にんぎょう劇のピチチ・プロデュース

ピチチ5
『おさびしもの』
06.10月12日(木)〜10月16日(月)
下北沢駅前劇場



出演:

植田裕一(蜜)
碓井清喜
オマンキー・ジェット・シティー(ゴキブリコンビナート)
野間口徹(親族代表)
三浦竜一
三土幸敏(くねくねし)
吉見匡雄 
横島裕(もざいく人間)
高橋美貴(あなざーわーくす)

作・演出:

福原充則


スタッフ:

舞台監督:中西隆雄、演出助手:永渕倫・迫田環、舞台美術:岩田暁、照明:河上賢一、音響:中村嘉宏(at Sound)、宣伝美術:岡屋出海、写真:斎藤ジン
制作:三村里奈(MRco.)製作:ピチチ5





第一話「Oh!よし子」

繰り返し繰り返し好きだと伝えて、繰り返し繰り返しふられる物語。「俺の"好き"と同じ位の、君の"嫌い"をぶつけてくれよ。さもなくば付き合え!」と強引にせまる牧村と愛すべき友人達の7分間。


一言:軽いものを書いてみようと思って書きました。構成は今までも繰り返し使った形ですね。今回もマンネリやるぞ!という宣言です。



第二話「隻腕くん」

「考えてみれば自分で自分を慰めるなんて、ずいぶん女々しい行為だぜ。これからは勃起したって慰めない。勃起は勃起のまま、月に向かって突き立てる!」
風俗通いを断つためにチン毛をむしって夕焼け空に投げ捨てる男達の22分間。


一言:観に来た好きな子に「下品だ」と言われてショックでした。恋が散りました。まぁ好きな子に「チン毛大好き」とか言われてもショックですが。



第三話「魚の生徒」

話したこともないクラスメイトの葬式、気の合わない転校生、恋人の死体を抱えて北極へ旅立つ教師。そんな15分間。


一言:これは稽古場で支持を得られなかったので、こういうのは他でやろうと思って、別ユニット「ニッポンの河川」につながっていきました。自分の中の女子回路があって、それで書いたのが、この作品とニッポンの河川の旗揚げ公演、親族代表に書いた「天文クラブ」とかです。



第四話「牛丼太郎高円寺支店」

「安い牛丼食って満足してたら、いつのまにかこんな年になってしまった!」
某牛丼屋チェーンを舞台に様々な牛丼人間達と牛の精霊が入り乱れる25分間。


一言:何度も書き直しました。最初は牛丼屋の話じゃなくて、ビル掃除の話でした。車オチは2回目ですが、もう一回やりますよ。だから早く忘れてください。



第五話「世界をもっと複雑に」

「本当の答えはいつだって単純で残酷だ!」、だから「世の中を複雑にして気を紛らわそう」という6分間。


一言:稽古が大変でした。シンプルな脚本なので、バカだと思われないように色々工夫して複雑にみせるという作業をしてて、脚本のテーマと同じことしてましたね。
自転車の仕掛けはゲネでは動かなかったので、初日は緊張しました。