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にんぎょう劇のピチチ・プロデュース

ピチチ5
『大クラシック』
03.10月24日(金)〜10月26日(日)
中野スタジオあくとれ

ピチチ5 福原充則より御挨拶
仮チラシでは「分相応にウップンをはらす人たちの物語が75分で起承転結」との文句を書きました。現時点(9/12)で分相応って部分は大丈夫。ウップンをはらすシーンもそこそこ出てくる。全部で75分くらいでしょう。起承転結は怪しくなりました!



出演:

植田裕一()    野間口徹親族代表
三浦竜一(暴動mini) 三土幸敏(悪運ダイヤ
吉見匡雄      山下純(こどもとあそぶ
永渕倫

作・演出:福原充則


スタッフ:

照明:河上賢一 音響:中村嘉宏(at Sound)
舞台美術:岩田暁 宣伝美術:岡屋出海
制作:三村里奈(MRco.)







第一話「青梅街道はもう秋なのさ」

レンタルビデオ屋の店員・上村が同じバイト仲間・吉村ちゃんに突然の告白。いかに自分の愛が本気で切実で、どれだけたくさん吉村ちゃんでオナニーしているか力説する。文字どおり力説する。


一言:タイトル違ったかも、もう覚えてないです。記念すべき第一回公演の一番目のネタ。絶対受けると思って自信満々でつかみのネタとして送りだしたはずですが、6分くらいのネタ中に30回くらいオナニーって単語が出て来るせいか、お客さんはドン引きだった。今、ビデオで見ても、なんで当時自信があったのかさっぱりわかりません。オナニーとか言うけど、別に下品な芝居じゃないですよ。


第二話「江古田のアムロ・レイ」

バイトリーダーで店長にも偉そうな態度で勤務している男・利雄の所へ、偶然地元の後輩・高梨が。利雄のフリーターぶりに失望する高梨。利雄は壮大な野望をもって東京にきたはずだった。その野望とは…。


一言:元々は大学生の頃、地方からすごい夢を持って上京してきてる同級生を見て書いた脚本です。「こどもとあそぶ」というユニット用にそれを書き直して上演、さらに書き直してピチチでやりました。僕は神奈川出身なので、上京物語みたいな気分もわかるし、でも実家まで新宿から1時間なので必要以上に東京に夢や幻想もなかったです。


第三話「西へ」

レンタルビデオ屋を経営する西の半生の物語。小説家になりたかった西がいかにしてレンタルビデオ屋の店長になるかを15分で。


一言:すごい短い時間で半生を描きたいと思って書きました。ラストで西が鳥になって「あの娘のマンコへ!」って言いながら女性器(通称マンコ)に飛んで行くんですが、稽古を見学に来た女の子に「マンコって台詞は引きます」って言われて、みんなで女性器(通称マンコ)の新しい呼び名を真剣に考えました。で、植田さんが「アンジェリーナはどうだ」って言い出して。誰にも伝わらないと思ったら、お客さんは結構「アンジェリーナ=女性器(通称マンコ)」って理解できたみたいですね。別に下品な芝居じゃないですよ。



第四話「ボンネット」

中古車センターの営業マンが、むかつく上司を一回づつ殴ろうと決意するまでの15分


一言:出演者の1人の野間口さんが書いた「鼓膜」という芝居があって。その脚本を読む前にあらすじだけ聞かされて想像してた話がこんな感じ。「鼓膜」は実際全然違う話だったので、じゃあ自分で書いてみようかなと思って書きました。野間口さんには一度も言ったことないけど、実は「鼓膜」の脳内リメイクです。数少ない満足している脚本の1つです。






第五話「100万回」

冒頭の上村がキャバクラに行ったら、偶然そこで働く吉村ちゃんに再会。そこからタイムマシンを駆使した、壮大な恋の話を8分間で。


一言:トーキング・ブルースみたいのをやりたくて書いてみました。8割方、上村役の三土さんが喋りまくる話で、勢いのみで書いた勢いのみのお話です。こういうのはもう二度と書けないと思います。