鹿エンジン誕生秘話！

て程でもない。

いつものネタのレール上を歩いたというか…そんなもの。

2004年春

サーキットで助手席を外すこともない、羽も付けていくこともない
大人気ある青二才だった頃。。。

いよいよ私のロドスタも走行距離9万キロをオーバーし
エンジンO/Hついでにチューニングと目論んでいた。

ココ2年間エンジンの為に軍資金はしっかり貯蓄済み。
あとはタイミング。

3月の初サーキット走行

第一回ど～だ走行会では
雪に見舞われて現状のクルマの限界ってのがよくワカランかった。

よし。
夏の第二回ど～だ走行会を走ってから夏以降にエンジンO/Hをしよう

と決意。

5月のゴールデンウィーク

実家から帰る時、国道4号線を普通に走っていたところ

エンジンから突然激しい振動が！！

うおっ！！こりゃヤバイ！！

急いで側道に止める。
一気筒死んだ様な感じだった。

とりあえずボンネットを開けると…

ん？

刺さってるハズの

４番のプラグコードがヘッドから飛び出てる！！

なんでじゃ？

プラグコードを見るとプラグも付いてきてる。

とりあえずプラグをレンチでヘッドに組み付ける。

…

問題なくエンジンがかかってその後何もなく走り出した。。。

飛んで

6月

何かの用事で下仁田を目指して走っていた。

何か…エンジンが…気になる。

国道407号から国道254へ曲がる交差点。
一回、回してみんべ、とイイ感じに左折を終えて２、３速をレブまで回す。

前の信号が赤に変わったのでゆっくりと止まる。

そしたら横に白バイがつけてきた！

げ！一体ドコに居たんだ？

と思って停止したら…エンスト！

へ？何？
何でエンジン止まる？

とか思っていると
白バイの警察官が飛ばしてね、だの何だの言ってきた。

私にはすでにエンジンが気がかりで
右から左。

結局速度を測れていないのは分かる
急発進だかなんだかになった。

ああ、そうっすか。

そんなことはどーでもいい。

やはりエンジンの様子がおかしい。

アイドリングがどこか不安定だ。

とりあえず高速に乗っていつものペースより落とし走っていたところ

アクセル開度一定で走っていたのに
エンジン回転数が1000回転くらい落ち失速。

数秒で直ったが明らかに不穏な動きを見せるエンジン（汗）

ど～だに着弾し即しゃちょに相談。

診断の結果は…

4番のヘッド側プラグねじ山が半分吹っ飛んでなくなっていた。
ゆえにプラグが適正な位置まで入らずキッチリ燃えてなかったんですな。。。

そうです。
５月の時にヘッドのねじ山をすっ飛ばしてプラグが出てきてたんです。

原因は１月に自分で換えた
プラグ交換の時締め付けトルクが弱かったことでしょう。

しかしエンジンO/Hは予定していたとはいえ
悩みました、走行会走るまで何とかならんもんかと。

そしたら

しゃちょ『今日このままの状態で乗って帰すワケには行かない』
　　　　　『走行会には間に合わせてやるから置いてけ！』

ここまで言われちゃあ従わないワケには行くまい。
んでそのままO/Hのメニューをアレやこれや決めていく。

しゃちょ『おめー…ヘッド使えないかもしれねーんだぞ？』
　　　　　『そしたら中古手配して、そのカネも加算…』

私『大丈夫です！想定内ですから！！』

しゃちょ『…（＾＾；』

そして待つこと４週間。

走行会２週間前。

そうか…間に合わないか。

と半分諦めかけていた時、しゃちょより入電。

来週には出来るよと。

メカニックH氏に感謝！！

さぞかんばって頂いただろう。

んで１週間後取りに向かう。

まだ出来上がっていなくて待ってる間に

ドラゴンT先輩が３日でナラシを終えたエンジンはとても調子がいイイ
という話を聞き

じゃあ一定回転数で一気にナラシた方が調子が良いのでは？
ドラゴン先輩の前例だけを根拠に

一日ナラシを決意！
（走行会が迫っていたので後には引けない（＾＾；）

しかし私のロドスタはラジエーターホースの水漏れが止まらず
中々完成しなかった。

んで引き取ったのが土曜日夜８時。

しゃちょに日曜日で申し訳ないけどナラシを終えてからの
オイル交換を夕方お願いします、と伝えてそのままナラシの旅へ。

１,０００キロを一日で走る。

３０００回転縛り、５速３０００回転の私のロドスタは８０キロソコソコしか出ない。

某高速道路を１周出来たのは日曜の早朝。
何時くらいだったかな？４時くらいか。

高速を一旦降りて給油し
コンビニで３０分ほど仮眠して再びナラシへ。

夕方４時には２周目を終了。
およそ１周４７０キロを２周。

まだちょっと1,000キロには満たないので
某お山に行ってからど～だへ。

普段着姿のしゃちょにオイル交換してもらい
妙な金属粉もなく

無事ナラシを終えて鹿エンジンが誕生したのでありました。

おしまい。

TOPへ