

厨房メモ キャベツと油揚げの味噌いため キャベツ 油揚げ 生姜 味噌 ハチミツなんか さっと炒め合わせるだけのことである

6月2日(金曜日)

         不覚にも冷酒焼酎二日酔い

出かける前にアイロンなんかかけるものだからコンセントを抜いたかどうか心配になるのは常のことである。歩きながら考える。抜いてコードをたくし込んだな。戻るわけにはいかない。集合時間に大幅に遅れる。歩きたくて歩いている。

途中で小倉先生からケータイが入る。どこ歩いてるんだ。結局車で拾ってもらったのだった。今日は たしろでん を囲む会。ということだとおっしゃるが囲むなかには存じ上げない先生方が大勢いらっしゃる。ちょっとだけ囲まれて始まった飲み会であった。かたわらで三恵子婦長がしっかりとガードを固めてくださってる。前も後ろも上も横も、上はないか。看護婦さんである。この状況がアタクシをしてアドレナリンを噴出させた。小倉先生はドクターなのにドクターストップがかかっていると、控えめにしたお酒を、空けるでしょう。冷酒である。司牡丹がうまかった。あとは何がなんだかわからない。芋焼酎も廻ってきた。ひたすら飲み続ける。あっちもこっちもの看護婦さんの中に漂っているのである。みんな医者と看護婦よ。ここでひっくりかえってもなんとかなるわよ。と三恵子婦長。なんか食べたような気もしたが、寿司を食さなくてよかった。二次会のカラオケで吐いたのだ。ここでも芋焼酎を飲んだような記憶がある。このあたりになるともう何を飲んでいたのか不明である。部屋は薄暗いしモニターは明るい。不覚にも酔いが廻っていた。その上に不意にやって来た吐き気であった。この前、酒を飲んで吐いたというのは記憶にないくらい昔である。吐いたお客の掃除ばかりやって来た。不覚であった。三恵子婦長と小倉先生に抱えられて部屋に戻る。三恵子婦長ありがとう。情けないアタクシをずっと介抱してくださっていた。むろん、前後不覚、渾沌とした眠りに入る。三恵子婦長が添い寝をしてくださったとしてもわからないまま渾沌とした眠りに入る。司牡丹は美味かった。五月みどりに似た女将も覚えている。小倉先生が、大将←アタクシのことだ。大将あの女将きれいだなあ。アタクシも妙にお綺麗な方だと見ておりました。綺麗な女将でした。我が家からこの店までは4キロある。45分は歩かねばならなかった距離であった。

厨房メモ 厚揚げと茄子の豆板醤 厚揚げ 茄子 ごま油 味噌 砂糖 豆板醤 茄子は乱切り 厚揚げは湯通ししてから一口大にカット フライパンで茄子を蒸し煮 厚揚げ 用意した調味料。

6月1日(木曜日)

      どことなく夏めいてくるリコーダー

口上をあれこれさんざん考えていたのにプログラムを聞いて拍子抜けする。小学校5年生。樹木を見ながら森を駆け抜けることが最優先。あと、見てきた樹木のちょっとした補足をお話くださいませんか。慌てる。担当者の春I井さんに耳打ち。なにやらヘンですが。状況のままお受けします。と申し上げておきましたが。話は後であるか。後となると持参したマツボックリの出番はない。重かったんである。水も1リッター持って116人というから6個も用意してザックにつめてあったのだ。えてして予定は崩される。樹木の補足で講師料頂くのも切ない。子供たちは聞きたくなかったろうが道徳的な森林の話をして責任を果たす。30分話してくれというが、いくら子供でも森を駆け抜けてきた後の炎天下30分はつらかろう。20分くらいで切り上げる。森の中を子供たちと駆け抜ける。いい仕事であった。2時間余、12,960円講師料頂く。ご馳走様。あら、

何度も走っている道なのに顔が違う。弾丸道路のような一直線のバイバスに入れない。どうやら進入を誤ったようだ。まさかの時間の余裕を取っておいてギリギリにセーフであった。講師アタクシ一人である。責任は重い。時間に遅れたらどうすんのよ。ちょっと冷や汗をかく。通学途中の女子高生とあちこちで出あう。なんでだ。日曜なのに。ここでそもそも間違えている。森林の講師に出向くときはまず日曜である。今日が平日であったことを忘れている。どこで間違えたか帰り道で気が付く。毎日わらび餅売りで走っている道なのだ。

おとなしい小学生である。都会ズレがない。娘と別れたときが小学3年生であった。こうしたときどうしても娘と重なる。質問も何もない。一度だけつんつんとわき腹を突付かれた。答え合わせはこれでいいのか、という合図であった。おんなのこである。責任者らしい女の先生に夏のキャンプに来てくれないかとお誘いを受ける。しかるべく申し出をしてくださればとお答えする。先生も都会ズレしてないようだ。帰りにそのまま五井山に寄ってみる。パラが飛ぶという吹流しは上がってなかった。そうか。6月である。どこか涼しげであるか、と感じていたのだが衣替えであったか。通学の自転車。

厨房メモ エリンギとミズナばりばり焼きそば 

焼きそば エリンギ ミズナ 

エリンギは縦に割り箸状に切る ミズナは適当 むろん豚肉でもベーコンでもよろしい たまに無性に焼きそばが食したくなる こんな焼きそばを考えたのだった。