どう表現してよいのかわからないけど・・・リーゼントの突然の死から日にちだけは過ぎ、あの日からポツンと開いた穴は今だそのまま。「レイア」が心配させているけれど、「仲間達」はみんな元気。でもあの日から変わってしまった犬舎。ボスの不在は、これほどまでに犬舎を変えるの?あの日から、喧嘩も事件も何も起こった訳じゃないのに。
ごめん、キング。キングが頼りない訳じゃないんだけど。
私達がリーゼントの死をまだ信じたくないだけ・・・
ただ・・・・そうだといいな。。。って出来事があって。
姿は見えないけど、リーは私達の周りにいた。兄貴が車に乗ると、リーの体温を足に感じていた。現場にもついて行っていた。そして・・・「ピリカ」の出産一週間前に兄貴は不思議な体験をした。「ピリカのお腹に入れるかもしれない。産まれ代われるかもしれない。」ってリーが伝えてきた。
「ピリカ」が出産した直後から、みんなリーの姿を見なくなった。感じなくなった。キングはいつも、リーのハウスを覗き、鼻をツンって押して、挨拶をするのが日課で、リーが死んでからも必ずしていた。キングもその日を境に、挨拶をピタリと止めた。きっとハウスに、リーは居なくなったからだと思う。
すべてが偶然だと思えばそうなんだけど・・・そんな事あるわけないって思う人もいるだろうけれど・・・
仔犬、6匹は確実だけど、怪しいと言われた7匹だった事。「薄い陰が見えるンだよね〜」って先生が言ったっけ。
ブラックタンの♂が1頭だけ産まれた事。1番に出てきた事。そしてなんとその子は、リーにそっくりな事。目つきがまるでリーなのだ。そして頭、顔が大きく一番巨体で、すでに「たまごっち」の中でボス風を吹かしている。
産まれ代わりじゃないかもしれない・・・そうだったらいいな。。。って思っているだけ。
だって、やっぱリーゼントはリーゼントだけだから。
ショータイプとか関係なく、この子を残す事に決めた。
名前・・・「リーゼント」の後となると・・・アイロンパーマの「アイパー」。
命名・・・「愛パー」
この子でいいよね?リーゼント。。。
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