ハードスケジュールで出発したけれど、帰りはゆっくりと、昨日1週間ぶりに犬舎へ帰った。
何から書いたらいいだろう。今も「夢」を見ているような気がする・・・
ある人には、「ダックスの歴史を刻んだな」って言われた。
それだけ凄い事を「キング&天美」の子、スタンダードダックス♀「ピリカ」がやってくれたのだ。
「ピリカ」生後まだたったの15ヶ月。
ショーはベビークラスで2回出ただけだった。
「アジアインターナショナルドックショー」で、な・なんと「リザーブクィーン」に輝いた。
どれほどか?と言うと、アジア最大のドックショーで、スタンダードダックス♀の頂点に登りつめ、チャンピオン犬を超し、ダックスフンドすべての種類(スムース・ロング・ワイヤーのスタンダード・ミニチュア・カニーンヘン)の中で1となり、最終総合審査、すべての大会出場犬種の1と競い、準優勝。
もっと、くだいて言うと、♀犬、約1500頭中の2位タイ、♀♂犬合わせ、約3000頭中の3位タイ。
「ダックスフンド」が総合の3本に選ばれた事は、過去十数年はないはずだ。と言われた。
ダックスフンドが「ピリカ」によって認められたんだ。
目の前で起こっている事が、理解できず、体がブルブルしていた。写真なんて余裕もなかった。
帰り道、落着いてきてから、いろいろ振り返った。天美と一緒にお産を乗り越え、とりあげた「ピリカ」。
「天美母さん」を超えてほしいと、期待し、選んだ「ピリカ」。毎日自由に過ごさせた。みんな平等で育てた。
太陽を浴び、風を追い、泥まみれになり、雨にも打たれ、雪を食べ、草を食べ、自然がどれほど「ピリカ」の成長に影響したのか改めて実感した。「ピリカ」の筋肉は、ショー直前に作ったものではなく、「ピリカ」自身のもの。ジャッジも、みんなも、しまった体をすごく褒めてくれた。「どうやって、しぼりあげたのか?」とも聞かれた。これこそ、ほんとうのダックスの姿じゃないかな。と思う。
ただ、自由気まますぎる「ピリカ」の集中力維持に、兄貴は汗だく、冷や汗ものだったらしいが(;^_^ アセアセ・・・
でも、最後までほんとうに「ピリカ」は頑張ってくれた。
大借金をし、「犬舎」維持管理に苦しく我慢の日々が、むくわれた、すばらしい結果を残せた。
「兄貴〜、ピリカ〜 バンザーイ!」
それから、リザーブキングのテリアのオーナーさんが、「とても綺麗な子だから、来年も頑張って。」と声をかけて頂けて、気持の良いステージ終了だった。戦場でも「綺麗な子」は「綺麗」だと認め合う気持ちは一番大切だよね。みんなとても輝いていた。ありがとうございました。
「ピリカ」は今日も、「小鳥」を追っかけ、虫さんをイジメ、いつもの野生児「ピリカ」です(-。−;)
「ピリカ」の「キング父さん」は負けた。が、10歳の年に見事な走りを見せられた事を嬉しく思うし、「キング」は15歳になっても走り続けるだろう。。。彼こそ、産まれもってのショードック、キングだから・・・
さあ私のこれからは、今までと変わらず、みんなの体調管理に、洗濯に、栗拾いに、運動時間割りに・・・何も変わらないけれど、頑張るかっ!
画像は、最初に勝ち抜いた「BOB」の時だけ撮れたもの(;´Д`
スカパーで、「ピリカ」の走りが見れると思う。ビデオ、ビデオ♪♪♪
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