favorite tunes and albums*12


Elvis Costello : Punch the clock

エルビス・コステロはルックスも好き。彼のアルバム・ジャケットにはたいてい彼自身の写真が使われているので、それがまた素朴に嬉しい。

ピアノとか木琴(マリンバ?)とかの使い方がいつもむちゃくちゃ個性的で、メロディがウネウネと複雑で、でも、歌心が凄いから、サウンドやフレーズがどんなに凝っていても空中分解しないのだ。心意気といい、テクニックといい、これぞ玄人、カッコいいぞ、コステロさん!

あえて一枚選ぶなら、ぼくならこれかなあ。

愉快でおしゃれで繊細で、イタズラ心があって、スマートで皮肉で辛らつで、ロックでパンクで、そしてそして汲めども尽きぬ歌心、うーん、ちょっとヤリスギな変な曲もあるけど、一曲目の"Let them all talk"とか、いつ聞いても一発で吹っ飛べる楽しさだし、"Everyday I write a book"は文句なしの感涙もの。この曲を知らないひとは気の毒です。急いでチェックすべし。

はあ・・・。

いいアルバムです。パンチ・ザ・クロック。

コステロさん、あんたは凄い。(6.Aug.03)


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