「ろざん」のこと・・・知っている人も多いと思う。
ショー絶頂期に「ヘルニア」で倒れた。インターナショナルビューティーチャンピオンを完成させる直前に。
その時の兄貴の絶望感・様子は、言い表せないくらいだった。
それから「リハビリ」の日々。奇跡的な回復はしたものの、平行線のまま。
そして今年「ろざん」は8歳になった。
「必ず、ショー復帰をする!」信じてきたけれど・・・・
「ろざん」の状態はこのままだと思う。それは兄貴も痛感しているはず。
日常生活には問題なく歩け、調子の良い時は、自力で排便までできる様になったのだから、すばらしい回復だと思う。
もちろん「キング」も誇れる「ショードック」だが、家のスタンダードの中で「ろざん」が1番だと兄貴はいつも言っていた。だからインターチャンピオンも焦ってはいなかったのだ。必ず完成する子だと。
「ろざん、近場の小さなショーで引退させてあげようか〜?」昨日思い切って口にしてみた。
聞くまでかなりの勇気が言った。
兄貴は・・・「引退は、アジアインターの会場に決まっているだろ〜。来年一年かけて引退準備して、2010年で最後さっ!」
「そうだね・・・10歳になる年。ちょうどいいね。」と・・・別の部屋で涙を見られない様に答えた。辛かった・・・
「何言ってんだ!ろざんはまだまだこれからだっ!」って叱られた方が楽だったかも・・・
私は、2回しか走る姿を見た事はないけれど、今でも「ろざん」の走りは脳裏に浮かぶ。
私は此処に来て、いっぱいいっぱい「ろざん」に元気をもらい励まされてきた。
「引退」の目標がたった。。。。悲しく残念だけれど、ホッとした気持もある。
これからも元気で、追いかけっこして遊ぼうね〜、「ろざん」
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