6月30日(木曜日)
グランドに球児影なく蟻が列 とうとう台車を引きづり出したのである。いや、重いのである。毎朝のわらび餅の仕入れが。なんて言ったって餅である。まとまれば結構重い。これまでは車のなかに置いたままでよかったのだが、夏の間は家のなかへと運ばねばならない。放置しておけばわらび餅の芽が出る。眼が出たわらび餅を提供するわけにはいかない。夏期の間は重労働が続く。腕の痛いのはこのせいであると判断。腕がETみたいに長くなるのではないかと懸念していたが、その前にダウンである。 全国的に水不足におちいっている。この時期だけはアタクシの住む町の行政に拍手する。渇水に備えて各学校には地下に貯水槽が設置してあり、常時くみ上げている井戸水の供給が可能なため家庭用飲料水の節水制限はない。腹いっぱいに水は飲むことができるし心置きなく植木の水遣りができるのである。健康ハイランドのプールも節水どこ吹く風である。 お二階で青柳さんと出あいレインボーカップの話になる。えーーー、今日が締め切りですか! 募集要項の貼り紙があるよと聞くが、そんなもの見てない。ついでにきんのうの黒いハイレグ水着のご婦人の話になる。いえ、話にアタクシが引っ張り込む。即座に竹下さんと判明。そう、ご存知であったのであるか。やはり知らぬはアタクシだけか。竹下、竹下と忘れないようにと、竹下通りの竹下さん、竹下登の竹下さんとなんども念じる。よく念じておかないと階段を下りてロッカーを開けたとたん忘れたりするのだ。竹下さんが松下さんになったりして危うい。首相の名前だったなと関連する名まえが吉田茂になっていて、吉田さん、吉田さんになっていたりする危ういのである。途中でトレーニングを中止しフロントに申し込みに行く。これもあとでなんて油断していると忘れて帰ってしまったりする。あれこれ危ういのである。長水路水深2メートル200メートルバタフライ参加費2500円。 帰ったら人間ドックの検診結果が届いている。勇む心で開いてみると、現状維持がちょっと悪いほうに傾いている。アタクシの歳である。どんどん傾いていくのが普通であるか。肝機能はアルコール善しとでている。そうであるか。6月が過ぎていく。 |
6月28日(火曜日)
酒まんじゅう苺だいふく飯田線 真夏である。天皇陛下がサイパンから戻ってきた。騒音オバサンが無罪を主張している。真須美さんには死刑判決が続く。 デリバリヘルスというのが存在している。近くには銀の皿というデリバリ鮨もある。デリバリヘルスはデリヘスである。ゆんべ、ハマザキ社長さんデリヘスをケイタイで呼んだのだ。とにかくお好きである。待つこと30分ほどで登場。前金である。 指名料金何がしと、車代何がしと、デートコース1時間で一万五百円。お勘定は早い。デルヘスのお嬢さんはちょっとお太目ではあるが心地よくチャーミングである。アタクシも欲しいと(ちよっと)そそられるがそうもいくまい。ハマザキ社長さっそくお触りになられる。あ、ダメとデルヘスのお嬢さん。タッチはノーでーーす。いきなりハマザキ社長の顔色が変わる。帰れ! あっ帰ってもいいのですかとお嬢さん笑顔であるがそっけない。そうだろうね、帰れ! と言ったのである。ちょっと小競り合いがある。どうしても触らせない。とうとう社長さんご立腹になられる。売春婦! と突き放したらそのまま外へ出て行ってしまった。この間およそ5分である。なら呼びなさんな、社長さん。ぶち殴ってやるか。アタクシもう刑事部屋に呼ばれるのは厭でございますからと、社長に念を押す。2年前ここで事件を起こしアタクシは参考人で刑事部屋に呼ばれ半日調書を取られたのである。昨日も19歳のデリヘス呼んでお遊びになられた社長さん、どっか毀れてはいませんか。憤然と社長さんも帰られる。 入れ違いに千草さん。月曜なのに遊びに出てきてよいのであるか。程なくお相手の小山田さん。小山田さんはれっきとした所帯持ちである。大人の関係はいいものであるか。かくして妖しいお二人を前に静かに夜は更けて行ったのであった。我が家の換気扇の大掃除、吸い込んだ油が入り口のたたきに落ちているのである。それを済ませ健康ハイランドへ。帰ってきた直後にどうやら夕立があったようだ。堅牢な住居で外で何が起きているのかまったくわからない。今夜はさすがに閑でしょう。 |
6月27日(月曜日)
天にまで昇るか今日の陵霄花 当分日照り続きだそうである。ノウゼンカズラ↑が炎天に猛々しい。電柱に這い上がりフェンスに巻きついてどこまで伸びていくことやら。 ハガキのうっかりプリントをしてしまい、郵便局へ書き損じハガキを交換してもらいに出向く。前回は上下逆さまプリントして50円のイラストまでよごしたがそのまま投函したいきさつもある。今回は取替えに出向いたのである。しっかし対応した局員、縒れた汗臭さは我慢したくないが我慢しよう。いらいらさせられるのは、ミスプリントの部分を一枚一枚確かめつつ数えること往復二回。確かめた10枚をきちんと交互に重ねていくのである。しかるに重ね終わったらその10枚のハガキの数の再確認である。今、二度も数えたじゃないかよ。また数えるんかい。確かにちょっと枚数は多かった。96枚である。100枚に4枚足りないがアタシャ大雑把で結構である。年賀状の書き損じも4枚ついでに加えておいた。あきれることにその4枚を別枠によけているのである。ここはJR西日本か。電車じゃないんだよ。たかがハガキだ。なんだその横によけた理由は。賞味期限が過ぎて交換できないとおっしゃるのか。アタクシの後ろには数人がすでに列を成している。背中の視線が重い。 問題はそのあと勃発した。 局員、ハガキが足りないので取りに行って参りやす だと。参りやす だと。鬼平犯科帖を見てるつもりか。参りやす、だと。その言葉を後に局員奥へ引っ込んでしまったのである。そのまま待つこと数分。来ない。来ない。申し上げておきますが出向いた郵便局はこの町の本丸である。本局だ。いつも日の丸が翩翻と翻っている本局である。ハガキをどこまで取りにいったのだ。まさかコンビニにまでか。待つこと数分、数分と数分で十二分である。来ない。女の局員が血相を変えて飛んできた。なんだ倒れでもしたかあの汗臭い局員。アタシは知らないぞ。何でしょうか。あんねえ、何でしょうかってアタクシが問いたい。ここにいたヒトねえハガキがないってすっ飛んで行ったまま帰ってこないよ。どうしたのさ。まさかまさか、ついでに雲古でも捻っているのとちゃうかいな。そんなことよりハガキの100枚くらい事前に用意できないのであるか。事態がよく把握できてますご様子の女の局員。我に返ったのか、どうぞあそこの椅子にお座りになられてお待ちくだされ。下されだと ここは時代劇の練習場か。下され だと。アタシャね、融資の相談に来たのじゃないのであるよ。ハガキだ。ハガキをおくれ。おくんなさいましね。移っちゃったじゃないでんか。気がきでなかったのである。後ろに長蛇の列。アタシャ何にもワルイ事などしてないのに、犯罪者みたいに後ろから見られている視線を感じていたのであった。午後の郵便局である。 |
6月26日(日曜日)
白波を引き寄せぐいと暑気払い ゆんべの耳子さんにはまだ続きがあるのである。耳子さんに続いて千草さん。お子様二人おられるが週末はご自分の時間と割り切って飲みに歩いておられるようだ。我が家は二度目である。小さなお子さんは実家にお預けになられている。離婚して二年になったとおっしゃってた。二年か。まあなんと続いて 予約席 と一瞬ひるんで塩見さん。同級生である。映画の帰りとのこと。よろしいのか。30代60代60代。むろん60代のお二人は耳子さんと同級生。予約席はカモフラージュ。 あいかわらずひとまずここで耳子さんがあちこちをかき回し始める。少しもじっとしていてくださらない。じっとしていただくには歌わせるしかない。どんどん入れる。絶え間なく曲を入れる。それでも歌の合間合間に耳子さんはやかましい。いえ、けたたましい。64歳の塩見さんも、見慣れてくると中学生の塩見さんの顔になっている。耳子さんだって15年前はお綺麗であった。30歳の千草さんは現役でそれなりに際立っている。千草さんはお強い。瞬くにコロナビールから移行したカクテルを3杯あっという間にお空けになっている。離婚したご亭主とは白波を飲んでいたというのであるから、女性としては普通以上であろう。顔色も変えない。耳子さんはお湯割りに口もつけない。すでにしたたか酔っているのだ。かくして翌日の吉祥山を気にかけつつ、そりゃあ、アタクシも飲みたいですね。 暑い。酷暑である。11時過ぎに吉祥山に入ったのはいいがあまりの暑さと吹き出る汗に中ほどで息切れ。このまま登りきるとあぶない。吉祥山は風がないのである。熱中症にならないか。御身大切と勇気ある決断下山。ホントに死ぬよ。両親の後に小学6年生くらいの男の子が杖をつきながら登ってきた。顔が引きつっている。あっついね、と声を掛けるとうなづく。この男の子はイヤでもここで引き返せない。がんばれと後ろから声を掛ける。本宮登山のベテランがつい最近心筋梗塞でなくなったと健康ランドで大木さんから聞かされる。総登山数1500回くらいのお人のようだ。63歳。年金貰う直前に死んでしまってねえ、と大木さん。過ぎたるは及ばざるが如しは古人の教え。心せねば。楽しくなくちゃやっちゃダメと大木さん。アタクシより一つ上である。夏はこれまでも登らなかったがことさらに暑いまだ6月ではないか。山は秋まで休憩。 |
6月25日(土曜日)
石を投げ水切りをする川遊び 厄介な習性ができてしまった。何時に寝てもひとまず六時に目覚めるのである。濃くなっているであろう血液を薄めるめにここで500mlの水を飲む。慣れればどうってことはない。岡田さんも飲まれた方が良い ですよ。目覚めの水、と就寝時のコップ二杯の水。わらび餅を売り歩く先々脳梗塞でたおられた方が大勢いらっしゃる。アタクシは毎朝その状況を拝見している。朝方は血液が一番濃くどろどろになるそうな。簡単な予防法。水でそれが薄まるのである。ウソのような(たぶん)、ホントの話。 県民の森、余裕を持って現着したのであったが、皆様すでに到着しておられる。参加者は黒のラブラドール一匹、ほか、よくは数えなかったが四家族ほどしかなかったのではなかろうか。なににしても県民の森散策である。子だくさん。これがみんな実にかわいい。子供ってこんなにかわいかったのであろうかと妙に改めての実感。1歳からの参加であるため、散策は遅々として進まず。アタクシが最後尾を受け持つことになる。 途中風穴に曲がる手前の川で子供は水遊びとなる。アタクシもそこで待機。後で岡田さんが タシロサン二日酔いでバテているかとちゃうかいなと思ってましたよーー。警戒してゆんべは飲むのを控えたのであった。花の金曜日。静かな花金であったはずであるが、どやどやどやと馬場ちゃんご一行。時間も遅い。馬場ちゃんすでにお酔いになられている。学級経営の理念でしばらく白熱。アタクシは蚊帳の外。ちょうどよか、とポジの整理を始めていたらヒデキくん。彼とは昼神温泉まで遊びに出かけたことがある。いつの間にか三人の子だくさんになっている。ヒデキくんは律儀であるが馬場ちゃんがご酩酊。白波ロックの三杯目は口付かずそのままお残しになられる。アタクシも少々お付き合い。肝休は二日続いただけであった。 健康ハイランドアイレクスはプール。三十分バッタとフリーでこなす。アタクシも妙にパワフルな准高齢者である。ときどきヘンな自覚がある。 夜にいたり、 わーーー、声が届いたのか、金持ち耳子さんのご来店。アタシャ拝みますです。今日の森林の森散策も 言ってよいのであろうか。無報酬ではない。それだけの仕事で過分なご祝儀をいただく。もう少し仕事しなくてはいけなかったのではなかろうか。ねえ、岡田さん。 明日は吉祥山。 |
6月24日(金曜日)
車椅子押す先々のタチアオイ 外壁の修理をしたのであった。店である。はい、少しお酔いになられた看護婦さんが外に出られて さて、どうやってお壊しになられたのか たぶんお立ちになれずしゃがみ込むときに体当たりしたのであろうかと推測する。お連れの看護婦さんがすまなそうに、 これ と店の中へと持ってらした外壁の一部である。外壁は石膏ボードのようないわばモルタルである。腐ることはないが衝撃には弱い。ずっと風穴が開いてそのままであったのだ。いささかみっともない。ドリルで穴を穿ち割れて剥がれた外壁をネジで留めたのだった。外壁の一部である。壁全体が崩れ落ちたのと、ちゃう。やれやれ。梅雨空がカンカン照りである。たっぷりと汗をかいたのであった。ついでに息絶え絶えに点滅していた蛍光灯も取り替える。 前に停まる車に眼を留めている。日本車ではないなそんなに大きくはないが。ジャック・カー ね。・の位置にトランクの鍵穴があるのだ。車の名まえが分散されている。JAC・CAR であるか。ジャック・カーね、わあ、CはGであった。JAGCAR。ジャガーだ。しばらく追従していた。ふん、隣で走るカローラと変わらないであるか。むろん 持てないひがみである。 健康ハイランドアイレクスはお二階筋トレ。更衣室で鰻屋の松山さんと出あう。昨日は凄かったです。コースに五人入ってました。泳げない。松山さん。ロングのコースにオバサンが浮いてますねえ、あれ参りますねえ、オバサン自覚ないから、このごろそんなオバサン多いです、困りますねえ。松山さんもターンを繰り返し1500くらいこなしているのである。今日は空いてましたですよ。松山さんはトランクスを穿いている。 花の金曜日開店休業である。 |
6月23日(木曜日)
青田燃ゆ傘のひと 酒を←白波であるが、飲まずに無事ゆんべを過ごす。たぶん今夜も飲まずに過ごせそうだ。目覚めの朝の快適なこと。体から邪悪なものが抜け出た気分にもなる。肝休というは聞こえがいいが、40年間アルコールを飲み続けている。いささかくたびれることもあるのだ。こうしたときは思い切って飲むのを休む。ここまで飲んできていると一日ではアルコールは抜け切れない。二日目になってやっと体が軽くなるのを感じるのである。こうした目覚めの朝は雨、へいちゃらである。傘も差さずに駐車場まで歩ける。爽やか という気分は何物にも換えがたい。 500円で社員になりませんかというお誘いが来る。集合住宅である。先日は草取りデーという催しがあってアタクシは1000円のペナルティを支払いサボらせていただけた。時々の集会もあればきちんと回覧板も廻っていらっしゃる。回覧板はいらっしゃるとは言わない。回覧板を持ってお隣がいらっしゃる。今日は500円で社員になりませんかというお誘いであった。社員ですか。なりますなります。アタクシはこれまでの人生において 社員 というカテゴリーの恩恵を受けたことがない。チャンスである。500円だ。200円で寄付ということでもよろしいのですが。いえいえ、500円社員になります。500円を財布から出しつつ 10何ン年前 5千円人 であった飾粽を思い出していた。この5千円人で多くの詩人との知己を得た飾粽である。今日は5百円人である。500円とパンフレットをいただき、日本赤十字社 とある小さなシールをいそいそと、戸口へ貼り付けたアタクシの夕方であった。 健康ランドはプール。群れていたおばさまの間に入り込み泳ぎ始めると、おばさまたちはちりぢりに霧散したのである。三十分をこなす。すでに9月にひかえているレインボーカップへ向けての泳ぎこみである。毎日がトレーニング、一日でもサボると筋肉は萎える。現状をひたすら維持しているのだ。我が家の店の商いにもそれは追従するものがある。おーーい。耳子さんはどうした。 |
6月22日(水曜日)
梅雨空を吊っているかのクレーン車 世の中実に珍妙なことを眼にする。いつか車椅子に乗るご亭主(らしき人)とそれを押す奥様であろう派手な人のことを書いた。段差が来ると、車椅子に乗るご亭主(らしき人)はさっと下りて歩き出す、ということも書いた。二人して喫茶店に入る姿も目撃したと書いた。なんと、今朝のこのお二人は連なって自転車に乗っていたのである。嗚呼。はい、車椅子から降りたご亭主(らしき人)はちゃんと黒い色眼鏡を掛けて。あの車椅子はいったい なんだ。押し方がいささか乱暴ではないかと観察はしていたのだが。ひとさまの事であるがこうも勘ぐりたいなってくる。或はウソの申請が通り障害者手当てでも貰っているのではなかろうか。 健康ハイランドアイレクスのフロントで、 たーしろさん、今日誕生日なんだ。そうである。なんだカード通すとモニターにでるの蟹。そのとたん、パッカパパーンと喇叭が←古いです 鳴り響き、スポットライトが目まぐるしく交叉し、頭上から紙吹雪が散ったのであった。←ウソです。二晩続けての夜更かしである。眠くて眠くて、お二階筋トレは軽くこなしゆったりバス浸り。どうやら今夜は静かに過ごせそうである。 |
6月21日(火曜日)
腰に巻く草刈鎌の初夏払い 早く帰ろうともくろんではいるのだが帰してはくれないのであった。ゆんべである。午前0時にハマザキ社長。何ゆえかゆんべも奥様とご一緒であった。あーあ、閉店の午前2時は確定 の溜息である。 紅茶の美味しい喫茶店、あなたの心をくるくるまわすーーーーーー。午前1時にお二人で歌っておられた柏原芳恵である。 お二人仲がよろしい のとちゃう。 お二人ともやけくそ人生ではないか。このやけくそさは、失礼ながらご夫婦とアタクシの三人だけ知悉している現状である。奥様は社長の金塊だけ、社長は奥様の肉塊だけ。奥様168センチ豊満なボディでアタクシも目の当たりにしてドキドキ彷徨う。失礼、ときどき彷徨う。眼のやり場にである。売り上げ一辺倒の2時間半を勤める。時はまさしく金なり。しっかし時は体を蝕む。休まねば。 看板の続きがある。よっく 見たのである。上に収納部分がある。紙芝居のメカニズムではないか。上から看板を入れ替えているのであった。配電盤が横についていた。しっかし珍しい看板ではあるも、広告塔としてはいささか外れてはいる。看板が入ったり出て行ったり、アタクシ看板の動きに気をとられるばかり、肝心の看板に何のメッセージがかかれてあったのか、桑名 しか 読みとれなかったのである。健康ランドアイレクスはプール。30分をこなし出てくる。 夜は市内の唯一大きな公立病院のドクター。女医さんもご一緒。彩りはお若いナースである。ナースか。アタクシのナースはどこへ行った。賑やかしく色鮮やかしく午前0時少し前にお勘定。お若いナースから お誕生日おめでとう のコール。アタクシである。歳はいくつかの問いかけにこの0時をもって年金年齢にやうやう |
6月20日(月曜日)
無惨やな実の一つだに無きゆすらうめ 立て看板である。信号で停まっていた。何とはなしに毎日見るこの路上わきに立てられている看板に眼が行ったとたん、はあ? 看板にあたかもカーテンが上がるよう板が上へ上がっているのである。出てきた看板に 桑名名物ハマグリ煎餅 とある。そうだなよくは読んではないが、そんな看板であるな。アタクシもまだ頭がうつろであるのか、はあ、陽光風雨で汚れるから夜のうちはシャッターを閉めるように看板にはカバーがかかっているのかと感心したのである。そうか朝なのでシャッターを開けたのか。感心し続け見ているとその看板がまた競りあがっていく。上がっていくにつれまた同じ桑名名物が現れるのであった。はあ? シャッーではないのだ。そうである。感心はしたが夜は閉めるなどという洒落た看板など聞いたことがない。しっかし愉快な看板である。しばらくして信号が変わったので発車するしかなかったが。あーーー、驚いた。車を走らせながら次に考えさせられたのはそのメカニズムである。ただぐるぐる廻っているような感じではなかったぞ。だいいちここは日曜日を外しこの一年と六ヶ月毎日通っているのである。気がついたのが今朝であった。あーーー驚いた。 分別ゴミの日である。新聞、広告、雑誌など括ろうと捜すと括る紐が見当たらない。黄色で派手なビニールの紐である。忙しい朝からこんな紐を捜す時間などないのである。コンチクショウとつぶやきつつ、ぐるぐる広大な部屋を廻ること数分、ついに見つけたのであった。ほんのつまらない場所にあるのを。ついでにたまっていたいただきもののつまらない一部の詩誌もそのまま括る。言ってはなんであるがN○屋から来る詩誌は一部だけ除きすべてつまらない。どうしてであろうか。すべてそのまま封も切らずしてそのまま括る。括られるだけであるからお心当たりの社主の方は心していただきたい。他意も悪気もありません。括るだけである。一仕事終えゴミに出しわらび餅売りに出勤。 健康ハイランドアイレクスはお二階筋トレ。ひととおり三十分こなしオバQのお嬢さんのお歳など聞きだし、←聞いてなんなる。頭を剃ってでくる。ひとまず静かな夜である。一時間早く寝るのを心がけ待機。 |
6月19日(日曜日)
枇杷の成る山懐にして眠る犬 やうやう、やったのであった。俳句航海日誌へのフォントを変えてのアップである。HTMLという打ち方をしたことがない。すべて安直なソフトでの生業である。自分の部屋はなんとでも帰られる。自分の部屋だから。一日またアタクシは進化した。佳音さんありがとうございます。 予定通り吉祥山。コクランを捜す。やはりあの山ほどあったコクランがない。僅かに三株ほど。花はまだ先のようだ。新芽が出ている。釣り人一人。そのまま新城口へ。 これがまたわからないのであった。林道の先に閉じられたゲートがある。ここぞと侵入禁止と大書してあるゲートの傍らをくぐりぬけ、中へと入る。ウツボグサだらけである。こんなにも群生したウツボグサを見たのは始めてであった。しばし感涙。感涙の傍らをごそっとアタクシの手首ほどの青大将が通過する。先はまったくわからない。僅かにヒトの踏み跡があったので林道からその踏み後に侵入する。かなりの勾配である。ここで帰りの道を誤ると 遭難 であるか、としばし緊張してときどき後ろの状況を確認する。黄色いテープを持って来ればよかった。米を落としていくと鳥に食われて道を見失うという前例が昔話にある。フクベかと白いキノコがあるのを見るとなんとゴルフボールであった。前人未踏のこんな場所になんでゴルフボールが。それも樹林下に真新しいゴルフボールである。二つ三つなんてものではないるあそこにも、あらら、あそこにもと到底入っていけない斜面に転がっている。魔人か。こんなところでゴルフなど。この下は新城カントリーがあるのであった。カラスが咥えてくるのであろう。突き進むが前人未踏の山道はとうとう行き止まりになってしまったのであった。あえなく退却。疲れるのである。 夜は小木曾クン、あ、そうかアオヤマ電気さんね。小木曾クンの友達である。後から合流。高いビールを飲ませたくないので違うものを勧める。アオヤマ電気さんはよいである。自営独身だ。小木曾クンにはいささかの温情が入る。三人して(アタクシも入っている)宴たけなわに小木曾クンにケータイが入る。ヨメさんだと出たとたん、わあ!!!!と小木曾クンが椅子から20センチほど飛び上がる。今日は父の日らしい。そうであるな。お子さんが眠い眼をこすりこすり起きているんだってーーー。父の日かーーー。すっとんでお帰りになられた小木曾クンであった。 |
6月18日(土曜日)
数えれば五十円なり枇杷一つ いろいろある。いろいろあってヒトはそのたびに進化する。字が大きいっつうのは いいなあ↑。ゆんべの続きの朝である。起きるのがつろうございました。でも起きました。 小木曽クンというのがちょっと古いお客さんでいる。名まえが珍しいからちょっと古くてちょっと古いブランクが生じていたけど、顔を見た瞬間お名前を思い出していた。給油マンである。イチローのエネオスにいらっしゃる。お客というのはいかなるときも突如の場合がほとんどだ。まったく予測できない。その小木曽クン、勤務がまた元の場所に戻ったという報告でいらしたのであった。律儀である。サイドカーをご注文お飲みになられる。古い当時小木曽クンはバーをやりたかった。アタクシに弟子入りをせがんだほどである。なにやら未来の自分のバーを連想して架空の名刺もいただいたこともある。名刺入れにまだあるであろう。ちょっと古い間にお子さんを二人作られた。人様の履歴はあっという間である。奥様の顔も拝見すれば たぶん 思い出す。今日をきっかけにスタンドを変えたのだ。小木曽クンのスタンドに。それだけのことである。しかし、ヒトの生き死にというものはそんなものではないか。ちょっとした知り合うことで続いていく。小木曽クンは今、店長である。おめでたう。バーなどもうやろうとも思っていないであろう。やらないほうが懸命である。アタクシが言うのである。やらないほうがいい。 健康ランドアイレクスはプール。昨日お二階で社員が接客の講習を受けていたふーーーん。やりますねえ、アイレクスも。社員教育も。ところでゆりちゃんも受けたほうがいいとちゃいますかいな。アタクシがバカにされているのであるか、「なんだ、こんな時間」←ゆりちゃん。大人にはいろいろあるのである。サウナでたっぷり汗を流す。 夜は米山さん。夕方ケータイが入る。何時に開けますか? 米山さんはダイキリ一辺倒である。お友達の遠山さんと一緒である。お友達は日本酒、上善水の如し(白瀧酒造)をお奨め。米山さんはいろいろな意味でアタクシの恩人である。恩人であるが、ちゃんとお勘定はいただく。明日は吉祥山。 |
6月17日(金曜日)
夏つばき日ごと日ごとの散り急ぎ 実際はシャラノキなどそうそう山で見ることはあるまい。ヒメシャラが県民の森の沢沿いに一本あるがこのヒメシャラ、ヒメとはいうものの、あまりに高木すぎておびただしく落下した花を見るしか花を見る手立てはない。花が小さいからヒメというのでありますけどね。 このごろ毎日見ながら通過するものがある。一号線の裏手に建つアパートの、二階の窓辺に干してあるおびただしい洗濯物である。これが凄い。どう想像しても男一人が住んでいるとしか想像できえないたたずまいであるにもかかわらず、シャツからたぶんパンツもあるだろう。またこれらが雑然とよれよれにぶら下がっているのである。驚くのはそれが毎日というのであるからしばし眼を見張るのである。よくぞまあこれほど洗濯物が出るものと不思議よりも唖然としてしまうのである。気をつけて見ていると雨の日も干してある。一度着たものは洗うという習性の人を何人も知ってはいるが、一日に二度着替えるのであろうか。アタクシ、靴下など二日おきであるのにねえ。して気がついたのであるがこの洗濯物にその靴下がない。これだけが目下のところこの洗濯物の不思議の種である。 午前0時をかなり廻ってお客。はまざき社長さんと奥様である。相変わらずシーマは店に横付けである。横付けしすぎて先日看板も毀していただけた。奥様このごろヤフーのオークションに不用品を出品されているようでこれが売れるのだそうな。タダで貰ったフェロガモ、え、なんだかそんな固体名だ。の靴を五千円で売れたと妹と共に大笑いしたそうだ。はまざき社長はパソコン嫌い。そっぽを向いていらっしゃる。長くなるかと観念していたがそれから延々とカラオケが始まりお帰りが午前2時半になる。後片付けをしながら一杯のんだとたんアタシャどっと疲れが襲ってきたのであった。 |
6月16日(木曜日)
鎌を手に老婆信号を渡り切り *鎌は傘の間違い。間違えることにより展開が生じる新しいこころみ わらび餅を売り歩いた後、突如フンがしたくなったのであった。 移動トイレという物象がある。ワゴン車の後ろにコロをつけた台車をつなぎ運ぶのである。わらび餅売りは突如の山間部という設定もある。無論、予期せぬ浜辺もあるだろう。あまり繁華街は売り歩かない。駐車場の確保が昨今困難になったせいもある。しとどに六月の雨であった。傘を差したまま移動簡易トイレに入るには困難である。たぶん我慢ができるという確信もあった。そのまま我が家に戻ったのだ。 ここで異変が起こる。戻る途中お腹がゴロンと鳴ったのがそもそもの始まりであった。故あって移動トイレは切り離し現場においてきていたのである。万事休すである。一刻の猶予もない状態。アタクシは走るに走った。一つだけ赤信号を見落とし突っ切った。アタクシのフンは 待ったなし という状況をしばしば構築する。しばしばは、燕岳(北アルプス・ツバメダケ)の縦走にも体験している。今日がその構築日であった。しっかし待ってもらわねば困る。駐車場へと滑り込み、脱兎 という状況はこうしたものであろうか。走ったのだ。我が家へと、いやさ、我が家のトイレへと。駐車場には玉砂利が敷いてある。けっこう厳かな駐車場なのである。雨に深く濡れた玉砂利を踏み分けアタクシは走った。走った。途中でプチッと緩んだ思いもある。一生一代の不覚であった。緩んだか。やるべくものはやっておくべくである。我が家への到着が一分遅ればせていたならば。あーーー、想像をだにしたくない。 そういえばワルツの駐車場に車を置き、子供を抱きかかえ豊橋の駅へと走ったこともこんなときに思い出している。あの時はなんであったか、肝心の物象が思い起こせない。 閑な店である。実を言うといつ閉めましょうかという心の葛藤も生じている。そのたびにあんな方、こんな人、温かい人のお顔を思い浮かべひとまず明日へとあるべく商いの心を繋いでいるのである。 |
6月15日(水曜日)
空見上げ梅雨前線引いている 久しぶりに書きこんだ日記を消してしまう。ま、よかろう。健康ランドアイレクスはお二階筋トレ。雨のせいかヒトがいない。カツオ君←磯野のネームにあるのだ。も手持ちぶたさかボーとしている。お風呂もアタクシ一人だけである。ま、よかろう。フロントの百合子嬢が それは言わないで! 気にしてるんだから。アタクシ、ホクロが一杯あるのを見つけ たくさんあっていいねえと言っただけである。ときどき可愛くない娘である。 夜は気にかけていたササユリの取り込みとアップ。孑孑はやうやう、昼間のうちに発送できた。お待ちくださっていた方々、ほどなくお届です。 |
6月14日(火曜日)
つかの間の梅雨の晴れ間の大欠伸 今の時節、ちよっと扇風機というものも欲しくなってくる。たくさんの冷たいは、いらない。ちょっと風だけが欲しいのである。引っ越してきてまだ一年経ってない。秋口に越してきたので、引越し先から外して持って来た扇風機はそのまましまいこんであった。 壁掛け扇風機を引きづりだし、はて、とここで当惑する。ガムテープで留め置いた、壁掛け用のフックが失せている。あらかじめフックを留め置きそこへやおら扇風機を差し込む金属製の小物である。肝心のそのフックがない。ガムテープの剥がれた痕跡は残っている。引越しの最中、ガムテープがはがれ紛失したのだ。一年近い前である。探しようがない。念のためもう一台の壁掛け扇を引きづり出すとこちらはしっかり止めてある。ならばこちらというわけにもいかないのである。こちらはホームセンターで買った安物でリモコンがない。あちらはリモコンつきなのである。フックを合わせてみたけれど合わない。ふーーむ。壁掛けのできない壁掛け扇風機ほど壁に掛けてないとだらしなく厄介な物体はない。あちらにくにゃりこちらへくにゃり、そのうちパカンとカバーも外れてくる。しばらく考えていたが考えていたところでないものが出てくることはない。今回の引越しでも不要なものをばっさり捨てつつ要るものも誤ってばっさり捨ててしまった。ホットカーペットのコード。電気鍋の鍋側。メガネも一つ出てこない。くにゃりくにゃりとどうにもならない壁掛け扇風機を前にひとまず腕組みをするしかなかった午後である。 健康ランドアイレクスはプール。火曜日は子供のスクールがない日なので広々としているはずなのであるが、オバちゃんスクールが開校していた。有料のプライベートレッスンである。お兄ちゃんインストラクターに四人のおばちゃまがのしかかっている、いやさ取り囲んでいる。ここからはみ出ることになったふつーおばちゃまがロングコースに押し出されぷかぷしている。万事休すである。プカプカをかいくぐり三十分こなす。オバQ娘がフロントに立っている。ウヰスキーのキーをやってくんろとキーをやらせて出てくる。口がデカイのだ。オバQ娘案外アタクシは気に入っている。 |
6月13日(月曜日)
クレーンの初夏の高さで吊るは何 通りに面した門の横に 通用門 と小さくある。笠原宅である。知る限り通用門のあるお宅はこの界隈、この笠原宅しかアタクシは知らない。当の笠原さん、健康ランドアイレクスにやってくるには通用門ならぬ裏門をひょいとあけ、サンダルでお出ましになる。裏木戸 というのも笠原宅にはある。体は小錦ほどある笠原さんである。 その笠原さんをつかまえて鈴木さんが 今出てった人ヘンでしょう。この水風呂ここまで水を抜いてあちこち水をぶん撒いてそのまま行ってしまうんですよ、もう何とか言ってやらんことには。鈴木さんはどうにも白井さんが←白井さんとおっしゃるのである。がお嫌いのようである。鈴木さんはアタクシにも同意を求めるようにちらりと顔を向けている。正直アタクシにはどうでもよろしいことである。何とか言わにゃ。そうでしょう。矛先を向けられた当の笠原さん水風呂に浸かりながら笑っているだけだ。にこにこにこにこだけである。鈴木さん張り合いがなくなったのかぶつくさ言いつつ出て行かれた。 笠原さんの水風呂は早い。浸かってすぐ出る。ただし笠原さんの後は水風呂の水は半分失せている。笠原さんはいつもにこやかである。アタクシの店にも度々いらしたことがある。 コクヨという木材を扱っていた会社があった。今は手広く食品からマネージメント、コクヨグループという名で事業の拡大を計っている。その一つが健康ランドアイレクスである。退いたが、笠原さんはここの社長さんであった。鈴木さんのぶつくさぶつさ言う声がまだ聞こえる。笠原さんを見て、いつも思うことがある。古人の訓え。金持ち喧嘩せず。金持ちは喧嘩しないのである。 夜は田代教室。田代教室といったところで生徒は今日の新入生を数えて四人である。撮り溜めたポジを持ち寄りスライドにして投影し鑑賞する教室である。田代教室であるからときどきアタクシは注釈を垂れる。方向の修正をさせていただいているのである。軌道修正というのは大事である。修正を怠ったアタクシがここにいる。身にしみている。 ふらりと 塩見雪子 さんがいらした。中学の同級生である。ご主人が植木屋さんであるらしい。植木の水遣りだけで毎日三十分ホースを持っていると笑っておられた。そうですね、喋ったのははじめてであるな。決して美人とは言いがたかったが体の大きな同級生であった。長坂クンの面影を求めていらしたのか、塩見さんであられた。11時に帰られ、目出度く笑う三姉妹を鑑賞する。 |
6月12日(日曜日)
鶯の声轟きぬ森歩く あのーー、と松宮くん。人には聞いてはいけないことがあるということは承知でお聞きするのであるが。←むろん、するのですがと松宮くん。ゆんべである。なんだ、その後のアタクシの女性問題であるかはてまたしかり店の経営状態であるか。隠すものは何もない。あのーーー、なんでビールが千円なんですか。そうか、わが家のビールの設定お値段についてか。このあたりの相場より高いね。ハイと神妙に松宮くん。お答えしましょう。アタクシはとても我儘な店主で、二度と敷居を跨いでいただきたくないお客には、来ていただきたくない、と宣言する代わりに、←そんな宣言はできない。お勘定を高くしてこれまでも対応してきたのである。若干古いお客でそういう手合いがいらっしゃる。其れに順ずる。いいであるか。ビールはわが家の商品で一番売りたくない商品なのである。わかりますか? 注がなきゃならない下手すりゃ注がれる。嵩張る上に仕入れも重たい単価も高い。アタシャ年寄りでそんたらもん下げたくない。できれば置いときたくない商品であるがそうもいきますまい。高いのを納得して飲んでいただくかしからば酒は他に何でもある。何でもあるなかからお選びくださるしかない。こうしたアタクシの無言のメッセージである。松宮くんはうなずいていた。そんな商い有りかという顔をして。 現に 高いな とおっしゃったはまざき社長さんは千円にしてからとたんにぱったり足が遠のいた。奥様もご一緒であられた。慇懃無礼で我儘なはまざき社長を疎ましく遠ざけたわけでは決して 無い。結果がそうなっただけである。はまざき社長さんは山崎も飲まれる。山崎を飲まれればよろしかろう。50歳を越えている痛風になるぞ。要らぬ仏心でもあるがしかるにである。はまざき社長さんは戻られた。今は高いビールを無理に納得承知の上で召し上がっておられる。なんぼなんでも2千円はないな。お客を舐めていると食って掛かってきそうである。ものには妥協と言うバランスがある。これは崩してはならない。商いは信念を貫く。というのがアタクシのバランスをとった姿勢である。というわけで、玲子Drと松宮くんであった。看護婦のももこさんも呼ばれて加わる。 その前に荻山くんも妖しい女性を連れていらしてた。荻山くんは実に3年振りである。えーー、お子さんふたりいらっしゃるの? おひとりでマッチャンもご来店。変わらず晴れやかな顔をなさっている。マッチャンはアルコールが顔に出ないタイプである。バーボンベースのバナナバードを召し上がり、さっとお帰りになられる。そうか、陽子さんとおっしゃるのか、メールを打ったようだメールの返事を見せてくれる。マッチャンの、そうね、ヨメさんになる人であるな。運転手、じゃないよ。ウ・ン・テ・ン・シ。マッチャンようよう仕事に就かれたたうだ。バスの運転士。しばらく路線で後観光にはいると晴れ晴れした顔を見せてくださった。 本日の県民の森散策は、森林インストラクターへ。 |
6月11日(土曜日)
ササユリの咲く山つっと踏み分けて 健康ハイランドのお風呂である。一隅に水風呂というものがしつらえてある。二人は入れない、無理して入れないこともないが、それじゃあ失礼しますと入る人もこれまで眼にしたことはない。 白井さんはとかくこの水風呂を独り占めする傾向がある。出たり入ったり備え付けの水道の水を出しっぱなしは無論のこと、わきにある水道の蛇口を斜め上に向けて勢いよく出した水まで水風呂へと注ぎ込んでいる。桶で汲み出した水をタイルに叩きつけてタイルの清掃にも余念がない。どうやら人の歩いた後を水でお流しになられているようなのである。鈴木さんが あの人はヘンな人で水風呂の栓まで抜いて水を入れ替えるのですよ とうんざりした顔でアタクシにささやく。 この鈴木さんは鈴木さんでこの場所に陣取ると、洗い桶に脱いだパンツを浸し、出しっぱなしにした水道水で冷やしている。いや、洗い流しているというのか。鈴木さんがこの場所に陣取ると他の誰もはここへは入れない。じゃかじゃか水道は鈴木さんのパンツを洗っている。わが町には名にしおう 豊川稲荷 がある。坊主も多い。坊さんも現れるのである。一人の坊さんは水風呂に入ると必ず両手で水風呂の水を掬い頭へ掛けるのである。何回も何回も。見ようによっては坊さんここであたかも修行に入れりの状況でもあるのである。 岡本さんが入ると万事休すである。長い。結構なお歳を召されているのに5分は浸かっている。待つ時間の5分は結構長いものだ。もっともお歳を召された岡本さん感覚がなくなっているということも充分考えられる。お風呂ではないのだ、あんなとこ長く浸かっている場所ではない。いいのか岡本さん。ところで今日の坊さんの仕打ちはひどかった。アタクシは待っていたのだ坊さんが出るのを。相変わらず両手で掬った水を頭へと掛けている。ようよう終わったなと思った瞬間、坊さんちーーんと手洟をかんだのである。おいおい、風呂の中で手洟をかむな。坊さんの手洟である。穢くはないであろう、穢くはないかもしれないがその後アタクシは入る勇気をとうとう失っていた。 そのアタクシはこれは絶対に内緒であるが、シャワーを浴びながらついつい小用もついでにたしてしまうのである。これが結構快感なのである。口が裂けてもこのことは言いますまいと硬く誓っていたのだが。よくはない。わが家ではやらない。絶対やらないここだから許される。いや、許されることはない。かくして人の七癖というものはこんなとこにも存在することの確認をしたのだった。 雨の午後である。ディックミネの歌の文句である。昼寝を極め込んだのだ。2時間という枠を組み。明日の日曜は25日に行われる事業の下見で県民の森である。どうやら入ったばかりの梅雨の晴れ間があるようだ。しんと静かな、朝からの雨の終焉を迎えた夜である。 |
6月10日(金曜日)
麦秋を横目に畠水を引き ドアを開けたとたんまだ臭うのである。ゆんべアタクシの帰宅は午前2時半になっていた。いらしたのは11時過ぎ。はまざき社長さんご夫妻と事業の関連者お二人の四人。席に座るなり四人がよったりともタバコを吸い始めたのである。それも何のストレスがおありか、ひっきりなしである。どなたか喫い終わってもどなたかがお喫いになられている。実に三時間と言うものアタクシは燻り出しに遭っていたのだ。アタシャタヌキか。はてまたスズメバチか。もうもうたるタバコの煙が充満していたままの店内であった。一日たってもまだ臭い。昨日アタクシはハマザキ社長会社宅に集金の鞄を忘れて来てしまったようだ。はまざき社長が言うまで気がつかなかった。そのはまざき社長はゆんべアタクシの店に鞄とアルマーニの上着をお忘れになられた。閉めてから電話があり奥様が取りにもどられるまで待っていたのだ。鞄は忘れるために存在する。 奥様がアタクシの頭髪について考察されはじめたゆんべである。前はね、チョンマゲの店にいくぞ とうちのひとがが言っていたけどこのごろ言わなくなったのよ。剃ってから足が遠のいたでしょ。はい。とアタクシ。確かに奥様はいらしてない。その間はまざき社長は愛人のさつきさんとお通いなられておりました。とは口が裂けても言えまい。愛人のさつきさんとの交流はつぶさにここに書いてきた。しかしある日奥様にアタクシの名刺を差し上げたのだ。このサイトのアドレスが記してあるのをうっかりして。その夜のうちに過去歴を洗い出し、アタクシはすべて痕跡を消すのに汗したのである。しかしどうやら奥様はオークションにどっぷり。こんなサイトなど見ることもない。であろう。見ていれば何かおっしゃるはずである。 ゆんべのお連れのお一人、デカイ、184cmと言っておられた。並みの背丈ではない。営業一筋で口を開けば言葉尻をとらえてダジャレを飛ばしている。体は重そうだが軽い男である。見て見て、となにやらケイタイを探っていたが見て見てといって見せたものはご自分の高校生のときの写真であった。気持ち悪くないか。36歳にもなって高校生のときの自分の写真をケイタイに取り込んで見せ歩いているのだ。むろん独身である。女もいないといっておられた。アタクシも見せられました。なるほどきりりとなかなか好男子であった。しかしどこかヘンである。きんのうに引き続きやらねばならない日常の瑣末の始末。イシグロ印刷へ孑孑製作の支払い。岩瀬教室田園作品展の鑑賞。 健康ハイランドはお二階筋トレ。汗をこねたような臭いがまつわりつく。どなたか、とあの首にタオルを巻きつけたおっさんか。移動する先々で臭うのである。まいっなあ、あの雑巾か。移動するはあ? 臭いの元はアタクシ本人なのであった。 |
6月9日(木曜日)
打ち水にそっと小雀しのびより スーパーの駐車場である。山から下りていらなくなった水を車の横に撒いたとしてください。そのままアタクシは店内に買い物へと入った。買い物を済ませ戻った車にぴょんと跳ねた雀がいたのだ。どうみても小さい。子供の雀である。雀は駐車場には入ってこない。雀には用事がないから。なんで雀がと思った瞬時そこにある小さな水溜りに目が移った。いらなくなった水と言っても1リッターほど撒いたのだ。水溜りができている。そうか、これか。雀も喉が渇くのである。 石原都知事は 8時間睡眠では寝不足で能率が上がらず、次の日必ず12時間は眠る(『老いてこそ人生・幻冬舎』)らしい。老いてこそ睡眠時間は短縮されていくのではないか。そう聞いた。睡眠不足は確かに何もはかどらない。寝不足で睡眠の付け足しができる石原都知事はいい根性をしていらっしゃる。根っからの貧乏性が災いしてか眠りたくともアタクシなど、5時間眠ると目が覚めてしまうのである。そのあといくら眠るべえと努力を重ねても、うとうとはすれど睡眠までには至らない。その結果寝不足を抱えて一日が始まってしまうのである。8時間睡眠と言うのは成人したてのヒトの睡眠時間と思っていた。わらび持ち売りの相方にお聞きしたらあっさり 5時間 と断言された。相方はまだ40代半ばである。 8時間睡眠か、ゆとりもあるか。週3日出勤の石原都知事にあられては。 午後一気に溜まっていた瑣事をこなす。ライトシアンがない、エイデン社。白波がない、やまや酒店。ついでにヒガシマル1.8リットルの白だし。ココナッツミルクも。やまざき社長会社宅へ集金。今が離せないから後で持っていく、とはまざき社長。今月は2度いらしただけだ。いくらもない。それにしてもそんなに火急か。小切手切るだけではないか。夕方社長からケータイが入っていたけど 健康ハイランドアイレクスはプール。5時まで会員が一斉に引けた後のプールはコース一人になる。サウナどなたもいらっしゃらない。風呂もアタクシ独り占めである。こんなもの占めてなんなる。頭を剃って出てくる。 |
6月8日(水曜日)
夕闇の迫りて枇杷の満艦飾 天気がよろしいのである。そぞろ足は山へ向かへとそそるのである。1時半登り口。池川の樹林の下を散策。対生のイボタノキ(水?の木)が枝先に白い花を放出している。道を挟んで向かい側にデカイ建物が建設されている。かまわず進む。特に何もない。ハナイカダの実が膨らんでるのを確認しつつ尚も進む。 尚も進むと重機の唸る音が聞こえてくる。石屋だ。石屋が石を吊り上げている。浅見 とある石屋は知っている。20年ほど前のわが家の程度の悪い客であった。来るたんびにお客とトラブルがあった。いつか来なくなったがそれだけによく覚えている。三人ほど作業している坊主頭に会釈をかわしたが、浅見本人ではない。顔など覚えがないが見ればわかる。当時アタクシはパンチパーマだった。会釈を返した坊主頭が浅見本人だとしてももうわからないであろう。20年だ。清しい場所で清しくない客を思い起こしてしまった。コクランはまだか。池に蓮が満開である。こんな岸辺にもササユリが蕾が花をつけている。今日は登山者が通らなかったようだ。歩く先々で顔にくもの巣がかかる。小枝を手に振りはらいつつ進む。川口浩探検隊である。ウグイスのほか人語なし。夏模様の葉っぱを確認、丸木の橋を越えて林道に出る。ここですでに2時半なっている。見上げたテイカカズラに黒いアゲハがゆったりと蜜を吸っているので撮ってみんとカメラを向けるがこのミラーレンズはお馬鹿きわまりない。瞬時にはピンと合わせが困難になるような構造となっている。もたもたしているうちアゲハは掻き消えている。このまま登ると3時を大幅に超過する。登りをやめて池に行ってみる。 池の前のひっそりした建物は何であるかそうっと探ると 煙火 の字が見える。はあ、花火屋か。対岸で見る蓮の花もいいではないか。足もとに対に付いた蝶形花が群れている。なんだかわからない。←ミヤコグサと同定。こんな雑草あったかいね。ミヤコグサを撮り終えゆっくり戻る。浅見石屋はもうおらず。その足で明日のワラビ持ちの仕入れを済ませ、健康ランドへ。出てくると ケータイがなってたよと山田嬢。ぺんてかの樋口えみちゃんであった。デコメールってなんだ。 |
6月7日(火曜日)
陽を浴びて抜け殻そっと蛇は捨て 佳音さん、今日アタクシも見つけました。抜け殻。40センチくらいですがこれが見事な太さ。あは、むろん、持って帰りました。以下に記す山道でです。 1時半、吉祥山に入れり。目的はひとまずイチヤクソウ。下にあってくれればよいもの頂上に近い現場である。まずは先を急ぐしかない。途中テイカカズラがアーチを組んで咲いている。ひとまず写真。ササユリが盛ん、5株ほど数えるうちどうでもよくなる。あちこちに点在するササユリ。毎年のことで見慣れているとはいえ林下にひっそり咲くササユリの姿は控えめで清しい。去年はこれを片端から切ったか株ごとか両手に抱えて下りてきた男たちと出会い睨みつけるしかなかったと岡田さんのお友達の証言。 イチヤクソウの現場に。予想ぴたりで見事に花開いている。またたくまに36カット撮影。こんなものに36カットも、と下りながらひとしきりさめざめするのであるが、仕方がない。気にかかった山野草である。捜すとかなりの数の株が見える。毎年咲いていたのであろう。本日はここまで。下りながら点在するササユリの一つ一つをミラーレンズで撮影。リングボケができているであろうか。4時下山。明るい山道でふわりと草にかかっていた蛇の抜け殻を見つけ拾ったのであった。脱いだ直後であったろうか、まだ湿り気がある抜け殻であった。 明日もルートを変えて吉祥山。の予定。雨も降らない予定。雨でもいいか。ハマザキ社長さんへの集金もあるのだが後日。 トップページにトラブルが生じる。技術的な問題と言って来ている。わかっている。ひとまず荒療治で回避。 |
6月6日(月曜日)
万と咲く植え込みよりも初夏の空 春の蝶ならぬ夏の蝶 アサギマダラ(関西ではバカチョウと言うまんねんと萩原健次郎さんはのかつてあった掲示板に書いていた)の初見記録は6月22日本宮山に於いてである。 午後、食品衛生の講習会。つまり保健所の指導がある強制的な集合である。やってきた職員がこれがまた早口で発声が輪を掛けて最悪である。なにを言ってるのかさっぱりわからない。スライドを映してマイク手に、席の間を出歩き早口でまくし立てやたら答えの強要もするのである。なんだ、リサイタルのつもりか。ご本人は斬新な講習会と胸を張っての演出であっただろうが、どうにもこうにも人前でしゃべれる器ではなかったな。わからない言語を拾おうと努力を試みる労力ほどくたびれるものはない。きんのうの名古屋もくたびれたが追い討ちである。そのうえお土産←これは飲食店組合からの、が4リッターの液体チャーミーである。これがまた重いのなんのって。自転車参加の店主はよろけるぞ。筋向いの山小屋のママが立っていたので運びましょうと声をかけたらご亭主が迎えにきなさると。客がふざけて引いた椅子から落ちて、それ以来歩行が困難になったお気の毒なママである。落ちて痛めてから20年になるのではなかろうか。 健康ランドアイレクスはお二階筋トレと下のプールのフルコースである。くたびれてもその肉体に鞭打っておかないとやわになる。筋トレも11日間行かなかっただけでトレーニングをしたら筋肉痛がきたのであった。たった11日だ。山歩きもやっておかないとやわになる。新しい男性社員から足が逞くかっこいいですと帰りがけに声を掛けられる。そうですか。永年の山歩きの成果でせう。 明日は吉祥山。 プールで石井さんとご一緒になる。どうにもこのお綺麗な石井奥様はアタクシにはまぶしい。まぶしすぎて眼のやり場に困惑。3分までの会話が限度である。そういえば 夜は突然の岡田さんと盛山さん。出来上がった孑孑を取りに。グリコヘモクロビンが高いと盛山さんはお飲みにならない。それでもと勧めれば飲むのである。山の話を岡田さんとしばし始めたら横でこれみよがしの大あくびの連発。興味のない話を拒否するのである。どうにも厄介なおばちゃまは我が孑孑にも健在なのである。いい作品書くのにねえ。ものと人とは裏腹。面倒ついでにビールもあえて勧めなかった。お客はどうした。 |
6月5日(日曜日)
100バタを無事にこなした初夏の水 という(←いえ、アタクシが知らなかっただけであろう、アタクシみたいな方のための補足)ニュージーランドの17歳の歌手の声に魅せられアマゾンから2枚のCDを衝動買い。声もさることながら見事なその上半身にも魅せられたというわけならまっこと正直。お歳は知らなかったがCDが届けられて改めて驚く。ふーーん、白い巨塔の主題歌ね。知りません。アマゾンも処理が早い。先ほど注文したと思ったらもう届く、←ウソウソ、それくらい対応が素早いと言うことである。ただ、このヘイリーさん、歌声はここちよいのであるがおしゃべりがおびただしく姦しい。想像を絶する早口である。そうか17歳か。日本の女子高生のしゃべり方でもあるか。17歳と知りしばし納得。 7時起きである。レインボープールまで電車で2時間。豊橋まで名鉄、豊橋から女性の乗務員に乗務の仕方を訊ねつつJRに乗り換える。飛んでいく車窓からの景色に尼崎の転覆事故を連想する。わあ!一番前である。しばらく車内も物色。物色とは言わないか。前にたたずんだお若い女性の足もとを見てあんぐり。靴の底が20センチはあろうか。それなりに踵も高くなっている。耳から胸からじゃらじゃらものがぶら下がっている。ひらひらのお洋服である。アタクシ居場所を間違えたか。花魁だ。あの靴で一人で歩けるか。 10時現着。待機すること2時間出走である。馬か。結果は4着。久々の着外にしばし泪する。いえ全身水だらけである。この大会はさすがに名古屋の大会である。いただける商品が参加賞含めてやたらとでかく重く嵩張る。毎回持って変えるのに往生するのである。予想して大きなリュックを背負って行ったのだが入れるものは無くハズれる。しかし大会慣れという学習効果を拾う。レインボープールも5年ほど来ているのではなかろうか。冷たい水と空気にようよう慣れたようである。自分の位置を確認しつつきちんと完泳できた100バタであった。帰宅しミュージアムへ、最終日作品の搬出。店は閑であるにもかかわらず日中のこと忙しさ。少しも休めないのである。 昶さん。こんな戯言日記のアップありがとうございます。 |
6月4日(土曜日)
草刈りのガードレールにコカコーラ 謎の金属片は、やはり人を殺傷するためとした暴力的なものではなく、地球に、いえニッポン本土に侵略を試みんとしている宇宙人を阻止するため、白い装束姿で移動していた波を名乗る方たちが施しくれた労作ではないではなかろうか。その効力のいかほどについてワタシタチはあれこれ想像をめぐらすしかない。しかし現に本日今日まで、ワタシたち地球、いえニッポン本土は宇宙人の侵略を阻止しているでないか。それほどの効果のある金属片を行政はむやみやたらと片端から撤去してしまって良いのであろうか。知らないぞ。 健康ランドアイレクスはお二階↑筋トレに励んだ後下↓のプール。豪華二本立ては久方ぶり、何年振りであろうか。むろん明日の名古屋レインボープールトレーニングのつもりである。コースには先客のおばちゃまお一人が、カッパの断末魔のごとく背泳ぎでプカプカしている。おばちゃましっかりおじゃまであるが仕方がない。高校を定年退職されたこのおばちゃまはアタクシに水しぶきを浴びせられても頑なにプカプカを止めない。絶対止めない。狭い世間に我一人唯我独尊さすが元教員である。模範のような元教←退職した教員で結成されている教団。冗談です。ごめんなさい。である。プカプカとひとしきりアタクシの邪魔を決め込むのである。いたしかたない。明日出場を噂されている人たちのお顔が見えない。明日のため、今日は筋肉をほぐされ大福でも口にしのんびりされてらっしゃるのであろうか。本来の姿である、アタクシも含めお歳を召されていなさる。休養はパワーの源だ。大丈夫かアタクシは。こうして貴重なる前日に、エネルギーをあらかた放出してしまって。長水路レインボー大会は内緒であるが緊張する。一月前くらいから内緒であるが緊張しているのである。水深2M50は深くて足は立たない、冷たい、長い、おまけに知らない顔ばかりなのである。これではいつ行っても緊張せざるを得ないのである。 帰りに突然の雨に襲われる。自転車である。しばらく軒を借りてたが雨は烈しくなるばかりである。間を見計らい飛び出たのはいいがパンツまでぐっしょり濡れたのであった。ヘアースタイルは、こんなときこそいいですねえ、アタシャきっぱり坊主である。9時、お客を待機する。 、 |
6月3日(金曜日)
コンビニの朝にビールを飲む奴等 しっかしこの頃の傘のやわいことには腹だ立つ前にあきれかえるのであった。買ったばかりの傘が風に煽られフェンスにちょこんと当たった。見るともう骨が折れている。ふぅわ!だけである。こんな傘作りなさんな。そうやってまた買い換えた傘だらけの倉庫にアタクシの車の中はなっている。298円と言うのが性懲りもない傘のお値段である。運がいいと5雨←雨の五日ほどという意味。くらい使える。むろん折れたままあれこれ使っている。むろん丈夫な傘があるということも知っている。それはそうと、小泉さんもそんなに参拝したかったら雨の日なんかの早朝に見つからないようにひとりでこっそり行けばいいではないのか。折れた傘でも差して、アタクシの父も合同 というのであるか←遺骨と言うが骨なんか入ってなかったと母は申していた。で祀られているかたちになっているはずだが、父がここにいると、中学生のとき一度連れて行かれた覚えがあるだけの靖国である。 ゆんべは坊主で目つきの鋭い男が いいですか とドアを開けたのであった。また、ヤクザさんかいねやれやれと思っていたら、続いてまた坊主、わぁ、ヤクザさんの団体かいねと思わず身構える。そのあとに馬場ちゃん。そうであったか。馬場ちゃんご一行。この頃のセンセイも結構目つきが良くないのであった。中のお一人は教員に就きながら本職はほんものの坊さん。公務員の兼業はアルバイトも含めて禁止されているが、住職だけは例外らしい。この坊さん先生には2年ほど前フィボナッチ数という数列があることを教わった。マツボックリの傘の並び方である。マツボックリ大好き人間加えてアタマの悪いアタクシは懸命に学習も試みたが、数があまりにも深く挫折した。白波をアタクシもいただいた。ついでであるから白波を深くいただいた。朝ちよっとであるが体が重かった。ゆんべの馬場ちゃんは途中で舌がもつれていた。2時に散会、お宅は設楽、遠いのでお泊りになられたはずである。 健康ランドアイレクスは久々プール。入るコースに格闘技のセンセイがダッシュしている。ウナギ屋の松山さんが今日も体をくねらせて泳いでいる。←ホントにウナギっぽい泳ぎなのである。その間を練ってアタクシはあさってのトレーニング。5時に出る。5時にきっちり出たんじゃ意味がないではないかとフロントの百合子さん。いいのである。6月から2000円追加していつでも何時までものマスター会員に戻ったのであった。 |
6月2日(木曜日)
傘の内ほほ仄赤きゆすらうめ 先日のゆすらうめの写真のアップで上海で短期留学している加藤さんを泣かせてしまった。先般亡くなったご亭主の好きな樹木だったようだ。川上弘美のエッセイにゆすらうめにまつわる話がある。越した借家に実のなる木があり、それがゆすらうめと知り先に住んでいた人を想像する話である。しんみりします。 亜鳥絵(豊橋)へ写真展を見に走る。今日行かないと逸する。宮教室である。ここの何人かの方がアタクシの個展にも顔を出してくださる。お礼代わりに出向かねば。朝からの雨は降り続いている。亜鳥絵の会場にはどなたもいらっしゃらなかった。おおむね写真の作品展の会場などそうしたものである。これまでアタクシも数を廻った。人などいたためしがない。むろんタイミングであるが。 それとこのごろ申し上げてはなんであるが写真展はアタクシに感動を与えてくださらない。なあ。風景はもういいなあ。花のアップと水滴も大事だけれど冒険と工夫が足りないなあ。中田島凧揚げのスナップは失礼だがアタクシの模倣から出てない。ではないか。泣く子を撮ればいいというものでもなかろう。泣く子にもオーラが必要である。可愛くないのだ。いくらお母さんが泣く子を見て笑っているショットとて。祭りである。タダで撮らせていただける被写体はゴロゴロある。足と体力で捜しまくらねば。そのために日ごろの基礎体力の維持は欠かせないのである。 水溜りに映されたなんやらの風景の一枚が印象に残った。水溜りの被写体がクリアである。端的に直感を申し上げているだけである。教室のどなたかはこのサイトにいらしているかもしれない。失礼を省みて申し上げている。 この3日間健康ランドアイレクスは休館であった。明日から再開。 扉に6月が貼りつけれない。根本的な原因がたぶん生じている。むろんアタクシの不手際である。 |
6月1日(水曜日)
六月よ誕生月の懐かしき 省エネルックなど定着するものか、うるさい年寄り所帯の実社会に。以前もあったが自然に消滅したではないか。かつてのО150事件で貝割れ大根を食らいつく大臣のパフォーマンスと大同小異である。 1時45分に吉祥山の登山口に立つ。駐車場に3台の車。本日も目的は一薬草←たぶん。である。蕾が開いているか。またまた思いがけない場所でハナイカダを見つける。ヤブムラサキと相性がいいようで絡み合っている。ヤブムラサキは花開く。雄しべと雌しべが花冠から突き出ている。濃いピンク色は林床でことのほか鮮やかに浮きでている。しばらく撮影。うーーんバッグを探るが接写リングが入ってない。2倍のテレコンがあったので代用。←暗くなるのであるな。上へ急ぐ。一薬草とおぼしき蕾は頂上近くにいるのだ。 途中でササユリに出あう。わあ! 早いではないか。ササユリはまだ蕾ばかりが目立つ。さっそくミラーレンズの試し撮り。露出が固定8なのでさすがにファインダー内が暗い。バックにリングボケが出るか。なるたけ明るいバックにササユリを入れる。撮り終えて上へ。シライトソウは盛ん。シライトソウもミラーレンズで試し撮りを試みる。一薬草に出る。まだ蕾のままである。一本だけ枯れているが咲いたのか。あたりを捜すと3株4株と見つかる。実を言うと一薬草にはこれまで出会ったことがないのである。それだけにちょっと熱心にならざるを得なくなっているのだ。仕方なくひとまず蕾状態のままを撮影。オトギリソウらしき黄花へ進む。しかしこれはオトギリソウとはちゃうなあ。持参した標本用の容器に収める。ここで3時半だ山を下りる。このところ開店休業状態が続いている。よいのか、よくはない。 |